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第九章「廃屋敷の冒険」(3)
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3
ぐちゃっ……
「ひっ」
納屋の前まで歩いて、僕が大きな布袋を地面に置くと、ミヤザワくんが小さく悲鳴をあげた。
ガラガラガラ!!
「ひぃぃぃ!」
頼んでおいた枝や木材を集めたものをキムが乱暴に地面に置くと、さらにミヤザワくんが悲鳴をあげた。
「よーし、キム、例のやつ持ってきて」
「いいけど、こんなの何に使うんだ? ……けっこう重かったんだぞ」
キムが最初に愛用していた鉄板を薄く伸ばしただけの簡素な大盾。
今は士官学校から授与されたやつを使っているから無用の長物なんだけど、愛着があって捨てずにとっておいたらしい。
毎日きちんと手入れしているらしく、表面はぴかぴかの状態だ。
「持ち手の部分は汚いからひっぺがして……っと」
「わ、バカ!! 何しやがる!」
「まぁまぁ、洗ってまた使えばいいから」
湖の水をすくって草でキムの盾をごしごし洗いながら、僕は言った。
「洗うって、お前いったい……」
「ミヤザワくん、その木材に火球魔法撃てる? 威力は限界まで低くして」
「わ、わかった」
動揺するキムを尻目に、ミヤザワくんが両手杖をかざして魔法詠唱を始めた。
「万物の根源に告ぐ、物質に束縛されし力を放ち、我のもとに収束せよ。ファイアーボールッ!!」
「おおおっ、すげぇ」
ミヤザワくんの杖の先からほとばしる炎を花京院が身を乗り出して覗き込んだ。
アンナリーザが感心したようにミヤザワくんを見る。
火球はキムが置いた木材に命中して、大きな火柱を立てる。
「わわ、思ったより燃えた。ファイアーボールってすごいんだね」
「ご、ごめん。まだコントロールが難しくて……」
「いやいや、大丈夫。ここにキムの盾をのせてフタをすればっと」
「おおい!!!」
キムが慌てて静止するのをよそに、僕はキムの大盾に山羊のバターをのせて、まんべんなく塗りたくった。
「あー、やべぇいい匂い……ってバカヤロウ!! てめぇなんてことしやがるんだ!」
「ヤダまつおさん、もしかして、その袋の中身って……」
「ご名答」
僕はジョセフィーヌにウィンクして、袋の中身を広げてみせた。
「僕がアルバイト代をはたいて買った、丘バッファローの厚切り肉だ!!」
「ヤダも~!! 素敵!! ここでバーベキュー始めちゃう気なのね!!」
感極まったジョセフィーヌが僕に抱きついてきた。
心は乙女でも、身体は男。
お肉が大好きなのは僕たちと同じなのだ。
「バーベキューって、……あんた、正気? すぐそこにヤバい奴らが潜伏してるんでしょ?」
「ちょ、ちょっとまって、ちょっとまって、思考がおいつかないんだけど」
混乱するユキやルッ君に構わず、僕は丘バッファローの肉をキムの盾にのせた。
ジュー!!!
「……」「……」「……」「ゴクッ」
他にも物言いたそうにしていた連中は、肉が焼ける音を聞いた瞬間、思考停止した。
「あっはっはっはっは!!! おっかしぃ!! あなたって最高!!」
そんな一同の反応がアンナリーザのお気に召したらしく、僕の肩をバシバシ叩いて爆笑する。
そんなこちらをじっと見ているメルの表情は、ちょっと読めない。
またたく間に肉が焼ける匂いと共に、もくもくと煙が立ち上がった。
「いいかい? ここまでの筋書きはこうだ。士官学校のアホ共が屋敷の前で肉を焼いて馬鹿騒ぎをしている。騒がしいし不愉快極まりないが、我々の大いなる計画のためにもここは放置しておこう。……後でぶっ殺す」
「い、いや、だからって肉を焼かなくても……」
「いいか、最初に食うのはオレだからな? オレの思い出の盾が犠牲になったんだからな?」
「わーい、いただきマース!!」
「あ、ばか! ジョセフィーヌ!!」
「メルは肉、へいき?」
「好きよ。脂身は苦手だけど」
「あ、じゃ肩の肉を食べるといいよ。待ってね、今焼くから」
「身分の上では庶民である卿に通じるだろうか。私は『ハラミ』という部位を特に好むのだが……」
「そういう奴もいるかなと思って、ちゃんと買ってあるよ。閣下!」
「おおお、さすがである。だから卿は卿なのだぞ、まつおさんよ」
「肉が苦手なミヤザワくんのために、魚も買ってあるよ! アルミナ産のレインボートラウトだ!」
「わぁ……まつおさんはやさしいね……! ありがとう!」
焚き火でおばけへの恐怖心がずいぶん払拭されたらしく、ミヤザワくんが明るくなってる。
「なぁ、修道女って肉食ってもいいの?」
「なにアンタ、修道女を差別する気?」
ルッ君がさっそく地雷を踏んでアンナリーザにひと睨みされている。
……言わんこっちゃない。
「あ、そ、そうですよね。お肉取りましょうか?」
「自分で取るからいいわよ。それより、お皿取ってくれる?」
「は、はい!」
「うんま!、これうんま!!」
「ちょっと花京院!全部持っていかないでよ!」
「あ、ユキ、ワリィワリィ!! これ、食うか?」
「きちゃないわね!! あんたの食べかけなんていらないわよ!!」
……どうやら、「アホな士官学校の生徒たちが馬鹿騒ぎをしている」という僕の筋書きは完璧すぎるぐらいに筋書き通りに進んでいるようだ。今のこいつらはどこからどう見ても、アホな士官学校生にしか見えない。
「大丈夫なの?」
「うん、何が?」
僕も適当に肉をつついていると、メルが声を掛けてきた。
僕がオススメした肩の肉を食べながら、どこから見つけてきたのか野菜も食べている。
「これだけのお肉、ぜんぶあなたが買ったんでしょう?」
「まぁね。みんなと違って装備を買うこともないし、アルバイトしてるから、大丈夫かなって」
ここまでの大所帯でバーベキューをやるとは思ってなかったけど、念の為に多めに買っておいてよかった。
……余ったら全部キムに食わせようと思ってたから。
「そう。……冒険者ギルドのお仕事、楽しい?」
「そうだね、楽しいよ。いろんな人と知り合いになれるし、こんな事件とも出会えるし」
「ふふ、事件を起こしているのはあなたのような気もするけど」
メルが少し笑った。
メルが笑うのはとても貴重だから、それだけでも今回の冒険の価値はあったかも。
ぐちゃっ……
「ひっ」
納屋の前まで歩いて、僕が大きな布袋を地面に置くと、ミヤザワくんが小さく悲鳴をあげた。
ガラガラガラ!!
「ひぃぃぃ!」
頼んでおいた枝や木材を集めたものをキムが乱暴に地面に置くと、さらにミヤザワくんが悲鳴をあげた。
「よーし、キム、例のやつ持ってきて」
「いいけど、こんなの何に使うんだ? ……けっこう重かったんだぞ」
キムが最初に愛用していた鉄板を薄く伸ばしただけの簡素な大盾。
今は士官学校から授与されたやつを使っているから無用の長物なんだけど、愛着があって捨てずにとっておいたらしい。
毎日きちんと手入れしているらしく、表面はぴかぴかの状態だ。
「持ち手の部分は汚いからひっぺがして……っと」
「わ、バカ!! 何しやがる!」
「まぁまぁ、洗ってまた使えばいいから」
湖の水をすくって草でキムの盾をごしごし洗いながら、僕は言った。
「洗うって、お前いったい……」
「ミヤザワくん、その木材に火球魔法撃てる? 威力は限界まで低くして」
「わ、わかった」
動揺するキムを尻目に、ミヤザワくんが両手杖をかざして魔法詠唱を始めた。
「万物の根源に告ぐ、物質に束縛されし力を放ち、我のもとに収束せよ。ファイアーボールッ!!」
「おおおっ、すげぇ」
ミヤザワくんの杖の先からほとばしる炎を花京院が身を乗り出して覗き込んだ。
アンナリーザが感心したようにミヤザワくんを見る。
火球はキムが置いた木材に命中して、大きな火柱を立てる。
「わわ、思ったより燃えた。ファイアーボールってすごいんだね」
「ご、ごめん。まだコントロールが難しくて……」
「いやいや、大丈夫。ここにキムの盾をのせてフタをすればっと」
「おおい!!!」
キムが慌てて静止するのをよそに、僕はキムの大盾に山羊のバターをのせて、まんべんなく塗りたくった。
「あー、やべぇいい匂い……ってバカヤロウ!! てめぇなんてことしやがるんだ!」
「ヤダまつおさん、もしかして、その袋の中身って……」
「ご名答」
僕はジョセフィーヌにウィンクして、袋の中身を広げてみせた。
「僕がアルバイト代をはたいて買った、丘バッファローの厚切り肉だ!!」
「ヤダも~!! 素敵!! ここでバーベキュー始めちゃう気なのね!!」
感極まったジョセフィーヌが僕に抱きついてきた。
心は乙女でも、身体は男。
お肉が大好きなのは僕たちと同じなのだ。
「バーベキューって、……あんた、正気? すぐそこにヤバい奴らが潜伏してるんでしょ?」
「ちょ、ちょっとまって、ちょっとまって、思考がおいつかないんだけど」
混乱するユキやルッ君に構わず、僕は丘バッファローの肉をキムの盾にのせた。
ジュー!!!
「……」「……」「……」「ゴクッ」
他にも物言いたそうにしていた連中は、肉が焼ける音を聞いた瞬間、思考停止した。
「あっはっはっはっは!!! おっかしぃ!! あなたって最高!!」
そんな一同の反応がアンナリーザのお気に召したらしく、僕の肩をバシバシ叩いて爆笑する。
そんなこちらをじっと見ているメルの表情は、ちょっと読めない。
またたく間に肉が焼ける匂いと共に、もくもくと煙が立ち上がった。
「いいかい? ここまでの筋書きはこうだ。士官学校のアホ共が屋敷の前で肉を焼いて馬鹿騒ぎをしている。騒がしいし不愉快極まりないが、我々の大いなる計画のためにもここは放置しておこう。……後でぶっ殺す」
「い、いや、だからって肉を焼かなくても……」
「いいか、最初に食うのはオレだからな? オレの思い出の盾が犠牲になったんだからな?」
「わーい、いただきマース!!」
「あ、ばか! ジョセフィーヌ!!」
「メルは肉、へいき?」
「好きよ。脂身は苦手だけど」
「あ、じゃ肩の肉を食べるといいよ。待ってね、今焼くから」
「身分の上では庶民である卿に通じるだろうか。私は『ハラミ』という部位を特に好むのだが……」
「そういう奴もいるかなと思って、ちゃんと買ってあるよ。閣下!」
「おおお、さすがである。だから卿は卿なのだぞ、まつおさんよ」
「肉が苦手なミヤザワくんのために、魚も買ってあるよ! アルミナ産のレインボートラウトだ!」
「わぁ……まつおさんはやさしいね……! ありがとう!」
焚き火でおばけへの恐怖心がずいぶん払拭されたらしく、ミヤザワくんが明るくなってる。
「なぁ、修道女って肉食ってもいいの?」
「なにアンタ、修道女を差別する気?」
ルッ君がさっそく地雷を踏んでアンナリーザにひと睨みされている。
……言わんこっちゃない。
「あ、そ、そうですよね。お肉取りましょうか?」
「自分で取るからいいわよ。それより、お皿取ってくれる?」
「は、はい!」
「うんま!、これうんま!!」
「ちょっと花京院!全部持っていかないでよ!」
「あ、ユキ、ワリィワリィ!! これ、食うか?」
「きちゃないわね!! あんたの食べかけなんていらないわよ!!」
……どうやら、「アホな士官学校の生徒たちが馬鹿騒ぎをしている」という僕の筋書きは完璧すぎるぐらいに筋書き通りに進んでいるようだ。今のこいつらはどこからどう見ても、アホな士官学校生にしか見えない。
「大丈夫なの?」
「うん、何が?」
僕も適当に肉をつついていると、メルが声を掛けてきた。
僕がオススメした肩の肉を食べながら、どこから見つけてきたのか野菜も食べている。
「これだけのお肉、ぜんぶあなたが買ったんでしょう?」
「まぁね。みんなと違って装備を買うこともないし、アルバイトしてるから、大丈夫かなって」
ここまでの大所帯でバーベキューをやるとは思ってなかったけど、念の為に多めに買っておいてよかった。
……余ったら全部キムに食わせようと思ってたから。
「そう。……冒険者ギルドのお仕事、楽しい?」
「そうだね、楽しいよ。いろんな人と知り合いになれるし、こんな事件とも出会えるし」
「ふふ、事件を起こしているのはあなたのような気もするけど」
メルが少し笑った。
メルが笑うのはとても貴重だから、それだけでも今回の冒険の価値はあったかも。
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