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⑧「カルテ② 飼い犬の散歩中に交通事故に遭った中学生の女の子「犬養中《いぬかい・あたる》の場合③」
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⑧「カルテ② 飼い犬の散歩中に交通事故に遭った中学生の女の子「犬養中《いぬかい・あたる》の場合③」
「心亜ちゃん、この犬、「クロ」とちゃう…。この動画、神社に「龍」の絵と「令和6年」の文字がある。クロの子供の時の写真やと思って喜んだけど、動画を見て「別の犬」ってわかった…。今、クロが生きてたらこんなに小さいはずあれへんもん…。」
蚊の泣くような声で囁く「中」に、切れた息で心亜は言った。
「今日、この子犬を連れて来てくれるから、一度でいいから会ってみたって…。話はそれからや…。」
納得のいかない顔で部屋を出ていく「中」と入れ替わりでどん兵衛が入ってきた。
「心亜ちゃん、昨晩はご苦労さんやったな。御祓井家に伝わる「解熱剤」使うか?今の状態やったら、「NEWクロちゃん」連れて来てもろても会われへんやろ。」
と言うどん兵衛に心亜は頼んだ。
「お願いするわ…。今のままやと私が先にあの世に行ってしまいそうや…。」
どん兵衛はにやりと笑うと言った。
「じゃあ心亜ちゃん、お尻だしてもらおか。「ぷすり」と入れたら30分程で熱は下がるからな。」
「えっ?飲み薬とちゃうの?きゃー、おしり出すのは恥ずかしいし、「ぷすり」はもっと恥ずかしいよー!」
と布団を頭からかぶったがどん兵衛は許さなかった。
午後1時、御祓井家の前にワゴン車が止まった。母親と思われる女性と小さな女の子が小さな黒犬を抱っこして降りてきた。すっかり熱の下がった心亜が2人と子犬を迎えた。
リビングに2人と1匹を通すと、「中」を呼びに行った。渋々リビングに入ってきた「中」に2人は反応を示さないが明らかに子犬は反応している。
「心亜ちゃん、実体化の「お札」を「中」ちゃんに貼るんや。」
どん兵衛の掛け声で心亜は「お札」を取り出すと、「中」の背中に貼った。突如現れた「中」に2人は驚いたが子犬は女の子の腕の中から飛び出すと「中」の胸の中に飛び込み、「中」の顔を舐めまわした。
「えっ、ほんまにクロなん?クロとおんなじ匂いがする。」
と「中」の眼から涙が溢れた。
小さな女の子の母親が口を開いた。
「驚きましたけど、こんな事があるんですね。2年前にあの公園で女子中学生死亡の交通事故があった後、毎日のように足を引きずったこの犬の母犬が来てたんですよ。そりゃ、雨の日も、風の日も…。
私、NPOの犬の保護活動をしているもんですから、「クロ」ちゃんの飼い主の女の子が亡くなったことを知り、ご家族にお話をしに行ったところ「NPO」での保護を求められました。「クロ」ちゃん、妊娠してたんでね…。
うちで引き取って、今の「クロ」ちゃんを生んで1年ほどで亡くなっちゃったんですけど、母クロちゃんにしっかりと仲良しだった「犬養中さん」の匂いが染み込んでたんでしょうね。だから、今の「クロ」ちゃんは「犬養さん」に自分の母親の匂いを感じてるんだと思いますよ。」
心亜が昨日、交差点で犬を見つめ続ける地縛霊に「中」と「クロ」の話を聞くと、しっかりと記憶があり保護犬「NPO」に引き取られたことを教えてくれた。それから心亜が「地縛霊」と一緒に雨の中、保護犬活動をしているNPOに電話をかけ続け、事故日、「クロ」の姿等を伝える中、「NPO」で連絡を取り合ってくれて、「クロ」の引き取り先とその子供の飼い主にたどり着いたと「中」に語られた。
「クロは苦しむことなくあの世に行けたんですか?」
「中」が女性に尋ねると黙って頷いた。その直後どん兵衛が
「サプラーイズ!「あの世」から「クロ」ちゃん連れて来たったで。「中」ちゃん、「クロ」ちゃんと一緒に天国に行きや!」
と話すと同時に、心亜が長い数珠を「中」にかけた。「クロ」は「小クロ」としばらく戯れた。お札の効果が切れる直前、「霊界」から来た「クロ」は「中」に抱かれた状態で「小クロ」に別れを告げているようだった。
「中」は「小クロ」の飼い主の小さな女の子と母親に丁寧に頭を下げた。
「これからも「小クロ」を可愛がってあげてください。くれぐれも「交通事故」だけは気をつけてくださいね。「クロ」の面倒を見て下さり本当にありがとうございました。」
そして「中」は、心亜の手を取り
「心亜ちゃん、本当にありがとう。これで思い残すことなく、「この世」を離れることができます。「あの世」に行ったら、「門真にすごく「優しく」て「頑張り屋さん」で「霊の味方」をしてくれる除霊師さんがおるよ。」って宣伝しておくわな。
ほんま、可愛くてやさしい最高の「除霊師」さんに出会えてよかったわ。心亜ちゃん、この世には「報われない霊」がたくさん残ってる。これからも「無理しすぎない範囲」で頑張ってな!心亜ちゃん、ほんまにありがとう!どん兵衛もありがとうね!じゃあみんな元気でね…。」
と言葉を残し「クロ」の「霊」といっしょに「昇天」していくのを皆で見送った。心亜は心の中で「「中」ちゃん、「クロ」ちゃん、良かったな。「あの世」でも仲良くしてな!」と呟いた。
小クロの飼い主親子が帰った後どん兵衛は心亜に言った。
「まあ、今回も終わりよければすべて良しとしておこか。でもな心亜ちゃん、勝手に他所の「地縛霊」や「浮遊霊」に話しかけるのはこの先はNGやで!昨日の「地縛霊」は「犬好き」ってことで協力してくれたけど、世の中「いい霊」ばかりとちゃうからな!いつか心亜ちゃんのやさしさが「仇」となる時が来るで。これからは、「暴走」せんとってや!」
「ハッピーエンド」だったと思っていた心亜に、思いもよらず厳しく言うどん兵衛の言葉の「怖さ」を理解する機会が「すぐに来る」とは、その時の心亜は心にも思っていなかった。
「心亜ちゃん、この犬、「クロ」とちゃう…。この動画、神社に「龍」の絵と「令和6年」の文字がある。クロの子供の時の写真やと思って喜んだけど、動画を見て「別の犬」ってわかった…。今、クロが生きてたらこんなに小さいはずあれへんもん…。」
蚊の泣くような声で囁く「中」に、切れた息で心亜は言った。
「今日、この子犬を連れて来てくれるから、一度でいいから会ってみたって…。話はそれからや…。」
納得のいかない顔で部屋を出ていく「中」と入れ替わりでどん兵衛が入ってきた。
「心亜ちゃん、昨晩はご苦労さんやったな。御祓井家に伝わる「解熱剤」使うか?今の状態やったら、「NEWクロちゃん」連れて来てもろても会われへんやろ。」
と言うどん兵衛に心亜は頼んだ。
「お願いするわ…。今のままやと私が先にあの世に行ってしまいそうや…。」
どん兵衛はにやりと笑うと言った。
「じゃあ心亜ちゃん、お尻だしてもらおか。「ぷすり」と入れたら30分程で熱は下がるからな。」
「えっ?飲み薬とちゃうの?きゃー、おしり出すのは恥ずかしいし、「ぷすり」はもっと恥ずかしいよー!」
と布団を頭からかぶったがどん兵衛は許さなかった。
午後1時、御祓井家の前にワゴン車が止まった。母親と思われる女性と小さな女の子が小さな黒犬を抱っこして降りてきた。すっかり熱の下がった心亜が2人と子犬を迎えた。
リビングに2人と1匹を通すと、「中」を呼びに行った。渋々リビングに入ってきた「中」に2人は反応を示さないが明らかに子犬は反応している。
「心亜ちゃん、実体化の「お札」を「中」ちゃんに貼るんや。」
どん兵衛の掛け声で心亜は「お札」を取り出すと、「中」の背中に貼った。突如現れた「中」に2人は驚いたが子犬は女の子の腕の中から飛び出すと「中」の胸の中に飛び込み、「中」の顔を舐めまわした。
「えっ、ほんまにクロなん?クロとおんなじ匂いがする。」
と「中」の眼から涙が溢れた。
小さな女の子の母親が口を開いた。
「驚きましたけど、こんな事があるんですね。2年前にあの公園で女子中学生死亡の交通事故があった後、毎日のように足を引きずったこの犬の母犬が来てたんですよ。そりゃ、雨の日も、風の日も…。
私、NPOの犬の保護活動をしているもんですから、「クロ」ちゃんの飼い主の女の子が亡くなったことを知り、ご家族にお話をしに行ったところ「NPO」での保護を求められました。「クロ」ちゃん、妊娠してたんでね…。
うちで引き取って、今の「クロ」ちゃんを生んで1年ほどで亡くなっちゃったんですけど、母クロちゃんにしっかりと仲良しだった「犬養中さん」の匂いが染み込んでたんでしょうね。だから、今の「クロ」ちゃんは「犬養さん」に自分の母親の匂いを感じてるんだと思いますよ。」
心亜が昨日、交差点で犬を見つめ続ける地縛霊に「中」と「クロ」の話を聞くと、しっかりと記憶があり保護犬「NPO」に引き取られたことを教えてくれた。それから心亜が「地縛霊」と一緒に雨の中、保護犬活動をしているNPOに電話をかけ続け、事故日、「クロ」の姿等を伝える中、「NPO」で連絡を取り合ってくれて、「クロ」の引き取り先とその子供の飼い主にたどり着いたと「中」に語られた。
「クロは苦しむことなくあの世に行けたんですか?」
「中」が女性に尋ねると黙って頷いた。その直後どん兵衛が
「サプラーイズ!「あの世」から「クロ」ちゃん連れて来たったで。「中」ちゃん、「クロ」ちゃんと一緒に天国に行きや!」
と話すと同時に、心亜が長い数珠を「中」にかけた。「クロ」は「小クロ」としばらく戯れた。お札の効果が切れる直前、「霊界」から来た「クロ」は「中」に抱かれた状態で「小クロ」に別れを告げているようだった。
「中」は「小クロ」の飼い主の小さな女の子と母親に丁寧に頭を下げた。
「これからも「小クロ」を可愛がってあげてください。くれぐれも「交通事故」だけは気をつけてくださいね。「クロ」の面倒を見て下さり本当にありがとうございました。」
そして「中」は、心亜の手を取り
「心亜ちゃん、本当にありがとう。これで思い残すことなく、「この世」を離れることができます。「あの世」に行ったら、「門真にすごく「優しく」て「頑張り屋さん」で「霊の味方」をしてくれる除霊師さんがおるよ。」って宣伝しておくわな。
ほんま、可愛くてやさしい最高の「除霊師」さんに出会えてよかったわ。心亜ちゃん、この世には「報われない霊」がたくさん残ってる。これからも「無理しすぎない範囲」で頑張ってな!心亜ちゃん、ほんまにありがとう!どん兵衛もありがとうね!じゃあみんな元気でね…。」
と言葉を残し「クロ」の「霊」といっしょに「昇天」していくのを皆で見送った。心亜は心の中で「「中」ちゃん、「クロ」ちゃん、良かったな。「あの世」でも仲良くしてな!」と呟いた。
小クロの飼い主親子が帰った後どん兵衛は心亜に言った。
「まあ、今回も終わりよければすべて良しとしておこか。でもな心亜ちゃん、勝手に他所の「地縛霊」や「浮遊霊」に話しかけるのはこの先はNGやで!昨日の「地縛霊」は「犬好き」ってことで協力してくれたけど、世の中「いい霊」ばかりとちゃうからな!いつか心亜ちゃんのやさしさが「仇」となる時が来るで。これからは、「暴走」せんとってや!」
「ハッピーエンド」だったと思っていた心亜に、思いもよらず厳しく言うどん兵衛の言葉の「怖さ」を理解する機会が「すぐに来る」とは、その時の心亜は心にも思っていなかった。
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