上 下
17 / 30

「作戦会議」

しおりを挟む
「作戦会議」

 朝5時46分の日の出だった舞鶴の秋分の日の日没は17時55分だった。3人を乗せたゴムボートはアンジャ島の秘密の洞穴を竜宮浜に向けて出発した。
「ほんま、秋分の日は昼と夜が半々やねんな。」
と言いながら太陽が落ちる「博奕岬ばくちみさき」に向けてオールを漕ぐ比呂が竜宮浜のテントの前のバーベキューコンロの前にいる見慣れない男の姿に気付いた。比呂は一番に尋ねた。
「相棒、あのコンロの前に居る男って、昨日見かけたっていう相棒と月ちゃんの幼馴染か?」
「せやなって、言う前にその「相棒」っていうのやめんかい!照紗輝てさきの前でその呼び方したら海に放り込んだるからな!」
といつもの調子で一番が答えた。

 18時17分の満潮でテントに一番近い位置で上陸したボートを大樹と太が迎えた。一番は最初にボートを飛び降りると、照紗輝にむかって走り、会うやいなや拳骨を照紗輝の頭に落とし浜中に聞こえるような大声で叱った。
「あほっ!お前何してるんや!自分のしてることわかってるんやろな!」
 あまりの一番の勢いに照紗輝は、固まってしまい、2度目の拳骨が振り上げられた時、月子が2人の間に割って入った。
「お兄ちゃんやめて!照紗輝君もこうして来てくれたんやから、きちんと話をしようよ。」

 太が昨晩、照紗輝のスマホをリペアショップが行う「強制起動」(注34)の操作で立ち上げて、「クローンスマホ」(注35)のアプリをインストールした事で、太のスマホで照紗輝の電話履歴やライン、メール等の各種アプリの利用履歴を確認し、昨日は覚せい剤取引での上納金が集められず脅されたことを把握していた。
 今朝、「第三火薬廠」に照紗輝が朝8時には探しに来て各所に入れた電話やメッセージも太のスマートフォンで確認することができたので、月子が電話を入れ説得しこの場に呼び出したことが月子から語られた。

 「お兄ちゃん、明日の午後3時に照紗輝君はまた「第三火薬廠」でマフィアに呼び出されてるねん。何とか私達で助けてあげられへんかな?」
 月子が一番に言うと一番が答える前に比呂が
「もちろん私達で解決するがな。月ちゃんのお友達は自分の罪を認めてきちんと警察に行くんやったら、応援するのが「男気」ってもんやろ!なあ、相棒!」
と声を上げると、それに続いて一番も吠えた。
「あほっ、「相棒」ちゃうわ!それに「男気」って、おまえ「女」やないか。ただ、照紗輝には、昔の素直で優しい照紗輝に戻ってもらいたい。少なくとも「薬物」を扱うような事は絶対にやめさせなあかん。そもそも「覚せい剤」なんか扱う悪者は放っておかれへんからな。ここは俺ら「ヒーロー部」がほんまもんの「ヒーロー」たるために俺は闘うで!」

 それまで黙って聞いていたヒーロー部顧問の母須野が口を開いた。
「わかった。青田たちが帰ってくるまでに阿久野君から敵の「情報」は聞いてる。外貨である「円」を稼ぎに来た「北」の工作員のようやな。
阿久野君の話やと分かってるだけで敵は8人。昨日会った4人以外に明日は4人のマフィアが来る可能性がある。人員的には阿久野君も入れれば俺達と同じだが、敵は「拳銃」を持ってる。」
「せやったら、私らも回天に積まれてた300キロの火薬で爆弾でも作ったら?」
比呂の真面目な突っ込みに母須野は冷静に答えた。

「それはあかん。俺達は「ヒーロー」や。「ヒーロー」が法を犯すわけにはいけへん。「合法」の元、闘わなあかん。それにはしっかりとした「作戦」と準備が必要や。
 もちろん「降りる」のも一つの考えや。「公権力」に任せてしかるべき裁きを受けさせるのもありや。
 危険が伴う作戦になるから、しっかりと話し合うようにせえよ。」

 ヒーロー部の6人は頭を寄せ合った。誰一人、戦いから降りる者はいなかった。月子と美津恵の作った海鮮料理を食べながら、一番を中心に作戦が組み立てられていく。
6人のスペシャリストにより「合法武器」と「合法防具」の案が次々と挙げられていく。一通りの作戦が組みあがると時刻は21時を回っていた。
「じゃあ、明日に備えてあとは楽しく飲むか!」
の一番の提案で宴会が始まった。その様子を母須野はあるメカをいじりながら、7人を微笑んで見守っていた。

 翌朝、日の出とともに各自が各々の役目に合わせた準備に入った。比呂以外はテントの前で作業に入っている。
美津恵は、ワゴン車の中からいろいろと材料を取り出しながら楽しそうに作業をしている。
「相手が拳銃を持ってるってことだからしっかりと防御もしなきゃねー!まな板やパエリア鍋にポリカーボネートフィルムを貼れば簡単防弾プレートの出来上がりやで。本物のキューティーハニーなら「空中元素固定装置」で何でもできちゃうんだろうけどねー。ケラケラケラ。」

 太はノートパソコンを開いて、「準天頂衛星システムみちびき」(注36)のホームページにリンクしている。一通りの入力を済ませると皆に声をかけた。
「みんなのスマホ貸してくれませんか。共通リンクアプリを入れて、リアルタイムに皆さんがどういう状況なのか把握できるようにしますので。」

 大樹はバイクのセッティングに没頭していた。いざという時、追跡役を担当するための「秘密兵器」も準備しながら、母須野に尋ねた。
「母須野先生、車に積んではる「UDAP」(注37)使わせてもらっていいですか?まあ、使わずに済むのが一番なんですけどね。」
了解を得ると、この夏のアルバイトで購入したばかりの「秘密兵器ヘリキャット」に装着して呟いた。
「絶対に悪い奴は逃がさへんで。俺と俺の兄弟ザボーガー号でな!」

 一番は月子と一緒にどこかに電話している。
「先生、ご無沙汰してます。3年前の卒業の青田一番と2年前卒業の青田月子です。先生、転勤で舞鶴高専に移られたってうかがってるんですけど、今日の午後「ASTACOアスタコ」(注38)お借りしたいんです。」
 数分の電話の後、「では、お借りさせていただきます。」と一番が電話を切ると月子が尋ねた。
「お兄ちゃん、「アスタコ」ってなになん?」
 一番はスマホで検索したユーチューブの動画を月子に見せ、どや顔で言った。
「でや、カッコいいやろ。改めて言うけど、俺は「タキシード仮面」よりマジンガーZの「兜光司」が好きやねん。今日は俺の「ロボ戦」デビューやから、しっかりと動画で記録してくれよ。」
「うーん、「ロボ」というより「カニ」って感じやな…。」
と月子は微妙な顔をしていた。

 そこにペットボトルと自然薯を担いだ泥まみれの比呂が戻ってきた。鞄の中からオリジナルのスタンガンやスタンバーを取り出し、美津恵と月子に一つずつ渡すと、電動モデルガンを取り出し、バッテリーに細工を始めた。
 興味を持った大樹と太が比呂の元に寄ってきて尋ねた。
「比呂ちゃん、バッテリーに分割分断回路組んだら電圧落ちてパワー無くなるんとちゃうの?敵はほんまもんの銃持ってるんやで。ディチューンしてどないすんねんな。」
「比呂先輩、その弾、普通の「BB弾」じゃないですよね。それにその自然薯とペットボトルの中のドロッとしたものは何ですか?」
 比呂は作業しながら二人に説明した。
「バッテリーに分割分断回路を組んだんは、大樹が言うようにパワーを落とすため。それは太君に言ったこの「カスタムペイント弾」を使う為やねん。
 昔のサバゲーでは当たったのに自主申告せえへん「ゾンビ行為」を認めへんように当たったら弾が割れて中の塗料がぶちまけられる「カスタムペイント弾」っていうのがあったんよ。
 今のパワーのある電動ガンで撃ったら、銃身の中で破裂してしまうからな。中身はこれや。」
と自然薯と謎の液体の入ったペットボトルを二人に見せ、そのプランの内容を説明した。
「デカレッドも2丁拳銃の名手やけど、「ジュークンドー」(注39)は銃で敵を倒すっていうより基本は「格闘技」との融合技やからな。敵の銃を無力化できればそれでええやろ。」

 その様子を見ていた母須野がやってきて比呂に一つのダイヤル式のバルブとその先にノズルのついた金属製のボトルと「面体めんたいマスク」を差し出した。
「ん?先生、これってチタンボトルですか?容量的には1リットルってところですけど中身は何ですか?」
 比呂が尋ねると、母須野が簡単にボトルの構造と機能について説明をした。中身は高圧充填された酸素で、圧延鋼板の溶接ボンベと違い、チタン合金の削り出しで作られているため、従来ボンベの10倍の容量があるという。
「赤井が持ってるのは自然薯と「うるし」やろ。何をしようとしてるのかは想像がつく。このボンベは「噴射機」の圧縮空気としても使える。漆を噴霧する際は自分が喰らわんように「面体」は使えよ。
まあ、マックスで噴射すればヘビー級のパンチ並みの「空気砲」にもなるからな。これはやるから、何かあったときに使えばええよ。」
と言うと、ワゴンに戻っていった。

 母須野はこの二日間で空いたペットボトルを集めて、砂を5分の1程入れた後、海水を3分の1程入れると、キャップに細工をして電動コンプレッサーで空気を注入している。
 十数本のペットボトルに注入し終わるとベルトにかけられるよう針金でフックをつけていった。そして、車のトランクからアメリカ軍特殊部隊も使用している常人の100倍の力が出せるという「外付けパワード関節」を取り出すと短パンとTシャツになりを手首から肘と膝に装着し2サイズ程大きなダボっとした作業ズボンと長袖のブルゾンに着替えた。


(注34)「強制起動」
大きい声では言えないが、スマホやパソコンには起動パスワード無しで起動できる裏技がある。
しかし、ここで書くわけにもいかないので「やり方」については割愛する。

(注35)「クローンスマホ」
元々は、「子供」の使用状況を「親」が確認することを元に作られたアプリなのだが、実際の使い方は「大人同士」で使う事が多い。
遠隔操作で通信、メッセージ履歴等が筒抜けになるどころか、カメラの起動、勝手発信など何でもできてしまう。
「なつ&陽菜犯科帳」の良太郎ご用達のこのアプリは簡単にインストールすることができる。
自分のスマホがのぞかれていると心配な人は「覚えのないアプリ」がインストールされていないかチェックすることを薦める。

(注36)「準天頂衛星システムみちびき」
いわゆる先進技術の粋を極めた「日本版GPS」。
位置誤差「6センチ」とも言われる制度と打ち上げコストが世界最低水準のH3ロケットとの組み合わせで、これからの「自動運転」に活かせれば「欧米」自動車メーカーだけで100兆円を生み出す「金の卵」と噂されているが、「大人の事情」で活用が今一つ進んでいないのがこの国の「政治力」の現実である。

(注37)「UDAP」
拙著でやたらと登場する「アメリカ森林警備隊」ご用達の「クマ撃退スプレー」。
灰色熊グリズリー」対応のこのスプレーは日本でも簡単に手に入る。
悪用は絶対に厳禁。

(注38)「ASTACO」
日立建機製「災害救助用重機ASTACO」は2本の巨大な爪のついたアームを使い、動かす様は「メカフェチ」にはたまらないマシーンである。
文字では言い表せないので、是非とも「ユーチューブ」等で「ASTACO」の雄姿を見て欲しい!

(注39)「ジュークンドー」
前述の「特捜戦隊デカレンジャー」の「デカレッド」が使う、2丁拳銃と格闘技の総合技。
とにかく「かっこいい」の一言!



「おまけ」
今日もすみません。
先に謝っておきますが「ボツ絵」です。
しかも、ずっと使ってきている「AIイラスト」での「ヒーロー部3人娘」のイラストです。
(。-人-。) ゴメンネ

髪色とか髪型が指定できる「AIイラスト」の方が作画しやすいんだけど、今回は「PixAi]指定だったんで、事前に作っていた女の子のイラストはオール「ボツ」!
ここで「供養」させてください(笑)!











しおりを挟む
感想 52

あなたにおすすめの小説

最強女戦士と化した夏子が100万ドル獲得に挑んだ二十日間の物語~余命半年を宣告された嫁が…R3《リターンズ3》

M‐赤井翼
現代文学
1年ぶりに復活の「余命半年を宣告された嫁が…」シリーズの第3弾!ニコニコ商店街・ニコニコプロレスのメンバーが再集結。稀世・三郎夫婦に3歳になったひまわりに直とまりあ。もちろん夏子&陽菜のコンビも健在。復帰第3弾の今作の主人公も「夏子」?夏子は稀世にかわって「ヒロイン」に定着できるのか? 今回の敵は「ウクライナのロシア軍」、「ソマリアの海賊」、「メキシカン・マフィア」と難敵ぞろい。アメリカの人気テレビ番組「目指せ!ミリオネラ!」にチャレンジすることになってしまった夏子と陽菜は稀世・直・舩阪・羽藤たちの協力を得て次々と「難題」にチャレンジ! 「ウクライナ」では「傭兵」としてロシア軍の情報・指令車の鹵獲に挑戦。「ソマリア」では「海賊退治」に加えて「クロマグロ」を求めてはえ縄漁へ。「メキシコ・トルカ」ではマフィア相手に誘拐された人たちの解放する「ネゴシエーター」をすることに。 もちろん最後はドンパチ! 夏子の今度の「恋」の相手は、なぜか夏子に一目ぼれしたサウジアラビア生まれのイケメンアメリカ人アシスタントディレクター! シリーズ完結作として、「ハッピーエンド」? 皆さんからの感想やイラストをメール募集しながら連載スタートでーす! 8月28日の最終回までお付き合いいただけますと嬉しいです。 いただいた感想やイラストのメールは本編「おまけ」と「RBFC4-H(レッドバロンファンクラブ4-H)」で不定期で公開していきますよー! ではよろしくお願いしまーす!(⋈◍>◡<◍)。✧♡

突然覚醒した巫女の夏子が古代ユダヤのアーク探しに挑んだ五日間の物語~余命半年を宣告された嫁が…R《リターンズ》~

M‐赤井翼
現代文学
1年ぶりに復活の「余命半年を宣告された嫁が…」シリーズの第1弾!ニコニコ商店街・ニコニコポロレスのメンバーが再集結。稀世・三郎夫婦に3歳になったひまわりに直とまりあ。もちろん夏子&陽菜のコンビも健在。復帰第1弾の今作の主人公は「夏子」?淡路島イザナギ神社で知り合ったイケメン大使館員の「MK」も加わり10人の旅が始まる。ホテルの庭で偶然拾った二つの「古代ユダヤ支族の紋章の入った指輪」をきっかけに、古来ユダヤの巫女と化した夏子は「部屋荒らし」、「ひったくり」そして「追跡」と謎の外人に追われる!古代ユダヤの支族が日本に持ち込んだとされる「ソロモンの秘宝」と「アーク(聖櫃)」に入れられた「三種の神器」の隠し場所を夏子のお告げと客観的歴史事実を基にアークの追跡が始まる。もちろん最後は「ドンパチ」の格闘戦!7月1日までの集中連載で毎日更新の一騎掲載!アークと夏子とMKの恋の行方をお時間のある人はゆるーく一緒に見守ってあげてください!では、感想やイラストをメール募集しながら連載スタートでーす!(⋈◍>◡<◍)。✧♡

【完結】『ながらスマホで56歳のおっさん霊を憑依させざるを得なくなった23歳の女劇団員「音玄万沙《ねくろ・まんさ》」の物語』

M‐赤井翼
現代文学
赤井です。 突然ですが、いきなり書き下ろしの新連載です。 7月13日に「赤井先生、「JK心亜ちゃん」の興行が好評だったんで、既に発注してる「OL心亜ちゃん」の前にもう一本「霊もの」書いてほしいねんけど!別の脚本家の「本」がボツ喰らっちゃったみたいで監督さんから急に8月興行ネタを頼まれてしもたんよ。今回も製本配布するんで公開スタートは19日、稿了は8月9日で200ページね!連載はお盆前後で完結でよろひこー!」ってな感じで、突如、制作スタート! 毎度のことながらゴーストライターに「拒否権」はナッシング(笑)。 今作は、納品先の新エースの「OL心亜ちゃん」役の女の子に合わせての設定で23歳の新人脚本家の「音玄万沙《ねくろ・まんさ》」ちゃん! 変な名前でしょ?「ネクロマンサー」っていうのは「死者や霊をを用いた術(ネクロマンシー)を使う人」で「屍術師」なんて言われ方もしますね。 赤井の大好きな名作アニメ「ゾンビランドサガ」1stシーズンの主題歌「徒花ネクロマンシー」の「ネクロマンシー」ですね。 まあ、万沙ちゃんはゾンビを蘇らせて「佐賀を救う」わけでもないし、降霊術を使って「世直し」するようなキャラじゃない(笑)。 そんな仰々しい物じゃなく、普通の23歳の女の子です。 自らのながらスマホの自転車事故で死ぬ予定だったんだけど、ひょんなことで巻き込まれた無関係の56歳のおっちゃんが代わりに死んじゃいます。その場で万沙ちゃんは「死神」から「現世」での「懲役務」として、死んだおっちゃんと1年半の「肉体一時使用貸借契約」することになっちゃうんですねー! 元「よろずコンサルタント」の「副島大《そえじま・ひろし》」の霊を憑依させての生活が始まります。 まあ、クライアントさんの納品先が「社会派」の監督さんなんで、「ながらスマホ」、「ホストにはまる女子高生」、「ブラック企業の新卒」、「連帯保証人債務」、「賃貸住宅物件の原状回復」、「いろんな金融業者」等々、社会問題について書けるとこまで書いてみたいと思いますので「ゆるーく」お付き合いください。 今回も書き上げ前の連載になりますので「目次」無しでスタートです(笑)。 では、7月19日からよろひこー!(⋈◍>◡<◍)。✧💓

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

【完結】「やさしい狂犬~元女子プロレスラー新人記者「安稀世」のスクープ日誌VOL.1~」

M‐赤井翼
現代文学
稀世ちゃんファン、お待たせしました。「なつ&陽菜4 THE FINAL」終わって、少し時間をいただきましたが、ようやく「稀世ちゃん」の新作連載開始です。 脇役でなく「主役」の「稀世ちゃん」が帰ってきました。 ただ、「諸事情」ありまして、「アラサー」で「お母さん」になってた稀世ちゃんが、「22歳」に戻っての復活です(笑)。 大人の事情は「予告のようなもの」を読んでやってください(笑)。 クライアントさんの意向で今作は「ミステリー」です。 皆様のお口に合うかわかりませんが一生懸命書きましたので、ちょっとページをめくっていただけると嬉しいです。 「最後で笑えば勝ちなのよ」や「私の神様は〇〇〇〇さん」のような、「普通の小説(笑)」です。 ケガで女子レスラーを引退して「記者」になった「稀世ちゃん」を応援してあげてください。 今作も「メール」は受け付けていますので 「よーろーひーこー」(⋈◍>◡<◍)。✧♡

「お疲れ「生」です」! 「音玄万沙ちゃんファンクラブ」設立しました!サポーター募集中!(⋈◍>◡<◍)。✧💓

ひいちゃん
現代文学
初めての投稿です! この度、RBFCの「あーくん」さんの協力を得て「音玄万沙ちゃんファンクラブを立ち上げました! 私が小説を書くわけじゃないんですけど、赤井翼先生と現在、連載中の『ながらスマホで56歳のおっさん霊を憑依させざるを得なくなった23歳の女劇団員「音玄万沙《ねくろ・まんさ》」の物語』を全力で応援する会として、「感想欄に書ききれない作品に対する思い」を書き連ねていこうと思いまーす! 「音玄万沙ちゃん」の読者の皆さんに読んでもらえたら嬉しいです(笑)。 では、よーろーひーこー!

【完結】『夏子と陽菜の犯科帳4 THE FINAL~カルト新興宗教「魂の解放」から洗脳娘を救い出せ!~』 

M‐赤井翼
現代文学
第3話から1年開いての「なつ陽菜犯科帳」の最終話です。 過去のお約束通り、最後はなっちゃんも陽菜ちゃんの「花嫁姿」で終わります! 今度の「敵」は、門真に転居してきた「武装カルト宗教組織」です。 偶然出会った、教団に妹を奪われたイケメン日南田大樹(ひなた・ひろき)の為になっちゃん&陽菜ちゃんと「やろうぜ会」メンバーが頑張ります。 武装化された宗教団体になっちゃん、ひなちゃん、そして「やろうぜ会」がどう戦いを挑むのか! 良太郎の新作メカも出てきます! 最終回という事で、ゲストとして「余命半年~」シリーズの稀世ちゃんと直さんも緊急参戦! もう、何でもござれの最終回! 12月29日までの短期連載です! 応援お願いしまーす! (⋈◍>◡<◍)。✧♡

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

処理中です...