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①「プロローグ 母の死」
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①「プロローグ 母の死」
2024年7月8日午前10時。門真工科高校のコンピュータ学科3年生の御祓井心亜は今日から始まる1学期期末考査試験最初の試験で専門科目「情報処理Ⅱ」を受けながら頭を抱えていた。
(うーん、「ヤマ」を外したなぁ…。こりゃ全然わからへんわ。追試決定ってところやな…。昨日、お母さんのところで時間潰しすぎてしもたからなぁ…。)と思っていたところ頭の奥に突然、長らく入院中の母親「茉莉花」の声が響いた気がした。「心亜、すまんな…。お母ちゃん、もうあかんみたいや。「厄介なもん」残して悪いねんけど、「どん兵衛」と一緒に頑張ってな…。」
(えっ、今の声ってお母さん?もうあかんってどういうこと?「どん兵衛」って誰?)と思った瞬間、教室のドアが乱暴に開かれ、クラス担任の先生が飛び込んできた。
「御祓井!御祓井心亜、今すぐ帰りの準備をせえ!病院から連絡があってお母さんが危篤や。すぐに病院に送っていくから準備するんや!」
試験中の静寂が断ち切られ、教室内はざわめいた。
「は、はい!」
心亜は、慌てて筆入れにシャーペンと消しゴムをしまい、カバンに放り込むと席を立ちあがった。
担任の運転する車の後部座席で心亜は頭の中で昨日、見舞いに行った時の病室での母親の顔が思い出された。(お母さん、昨日はそんな悪い様子やなかったやんか。いったい何があったって言うんよ。お母さん、私一人を残して死なんといてや。)と心の中で呟くと、心亜の横のシートにおでこに三角の布付きの紐「天冠」を巻いた病室にいるはずの母「茉莉花」が座っていた。
「心亜、ごめん。お母ちゃん、死んでしもた。もう少しはもつと思ってたんやけどなぁ…。あんた、今日から期末試験やって言うてたから、余計なこと言うて集中力途切れらせたらあかんと思って言われへんかったことがあるんや…。
きちんと話されへんかった事は、あんたが小さかった時から厳しく「入ったらあかん」って言ってたお母ちゃんの部屋に手紙とメッセージDVDを残してるからな。詳しくは「どん兵衛」に聞いたらええからな…。」
心亜は驚いて、茉莉花に尋ね返した。
「お母さん、なんでここに居るん?その頭の三角の布なに?もう死んでしもたってどういうこと?手紙とメッセージDVDって何よ。ところで「どん兵衛」って誰なん?」
担任はルームミラーの中、一人で話し続ける心亜を可哀そうに思い、声をかけるのを控えたため、見えない「茉莉花」と話し続ける心亜の言葉だけが車内に響き続けた。
午前10時52分。心亜が病室に到着すると、白装束に着替えさせられ顔の上に白い布を被せられた茉莉花が横たわっていた。まもなく年配の医師が病室に来て顔の上の白い布を取り去った。両眼を閉じた39歳の茉莉花の表情は穏やかで、わずかに上がった口角は微笑みを感じさせた。
「午前10時10分。病態が急変し心停止及び呼吸停止の状態となりました。既に瞳孔反応は無く、人工呼吸、心臓マッサージを施しましたが、呼吸、心拍が戻ることなく、午前10時20分、死亡確認させていただきました。お悔やみ申し上げます。」
と丁寧に説明した後、頭を下げると病室を出て行った。
心亜の戸惑いは生半可なものではなかった。ついさっきまで担任の車の中での「茉莉花」との会話が到底理解できる内容で無かった事と、目の前の母親の亡骸がもうこの先、動くことがないという事実が頭の中でうまく繋がることは無かった。
担任に「送っていただきありがとうございました。死に目には会えませんでしたがお母さんも喜んでくれてると思います。先生はもう学校に戻ってください。」と丁寧に頭を下げると、看護師に慰めの言葉をかけられながら茉莉花の亡骸と一緒に霊安室に移動した。
病院に出入りする葬儀社から、その後の葬儀の説明があった。心亜は他に身内はいないことを説明すると、夜に僧侶が来て霊安室で通夜を行う事となった。
看護師が、気をきかせて本来茉莉花が食べる予定だった昼食を心亜に差し入れてくれた。
「我慢せんと、泣いたらええんよ。」
の一言で、一気に大量の涙をため込んだ心のダムが崩壊した。
「うわーん!お母さん、何で死んでしもたんよ。私一人でこれからどないしたらええの?」
霊安室のベッドの横のパイプ椅子で茉莉花の手を両手で握り、泣き崩れる心亜に再び茉莉花の霊が現れた。
「心亜、お母ちゃん、あんたに黙ってたことが一つあるんよ。お母ちゃんの仕事って「イタコ」っていう、亡くなった人の「霊魂」を呼び出してお母ちゃんに憑依させてその霊しか知り得へんことを話させる「降霊師」やって言うてたけど、もう一つ「別」の仕事があったんよ。」
心亜は亡骸の奥に立ち、微かな笑みを持って語りかける茉莉花に尋ねた。
「お母さん、「別」の仕事って何なん?」
茉莉花は、一度天井を仰ぎ、言葉を選んでいる様子だった。十数秒の間を開けた後、心亜に優しく話しかけた。
「お母ちゃんな、いわゆる「除霊師」の仕事もしてたんや。これはあんたに継いでもらうことになるからこれから頼むわな。」
心亜は突然の言葉に驚いたが、18歳の頭の中にある「除霊師」のイメージを精一杯集めて茉莉花に尋ね直した。
「お母さん、「除霊師」って「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」みたいに悪霊をお祓いするみたいなやつってこと?」
2024年7月8日午前10時。門真工科高校のコンピュータ学科3年生の御祓井心亜は今日から始まる1学期期末考査試験最初の試験で専門科目「情報処理Ⅱ」を受けながら頭を抱えていた。
(うーん、「ヤマ」を外したなぁ…。こりゃ全然わからへんわ。追試決定ってところやな…。昨日、お母さんのところで時間潰しすぎてしもたからなぁ…。)と思っていたところ頭の奥に突然、長らく入院中の母親「茉莉花」の声が響いた気がした。「心亜、すまんな…。お母ちゃん、もうあかんみたいや。「厄介なもん」残して悪いねんけど、「どん兵衛」と一緒に頑張ってな…。」
(えっ、今の声ってお母さん?もうあかんってどういうこと?「どん兵衛」って誰?)と思った瞬間、教室のドアが乱暴に開かれ、クラス担任の先生が飛び込んできた。
「御祓井!御祓井心亜、今すぐ帰りの準備をせえ!病院から連絡があってお母さんが危篤や。すぐに病院に送っていくから準備するんや!」
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「は、はい!」
心亜は、慌てて筆入れにシャーペンと消しゴムをしまい、カバンに放り込むと席を立ちあがった。
担任の運転する車の後部座席で心亜は頭の中で昨日、見舞いに行った時の病室での母親の顔が思い出された。(お母さん、昨日はそんな悪い様子やなかったやんか。いったい何があったって言うんよ。お母さん、私一人を残して死なんといてや。)と心の中で呟くと、心亜の横のシートにおでこに三角の布付きの紐「天冠」を巻いた病室にいるはずの母「茉莉花」が座っていた。
「心亜、ごめん。お母ちゃん、死んでしもた。もう少しはもつと思ってたんやけどなぁ…。あんた、今日から期末試験やって言うてたから、余計なこと言うて集中力途切れらせたらあかんと思って言われへんかったことがあるんや…。
きちんと話されへんかった事は、あんたが小さかった時から厳しく「入ったらあかん」って言ってたお母ちゃんの部屋に手紙とメッセージDVDを残してるからな。詳しくは「どん兵衛」に聞いたらええからな…。」
心亜は驚いて、茉莉花に尋ね返した。
「お母さん、なんでここに居るん?その頭の三角の布なに?もう死んでしもたってどういうこと?手紙とメッセージDVDって何よ。ところで「どん兵衛」って誰なん?」
担任はルームミラーの中、一人で話し続ける心亜を可哀そうに思い、声をかけるのを控えたため、見えない「茉莉花」と話し続ける心亜の言葉だけが車内に響き続けた。
午前10時52分。心亜が病室に到着すると、白装束に着替えさせられ顔の上に白い布を被せられた茉莉花が横たわっていた。まもなく年配の医師が病室に来て顔の上の白い布を取り去った。両眼を閉じた39歳の茉莉花の表情は穏やかで、わずかに上がった口角は微笑みを感じさせた。
「午前10時10分。病態が急変し心停止及び呼吸停止の状態となりました。既に瞳孔反応は無く、人工呼吸、心臓マッサージを施しましたが、呼吸、心拍が戻ることなく、午前10時20分、死亡確認させていただきました。お悔やみ申し上げます。」
と丁寧に説明した後、頭を下げると病室を出て行った。
心亜の戸惑いは生半可なものではなかった。ついさっきまで担任の車の中での「茉莉花」との会話が到底理解できる内容で無かった事と、目の前の母親の亡骸がもうこの先、動くことがないという事実が頭の中でうまく繋がることは無かった。
担任に「送っていただきありがとうございました。死に目には会えませんでしたがお母さんも喜んでくれてると思います。先生はもう学校に戻ってください。」と丁寧に頭を下げると、看護師に慰めの言葉をかけられながら茉莉花の亡骸と一緒に霊安室に移動した。
病院に出入りする葬儀社から、その後の葬儀の説明があった。心亜は他に身内はいないことを説明すると、夜に僧侶が来て霊安室で通夜を行う事となった。
看護師が、気をきかせて本来茉莉花が食べる予定だった昼食を心亜に差し入れてくれた。
「我慢せんと、泣いたらええんよ。」
の一言で、一気に大量の涙をため込んだ心のダムが崩壊した。
「うわーん!お母さん、何で死んでしもたんよ。私一人でこれからどないしたらええの?」
霊安室のベッドの横のパイプ椅子で茉莉花の手を両手で握り、泣き崩れる心亜に再び茉莉花の霊が現れた。
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