16 / 41
⑩「カルテ③ パティシエを目指していた仲良しの女の子と病死した女の子「大好菓子《おおずき・かこ》」の場合②」
しおりを挟む
⑩「カルテ③ パティシエを目指していた仲良しの女の子と病死した女の子「大好菓子《おおずき・かこ》」の場合②」
医師からは「亜鉛欠乏症の人は重症化するリスクが高い」旨の説明があり、隔離病棟に入院させられた。辛い高熱と咳が続き、死線を彷徨う毎日が続いた。
「酸素マスク」の下で「甘いものが食べたい」と言い続け、1週間後に亡くなりその後その病室に「居着いた」のだと菓子の口から語られた。
「そんな味覚障害を持った私に「美味しいお菓子」はもう作れないの。私の「夢」はもうこれで終わりなの。だから放っておいて!」
その日の話はそれ以上何も進まなかった。菓子は自ら「絶つ波阿」に入ると「霊蔵庫」に再び戻った。
「心亜ちゃん、この子は後回しにするか?」
どん兵衛が気を利かせて心亜に声をかけるが、心亜はふと思いついたことがあり「私ちょっと出かけて来るわ!」と言い残し、スマホを片手に家を出て行った。
翌日の朝、再び菓子を「霊蔵庫」から呼び出した心亜は、半ば強引に家の外に連れ出した。バスを乗り継ぎ、隣の町に来た。
午前9時半、降りたバス停の前に1件のケーキ店があった。店の看板には「パティスリーKAKO」と書かれている。
「えっ、どういうこと?」
と戸惑う菓子の手を引き、心亜は「準備中」の札のかかった店の中に入った。
店の入り口正面には可愛らしいケーキがいくつも並んでいる。カウンターの後ろにコックスーツを着て腕を組んでいる女の子と寄り添う菓子の写真が飾られている。
「おはようございまーす。昨日、寄らせてもらった御祓井心亜です。今日は、菓子さんの「霊」を連れてこさせてもらいました。」
と声をかけると、カウンター奥の厨房からパティシエ帽に白いコックスーツの女の子が出てきた。
「おはよう。見えないけど、菓子ちゃんも一緒にいるの?」
パティシエの女の子が心亜に尋ねると、心亜はすぐに答えた。
「はい、私の横にいますよ。」
どん兵衛に促されて心亜は「実体化」のお札を菓子の背中に貼った。パティシエの前で姿を現した菓子は涙が溢れた。そんな菓子にパティシエは優しく話しかけた。
「菓子、久しぶり。元気にしてた?って「幽霊」に「元気」って聞くのもおかしいか。菓子が亡くなったのは「コロコロ」の真っ最中だったからお葬式にも出席もできなくてごめんね…。
見てみてこのケーキたち。みんな菓子のデザインのケーキだよ。菓子のお母さんに許可をもらって店の名前も「KAKO」って勝手につけさせてもらっちゃったわよ。あなたの描いたデザインノートも私が預かってる。
二人で店を持つのが私達の夢だったんだからね。調理師専門学校卒業前に参加したケーキコンテストで菓子の描いてくれたデザインのケーキでチャレンジして「奨励賞」を獲って、もらった賞金で卒業後、この店の敷金払って、後は全額融資の借金だらけの店だけど、何とか「黒字」でやってるわよ。
菓子のデザインしたケーキやドーナツやデコレーションプリンは、地元「JK」や「奥様達」に大人気なんだからね!
最初は「ひとり」で大丈夫かなって思ってたんだけど、菓子と一緒に写った写真とデザインノートを味方に「ふたり」で頑張ってるんだからね!」
パティシエはその後、昨日、心亜が大阪の菓子専門の調理師学校に出向き、菓子と同級生で「菓子」の名を店の名前にしたものがいることを知り、店を訪れてきたことを説明した。「菓子ちゃん、いい除霊師さんと知り合えてよかったね。」と言うと旧友と菓子は抱き合って泣いた。
「ごめんね。勝手に不貞腐れて、勝手に死んじゃって…。」
と謝る菓子に優しい言葉をかけた。
「なにも謝ること無いよ。今日、こうして「私達の店」に来てくれて、話せただけで十分やで。なんなら、この店に「地縛」してくれてもいいんだからね。色鉛筆が持てるようならこれから新作のデザインでもしてもらおか?お菓子は「味」と「デザイン」の両方を供えた「芸術品」でないとな。ケラケラケラ。」
菓子は、心亜に丁寧に礼を伝えた。
「心亜ちゃんありがとう。こんなサプライズが待ってるなんて思えへんかったわ。味覚が無くてもケーキは作れるって教えられたわ。でも、今は、心亜ちゃんの「お札」のおかげで話せてるけど、この先はどうしようも無いんやろ?」
実体化のリミットの3分が近づき、徐々に菓子の姿が薄くなってきている。
すると、それまで黙っていたどん兵衛が、パティシエに言った。
「お姉ちゃん、ステンレスのボウルあるやろ。底が平らで無いやつがあったら一つ持って来てくれへんか?そんで、ちょっと照明を落としてもろてええかな?」
すっかり姿を消した菓子にボウルの凹面を向けて心亜に持たせた。そこにはうっすらと菓子の姿が映し出されている。
「菓子ちゃん、なんかしゃべってみ。」
とどん兵衛に促されて、菓子が話すと小さな声だがボウルの中から菓子の声が響いた。
「これは、昔、ヨーロッパで流行った「降霊術」の一つやねん。スリガラスを静電気で帯電させて小麦粉みたいな粉末を振りかけて姿を現す方法なんかもあるんやけど、まあ、ボウルを使うやり方の方が声も聴けてええやろ。
ふたりは「ソウルメイト」的な強い絆があるからこそできる手法やねんで。菓子ちゃんは天国からここに通って「ケーキ作り」を手伝ったったらええんとちゃうか?「幽霊」は給料いらんから「店」的にも助かるやろ。カラカラカラ。」
どん兵衛が笑うと菓子と旧友も「これからも一緒に頑張ろな!給料は払われへんけど。」、「うん、しがない「霊」やけど、これからもよろしくね。」と声を掛け合った。
「じゃあ、私はこれで帰るわな。菓子ちゃん、一応確認しておくけど「成仏」してくれたってことでええねやんな?」
心亜が尋ねると、
「うん、もちろん!またこっちに来る機会があったらここでケーキ買ったってな!心亜ちゃんのまごころ除霊で「地縛」が解けて、居場所が見つかってほんまに良かったわ。ありがとうな。」
と満面の笑みで心亜を見送った。
帰り道、どん兵衛が心亜に尋ねた。
「それにしても、今回はようここまで一人でたどり着いたな。何か確信的なものがあったんか?」
心亜は照れくさそうに
「うん、少し前に24歳の若い女の子のパティシエがやってる人気店があるっていうテレビを見たことを思い出したんよ。確か、店の名前が「KAKO」やったかなってな。まあ、結果オーライの偶然の産物やけどな。ケラケラケラ。」
と答えると、手に持った「おみやげ」のショートケーキを食べる自分の姿を想像して微笑んだ。
医師からは「亜鉛欠乏症の人は重症化するリスクが高い」旨の説明があり、隔離病棟に入院させられた。辛い高熱と咳が続き、死線を彷徨う毎日が続いた。
「酸素マスク」の下で「甘いものが食べたい」と言い続け、1週間後に亡くなりその後その病室に「居着いた」のだと菓子の口から語られた。
「そんな味覚障害を持った私に「美味しいお菓子」はもう作れないの。私の「夢」はもうこれで終わりなの。だから放っておいて!」
その日の話はそれ以上何も進まなかった。菓子は自ら「絶つ波阿」に入ると「霊蔵庫」に再び戻った。
「心亜ちゃん、この子は後回しにするか?」
どん兵衛が気を利かせて心亜に声をかけるが、心亜はふと思いついたことがあり「私ちょっと出かけて来るわ!」と言い残し、スマホを片手に家を出て行った。
翌日の朝、再び菓子を「霊蔵庫」から呼び出した心亜は、半ば強引に家の外に連れ出した。バスを乗り継ぎ、隣の町に来た。
午前9時半、降りたバス停の前に1件のケーキ店があった。店の看板には「パティスリーKAKO」と書かれている。
「えっ、どういうこと?」
と戸惑う菓子の手を引き、心亜は「準備中」の札のかかった店の中に入った。
店の入り口正面には可愛らしいケーキがいくつも並んでいる。カウンターの後ろにコックスーツを着て腕を組んでいる女の子と寄り添う菓子の写真が飾られている。
「おはようございまーす。昨日、寄らせてもらった御祓井心亜です。今日は、菓子さんの「霊」を連れてこさせてもらいました。」
と声をかけると、カウンター奥の厨房からパティシエ帽に白いコックスーツの女の子が出てきた。
「おはよう。見えないけど、菓子ちゃんも一緒にいるの?」
パティシエの女の子が心亜に尋ねると、心亜はすぐに答えた。
「はい、私の横にいますよ。」
どん兵衛に促されて心亜は「実体化」のお札を菓子の背中に貼った。パティシエの前で姿を現した菓子は涙が溢れた。そんな菓子にパティシエは優しく話しかけた。
「菓子、久しぶり。元気にしてた?って「幽霊」に「元気」って聞くのもおかしいか。菓子が亡くなったのは「コロコロ」の真っ最中だったからお葬式にも出席もできなくてごめんね…。
見てみてこのケーキたち。みんな菓子のデザインのケーキだよ。菓子のお母さんに許可をもらって店の名前も「KAKO」って勝手につけさせてもらっちゃったわよ。あなたの描いたデザインノートも私が預かってる。
二人で店を持つのが私達の夢だったんだからね。調理師専門学校卒業前に参加したケーキコンテストで菓子の描いてくれたデザインのケーキでチャレンジして「奨励賞」を獲って、もらった賞金で卒業後、この店の敷金払って、後は全額融資の借金だらけの店だけど、何とか「黒字」でやってるわよ。
菓子のデザインしたケーキやドーナツやデコレーションプリンは、地元「JK」や「奥様達」に大人気なんだからね!
最初は「ひとり」で大丈夫かなって思ってたんだけど、菓子と一緒に写った写真とデザインノートを味方に「ふたり」で頑張ってるんだからね!」
パティシエはその後、昨日、心亜が大阪の菓子専門の調理師学校に出向き、菓子と同級生で「菓子」の名を店の名前にしたものがいることを知り、店を訪れてきたことを説明した。「菓子ちゃん、いい除霊師さんと知り合えてよかったね。」と言うと旧友と菓子は抱き合って泣いた。
「ごめんね。勝手に不貞腐れて、勝手に死んじゃって…。」
と謝る菓子に優しい言葉をかけた。
「なにも謝ること無いよ。今日、こうして「私達の店」に来てくれて、話せただけで十分やで。なんなら、この店に「地縛」してくれてもいいんだからね。色鉛筆が持てるようならこれから新作のデザインでもしてもらおか?お菓子は「味」と「デザイン」の両方を供えた「芸術品」でないとな。ケラケラケラ。」
菓子は、心亜に丁寧に礼を伝えた。
「心亜ちゃんありがとう。こんなサプライズが待ってるなんて思えへんかったわ。味覚が無くてもケーキは作れるって教えられたわ。でも、今は、心亜ちゃんの「お札」のおかげで話せてるけど、この先はどうしようも無いんやろ?」
実体化のリミットの3分が近づき、徐々に菓子の姿が薄くなってきている。
すると、それまで黙っていたどん兵衛が、パティシエに言った。
「お姉ちゃん、ステンレスのボウルあるやろ。底が平らで無いやつがあったら一つ持って来てくれへんか?そんで、ちょっと照明を落としてもろてええかな?」
すっかり姿を消した菓子にボウルの凹面を向けて心亜に持たせた。そこにはうっすらと菓子の姿が映し出されている。
「菓子ちゃん、なんかしゃべってみ。」
とどん兵衛に促されて、菓子が話すと小さな声だがボウルの中から菓子の声が響いた。
「これは、昔、ヨーロッパで流行った「降霊術」の一つやねん。スリガラスを静電気で帯電させて小麦粉みたいな粉末を振りかけて姿を現す方法なんかもあるんやけど、まあ、ボウルを使うやり方の方が声も聴けてええやろ。
ふたりは「ソウルメイト」的な強い絆があるからこそできる手法やねんで。菓子ちゃんは天国からここに通って「ケーキ作り」を手伝ったったらええんとちゃうか?「幽霊」は給料いらんから「店」的にも助かるやろ。カラカラカラ。」
どん兵衛が笑うと菓子と旧友も「これからも一緒に頑張ろな!給料は払われへんけど。」、「うん、しがない「霊」やけど、これからもよろしくね。」と声を掛け合った。
「じゃあ、私はこれで帰るわな。菓子ちゃん、一応確認しておくけど「成仏」してくれたってことでええねやんな?」
心亜が尋ねると、
「うん、もちろん!またこっちに来る機会があったらここでケーキ買ったってな!心亜ちゃんのまごころ除霊で「地縛」が解けて、居場所が見つかってほんまに良かったわ。ありがとうな。」
と満面の笑みで心亜を見送った。
帰り道、どん兵衛が心亜に尋ねた。
「それにしても、今回はようここまで一人でたどり着いたな。何か確信的なものがあったんか?」
心亜は照れくさそうに
「うん、少し前に24歳の若い女の子のパティシエがやってる人気店があるっていうテレビを見たことを思い出したんよ。確か、店の名前が「KAKO」やったかなってな。まあ、結果オーライの偶然の産物やけどな。ケラケラケラ。」
と答えると、手に持った「おみやげ」のショートケーキを食べる自分の姿を想像して微笑んだ。
42
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説
ALS・筋萎縮性側索硬化症でもプロレスラーになれますか?新人レスラー安江の五倫五常
M‐赤井翼
恋愛
ALS側索硬化症という難病を患った安江・コーヘンというウクライナ2世の女の子が、ニコニコプロレスの憧れの女子レスラー「安稀世(やす・きよ)」に弟子入りを申し出るところから物語は始まります。
安江は、ニコニコ商店街の幼稚園児で筋ジストロフィーを患う「結衣(ゆい)」やかつて「余命半年」と宣告された「稀世」、日本赤軍に夫を殺された商店街会長の「直(なお)」、旦那がファイト中に「お玉様」を破裂させ、オカマになっても気丈に娘を育てつつ女子レスラーを続ける「まりあ」等、ニコニコ商店街の仲間に支えられながら、前向きに生きていく。
しかし、徐々に進む「病魔」の影に怯えつつの、プロレスラーとしての生活に悩む安江。
かなりヘビーな問題ですが、できるだけ明るくストーリーに織り込み、難病に悩む方の気持ち、それを支える周りの人の気持ちが少しでも伝われば幸いです。
「余命半年を宣告された嫁が…」の最終話を加筆修正しての掲載になります。
ゆるーくお読みいただければ幸いです。
『焼飯の金将社長射殺事件の黒幕を追え!~元女子プロレスラー新人記者「安稀世」のスクープ日誌VOL.4』
M‐赤井翼
現代文学
赤井です。
とりあえずクライアントさんからの希望でフライング告知です。
「元女子プロレスラー新人記者「安稀世《あす・きよ》」のスクープ日誌」シリーズも4作目!
『焼飯の金将社長射殺事件の黒幕を追え!』を公開させていただきます。
昨年末の「予告」から時間がかかった分、しっかりと書き込ませていただきました。
「ん?「焼飯の金将」?」って思われた方は12年前の12月の某上場企業の社長射殺事件を思い出してください!
実行犯は2022年に逮捕されたものの、黒幕はいまだ謎の事件をモチーフに、舞台を大阪と某県に置き換え稀世ちゃんたちが謎解きに挑みます!
門真、箱根、横浜そして中国の大連へ!
「新人記者「安稀世」シリーズ」初の海外ロケ(笑)です。100年の歴史の壁を越えての社長射殺事件の謎解きによろしかったらお付き合いください。
もちろん、いつものメンバーが総出演です!
直さん、なつ&陽菜、太田、副島、森に加えて今回の準主役は「林凜《りん・りん》」ちゃんという中国からの留学生も登場です。
「大人の事情」で現実事件との「登場人物対象表」は出せませんので、想像力を働かせてお読みいただければ幸いです。
今作は「48チャプター」、「380ぺージ」を超える長編になりますので、ゆるーくお付き合いください!
公開後は一応、いつも通り毎朝6時の毎日更新の予定です!
それでは、月またぎになりますが、稀世ちゃんたちと一緒に謎解きの取材ツアーにご一緒ください!
よ~ろ~ひ~こ~!
(⋈◍>◡<◍)。✧💖
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
『ながらスマホで56歳のおっさん霊を憑依させざるを得なくなった23歳の女劇団員「音玄万沙《ねくろ・まんさ》」の物語』
M‐赤井翼
現代文学
赤井です。
突然ですが、いきなり書き下ろしの新連載です。
7月13日に「赤井先生、「JK心亜ちゃん」の興行が好評だったんで、既に発注してる「OL心亜ちゃん」の前にもう一本「霊もの」書いてほしいねんけど!別の脚本家の「本」がボツ喰らっちゃったみたいで監督さんから急に8月興行ネタを頼まれてしもたんよ。今回も製本配布するんで公開スタートは19日、稿了は8月9日で200ページね!連載はお盆前後で完結でよろひこー!」ってな感じで、突如、制作スタート!
毎度のことながらゴーストライターに「拒否権」はナッシング(笑)。
今作は、納品先の新エースの「OL心亜ちゃん」役の女の子に合わせての設定で23歳の新人脚本家の「音玄万沙《ねくろ・まんさ》」ちゃん!
変な名前でしょ?「ネクロマンサー」っていうのは「死者や霊をを用いた術(ネクロマンシー)を使う人」で「屍術師」なんて言われ方もしますね。
赤井の大好きな名作アニメ「ゾンビランドサガ」1stシーズンの主題歌「徒花ネクロマンシー」の「ネクロマンシー」ですね。
まあ、万沙ちゃんはゾンビを蘇らせて「佐賀を救う」わけでもないし、降霊術を使って「世直し」するようなキャラじゃない(笑)。
そんな仰々しい物じゃなく、普通の23歳の女の子です。
自らのながらスマホの自転車事故で死ぬ予定だったんだけど、ひょんなことで巻き込まれた無関係の56歳のおっちゃんが代わりに死んじゃいます。その場で万沙ちゃんは「死神」から「現世」での「懲役務」として、死んだおっちゃんと1年半の「肉体一時使用貸借契約」することになっちゃうんですねー!
元「よろずコンサルタント」の「副島大《そえじま・ひろし》」の霊を憑依させての生活が始まります。
まあ、クライアントさんの納品先が「社会派」の監督さんなんで、「ながらスマホ」、「ホストにはまる女子高生」、「ブラック企業の新卒」、「連帯保証人債務」、「賃貸住宅物件の原状回復」、「いろんな金融業者」等々、社会問題について書けるとこまで書いてみたいと思いますので「ゆるーく」お付き合いください。
今回も書き上げ前の連載になりますので「目次」無しでスタートです(笑)。
では、7月19日からよろひこー!(⋈◍>◡<◍)。✧💓
『稀世&三朗サンタ’sからのクリスマスプレゼント!~ラブラブトラブル2泊3日X’mas旅行編~』
M‐赤井翼
現代文学
赤井です。
今年も1年応援ありがとうございました。
R6年は「11本」の長編小説をアルファさんで公開させていただきましたが、どれも「クライアント」さんが満足していただける「良い結果」を残すことができました。
そこで今回は「読者さんへのお礼」として「稀世ちゃん&サブちゃんのアナザーストーリー②」をちょろっとだけ書かせていただこうかと思っていたところ、ありがたい話で「スポンサー」がつきました(笑)。
そこで、時期的に「ギリギリ」ですが、「稀世ちゃん&サブちゃんのクリスマスストーリー」を書かせていただきます!
書き終わりの頃には「クリスマス」遠の昔に終わり、年を越えてるかもしれませんが
『書きます(^^ゞ』!
「新人記者「安稀世」シリーズVOL.3.9」と言うところです。
「ぐだぐだ」で予告していた来年執筆の「NEW稀世ちゃん④」への「プロローグ」として「ゆるーく」お読みいただけると嬉しいです。
では、「甘く」、「緩く」そしてときどき「ハード」な「稀世ちゃん&サブちゃんのクリスマスの3日間」をお送りさせていただきますねー!
よーろーひーこー!
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
追伸
この文章を書いている時点で、「校正済み原稿「ゼロ」!」の状態です。
定期更新でなく、「出たとこばったり(笑)」になるかもしれませんがそこは許してちょんまげです!
(。-人-。) ゴメンネ
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/horror.png?id=d742d2f035dd0b8efefe)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる