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第4章「宇宙艦隊地球襲来編」
「先遣隊」
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「先遣隊」
ピヨ達のボランティア活動と慰問ライブはその後も休みなく続けられた。地元ケーブルテレビの取材や地方新聞社も「宇宙から来た天使たち」と好意的に扱ってくれ、寄付も順調に集まっていた。
そんな中、順調にボランティア・ライブツアーは予定を消化し「COSMO‘s」として地球での最後のライブとなる2月9日を迎えた。コスモアイル羽咋のユーフォニーホールの912席はインターネット抽選で当選した石川県民で埋め尽くされた。
1月13日から公式に行われた慰問ライブでついたファンは多く、まだ冷え込みきつい2月にも関わらずコスモアイル羽咋の駐車場にまであふれた。抽選で外れた県民の為に駐車場にパイプ椅子が並べられ、チャプローが炊いた「金沢おでん」と「鶏の治部煮」が振舞われた。
4トン車のビジョントラックが駐車場に3台設置され、ネット配信をライブ会場と同時に視聴できる準備が進められている。
ネット配信はユーチューブとニコニコ動画のダブル同時配信となり、海外からのアクセスにも供え、金沢市内に「下り」の大容量サーバーが用意された。「COSMO‘s」の5人はいつもの羽咋市のツナギでなく、「COSMO’s」特設ページで募集したステージ衣装案を、今日のライブのスポンサーに手をあげてくれた石川県内の女性向けアパレルメーカーが今晩のステージの為だけにオーダーメイドで作ってくれた衣装に身を包んでいる。
今日のステージは2部構成の為、可愛らしいアイドル風衣装と、世界に向けた大人びた衣装を用意してくれているのでナチュコとピナのテンションはマックスに上がっている。
「キャー、ピナちゃん、この「第2部」用のサリー風衣装ってお父さんが見たら卒倒してまうよな!おへそ見せての踊り子風衣装なんか絶対に許してもらえへんよな。ケラケラケラ。」
「うん、絶対やめろって言われるわな!「第1部」のちょっとしゃがんだだけで後ろからパンツ見えそうなスカート丈だけでも怒られるの間違いあれへんわな!ウヒャヒャヒャ。」
とはしゃぐ妹たちの前でピヨはチャプローから「僕も着ないといけないんですか?ちょっと照れくさいんですけど…。」と試着での呟きを聞くと「チャプちゃん、カッコいいで!35億の地球の女から惚れられてしまうかもしれへんでなぁ!そしたら私は捨てられてしまうんやろな。ケラケラケラ。」とピヨに茶化され、照れるアイドル衣装のチャプローを見てピヨは二度惚れしていた。
午後4時、開演まで2時間を切り、控室にはそれまでピヨ達とボランティアを共にしたメンバーが集まっていた。羽咋の誠子と米子とサンダーくん。輪島の福と白駒と朝市。珠洲の菊姫、寿子、雄電。能登の義勇にライス、アイースが集まってこの40日間の思い出話を繰り返している。
「あー、本当に今日が最後になるんだね。地球に来てからの40日間、能登の為に働きっぱなしにさせちゃってごめんね。いつかまた「復興した」能登に遊びに来てね。くすん。」
誠子が思わず涙ぐむと、マリーアはもらい泣きしながら誠子をハグして優しく言った。
「せやな。次は美味しいものと温泉と観光で来るわな。復興途中で帰国せなあかんのは私らも寂しいねんけど…。ごめんな…。うるうる。」
「はーい、「COSMO’s」の皆さん、開始3分前です。ステージに移動をお願いしまーす!」と蟹夫が皆を呼びに来た。
5人を石川の人たちは精一杯の歓声と拍手で迎えてくれ、ピヨ達もその歓声と拍手に精一杯の「歌」で返した。
あっという間の2時間だった。歌の合間に、ピヨ達の昼、夜のボランティアシーンがスクリーンに投影され、「あんやとCOSMO‘s!またきまっし石川!」と客席に横断幕が張り巡らされ、各地のボランティアリーダーからハウス栽培物を取り寄せたのか季節的に手に入ることの無い色とりどりの「秋桜」の花束が贈られた。
アンコールの最後に「がっぱになれま石川」の大合唱で多くの人たちの心に感動を残し、「COSMO‘s」最後のコンサートは幕を閉じた。
翌日、午前6時、マリーアがノトドン中尉と約束した千里浜なぎさドライブウェイに石川県社協のワゴンで蟹夫と誠子に送ってもらった。ライスとアイースも最後の別れの為に一緒に来ている。ライスに限っては「UFO」を間近で見てみたいという興味も強かった。
コスモアイル羽咋での午前5時半の集合時間にノトドン中尉と話をしたいと言って、見送りに参加する予定だったサンダーくんの姿は無かった。誠子が何度もスマホに電話をしたのだが留守電になるだけで繋がることは無くかった。送ったラインメッセージにも「既読」がつくことは無かったので、仕方なくサンダー君無しでの見送りとなっていた。
ふとピヨが砂浜の北側を見るとサンダーくんのUFOが隠されていた「ほったて小屋」が跡形もなく無くなっていることに気が付いた。(あれ?みんなが来るからサンダーくんがUFOを移動させたんやろか?でも、修理中って言ってたし、動かせる感じやなかったけどな…。)ピヨは思ったが、口に出すことは無かった。
時は過ぎ、6時47分に日が昇り、人目につかずに上陸用小型宇宙船が着陸することはできなくなった。午前7時、午前8時と時間は過ぎていくが一向に空に迎えの船が現れる様子はない。
「何か手違いでもあったんやろか?みんなして「ぼーっ」として立っててもしゃあないから一度戻ろうか?もしかして、日本時間って指定し忘れてたんかな?まあ、昨日のライブは今朝の地元ニュースでも取り上げられてたし、母船では私らが羽咋に居ることはわかってるやろうからその内コンタクトもあるやろ。」
とマリーアが撤収を提案し、皆はコスモアイル羽咋に戻った。
皆にお別れを言った後で、避難所のボランティアに参加するのはちょっと恥ずかしかったが、避難所の人たちは「行かんかったん?そしたらゆっくりしなっし。」と温かく迎え入れてくれた。
ピヨ達5人は、ここでの日常業務に戻り、午前5時前から炊き出し準備をして、日の出前は千里浜で迎えを待ち、昼は輪島や志賀町、七尾市の応援に行く日が続いたが一向に迎えが来る様子はなく5日が過ぎた。
そして迎えた2月16日、石川県はパニックに陥ることとなる。突如として羽咋市上空に現れたニコニーコ星の大型母船を中心とする巨大UFOの攻撃艦隊に人々は恐怖した。
小松基地から飛来した航空自衛隊のF15J戦闘機が警告を発するも巨大宇宙船は悠々と宙に浮かんだままである。その周りを旋回しながら警告を続ける自衛隊機に威嚇攻撃命令が出た。宇宙船の前方に1分間6000発のM61バルカン砲の20ミリ弾が発射された。機銃弾の軌道を確認する曳光弾が宇宙船の周りできらめくのが地上からも確認できた。
羽咋市民全てが表に出て、突如現れた宇宙船と自衛隊機の空中戦に目を奪われた。バルカン砲の威嚇では効果がないと判断した航空自衛隊は、宇宙船をレーダーでロックオンし、ミサイル発射の警告を行った。
その瞬間、2機のF15Jは高度を下げた。母船から照射された「磁力兵器」によって機体のコンピュータが故障し、エンジン出力が下がった自衛隊機はミサイルを発射することなく小松基地に帰投せざるを得なかった。
上空を見ていたライスは、「F15Jが完全におもちゃだ。これは、とんでもなく厄介な「敵」だぞ…。」とうなった。
それから10数時間、母船を含む宇宙艦隊は羽咋上空に居続けた。夜を迎えても状況は変わらず、人々は不安な夜を迎えた。
翌日は、宇宙船が自衛隊機を排除すると同時に横須賀を出港したライスが所属するアメリカ空母ロナルド・レーガンが第5空母打撃軍と第15駆逐戦隊の数隻のイージス艦、ミサイル巡洋艦を引き連れ、20時間をかけ津軽海峡を抜け能登半島北部に現れた。
「日米安全保障条約」に基づき、アメリカ海軍は宇宙人に対し、複数の言語で警告を行った。しかし、昨日同様、何の動きも見せない宇宙船に対し、イージス艦からスタンダードSM2艦対空ミサイルが発射された。
しかし、ミサイルは母船に届くことなく、軌道を変えるとロケット噴射が止まり、墳進力を失ったミサイルは日本海に落ちていった。他の艦が続けてミサイルを発射したが結果は同じ事だった。
空母ロナルドレーガンから、日ごろライスも乗機している「F/A18Eスーパーホーネット」が発進した。8機の対空ミサイルを装備した戦闘攻撃機が母船を取り囲むが、昨日の自衛隊機と同様に磁力兵器を照射されるとエンジン出力を失い、小松基地やのと里山空港に緊急着陸せざるを得なかった。
その様子をテレビの生中継のニュース特番で見ていたライスは「くそっ、兵器のレベルが違い過ぎる…。やはり地球の科学力では「エイリアン」には敵わないのか…。」と地団駄を踏んだ。
その後は米軍も攻撃は控え、遠巻きに宇宙船艦隊を見守るに行動をとどめ、2月17日の夜を迎えた。日本の地上波放送局だけでなく、世界各国から羽咋の街にマスコミが押し寄せる中、マリーアは羽咋市内の電気店に出向き「EHFミリ波無線機を用意していただけませんか?」とお願いをしていた。
今日のおまけは、「大人の都合」でカットされた「元の「エピローグ 1年半後」」の「千里浜野外ライブ」のイラストです(笑)。
このネタについては、「あとがきのようなもの」で書かせてもらおうと思います。
追申
この19日、20日に羽咋、金沢に取材&打ち合わせで行く予定です。
19日の夜は「赤玉本店」で「金沢おでん」を堪能しようと、水曜20時半に予約電話を入れました。
「がーん!」Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
予約枠いっぱい!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
「なんですとー!」( ̄▽ ̄;)
当日枠狙って、並ぶっきゃないですねー!:(;゙゚''ω゚''):
皆さんも「赤玉本店」に行かれるときは、早めの「予約」をお勧めしますねー!
午後4時開店なんで、早めに予定を切り上げて突撃してきまーす!
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
ピヨ達のボランティア活動と慰問ライブはその後も休みなく続けられた。地元ケーブルテレビの取材や地方新聞社も「宇宙から来た天使たち」と好意的に扱ってくれ、寄付も順調に集まっていた。
そんな中、順調にボランティア・ライブツアーは予定を消化し「COSMO‘s」として地球での最後のライブとなる2月9日を迎えた。コスモアイル羽咋のユーフォニーホールの912席はインターネット抽選で当選した石川県民で埋め尽くされた。
1月13日から公式に行われた慰問ライブでついたファンは多く、まだ冷え込みきつい2月にも関わらずコスモアイル羽咋の駐車場にまであふれた。抽選で外れた県民の為に駐車場にパイプ椅子が並べられ、チャプローが炊いた「金沢おでん」と「鶏の治部煮」が振舞われた。
4トン車のビジョントラックが駐車場に3台設置され、ネット配信をライブ会場と同時に視聴できる準備が進められている。
ネット配信はユーチューブとニコニコ動画のダブル同時配信となり、海外からのアクセスにも供え、金沢市内に「下り」の大容量サーバーが用意された。「COSMO‘s」の5人はいつもの羽咋市のツナギでなく、「COSMO’s」特設ページで募集したステージ衣装案を、今日のライブのスポンサーに手をあげてくれた石川県内の女性向けアパレルメーカーが今晩のステージの為だけにオーダーメイドで作ってくれた衣装に身を包んでいる。
今日のステージは2部構成の為、可愛らしいアイドル風衣装と、世界に向けた大人びた衣装を用意してくれているのでナチュコとピナのテンションはマックスに上がっている。
「キャー、ピナちゃん、この「第2部」用のサリー風衣装ってお父さんが見たら卒倒してまうよな!おへそ見せての踊り子風衣装なんか絶対に許してもらえへんよな。ケラケラケラ。」
「うん、絶対やめろって言われるわな!「第1部」のちょっとしゃがんだだけで後ろからパンツ見えそうなスカート丈だけでも怒られるの間違いあれへんわな!ウヒャヒャヒャ。」
とはしゃぐ妹たちの前でピヨはチャプローから「僕も着ないといけないんですか?ちょっと照れくさいんですけど…。」と試着での呟きを聞くと「チャプちゃん、カッコいいで!35億の地球の女から惚れられてしまうかもしれへんでなぁ!そしたら私は捨てられてしまうんやろな。ケラケラケラ。」とピヨに茶化され、照れるアイドル衣装のチャプローを見てピヨは二度惚れしていた。
午後4時、開演まで2時間を切り、控室にはそれまでピヨ達とボランティアを共にしたメンバーが集まっていた。羽咋の誠子と米子とサンダーくん。輪島の福と白駒と朝市。珠洲の菊姫、寿子、雄電。能登の義勇にライス、アイースが集まってこの40日間の思い出話を繰り返している。
「あー、本当に今日が最後になるんだね。地球に来てからの40日間、能登の為に働きっぱなしにさせちゃってごめんね。いつかまた「復興した」能登に遊びに来てね。くすん。」
誠子が思わず涙ぐむと、マリーアはもらい泣きしながら誠子をハグして優しく言った。
「せやな。次は美味しいものと温泉と観光で来るわな。復興途中で帰国せなあかんのは私らも寂しいねんけど…。ごめんな…。うるうる。」
「はーい、「COSMO’s」の皆さん、開始3分前です。ステージに移動をお願いしまーす!」と蟹夫が皆を呼びに来た。
5人を石川の人たちは精一杯の歓声と拍手で迎えてくれ、ピヨ達もその歓声と拍手に精一杯の「歌」で返した。
あっという間の2時間だった。歌の合間に、ピヨ達の昼、夜のボランティアシーンがスクリーンに投影され、「あんやとCOSMO‘s!またきまっし石川!」と客席に横断幕が張り巡らされ、各地のボランティアリーダーからハウス栽培物を取り寄せたのか季節的に手に入ることの無い色とりどりの「秋桜」の花束が贈られた。
アンコールの最後に「がっぱになれま石川」の大合唱で多くの人たちの心に感動を残し、「COSMO‘s」最後のコンサートは幕を閉じた。
翌日、午前6時、マリーアがノトドン中尉と約束した千里浜なぎさドライブウェイに石川県社協のワゴンで蟹夫と誠子に送ってもらった。ライスとアイースも最後の別れの為に一緒に来ている。ライスに限っては「UFO」を間近で見てみたいという興味も強かった。
コスモアイル羽咋での午前5時半の集合時間にノトドン中尉と話をしたいと言って、見送りに参加する予定だったサンダーくんの姿は無かった。誠子が何度もスマホに電話をしたのだが留守電になるだけで繋がることは無くかった。送ったラインメッセージにも「既読」がつくことは無かったので、仕方なくサンダー君無しでの見送りとなっていた。
ふとピヨが砂浜の北側を見るとサンダーくんのUFOが隠されていた「ほったて小屋」が跡形もなく無くなっていることに気が付いた。(あれ?みんなが来るからサンダーくんがUFOを移動させたんやろか?でも、修理中って言ってたし、動かせる感じやなかったけどな…。)ピヨは思ったが、口に出すことは無かった。
時は過ぎ、6時47分に日が昇り、人目につかずに上陸用小型宇宙船が着陸することはできなくなった。午前7時、午前8時と時間は過ぎていくが一向に空に迎えの船が現れる様子はない。
「何か手違いでもあったんやろか?みんなして「ぼーっ」として立っててもしゃあないから一度戻ろうか?もしかして、日本時間って指定し忘れてたんかな?まあ、昨日のライブは今朝の地元ニュースでも取り上げられてたし、母船では私らが羽咋に居ることはわかってるやろうからその内コンタクトもあるやろ。」
とマリーアが撤収を提案し、皆はコスモアイル羽咋に戻った。
皆にお別れを言った後で、避難所のボランティアに参加するのはちょっと恥ずかしかったが、避難所の人たちは「行かんかったん?そしたらゆっくりしなっし。」と温かく迎え入れてくれた。
ピヨ達5人は、ここでの日常業務に戻り、午前5時前から炊き出し準備をして、日の出前は千里浜で迎えを待ち、昼は輪島や志賀町、七尾市の応援に行く日が続いたが一向に迎えが来る様子はなく5日が過ぎた。
そして迎えた2月16日、石川県はパニックに陥ることとなる。突如として羽咋市上空に現れたニコニーコ星の大型母船を中心とする巨大UFOの攻撃艦隊に人々は恐怖した。
小松基地から飛来した航空自衛隊のF15J戦闘機が警告を発するも巨大宇宙船は悠々と宙に浮かんだままである。その周りを旋回しながら警告を続ける自衛隊機に威嚇攻撃命令が出た。宇宙船の前方に1分間6000発のM61バルカン砲の20ミリ弾が発射された。機銃弾の軌道を確認する曳光弾が宇宙船の周りできらめくのが地上からも確認できた。
羽咋市民全てが表に出て、突如現れた宇宙船と自衛隊機の空中戦に目を奪われた。バルカン砲の威嚇では効果がないと判断した航空自衛隊は、宇宙船をレーダーでロックオンし、ミサイル発射の警告を行った。
その瞬間、2機のF15Jは高度を下げた。母船から照射された「磁力兵器」によって機体のコンピュータが故障し、エンジン出力が下がった自衛隊機はミサイルを発射することなく小松基地に帰投せざるを得なかった。
上空を見ていたライスは、「F15Jが完全におもちゃだ。これは、とんでもなく厄介な「敵」だぞ…。」とうなった。
それから10数時間、母船を含む宇宙艦隊は羽咋上空に居続けた。夜を迎えても状況は変わらず、人々は不安な夜を迎えた。
翌日は、宇宙船が自衛隊機を排除すると同時に横須賀を出港したライスが所属するアメリカ空母ロナルド・レーガンが第5空母打撃軍と第15駆逐戦隊の数隻のイージス艦、ミサイル巡洋艦を引き連れ、20時間をかけ津軽海峡を抜け能登半島北部に現れた。
「日米安全保障条約」に基づき、アメリカ海軍は宇宙人に対し、複数の言語で警告を行った。しかし、昨日同様、何の動きも見せない宇宙船に対し、イージス艦からスタンダードSM2艦対空ミサイルが発射された。
しかし、ミサイルは母船に届くことなく、軌道を変えるとロケット噴射が止まり、墳進力を失ったミサイルは日本海に落ちていった。他の艦が続けてミサイルを発射したが結果は同じ事だった。
空母ロナルドレーガンから、日ごろライスも乗機している「F/A18Eスーパーホーネット」が発進した。8機の対空ミサイルを装備した戦闘攻撃機が母船を取り囲むが、昨日の自衛隊機と同様に磁力兵器を照射されるとエンジン出力を失い、小松基地やのと里山空港に緊急着陸せざるを得なかった。
その様子をテレビの生中継のニュース特番で見ていたライスは「くそっ、兵器のレベルが違い過ぎる…。やはり地球の科学力では「エイリアン」には敵わないのか…。」と地団駄を踏んだ。
その後は米軍も攻撃は控え、遠巻きに宇宙船艦隊を見守るに行動をとどめ、2月17日の夜を迎えた。日本の地上波放送局だけでなく、世界各国から羽咋の街にマスコミが押し寄せる中、マリーアは羽咋市内の電気店に出向き「EHFミリ波無線機を用意していただけませんか?」とお願いをしていた。
今日のおまけは、「大人の都合」でカットされた「元の「エピローグ 1年半後」」の「千里浜野外ライブ」のイラストです(笑)。
このネタについては、「あとがきのようなもの」で書かせてもらおうと思います。
追申
この19日、20日に羽咋、金沢に取材&打ち合わせで行く予定です。
19日の夜は「赤玉本店」で「金沢おでん」を堪能しようと、水曜20時半に予約電話を入れました。
「がーん!」Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
予約枠いっぱい!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
「なんですとー!」( ̄▽ ̄;)
当日枠狙って、並ぶっきゃないですねー!:(;゙゚''ω゚''):
皆さんも「赤玉本店」に行かれるときは、早めの「予約」をお勧めしますねー!
午後4時開店なんで、早めに予定を切り上げて突撃してきまーす!
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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