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「秋分の日」
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「秋分の日」
竜宮浜での最初の夜が明けた。9月22日、世間は「秋分の日」で暑い夏から涼しい秋へと変わる日と昔は言われていたそうだが、今年の秋分の日はまだまだ暑い。日の出とともに差し込む日差しでテントの中は蒸し風呂となり、比呂はじっとしていられなくなり、テントを出た。
陽が昇るアンジャ島方向に目をやると砂浜で海に向いて座る月子の姿があった。
「おはよう、月ちゃん。早起きやねんな。それとも私のいびきがうるさかった?」
努めて明るく声をかける比呂に月子は
「そんなに気を遣わんといて…。照紗輝君のことで、みんなを巻き込んでごめんね。太や先生がスマホの中身を解析した結果、「えらい事」になってることが解かったんはちょっとショックやったわ。
高校まではほんまに優しい子で、小さいころからずっと一緒に遊んでた仲やから、あんな「悪い事」やってるってにわかに信じられへんねんけどな…。」
うつむく月子に比呂は手に持った冷えたお茶のペットボトルを手渡して言った。
「きっと、相棒が考えた作戦で照紗輝君とコンタクトがとれるよ。月ちゃんと相棒でゆっくりと話したらきっとわかってくれるやろ。」
「うん、そうであって欲しいな…。朝ごはん済んだら、先生が「ロシア病院」、いや「第三火薬廠」に連れて行ってくれるって言うてたから太君と美津恵ちゃんと一緒にスマホ持っていってくるわ。
比呂ちゃんはお兄ちゃんと大樹君と例の「人間魚雷」の修理に行くんやろ。昔からアンジャ島は遊び場で何度も行ったけどまさかそんな秘密基地があったなんてなぁ…。帰るまでにちょっと見てみたいかな?」
月子が呟くと比呂は月子の手をひいて砂浜を北東に歩き出した
「じゃあ今から見に行こうか!」
竜宮浜から北東に約400メートル進み小幡漁港から北に藪の中に入った。そこから50メートル進むと北端の切り立った崖の上に出た。
比呂は下を覗き込むと少し斜め下を指さし月子に説明した。
「月ちゃん、カーキ色の布がちょっとハタハタしてるのわかるかな?相棒と大樹が上や海から見てもようわからんように上手に擬装してるからな。あの奥が大きな洞穴になってて「回天」が隠されてるねん。動くようになったら月ちゃんも一緒に乗ろな。」
月子は洞穴の場所を確認すると比呂に向かってドライに返事をした。
「うーん、なんか爆発しそうで怖いからええわ。私は「武器」とかあんまり興味ないしな…。もうみんな起きてくるやろうから帰ろっか。」
帰り道の藪の中で突然、月子が白い花が枯れたツルを見つけてはしゃいだ。
「比呂ちゃん、「ヤマノイモ」の花や!この下に「自然薯」が埋もれてるで。掘り起こしていこか。」
と下に落ちている朽ち木の枝でツルの先を追跡し落ち葉をよけて地面を掘り始めた。比呂も朽ち木を探したが見つからないので、隣の樹の枯れた枝を折ろうとした。
「比呂ちゃん、その木は触ったらあかん!それ漆の樹やから樹液が地肌についたらかぶれて、めっちゃかゆくなってしまうで!」
月子の警告に思わず手を引っ込め、別の枝を探した。二人で汗をたらしながら約15分で約50センチの立派な自然薯を掘り起こした。
竜宮浜に戻ると全員起きていて、既にバーベキューコンロに火の準備ができていた。月子が自然薯をスライスしピザチーズと焼いた「山芋のチーズ焼き」は絶品で「あっ」という間に無くなった。
食事が済み、片付けを終えると時計は7時30分を示していた。比呂は一番と大樹と共にゴムボートに工具箱を積み込むと先にアンジャ島に向けてオールを漕ぎだした。月子、美津恵、太は母須野のワゴン車に乗り込むと青葉山ろく公園に向けて出発した。
青葉山ろく公園に車を止めると藪を抜け、昨晩、照紗輝のスマホを拾った建屋に向かった。真っ暗闇の中で見た建屋と違い、朝日の中で見るコンクリート造りの巨大な建物は「心無い者」による落書きに彩られており、床に散乱する多量のゴミと合わせて胸を痛めた。
建屋の中にあったテーブルをスマホを拾った場所の窓際に置くと、A4のコピー用紙に太いマジックで「9月21日 落とし物 スマートフォン」と目立つように貼付した。
「照紗輝君が探しに来てくれたらええねんけどな。」
月子が呟き「落とし物」の張り紙の上にスマートフォンを置くとと太が言った。
「本人が取りに戻ったらすぐにわかります。別の人が拾って交番に届けられちゃうとどうしようもないですけどね。まあ、落とした本人くらいしか朝からこんなところには来ないでしょう。まあ、僕らがここにいると出てこれないでしょうから、もう行きましょう。」
4人は青葉山ろく公園に戻ると、あらかじめ予定していた海上自衛隊舞鶴基地の見学へと向かった。
アンジャ島では、比呂達3人が回天の整備に入っていた。錆びついて動かなくなった部品を一番が狭い船内で外してはハッチから外に出す。大樹は外した部品に、養生テープを貼ると何の部品だったのかをマジックで書き込んで整理していった。
比呂は洞穴の奥で昨日試験的に希硫酸を入れたバッテリーにテスターをあて、電圧が24から28ボルトあることを確認し、(よっしゃ、ここのバッテリー生きてるやん!これは私らに「回天」を走らせろっていう79年前のご先祖様のお達しやろ。お彼岸に、回天の雄姿を見せてやるのが「供養」ってなもんやろ!)と未使用のバッテリーの梱包を解いては順番に希硫酸を注入していった。
船外では大樹が「舵」は固着することなく、上下左右に稼働し、二重反転スクリューも回ることを確認した。
「比呂ちゃん、舵もスクリューもOKやで!一番先輩が、舵の操縦桿から伸びる有線稼働機構の取り外しは済ませたから電気式シリンダーを着けといたらええんかな。」
大樹が比呂に問うと比呂はノートを取り出し自分で書いた回路図をチェックした。
「うん、さすがにこの時代に「サーボシリンダー」はあれへんかったから、ここにあったリレーで回路を組んで左右の舵は2段階のステップ操作にするわ。まあ潜ることは無いやろうけど上下の舵は1段階のコントロールができるようにするからおいといて。
あと、今装備されてる古いバッテリーと先端の300キロの爆薬を外すのは大変やけど私も手伝いに行くからボチボチやっといて。
爆薬分、バッテリーは増設するから元のスペックの14ノット(注33)は計算上20ノットに上がるし、航続距離も3万メートルもいらんから、前後バッテリーを並列・直列に切り替える仕様にすれば35ノット以上も夢とちゃうでなぁ!そしたら海上自衛隊のイージス艦もぶっちぎりやで!ケラケラケラ。」
と脳内麻薬の「エンドルフィン」出まくりのハイテンションな返事をした。
約5時間かけて船内の部品はほとんど船外に撤去した。月子と美津恵が作ってくれたお弁当を食べる以外、3人は働き続けた。
前部の炸薬スペースと信管を外したスペースにバッテリーを増設し直列に繋ぐと後部まで配線し回天十型のエンジンともいえる「直流モーター」に電流を流した。「ブーン」と最後部の二重反転スクリューが稼働することが確認された。
午後は舵の電気シリンダーを取り付けると後部バッテリーを積み込んだ。潜水することは無いので外したエアチャンバー部分には浸水等の非常時に備えてエアバックを装備した。午後5時、元の操縦席を戻し、操縦用タブレットを設置し起動させた。スクリューと船舵の駆動を確認し、白くくすんだアクリルの窓はどうしようもないので
防水のWEBカメラを取り付けタブレットで前方の視界を確保し洋上操艦可能な状態になり比呂は嬉しそうに叫んだ。
「おっしゃ!24時間バッテリー充電ができたら、これで明日は自衛隊舞鶴基地に「凱旋寄港」やで!」
(注33)「ノット」
「ノット」は速度を示す単位で、船舶の速度表記でよく使われる。
「1ノット」は1時間に「1海里(※1852メートル)」進むスピード。
「10ノット」は約「時速19キロ」、約「秒速5メートル」となる。
竜宮浜での最初の夜が明けた。9月22日、世間は「秋分の日」で暑い夏から涼しい秋へと変わる日と昔は言われていたそうだが、今年の秋分の日はまだまだ暑い。日の出とともに差し込む日差しでテントの中は蒸し風呂となり、比呂はじっとしていられなくなり、テントを出た。
陽が昇るアンジャ島方向に目をやると砂浜で海に向いて座る月子の姿があった。
「おはよう、月ちゃん。早起きやねんな。それとも私のいびきがうるさかった?」
努めて明るく声をかける比呂に月子は
「そんなに気を遣わんといて…。照紗輝君のことで、みんなを巻き込んでごめんね。太や先生がスマホの中身を解析した結果、「えらい事」になってることが解かったんはちょっとショックやったわ。
高校まではほんまに優しい子で、小さいころからずっと一緒に遊んでた仲やから、あんな「悪い事」やってるってにわかに信じられへんねんけどな…。」
うつむく月子に比呂は手に持った冷えたお茶のペットボトルを手渡して言った。
「きっと、相棒が考えた作戦で照紗輝君とコンタクトがとれるよ。月ちゃんと相棒でゆっくりと話したらきっとわかってくれるやろ。」
「うん、そうであって欲しいな…。朝ごはん済んだら、先生が「ロシア病院」、いや「第三火薬廠」に連れて行ってくれるって言うてたから太君と美津恵ちゃんと一緒にスマホ持っていってくるわ。
比呂ちゃんはお兄ちゃんと大樹君と例の「人間魚雷」の修理に行くんやろ。昔からアンジャ島は遊び場で何度も行ったけどまさかそんな秘密基地があったなんてなぁ…。帰るまでにちょっと見てみたいかな?」
月子が呟くと比呂は月子の手をひいて砂浜を北東に歩き出した
「じゃあ今から見に行こうか!」
竜宮浜から北東に約400メートル進み小幡漁港から北に藪の中に入った。そこから50メートル進むと北端の切り立った崖の上に出た。
比呂は下を覗き込むと少し斜め下を指さし月子に説明した。
「月ちゃん、カーキ色の布がちょっとハタハタしてるのわかるかな?相棒と大樹が上や海から見てもようわからんように上手に擬装してるからな。あの奥が大きな洞穴になってて「回天」が隠されてるねん。動くようになったら月ちゃんも一緒に乗ろな。」
月子は洞穴の場所を確認すると比呂に向かってドライに返事をした。
「うーん、なんか爆発しそうで怖いからええわ。私は「武器」とかあんまり興味ないしな…。もうみんな起きてくるやろうから帰ろっか。」
帰り道の藪の中で突然、月子が白い花が枯れたツルを見つけてはしゃいだ。
「比呂ちゃん、「ヤマノイモ」の花や!この下に「自然薯」が埋もれてるで。掘り起こしていこか。」
と下に落ちている朽ち木の枝でツルの先を追跡し落ち葉をよけて地面を掘り始めた。比呂も朽ち木を探したが見つからないので、隣の樹の枯れた枝を折ろうとした。
「比呂ちゃん、その木は触ったらあかん!それ漆の樹やから樹液が地肌についたらかぶれて、めっちゃかゆくなってしまうで!」
月子の警告に思わず手を引っ込め、別の枝を探した。二人で汗をたらしながら約15分で約50センチの立派な自然薯を掘り起こした。
竜宮浜に戻ると全員起きていて、既にバーベキューコンロに火の準備ができていた。月子が自然薯をスライスしピザチーズと焼いた「山芋のチーズ焼き」は絶品で「あっ」という間に無くなった。
食事が済み、片付けを終えると時計は7時30分を示していた。比呂は一番と大樹と共にゴムボートに工具箱を積み込むと先にアンジャ島に向けてオールを漕ぎだした。月子、美津恵、太は母須野のワゴン車に乗り込むと青葉山ろく公園に向けて出発した。
青葉山ろく公園に車を止めると藪を抜け、昨晩、照紗輝のスマホを拾った建屋に向かった。真っ暗闇の中で見た建屋と違い、朝日の中で見るコンクリート造りの巨大な建物は「心無い者」による落書きに彩られており、床に散乱する多量のゴミと合わせて胸を痛めた。
建屋の中にあったテーブルをスマホを拾った場所の窓際に置くと、A4のコピー用紙に太いマジックで「9月21日 落とし物 スマートフォン」と目立つように貼付した。
「照紗輝君が探しに来てくれたらええねんけどな。」
月子が呟き「落とし物」の張り紙の上にスマートフォンを置くとと太が言った。
「本人が取りに戻ったらすぐにわかります。別の人が拾って交番に届けられちゃうとどうしようもないですけどね。まあ、落とした本人くらいしか朝からこんなところには来ないでしょう。まあ、僕らがここにいると出てこれないでしょうから、もう行きましょう。」
4人は青葉山ろく公園に戻ると、あらかじめ予定していた海上自衛隊舞鶴基地の見学へと向かった。
アンジャ島では、比呂達3人が回天の整備に入っていた。錆びついて動かなくなった部品を一番が狭い船内で外してはハッチから外に出す。大樹は外した部品に、養生テープを貼ると何の部品だったのかをマジックで書き込んで整理していった。
比呂は洞穴の奥で昨日試験的に希硫酸を入れたバッテリーにテスターをあて、電圧が24から28ボルトあることを確認し、(よっしゃ、ここのバッテリー生きてるやん!これは私らに「回天」を走らせろっていう79年前のご先祖様のお達しやろ。お彼岸に、回天の雄姿を見せてやるのが「供養」ってなもんやろ!)と未使用のバッテリーの梱包を解いては順番に希硫酸を注入していった。
船外では大樹が「舵」は固着することなく、上下左右に稼働し、二重反転スクリューも回ることを確認した。
「比呂ちゃん、舵もスクリューもOKやで!一番先輩が、舵の操縦桿から伸びる有線稼働機構の取り外しは済ませたから電気式シリンダーを着けといたらええんかな。」
大樹が比呂に問うと比呂はノートを取り出し自分で書いた回路図をチェックした。
「うん、さすがにこの時代に「サーボシリンダー」はあれへんかったから、ここにあったリレーで回路を組んで左右の舵は2段階のステップ操作にするわ。まあ潜ることは無いやろうけど上下の舵は1段階のコントロールができるようにするからおいといて。
あと、今装備されてる古いバッテリーと先端の300キロの爆薬を外すのは大変やけど私も手伝いに行くからボチボチやっといて。
爆薬分、バッテリーは増設するから元のスペックの14ノット(注33)は計算上20ノットに上がるし、航続距離も3万メートルもいらんから、前後バッテリーを並列・直列に切り替える仕様にすれば35ノット以上も夢とちゃうでなぁ!そしたら海上自衛隊のイージス艦もぶっちぎりやで!ケラケラケラ。」
と脳内麻薬の「エンドルフィン」出まくりのハイテンションな返事をした。
約5時間かけて船内の部品はほとんど船外に撤去した。月子と美津恵が作ってくれたお弁当を食べる以外、3人は働き続けた。
前部の炸薬スペースと信管を外したスペースにバッテリーを増設し直列に繋ぐと後部まで配線し回天十型のエンジンともいえる「直流モーター」に電流を流した。「ブーン」と最後部の二重反転スクリューが稼働することが確認された。
午後は舵の電気シリンダーを取り付けると後部バッテリーを積み込んだ。潜水することは無いので外したエアチャンバー部分には浸水等の非常時に備えてエアバックを装備した。午後5時、元の操縦席を戻し、操縦用タブレットを設置し起動させた。スクリューと船舵の駆動を確認し、白くくすんだアクリルの窓はどうしようもないので
防水のWEBカメラを取り付けタブレットで前方の視界を確保し洋上操艦可能な状態になり比呂は嬉しそうに叫んだ。
「おっしゃ!24時間バッテリー充電ができたら、これで明日は自衛隊舞鶴基地に「凱旋寄港」やで!」
(注33)「ノット」
「ノット」は速度を示す単位で、船舶の速度表記でよく使われる。
「1ノット」は1時間に「1海里(※1852メートル)」進むスピード。
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