『俺のマンガの原作者はかわいい浮遊霊小説家《ゴーストライター》』

M‐赤井翼

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「はじめに」

「「はじめに」のようなもの」

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「「はじめに」のようなもの」

赤井です。
「やさしい狂犬」終わってすぐですが、「新作」の
『俺のマンガの原作者はかわいい浮遊霊小説家ゴーストライター
を連載開始させていただきます。
いきなりですが、今回もお決まりの「大人の事情」です。

今作は「暗く」、「堅かった」「やさ狂」から一転、「はっちゃけ小説(笑)」です。
うちのクライアントの脚本家さんは、メインの3件の納品先があるんですね。
1件は「余命半年~」シリーズ、もう1件は「なつ&陽菜」シリーズをここ4年にわたり納品させてもらってます。
今回の作品の依頼者は、最近では「最後に笑えりゃ勝ちなのよ」、それ以前は「私の神様は〇〇〇〇さん~不思議な太ったおじさんと難病宣告を受けた女の子の1週間の物語」に加え「お母ちゃん(霊)と一緒」、「MNRJオカやん」の納品先です。
「コロコロ」で公演できなかった頃からのお付き合いです。

赤井作品の中では唯一の「普通小説(笑)」と評される「さいわら」は別として、「主人公」が「ビリケンさん」みたいな太ったおっさん」でもOKですし、「幽霊の45歳のお母ちゃん」でもOKという監督さんらしいです(※私はあったことがない。なぜならゴーストライターだから(笑)。)
あー、あと経営している小料理屋が隣の店の火事の巻き添えを受けて、店舗再建の為に「1億円の賞金を目指して夫婦で「つちのこ探検隊」に参加する」って言う話も使ってくれてましたね。
「ビリケンさん」、「つちのこ」、「浮遊霊」その他「オカルトネタ」全然OK(笑)な依頼人さんは「好き」(笑)!

クライアントの脚本家さんから聞くに、平均年齢の高い(失礼)劇団だそうなのですが、
「今回、若いイケメンと可愛い子が新しく入ったんで「若い子主役」の作品書いてみてや。「はっちゃけ」ていいって言ってはるし「主人公」が「つちのこ」や「チュパカブラ」はあかんけど、「COSMO‘s」(※石川県羽咋市に墜落したUFOに乗ってた4人の地球人型宇宙人アイドルの話です。「アルファポリスでは未公開」)の時みたいに、見た目が人間やったら「何でもあり」やで。おもろい仕事になるやろ?」
と「甘い誘い」を受けたのが、今年のお正月でした。
とりあえず、箱根駅伝を見つつ、酒飲みながらの2日程でプロットとセリフ入りのチャプターを送りました。

ひとつ不安だったのは、この依頼人さんは、劇団ファンクラブの会員さんに「文庫」を配るんですよね…。
つまり、ノベル化前提っていう話。
脚本のベースになる「セリフ入りチャプター」までなら3、4日で書けるんですけど、小説を書こうと思うと、200ページでも最低10日はかかる。

他でも書きましたが1月から、週3日は別の仕事を始めてるので「小説化」は少ししんどいと思って、返事を伸ばしてたら
「「礼ちゃんの件」、3月末の公演に決まったから、3月10日までに「本」を書き上げておいてな。」
と言われたのが2月頭。
「ゲロゲロ。「小説化」の話生きてたん(汗)?」
おまけに、
「あと若い女の子2人出してやって。「ラブコメ要素」も入れて欲しいって言うてたで。よろひこー!」
って、毎度ながらのいきなりの無慈悲な「無茶ぶり(泣)」。

当初、作ったチャプターは、劇団の状況に忖度して、主人公の「漫画家志望の男の子」とその家に住む「浮遊霊の女の子」しか若い子は出てこず、後はおっちゃん&おばちゃんばかりの予定でした。
急遽、後半の展開で主人公の出版社の担当者を若い女の子に変更して…。
実はまだ書き直し分は書き終わっていません。
まあ、最終回の一話前の話は決まってるんで、「ちょい足し「要」!」

ラストを「浮遊霊の女の子」とくっつけるか、「生身の女の子」とくっつけるかの意見をもらう前提で、目下、書き直し中です。
クライアントさんも依頼人さんも私より少し年が下なので、「ラブコメマンガ全盛期」の世代なので、どちらに転んでもいいようです。
名作の「うる星」や「モンスガ」みたいに「宇宙人」や「妖怪」と主人公の男の子が結ばれるエンディングパターンも過去にはありますもんね(笑)。
個人的には「モンスガ」のエンディングが大好き!
まあ、「真似しんぼ(笑)」になってもダメなので、今回のヒロインの浮遊霊の「礼ちゃん」は前記2作のヒロインと違って、「控えめ」なキャラにしているので身を引くパターンも十分あり!

結局、今日の時点でクライアントと元請けさんからのエンディングの「即決」は無く、
「2パターンの「オチ」を提示して!」
とさらに仕事量アップ。
「Wエンディングになった分は「払う」から。」
って言われても、「時間」が無い…。
「決着はつけない」っていう「オチ」も含めてラストは返事待ちです。
さて、どうなることやら。


あと、今作ではちょっと遊ばせてもらったのが「劇中」で「過去作」や「未発表作」をちょろっと入れさせてもらったのが楽しかったです。
主人公の羅須斗君がヒロインの礼ちゃんとタッグ組んで「余命半年~」を漫画化します。
これは書いてて楽しかったですねぇ!
かつて、読者さんからも「絵をつけていいですか?」との依頼をいただいたこともあったのですが、結果的に実現せず、「コミックで活き活きと活躍する稀世ちゃん」を想像して楽しんでます。
そして、「ニーズ」が無く、お蔵入りした「稀世ちゃん」たち(※「ニコニコプロレス」ではない。)が「ゾンビレスラー軍」と戦う話もちょろっと入れます(笑)。
そこは「あー、赤井、遊んでやがるな!」と笑ってやってください。

今作も「やさ狂」同様に、「おまけ投稿」する時間はないと思うので、先に書いておきます。
作中で格闘家の「前田日明」選手やオカルト界のアイドル「角由紀子TOCANA総裁」をインスパイアしたキャラの話が出てきます。
「俺ゴー」を楽しんでいただくために、この二人のユーチューブを見ていただくと…。
まあ、ネタバレになっちゃうので、ここでは控えておきましょうかねぇ!

余談ですが、「角由紀子TOCANA総帥」のユーチューブがめちゃくちゃ面白いんですよね~!
めちゃくちゃ美人なのに凄い「チャレンジャー」!
わきの下に「逆さ福」、掌に「覇王線」のタトゥーを入れる番組は必見ですよ!
効果てき面で昨年の映画「三茶ポ」は大ヒットで、今では「月刊ムー」5代目編集長の三上丈晴氏より人気があるかもしれないですもんね。
あー、「オカルト初心者」の読者さんに説明を加えておくと、角総裁の「三軒茶屋のポルターガイスト」っていうドキュメンタリー映画が去年爆ヒットしてるんですよ!
さすが「痛みに耐えた「逆さ福」と「覇王線」の入れ墨」の効果でまくりです!
続編もめっちゃ楽しみ!
でも、皆さんは真似して「こっくりさん」で遊んじゃだめですよ(笑)!


さて、つらつらと書いてきましたが、明日から
『俺のマンガの原作者はかわいい浮遊霊小説家ゴーストライター
を始めます。
シリーズものではないので「鈍い立ち上がり(笑)」が予想されますが、ラストは
「ハッピーエンド」
をお約束しますので、なにとぞ最後までお付き合いいただければと思います。
感想欄、メールの返事も遅れがちになると思いますが、必ず全部読んでます。
皆さんの「応援」が赤井の「エネルギーお酒」ですので、よろしくお願いします。

では、とりあえず明日から13日間の「俺ゴー」の
「第1部「漫画ジェネシス」編」
はじまりはじまり―!
(⋈◍>◡<◍)。✧♡






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