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「第1部「漫画ジェネシス」編」
「取り込み」
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「取り込み」
沖縄からの帰りの飛行機の中でひたすらノートパソコンを叩く羅須斗の姿があった。エコノミークラスで隣の席の客の目もあるので、引っかかるところがあると横にいる礼に目配せする。礼は、羅須斗の耳元でストーリーに対するアドバイスを加える。
気を遣いながらも、周りから見ると羅須斗の動きはかなり不審な人に見える。
沖縄旅行三日目は、再建中の首里城跡とひめゆりの塔だけをまわると、早めに空港に入り、喫茶店でひたすら「余命半年を宣告された嫁が…」のセリフ入りチャプターの制作に没頭している。
それは、朝一番に大御所から「新作の進捗はどないや?今日、ジェネシスの副編集長が来るから一緒に晩飯でもどうや?新作の「素案」ができてるんやったら少しでも「文字」にしてきてくれや。キャライメージの「絵」はまだええから、ストーリーの方だけ進めてきてくれたらええからな。」と電話があったからだ。
那覇空港から関西国際空港までのフライト1時間50分はすべて執筆にあてた。関空からは梅田行のリムジンバスに乗り、可能な限り執筆に時間をあて梅田から門真市駅までの電車でもスマホで文章を作り続けた甲斐もあり、夕方6時に分亜里マンション427号室に着くまでには、最終話までの「あらすじ」は出来上がった。帰ると旅支度の片付けもそこそこに、A4で20ページにわたるプロットとチャプターの「あらすじ」をプリントアウトし、夜7時半からの大御所と副編集長との会食に備えた。
「礼ちゃん、ありがとうな。礼ちゃんのおかげでなんとか間に合ったわ。書いてる俺が「ワクワク」する話やねんから、きっと大御所先生と副編集長にもウケると確信してるで。これで長期連載を勝ち取って、ほんまの「プロ」の漫画家としてデビューするで!
礼ちゃんは、飯食われへんのは申し訳ないけど、俺にとっての「世紀の瞬間」を礼ちゃんにも共有して欲しいから、良かったら「北新地の料亭」まで付き合ってくれへんか?」
と言う羅須斗の誘いに礼は少しもじもじしながら答えた。
「私なんかが行ってもええの…?まあ、羅須斗君の喜ぶ瞬間を天井の上から見守らせてもらうのは私としても嬉しいけどね。」
午後7時半前、羅須斗は大阪の繁華街で有名な「北新地」の高級料亭の暖簾をくぐった。伝説の料理対決番組「料理の将軍」にも出場した事のある有名料理長で「夜」のコースは一人5万円は下らないという。入り口で名乗ると、奥座敷に通された。上座に座る大御所と副編集長に会釈をして、向かいの席に座り「余命半年~」のプロットとチャプターを出そうとすると
「おー、羅須斗!メールで送ってもらった原稿先に読ませてもろたで。副編も読んでる。いやー、羅須斗にそこまでの才能があるとは失礼ながら思ってへんかったぞ。ここ数か月で一皮むけたな。まあ、ビールでも飲めや。」
笑顔の大御所と副編集長を前に、緊張しながら最初の一杯をいただくと会食が始まった。食事をしながら、大御所と副編集長は「余命半年~」のストーリーについての質問が続いた。この2日半の間、みっちりと礼と打ち合わせてきたので、紙ベースの「あらすじ」に加えてしっかりとストーリーの詳細が羅須斗の口から語られた。礼は、その様子をじっと見守っている。
「おおっ、これはええぞ!大ヒットの匂いがする!まさに「恋愛」、「人情」、「アクション」、「お色気」の「宝石箱」やな!」
「そうですね!大御所先生、「余命半年」は絶対にウケますよ!この「カラー」はジェネシスにはなかったものですからまさに「漫画ジェネシス」にとっても「宝石」ですよ!」
ご機嫌な様子で大御所も副編集長も羅須斗のグラスにビールを注ぎ続けた。気がつけば大ビンで3本以上のビールを「飲まされて」いた羅須斗は急に「尿意」を催した。
「会食の途中、失礼します。ちょっとおトイレに…。」
と断りを入れて、羅須斗は部屋を出た。
トイレを済ませ、(もしかして、長期連載の可能性もあるんとちゃうか?コミックス発刊までいったら兄貴や親父もおかんも納得してくれるやろ。ここはこれからの話を期待しよか…。)と思いながら、部屋に戻った羅須斗には予想しない言葉がかけられた。
「羅須斗、お前、うちのスタジオアシスタントのサブチーフになれへんか?お前ももう30(歳)や。月50万に、ボーナスつけて年間800万の給料を保証したんで!」
「崖淵先生、いい話じゃないですか!お給料もぐっと上がりますし、何といっても将来が保証されますよね!」
羅須斗が部屋に戻り座るや否や、大御所と副編集長がビール瓶を片手に羅須斗に話しかけてきた。その二人の後ろで天井から降りて来た礼が大きく腕を顔の前で横に振り、羅須斗に叫んだ。
「こんな申し出受けたらあかん!羅須斗君、この二人はグルや!「余命半年」を大御所スタジオのものにするために、羅須斗君を取り込もうとしてんねん。
羅須斗君は「サラリーマン」になりたいんや無くて「漫画家」になりたいんやろ!自分の作品を出したいんやろ!せやったら、こんな話受けたら絶対にあかんで。私と同じ「ゴーストライター」として飼い殺しになってしまう!」
「えっ、礼ちゃん、それってどういうこと?」と無意識のまま羅須斗は大御所と副編集長の背後にいる礼に尋ねた。大御所と副編集長は羅須斗が自分たちでは無いものに向ける視線と言葉に戸惑った。
「羅須斗、お前何言うてんねや?酔っぱらってんのか?」
キョトンとした表情の大御所が羅須斗に声をかけた。副編集長が、その場をとりなす様に羅須斗に言った。
「大御所先生は崖淵先生の才能を高く買ってます。ただ、崖淵先生はまだ若い。ここ数年、大御所スタジオでサブチーフとして経験を積むことで将来的に崖淵先生がスタジオを開いた時のプラスになると思います。アシスタント一人一人に寄り添う大御所先生のご厚意に甘えてみてはいかがですか?凄く良い条件だと思いますよ。」
副編集長の後ろで礼が再び羅須斗にしか聞こえない声で叫んだ。
「あかんで、羅須斗君!この二人は、「余命半年~」を大御所先生の作品として出そうとしてんねん。今のバイオレンス物が読者に飽きられて売り上げが下がり気味で新しいネタも出てけえへんようになってきてる。
そこで羅須斗君の作品を「大御所作品」として出そうとしてんねん!羅須斗君がトイレに行ってる間に「羅須斗を取り込んで、わしの名前で「余命半年」を出せるんやったら、羅須斗に1000万払っても安いもんや。副編集長の提案に乗って正解かもしれへんな。羅須斗がプロデビューしてもわしは1銭の得にもなれへんもんな。」、「そうですね。ジェネシスとしても新人作品として出すより、大御所先生の名前で出してもらう方が売り上げがあがります。大御所先生のネームバリューがあれば「余命半年」はヒットは間違いないです。25万部の2冊で50万部。見込み印税は3000万は下らないですからね。さっきの崖淵の話だと続編も構想はあるみたいですから、一度取り込めば、その後は崖淵のネタが尽きるまで飼い殺しでいいんじゃないですか。」って二人で話してるんを私は聞いたんよ!羅須斗君、この話は断って!」
羅須斗は(尊敬する大御所先生がそんなことを考えてるなんて…。)と思い言葉に詰まった。羅須斗が礼とそんな会話を交わしていると思う由もない大御所はあらかじめ用意されていた社員契約書を取り出し羅須斗の懐柔に入った。
「羅須斗、わしももう年や。お前の若さと才能が有れば十数年後にはわしのスタジオを継いでもらってもええと思ってる。今のチーフアシよりもお前の方をわしは評価してるからな。どうや、わしのスタジオの社員になってくれ。さあ、ここに署名を…。」
副編集長も羅須斗に一緒に甘い言葉をかけてくる。戸惑う羅須斗を前に
「あかん!もう我慢できへん!羅須斗君、私、今から「暴走」するけどごめんね!」
と礼は「一言」言うと、副編集長の背中から「すーっ」と入り込んだ。その後の動きは羅須斗の想像を超える全く「予想外」のものだった。
第1部「漫画ジェネシス」編 完結
沖縄からの帰りの飛行機の中でひたすらノートパソコンを叩く羅須斗の姿があった。エコノミークラスで隣の席の客の目もあるので、引っかかるところがあると横にいる礼に目配せする。礼は、羅須斗の耳元でストーリーに対するアドバイスを加える。
気を遣いながらも、周りから見ると羅須斗の動きはかなり不審な人に見える。
沖縄旅行三日目は、再建中の首里城跡とひめゆりの塔だけをまわると、早めに空港に入り、喫茶店でひたすら「余命半年を宣告された嫁が…」のセリフ入りチャプターの制作に没頭している。
それは、朝一番に大御所から「新作の進捗はどないや?今日、ジェネシスの副編集長が来るから一緒に晩飯でもどうや?新作の「素案」ができてるんやったら少しでも「文字」にしてきてくれや。キャライメージの「絵」はまだええから、ストーリーの方だけ進めてきてくれたらええからな。」と電話があったからだ。
那覇空港から関西国際空港までのフライト1時間50分はすべて執筆にあてた。関空からは梅田行のリムジンバスに乗り、可能な限り執筆に時間をあて梅田から門真市駅までの電車でもスマホで文章を作り続けた甲斐もあり、夕方6時に分亜里マンション427号室に着くまでには、最終話までの「あらすじ」は出来上がった。帰ると旅支度の片付けもそこそこに、A4で20ページにわたるプロットとチャプターの「あらすじ」をプリントアウトし、夜7時半からの大御所と副編集長との会食に備えた。
「礼ちゃん、ありがとうな。礼ちゃんのおかげでなんとか間に合ったわ。書いてる俺が「ワクワク」する話やねんから、きっと大御所先生と副編集長にもウケると確信してるで。これで長期連載を勝ち取って、ほんまの「プロ」の漫画家としてデビューするで!
礼ちゃんは、飯食われへんのは申し訳ないけど、俺にとっての「世紀の瞬間」を礼ちゃんにも共有して欲しいから、良かったら「北新地の料亭」まで付き合ってくれへんか?」
と言う羅須斗の誘いに礼は少しもじもじしながら答えた。
「私なんかが行ってもええの…?まあ、羅須斗君の喜ぶ瞬間を天井の上から見守らせてもらうのは私としても嬉しいけどね。」
午後7時半前、羅須斗は大阪の繁華街で有名な「北新地」の高級料亭の暖簾をくぐった。伝説の料理対決番組「料理の将軍」にも出場した事のある有名料理長で「夜」のコースは一人5万円は下らないという。入り口で名乗ると、奥座敷に通された。上座に座る大御所と副編集長に会釈をして、向かいの席に座り「余命半年~」のプロットとチャプターを出そうとすると
「おー、羅須斗!メールで送ってもらった原稿先に読ませてもろたで。副編も読んでる。いやー、羅須斗にそこまでの才能があるとは失礼ながら思ってへんかったぞ。ここ数か月で一皮むけたな。まあ、ビールでも飲めや。」
笑顔の大御所と副編集長を前に、緊張しながら最初の一杯をいただくと会食が始まった。食事をしながら、大御所と副編集長は「余命半年~」のストーリーについての質問が続いた。この2日半の間、みっちりと礼と打ち合わせてきたので、紙ベースの「あらすじ」に加えてしっかりとストーリーの詳細が羅須斗の口から語られた。礼は、その様子をじっと見守っている。
「おおっ、これはええぞ!大ヒットの匂いがする!まさに「恋愛」、「人情」、「アクション」、「お色気」の「宝石箱」やな!」
「そうですね!大御所先生、「余命半年」は絶対にウケますよ!この「カラー」はジェネシスにはなかったものですからまさに「漫画ジェネシス」にとっても「宝石」ですよ!」
ご機嫌な様子で大御所も副編集長も羅須斗のグラスにビールを注ぎ続けた。気がつけば大ビンで3本以上のビールを「飲まされて」いた羅須斗は急に「尿意」を催した。
「会食の途中、失礼します。ちょっとおトイレに…。」
と断りを入れて、羅須斗は部屋を出た。
トイレを済ませ、(もしかして、長期連載の可能性もあるんとちゃうか?コミックス発刊までいったら兄貴や親父もおかんも納得してくれるやろ。ここはこれからの話を期待しよか…。)と思いながら、部屋に戻った羅須斗には予想しない言葉がかけられた。
「羅須斗、お前、うちのスタジオアシスタントのサブチーフになれへんか?お前ももう30(歳)や。月50万に、ボーナスつけて年間800万の給料を保証したんで!」
「崖淵先生、いい話じゃないですか!お給料もぐっと上がりますし、何といっても将来が保証されますよね!」
羅須斗が部屋に戻り座るや否や、大御所と副編集長がビール瓶を片手に羅須斗に話しかけてきた。その二人の後ろで天井から降りて来た礼が大きく腕を顔の前で横に振り、羅須斗に叫んだ。
「こんな申し出受けたらあかん!羅須斗君、この二人はグルや!「余命半年」を大御所スタジオのものにするために、羅須斗君を取り込もうとしてんねん。
羅須斗君は「サラリーマン」になりたいんや無くて「漫画家」になりたいんやろ!自分の作品を出したいんやろ!せやったら、こんな話受けたら絶対にあかんで。私と同じ「ゴーストライター」として飼い殺しになってしまう!」
「えっ、礼ちゃん、それってどういうこと?」と無意識のまま羅須斗は大御所と副編集長の背後にいる礼に尋ねた。大御所と副編集長は羅須斗が自分たちでは無いものに向ける視線と言葉に戸惑った。
「羅須斗、お前何言うてんねや?酔っぱらってんのか?」
キョトンとした表情の大御所が羅須斗に声をかけた。副編集長が、その場をとりなす様に羅須斗に言った。
「大御所先生は崖淵先生の才能を高く買ってます。ただ、崖淵先生はまだ若い。ここ数年、大御所スタジオでサブチーフとして経験を積むことで将来的に崖淵先生がスタジオを開いた時のプラスになると思います。アシスタント一人一人に寄り添う大御所先生のご厚意に甘えてみてはいかがですか?凄く良い条件だと思いますよ。」
副編集長の後ろで礼が再び羅須斗にしか聞こえない声で叫んだ。
「あかんで、羅須斗君!この二人は、「余命半年~」を大御所先生の作品として出そうとしてんねん。今のバイオレンス物が読者に飽きられて売り上げが下がり気味で新しいネタも出てけえへんようになってきてる。
そこで羅須斗君の作品を「大御所作品」として出そうとしてんねん!羅須斗君がトイレに行ってる間に「羅須斗を取り込んで、わしの名前で「余命半年」を出せるんやったら、羅須斗に1000万払っても安いもんや。副編集長の提案に乗って正解かもしれへんな。羅須斗がプロデビューしてもわしは1銭の得にもなれへんもんな。」、「そうですね。ジェネシスとしても新人作品として出すより、大御所先生の名前で出してもらう方が売り上げがあがります。大御所先生のネームバリューがあれば「余命半年」はヒットは間違いないです。25万部の2冊で50万部。見込み印税は3000万は下らないですからね。さっきの崖淵の話だと続編も構想はあるみたいですから、一度取り込めば、その後は崖淵のネタが尽きるまで飼い殺しでいいんじゃないですか。」って二人で話してるんを私は聞いたんよ!羅須斗君、この話は断って!」
羅須斗は(尊敬する大御所先生がそんなことを考えてるなんて…。)と思い言葉に詰まった。羅須斗が礼とそんな会話を交わしていると思う由もない大御所はあらかじめ用意されていた社員契約書を取り出し羅須斗の懐柔に入った。
「羅須斗、わしももう年や。お前の若さと才能が有れば十数年後にはわしのスタジオを継いでもらってもええと思ってる。今のチーフアシよりもお前の方をわしは評価してるからな。どうや、わしのスタジオの社員になってくれ。さあ、ここに署名を…。」
副編集長も羅須斗に一緒に甘い言葉をかけてくる。戸惑う羅須斗を前に
「あかん!もう我慢できへん!羅須斗君、私、今から「暴走」するけどごめんね!」
と礼は「一言」言うと、副編集長の背中から「すーっ」と入り込んだ。その後の動きは羅須斗の想像を超える全く「予想外」のものだった。
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