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緑音のハナシ2
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小学校の低、中学年のころ
俺は、よくない遊びをしていたことがある、親の部屋に入りイケない本を探して読むという遊び。
俺には、年子の兄がいる。名前は、緑咲。
兄とも一緒に行っていた遊び。
兄と学校から帰ってきて二階に向かう。
階段をぐるっと囲むように三つある部屋の一番奥の部屋に入る。
右側には本棚があり乱雑に置かれた本が入りきらないほどおいてある。
本棚の向かい側にあるベットに移動しいったん寝そべってから、本棚のちょうど真ん中の一番上の段にある
漫画を取ろうと自分の身長の倍はある本棚の前に立ち本がぎっしり置いてあるところから足場をみつけ一段上る。
左手を棚に置いて体を支えながら右手を漫画のところまでめいいっぱい伸ばす。
ほかの漫画にあたって落とさないように体に力が入る。
ん”ん”ん”ーと声を出しながらなんとかとった漫画。
手のひらじゃ片手手では持てなかったのか、どさっと落としてしまった。
雑誌よりも分厚くページを止めているところが丸びを帯びている。
表紙には、女の子の顔が赤く涙目で服がはだけている絵。
小学生の俺にはなんだかわからなかったけど、そこに書かれている行為にひどくこうふんしていた。
小学生にして性に目覚めていたのである。
どんどん読み進めていくにつれ下のほうが固くなっていった。
兄には気づかれないように漫画で隠していた(つもり)だったが、兄もきっと同じ状態だったと思う。
そんないけない遊びは、たびたび父に気づかれ、怒られることが何度かあった。
その時は、怒られてから三日くらいは何もせずに三日たったらまた同じことをするというのを兄の何回も繰り返したある日、俺は、父の本を自室に持ってきて枕の下に隠した。
なぜなら、枕の下に夢に見たい本を枕の下に置くと見れるというのを友達から聞いたからである。俺はワクワクしながら、眠ったが、そんな夢見ることができなかった、というか覚えていないのかもしれない。
がっかりしながら、茶の間に行くとオジサンがいた。
「オジサンおはよう。」
「おはよう!昨日は早く寝たんだな、いつもなら夜中まで話しているだろう。」
小学生だった俺は、もしかして気づかれたのではと思いながら適当な言い訳を言う。
「うん、ちょっと眠くて」
オジサンと仲良く話し学校に行く支度をして、学校に向かった。
枕の下に本を置いて行ったまま。
学校から帰ってきて茶の間にランドセルを置き自室に向かう。兄は、部活があったようだ。
自室には、おじさんがいた。
俺のベットに乗って枕の下から俺が昨日隠した本を持って…。
汗が体中から滝のように流れる。
オジサンは何を言うでもなく笑っていた。
俺は、怖くなり真顔のまま茶の間に急いだ。
ドタドタドタとうるさい音を立てながら階段を下りた。
ドアを開けると祖母から「うるさいね…どうしたの?」
と声をかけられた。
「なんでもない…」
と返事をし、ソファに座る。
(パパに、言っちゃうのかな?どうしよ…)
(いつもなら兄ちゃんも一緒に怒られてくれるが、今回見られたのは僕だけだ…。)
(どうしよ、怖い)
そんなことを考えている最中でもあせはじわじわと服を濡らしている。
でも、オジサンは、父に何言わなかった。
仕事から帰ってきた父を呼び出すこともなく、スマホで話したわけでもない。
俺は少しほっとしていたと思う。が、それが、あの気持ち悪い日々の始まりだった…
俺は、よくない遊びをしていたことがある、親の部屋に入りイケない本を探して読むという遊び。
俺には、年子の兄がいる。名前は、緑咲。
兄とも一緒に行っていた遊び。
兄と学校から帰ってきて二階に向かう。
階段をぐるっと囲むように三つある部屋の一番奥の部屋に入る。
右側には本棚があり乱雑に置かれた本が入りきらないほどおいてある。
本棚の向かい側にあるベットに移動しいったん寝そべってから、本棚のちょうど真ん中の一番上の段にある
漫画を取ろうと自分の身長の倍はある本棚の前に立ち本がぎっしり置いてあるところから足場をみつけ一段上る。
左手を棚に置いて体を支えながら右手を漫画のところまでめいいっぱい伸ばす。
ほかの漫画にあたって落とさないように体に力が入る。
ん”ん”ん”ーと声を出しながらなんとかとった漫画。
手のひらじゃ片手手では持てなかったのか、どさっと落としてしまった。
雑誌よりも分厚くページを止めているところが丸びを帯びている。
表紙には、女の子の顔が赤く涙目で服がはだけている絵。
小学生の俺にはなんだかわからなかったけど、そこに書かれている行為にひどくこうふんしていた。
小学生にして性に目覚めていたのである。
どんどん読み進めていくにつれ下のほうが固くなっていった。
兄には気づかれないように漫画で隠していた(つもり)だったが、兄もきっと同じ状態だったと思う。
そんないけない遊びは、たびたび父に気づかれ、怒られることが何度かあった。
その時は、怒られてから三日くらいは何もせずに三日たったらまた同じことをするというのを兄の何回も繰り返したある日、俺は、父の本を自室に持ってきて枕の下に隠した。
なぜなら、枕の下に夢に見たい本を枕の下に置くと見れるというのを友達から聞いたからである。俺はワクワクしながら、眠ったが、そんな夢見ることができなかった、というか覚えていないのかもしれない。
がっかりしながら、茶の間に行くとオジサンがいた。
「オジサンおはよう。」
「おはよう!昨日は早く寝たんだな、いつもなら夜中まで話しているだろう。」
小学生だった俺は、もしかして気づかれたのではと思いながら適当な言い訳を言う。
「うん、ちょっと眠くて」
オジサンと仲良く話し学校に行く支度をして、学校に向かった。
枕の下に本を置いて行ったまま。
学校から帰ってきて茶の間にランドセルを置き自室に向かう。兄は、部活があったようだ。
自室には、おじさんがいた。
俺のベットに乗って枕の下から俺が昨日隠した本を持って…。
汗が体中から滝のように流れる。
オジサンは何を言うでもなく笑っていた。
俺は、怖くなり真顔のまま茶の間に急いだ。
ドタドタドタとうるさい音を立てながら階段を下りた。
ドアを開けると祖母から「うるさいね…どうしたの?」
と声をかけられた。
「なんでもない…」
と返事をし、ソファに座る。
(パパに、言っちゃうのかな?どうしよ…)
(いつもなら兄ちゃんも一緒に怒られてくれるが、今回見られたのは僕だけだ…。)
(どうしよ、怖い)
そんなことを考えている最中でもあせはじわじわと服を濡らしている。
でも、オジサンは、父に何言わなかった。
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