「頑張ろう石川!」応援企画」!『COSMO’s ~石川に墜落した5人のボランティア宇宙人アイドルの67日の物語~』

M‐赤井翼

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第3章「ボランティアツアー編」

「サンダーくん」

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「サンダーくん」

 2024年1月11日、今日もピヨ達5人の宇宙人とライスは忙しく朝から走り回っている。避難者のみんなからピヨ達は「COSMO’sコスモスのお姉ちゃん」、「COSMO‘sのお兄ちゃん」と呼ばれるようになっていた。もちろん「マリーアちゃん」、「ピヨちゃん」、「ナチュコちゃん」、「ピナちゃん」、「チャプロー君」と個人の名前を呼んでくれるすっかりなじんだ被災者も数多くいる。
 避難所で毎晩繰り返される5人の宇宙人のライブは、被災者からのリクエストをうけるようになり、昭和の「大御所歌手」の名曲や、子供たちからのリクエストの「アニメソング」等を歌うようになり被災者の楽しみの一つになっていた。

 7日に菊姫達が設置した「グループ名募集」には多くの意見が寄せられた。雄電がライブ動画のユーチューブの説明欄やTikTok、珠洲社協のSNSでそのことを流したので珠洲以外にも羽咋や輪島の被災者からも多くの投稿が寄せられた。
 そして、おそらくアイースが流した海外インフルエンサーの影響なのか日本語以外の投稿も多く寄せられた。いくつかの候補を菊姫達が選択し、10日に現地投票に加えてネット投票を行い「1位」に選ばれたのが「COSMO‘s」だった。

 「宇宙」を意味する「コスモ」の「‘s」がつくことで複数の意味合いを持つこととなり、「各自の解釈」に幅を持たせたネーミングが多くの人に受け入れられたのだった。
 また花の「秋桜コスモス」にかけた解釈も多く寄せられた。色により5つの花言葉を持つ「秋桜」は5人組の宇宙人達にはマッチしているという意見が多かった。
 「赤」は「乙女の愛情」、「白」は「美麗」、「黄」は「野生的な美しさ」、「黒」は「移り変わらぬ気持ち」、「ピンク」は「乙女の純潔」と珠洲の避難所にいる元花屋のおばあちゃんに教えられた。
 ナチュコは「私は個人的に「ナチュコ&COSMO‘s」でもええで!」、「花言葉からすると私のイメージカラーは「美麗」を意味する「白」やな!ピヨ姉さんは「野性」の「黄」(笑)!」とSNSのコメントにレスしてひとりセンターを主張することでピナファンに叩かれ、巨乳好きのピヨファンからは「(笑)」の文字に対して「貧乳に巨乳を笑う資格なし(怒)!」とのレスに加えて真面目に「年長者を敬う気持ちを忘れてはダメよ」と言われたりで「炎上」し、「謝罪」を繰り返す羽目になった。
 最後は、マリーアが、「ええ名前なんちゃう。」と言った後、日本では「宇宙」と言う意味で使われることが多いが、ライスから
「ラテン語の元の語源は日本語に直すと「秩序」っていう意味だから、この「混乱」を「平常化」するという意味でもみんなに合ってていいんじゃないかな。」
と解説され、ナチュコも納得したのだった。
 1月10日の夜のライブに先駆けて「オフィシャル」に「COSMO‘s」との命名式が菊姫と寿子によって行われたことで5人のグループ名として正式に決定したのだった。

震災から10日目を迎え、大きな余震は減ってきているものの、寸断された能登半島北部の道路の復旧は遅々として進んでいない中、「捨てるくらいなら役に立ててもらってこい。」と能登牛牧場の社長の一言でその牧場に勤める能登義勇のと・ぎゆうが2日に一回の廃棄予定の「生乳」を届けてくれている。珠洲の避難所の皆は「手作りバターダンス」のおかげで運動不足になることなく、美味しいバターで支援物資の冷たいパンも美味しくいただくことができている。
酢を入れて作る「モッツァレラチーズ」も大量生産により、熟成時間がとれるようになり日々味に深みを増してきており、コッペパンをひと口大にカットして天日干しして乾かした「疑似フランスパン」でのチーズフォンデュは被災者に好評を得ている。

1月8日の2回目の生乳の配送時にライスの頼みで義勇の個人所有のオフロードバイクを貸してもらったので、ライスが避難所にいる外国人観光客を後部座席に乗せ小松空港まで毎日3往復するようになった。
地震による土砂崩れで車は通れないもののバイクなら何とか通れる道で送っていくようになり言葉の問題で外国人被災者の扱いに困っていたボランティア達の負担も減りつつあった。
石川県社会福祉協議会の加能蟹夫かのう・かにおの石川県との粘り強い交渉も実を結び、中学生、高校生の金沢市や白山市の学校への臨時避難も進み始めると同時に、家族での金沢市内のホテル等への一時避難も開始された。
しかし1月11日時点で宝立地区の避難所は未だに定員オーバーの状況が続いている。

ピヨは高校生ボランティアの手取川菊姫てどりがわ・きっきに尋ねた。
「菊姫ちゃんは、金沢の高校に避難すんの?今のままやったらここの学校は「開店休業」で授業もウケられへんやろ?」
菊姫は0.1秒で答えた。
「私はここに残るよ。「バターダンス」はお年寄りから子供までみんな喜んでくれてるし、義勇さんが新鮮なミルクをたくさん持って来てくれるから他の避難所でも「バターダンス」を体操代わりにしようかって雄電さんと寿子さんとも話してるんですよ。
授業よりも大事なことをこの5日間でピヨ姉さんたちに教えてもらったから今しばらくは珠洲の為に…、いや珠洲の人達のために頑張ろうと思ってます。将来は、ボランティアのNPOで働くのもいいかなって思ってるし、ライスさん見てたら海外青年協力隊でNGO活動するのもいいかなって…。まあ、英語力は身につけないとダメだけどね。ケラケラケラ。」
 さわやかに答える菊姫の顔を見てピヨは「ええ顔してるな!頑張りや!」と優しくハグした。

 朝の配食が終わりスタッフミーティングに入るとピナが持った預りのスマホが鳴った。着信元は羽咋市社協の香箱誠子こうばこ・せいこからだった。
「もしもし、香箱です。ピナちゃんですか?マリーアさんいたら代わってください!」
といつになく慌てた様子の声がスマホから漏れる。
 ピナはマリーアに電話を代わると「うん。…、そうなの。…、わかった。蟹夫さんに相談してみるわ。輪島の様子も気になるから午前中に出られるようなら輪島経由で羽咋に向かえたらええかな。…、うん、ありがとう。後で電話するわな。」

 電話を切るとピヨ達が「なにがあったん?」と口々にマリーアに尋ねた。
「うん、誠子ちゃんからやってんけど「サンダーくん」が戻ってきたって連絡やってん。」
とだけ言うと、蟹夫が気を利かせて先攻で「忖度」してくれた。
「マリーアさんもライスさんも休み無しの10日間でしたから、今日、明日は「休み」にしましょう。珠洲ここも皆さんのおかげで新規地元ボランティアの組織化ができましたし羽咋に行ってきてください。私自身は「サンダーくん」とは面識はありませんが「宇宙人同士」でないとできない話もあるでしょうし、羽咋は水もガスも復旧してるようですからお風呂にも入ってゆっくりお酒でも楽しんできてください。」

 午前9時半、多くの被災者に見送られライスのピックアップトラックでピヨ達は5日半を過ごした珠洲の街を後にした。ナチュコとピナは助手席に、ピヨとチャプローとマリーアは荷台に乗り込んだ。ライスが気を利かせてピヨが気にしていた「軍艦島」と呼ばれる「見附島」に寄ってくれた。
 以前泊った海沿いの料理民宿はコンクリートの基礎だけを残し無くなっていた。車を降り、堤防をまわり「軍艦島」の横にまわると半分が崩れ落ちていた。
「あぁ、これは復旧は難しそうやな…。コンクリートで固めたらあかんやろうしなぁ…。」
悲しそうな顔をするピヨにマリーアが優しく「これが「自然」ってもんなんや。未来永劫に形の変わらへんもんなんかあれへんねやで。」と慰めた。

 その後、輪島に向かうと事前にピナがアイースと輪島福わじま・ふく折乃酒白駒おれのさけ・はこまに連絡を入れていたので3人で出迎えてくれた。輪島朝市の瓦礫撤去は進んでいないものの、仮設テントで地元民の為の簡易ショップと飲み水の配布所と市外からのボランティアへの休憩スペースがいくつかできていた。
 駐車場西端の「蒸留水造り」の現場では若い子とおばあちゃんが一緒に作業をしているのが見えた。どうやら今もフル稼働しているようだった。マリーアは福と白駒におみやげの「バター」と「モッツァレラチーズ」を手渡すと「ありがとうございます。避難所のみんなと一緒に美味しくいただきますね!」と笑顔で受け取ってくれた。
 アイースは事前に福と白駒に相談していたのか、「すみません。私も荷台に乗せてもらえませんか?良ければ皆さんに同行させて欲しいんです。」とマリーアに頼んだ。
 マリーアはライスに目配せすると何も言わずにサムアップして見せた。

 のと里山海道の復旧は1月4日と比べると格段に進んでいた。少なくとも自衛隊の重機部隊のショベルカーとブルドーザー、トラックは最低1車線はクリアにしてくれており、交互通行が何か所か残るものの大きな亀裂や穴は簡易修繕が済まされていたおかげで予想時間より1時間早くコスモアイル羽咋に着いた。9日前に設置した仮設トイレからは「嫌な臭気」は無く、「小専用」、「大専用」の張り紙もそのまま残っていた。
 香箱誠子こうばこ・せいこ神子原米子みこはら・よねこが7人を迎えた。コスモアイル羽咋の展示館は1月24日の再公開に向けて準備を進めているとのことだった。誠子は、「ちょっと待ってね。」とホールに戻ると3分後にブルーのブルゾンに緑の顔に大きな黒い目のコスモアイル羽咋で13年勤務のベテランアルバイトの「サンダーくん」を連れて来てくれた。2011年に乗ってきたUFOが千里浜に不時着しその修理代を稼ぐためにコスモアイル羽咋でずっとアルバイトをしていることは周知の事実である。
 コスモアイル羽咋に貼られている「非常事態宣言」のポスターや等身大の看板や館内至る所にある「サンダーくん」のアイコンや売店で売られている数多くの「サンダーくん」グッズがある。またコスモアイル羽咋ホームページで公式に無料配布されている「サンダーくん」スタンプなどすっかり羽咋市民の一人になっている。
「俺らは邪魔になるやろうから…。」と忖度したライスは特別に米子が整備中の展示室にアイースと共に案内してもらうことになった。

「初めまして。「双子座星域ニコニーコ星ノルディック」の第一王女の「ニコニーコ・マリーア」と言います。」
と握手を求めると、サンダーくんはマリーアの手を握るとぐっと体を寄せ誠子に気づかれないようテレパシーでマリーアに話しかけてきた。
「プリンセス、挨拶はともかく、本国への連絡はしてないんですか?あなたの星、「大変なこと」になってますよ!我が星の「未来予知」、「未来透視」の霊能者シャーマンからあなたの国の大統領が強大な艦隊を引き連れて地球に向かうのではないかって予言が入ってきています。
我が星の情報部を通じて我々、「グレイ」系宇宙人にも「レプティリアン」系宇宙人にも「退避勧告」がだされる可能性があるとの情報も流れてきています。あなたの星の大型母船が先日、本星にむかってワープしているとの情報もあります。太陽系常駐艦隊の船が本星に向けて予定外の帰国をするっていうのは、これはかなりやばい状況なのではないのでしょうか…。」
 「サンダーくん」からのメッセージに
「私達の上陸用小型宇宙船リトルシップは千里浜西の海に水没してしまって母船との無線もできていない状況です。いったいどうなっているのかわかる範囲で結構ですので今の状況を教えてください。」
とマリーアが言うと誠子が気を利かせて小さな会議室を用意してくれた。
 「COSMO’s」の5人は「サンダーくん」から驚愕の「未来予想」の結果を聞かされることになった。










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