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「序章編」

「再会」

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「再会」
 9月11日午後3時30分、向日葵寿司の前を歩いてきた真央に、「あれ?真央ちゃん?鈴木真央ちゃんやんなぁ?」と陽菜が声をかけた。一瞬、「あなた誰?」といった表情を浮かべたので
「昔、近くに住んでいた仲田陽菜や。よく一緒に遊んだやろ!久しぶりやな。その制服見ると真央ちゃんも門工に通ってるんや?私の七年下の後輩になったんやなぁ…。」
と話すと真央も思い出したように「陽菜姉ちゃん?」と顔をあげた。
「まあ、偶然の再会や!今から抹茶わらび餅食べるとこやったからちょっと寄っていき!最近の門工の事なんかも聞かせて欲しいしな!」
と真央を向日葵寿司に招き入れた。

 向日葵寿司のカウンター席に直と陽菜と陽菜の古い知り合いという真央が座った。三朗がカウンター越しに涼しげな薄いブルーのグラデーションが入ったガラスの器で、きな粉がかかったエメラルドグリーンが鮮やかな抹茶わらび餅を出した。稀世が
「直さんは黒蜜で、陽菜ちゃんは練乳やな。陽菜ちゃんの後輩ちゃんはどっちをかける?」
と優しく尋ねると「陽菜姉ちゃんと同じで…。」と小さな声で答えた。陽菜は真央の器に練乳をたっぷりとふりかけると
「真央ちゃん、ほんま久しぶりやなぁ!私が引っ越して以来やから六年ぶりになるかな?今は門工に通ってるんや?」
と話しかけると、こくりと頷き「建築科です。」と答えた。(陽菜ちゃんの後輩ちゃんっていうにしてはおとなしい子やな。)と稀世は思いながら、「冷茶」を真央の前に置いた。

 陽菜が懐かしそうに、二人の思い出話を繰り返していると、徐々に真央の気持ちも解れてきたのか徐々に笑顔が出て声にも張りが出てきた。真央は、陽菜と家が隣同士で真央が小さい時から7歳上の陽菜が年下の真央を可愛がってやっていたらしい。極めつけは、真央が幼稚園と小学生二年と五年で三回のいじめにあった時に、そのいじめグループに「カチコミ」をかけ、いじめをやめさせたエピソードだった。今と変わらぬ正義感と優しさでいじめを繰り返したものにはとことん痛い目を見せ、その親にまで食って掛かったという性格は今の陽菜に引き継がれていると稀世は思った。
 陽菜の高校卒業以降、ニコニコプロレスの入門に合わせて大阪市内に引っ越し、4年前にここ門真市駅東商店街近くのマンションに戻ってきたのだが付き合いは途切れてしまっていたとのことだった。

 陽菜は真央との話の中で、今は「陽菜チャンネル」というユーチューブチャンネルをやっていることを話した。すると、真央も
「私の同級生の友達もユーチューブやってるんですよ。結構人気ユーチューバーで凄いんですよ。」
と口を開いたが、その瞬間にうつむいてしまった。違和感を感じた陽菜が
「どないしたん?門工のユーチューバーっていうたら、テレビとか出てるV-tuberの「Mihco」やなぁ。私も「Mihco」好きでチャンネル登録してるし、質問を投げたこともあるんやで!
 かわいいヴァーチャルキャラに丁寧で優しいトークが良かったよな…。とても年下がやってるとは思えへんかったわ。8月の終わりやったかな?AI使ったリアルタイムチャットができるようになったって情報を聞いて、ニコニコ動画で一回生チャットもさせてもろたんよ。コンピューターとのやり取りとは思われへんくらいスムーズで、かつ的確な会話になってて凄いなぁって思ってたんよ。真央ちゃんの友達ってもしかして「Mihco」か?」
と尋ねると、困った顔をして小さく頷いた。

 「へーえ、「Mihco」と友達なんや!今度いっぺん会わせてや。レベルは全然ちゃうけど同じユーチューバーとして勉強させてほしいねん。ちゅうても、新しいリアル対応のAIシステムになってからすぐに更新が止まってしもてるけどな…。真央ちゃん、友達やったらなんか聞いてるか?」
と陽菜が尋ねると少し間を開けて小さく首を横に振った。
「じゃあ、「Mihco」に会ったら七学年上の卒業生が「凄い後輩」に会うのを楽しみにしてるって言うとってくれるか。」
の問いに対しては小さくうなづいた。

 陽菜と真央の会話が途切れたところで、稀世が真央に尋ねた。
「真央ちゃん、今日はやたらと門工の女の子に縁があるんやけど、何か学校でえらい問題が起こってるんやて?」
途端に表情を曇らせた真央に直は何かを感じた。
「真央ちゃんとやら、さっきまで門真工科高校の一年生が二人来とってな、今日は午前中で休校になったって言うてたんや。学校で生徒の自殺が続いてて、その原因がスマホに連絡入れてくる「メリーさん」っていう訳のわからんもんが原因やって言うことやねんけど、なんか聞いたことあるか?何でもええねん。知ってることがあったら教えてほしい。
 このニコニコの街の仲間が困ってるんや。初対面のばばあからこんなこと言われても困るとは思うが、幸い陽菜の知り合いっていう事やからできたら協力してほしい。」
と真央に丁寧に頭を下げると、真央は「そんな…、頭をあげてください。」と直に小さな声で囁いた。
 
 真央は、自らに助けを求めるように、「ぽそり」、「ぽそり」と言葉をつないだ。「Mihco」の「中の人」である女の子の「美波」は自分の親友であること、そして8月28日から「行方不明」になっていること、そして9日には学校カーストのフォアローゼストップ4の内、同級生の愛美が飛び降り自殺未遂をして、その愛美の自殺現場で優依と会い、10日には一年生の優依が自宅でリストカットでの自殺未遂を働いたというところまでは聞いた通りだった。
 ただ一つ違ったことは、自殺未遂した一年生の優依から真央に自殺前にコンタクトがあったことだった。真央が言うには、10日の朝に優依から真央に直接電話があったという。内容は、「今まで意地悪してごめんね。「メリーさん」にみんなばれちゃってた…。言い訳にしか聞こえへんと思うけど、私は真央さんの事好きやったで。今から死んでお詫びするね。」とのことだった。電話の会話は途切れ、その後、真央が何度電話しても優依が電話に出ることは無かった。
 優依は学校近くの2LKのレディースマンションに一人暮らしをしていて、そこはフォアローゼスのたまり場になっており、真央は同級生の愛美にパシリとして度々優依のマンションに買い出しを頼まれ、届けさせられたことがあったので場所は知っていたとの事だった。

 優依からの電話の内容を真に受けた真央は無我夢中で優依のマンションに走った。インターホンをいくら鳴らしても反応はない。玄関のカギはかかっていた。
「もしかして優依いう子とフォアローゼスの奴が「悪ふざけで」慌てる真央ちゃんをからかっていると思わへんかったん?」
という陽菜の質問に対しては、前日の土曜日の午前8時に同級生の愛美が飛び降り自殺未遂をしていたことはその日のネットニュースで知っていたので、その時は優依の電話の真偽を疑う気持ちは全くなかったと話した。
 先輩フォアローゼスの為のスペアキーの隠し場所であるガスメーターボックスから鍵を取り出すと、一気に優依のマンションに飛び込んだ。いつも履いていた優依のお気に入りのサンダルがあることから優依は室内にいると確信したという。リビングと寝室にいないことを確認し、ユニットバスに向かった、
 するとそこにはユニットバスの真っ赤な湯に左腕を浸し、ぐったりと湯船にしなだれかかる優依を発見した。真央は慌てて優依の頬を叩くと、かすかに目があき「真央さん、ごめんね…。まさかこんなことになるなんて…。メリーさんが迎えに来たの…。」と言い意識を失った。
 真央は優依の左腕を湯船から引き上げると、自分の頭の髪を止めている白いシュシュを外し優依の手首の上をきつく締めつけた。白いシュシュはすぐに真っ赤に染まった。右腕で微弱ではあるが脈があることを確認すると急いで119に救急要請をかけた。幸い、すぐに救急車は到着し門真総合病院への同行を求められた。その後の優依の両親等との連絡を考えユニットバスの床に落ちていた優依のスマホをポケットに入れ、救急隊員と一緒に病院に向かったとのことだった。
 その後、救急待合で二時間ほど血まみれの服のまま、優依の安否を待ち、手首の傷の縫合と緊急輸液により生命の危機が無いことを確認すると、医師に「自分は優依から自殺の報を受けた学校の知り合いで、あとの連絡は意識が戻り次第、本人の親に入れてください」と伝え病院を後にしたとのことだった。

 「へー、真央ちゃん凄いやん!下級生の命を救ったんや!さすが私の後輩やな!
今日は、ここの女将でニコニコプロレスの大先輩の稀世姉さんが真央ちゃんとこの三年生の葵ちゃんっていったかな?門工三年生の飛び降り自殺を助けたんやで。
 それにしても今の話やとこの3日で三人も自殺って…。まあ、三人とも未遂ですんでるんやったからええけど尋常な事やないなぁ。「Mihco」も行方不明ってなんかの事件に巻き込まれてるんかなぁ…。自殺未遂三人はフォアローゼスってことやし、「Mihco」も別嬪やし、何かあるんやろかな?真央ちゃんなんか知ってることあれへんか?私で良かったら何か力になるで。」
と陽菜が言うと、真央は「葵先輩も飛び降りたんですか?」とだけ言うと黙りこくってしまった。
「とりあえず、私が気になってるんは「Mihco」の安否やな…。家とか行ってみたん?この間までの書き込みやと、お父さんは単身海外出張で、一人暮らしでマネージャーさんが面倒見てくれてるみたいなことやったけど…。真央ちゃんは何か知ってんの?」
と陽菜に尋ねられ、
「家には帰ってないみたいです…。それ以上の事は…。」
と言葉を濁した。

 その言葉の濁し方が気になった稀世が
「Mihcoちゃんの行きつけの遊び場とか男関係とかなんかあれへんの?」
と会話に割って入ったが、真央は何も言わなくなった。
 はたと真央の目線に落ち着きがなくなった。常に斜め下を見て、稀世と直とは絶対に目を合わそうとしない。
 約二時間、向日葵寿司で話をしたが、話は要領を得ないまま、
「ちょっと、この後用事がありますのでこれでおいとまさせてもらいます…。わらび餅美味しかったです。ごちそうさまでした。陽菜姉ちゃん、久しぶりに会えて楽しかったです。では、これで失礼します。」
と言うと、立ち上がった。その時、ポケットから二台のスマホが床に落ちた。一台は普通の手帳式のスマホケースで、もう一台は派手にビーズでデコられた真央にはとても似合わないスマホだった。
 陽菜は、さっと荷台のスマホを拾い上げ派手なスマホをしげしげと見つめた。その瞬間、デコられたスマホが鳴った。日頃の習慣で陽菜は自分のスマホのように画面を自分の方に向けてチェックすると、ラインの着信メッセージが入っていたことに気づいた。
「ん!「メリーさん」?今、向日葵寿司にいるのね。死な」までのメッセージが読み取れた。
 陽菜は真央に画面を突きつけ
「真央ちゃん、「メリーさん」って、これ…?「今、向日葵寿司にいるのね。死な」って出てるけど何なん?ちょっときちんと見せて!なんか変なことに…」
と言いかけたところ、「陽菜姉ちゃん、ごめん。絡まない方がええから。」と言うとデコったスマホをひったくるように奪うと店を駆け足で出て行った。

 「おそらく、今の派手なスマホは昨日彼女が助けたっていう学園カーストの後輩のスマホやろな。事件現場の風呂場で拾った後の話も無かったしな…。自殺未遂した後でもつきまとう「メリーさん」か…。厄介な臭いがするのう…。」
直が呟くと、入れ違いで夏子が葵を連れて帰ってきた。
 直が葵に「スマホに連絡はあれへんかったか?」と問うと、スマホをチェックし「友達からのリツイートとラインで友達登録してる法人からの着信だけです。」と言う返事だった。
「うーん、葵ちゃん、あんたに来た「メリーさん」からの通信記録って見せてもらうことできるか?」
と直が聞くと
「はい、いいですよ。まず、最初に来たのがこれで…。」
と画面を開いて説明を始めた。最初に「メリーさん」から来ていたのはラインメッセージ深夜の打ち合わせ?」だった。その後「悪もん同士で「昨晩は愛美ちゃんの相談にのってあげたんだね。仲間には優しいんだ。」
というメッセージまで一気に通読した。稀世と直と陽菜は頭を寄せ合って画面に注目する中、夏子だけは無関心だった。
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