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第十三話 危険な帰路
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『R-beat』からの帰り道。早乙女君の後を歩いてついて行く。
「次の角、右に曲がってもらえるかな?」
「ああ」
たまに道を指示するだけで、お互い無言のまま歩いている。
正直言って、かなり気まずい。何の罰ゲームなんだよと言いたくなるこの緊迫感。
これならまだ、スパイスの素晴らしさを語ってくれていた方がマシだったかもしれない。適当に聞き流しておけばいいから。
──ドン
そんなことを考えていたせいで、私は早乙女君が立ち止まっていることに気付かなかった。
「ごめん、考え事してたらぶつかっちゃった」
素直に謝ってみるが返事がない。
数秒の沈黙が流れた後、早乙女君が口を開いた。
「成海、走れるか?」
「え、うん」
「こっちだ」
早乙女君はそう言うなり、私の手首を掴んで走り出した。
「え、ちょ、どうしたの?」
「話は後だ、とにかく付いてこい」
訳が分からないまま、私は早乙女君に付いていくしかなかった。
ぐいぐい引っ張られる手首が痛い。
この日分かったのは、こいつはかなり足が速いということだった。
だめだ、もう、限界。
足がもつれてうまく走れない──倒れるっ!
硬い地面にぶつかる衝撃に備えて思わず目を瞑る。
しかし次の瞬間感じられたのは、程よく弾力があって温かい布の感触だった。
「大丈夫か?」
どうやら私は、早乙女君に助けられたらしい。
「あ、ありがとう」
肩で息をしながら、何とかお礼の言葉を口にした。
「愛の逃避行は楽しかったかい?」
「まったく、ガキの癖に生意気なこっで」
その時、後ろから聞きなれない声が聞こえた。
振り返ると、柄の悪い人が五人ほど立っている。中にはバッドや木の棒などを持っているなんとも物騒な人達が……
「チッ、懲りもせずに」
舌打ちしながら、早乙女君が庇うように私の前に立った。
「早乙女君、危ないよ。逃げよう」
「お前、もう走れねぇだろ?」
「が、頑張ればまだいける」
「じゃあ、俺が隙を作る。合図したらお前はあっちへ逃げろ」
「早乙女君は?」
「いいから、合図したらとにかく走れ」
そう言って早乙女君は私から視線を逸らした。
「生憎、彼女逃がす気はないよ?」
リーダー格の不良がナイフをチラつかせながら不気味な笑みを浮かべた。
「こいつは関係ねぇ。いいからかかってこいよ」
「あんまりなめた口きいてっと容赦しねぇぞ!」
早乙女君の言葉に逆上したのか、不良の一人がこちらへ走ってきた。
そして、振り上げたバッドを早乙女君に向かって降り下ろす。
「早乙女君!!」
──カキン、カラカラカラ
次の瞬間、地面にひれ伏していたのは襲ってきた不良だった。
信じられない事に、早乙女君はバッドを左腕で弾き飛ばし、強烈な右ストレートを繰り出していた。
「今だ、行けっ!」
「でも!」
「いいから、行けっ!」
「……っ! 誰か連れて来るから!」
苦渋の決断だった。私がその場にいても足手まといになるだけだ。
それなら、誰かに助けを呼びに行こう。私は一目散に駆け出した。
しかし、その道はすぐに遮られた。
「おっと、そうはさせないよ」
後ろにも彼らの仲間が待ち構えて居たのだ。
駆け出した体は簡単に止めることが出来ず、そのまま捕まってしまった。
「彼女を傷物にしたくなかったら、動くなよ」
そして、私の喉元に刃物が突き立てられた。もし喉を怪我したら……もう歌えなくなる?!
それは流維兄との約束も果たせなくなるわけで、私はただ恐怖に怯えることしか出来なかった。
前方に四人、後方に三人、左右は壁に囲まれ、まさに四面楚歌。
夕日が沈み、辺りが少しずつ闇に包まれていく。
「俺はな、テメェ等みたいな馬鹿が一番嫌いなんだよ」
俯いたまま、早乙女君は静かにそう呟いた。
彼の纏う空気が、一瞬のうちに冷たくなるのを感じた。
「奇遇だな、俺達もお前みたいなクソガキが大嫌いなんだ」
「分かんねぇのか? 手加減してやってたのが」
顔を上げた早乙女君は不良に視線を合わせ、見下すような冷笑を浮かべた。
「は? そんな負け惜しみを誰が信じるって──」
風を切るような音が聞こえた。気がつけば、喉元からナイフが消えていて、私を拘束していた男が倒れていた。
目の前には、男から奪ったらしいナイフを指先でクルクルと回して弄ぶ早乙女君の姿がある。
どうやら不良が喋り終わるより速く、早乙女君は私を拘束していた不良と横に居た二人を倒してしまったようだ。
あまりに一瞬の出来事で、私は何が起こったのか把握するのに数秒の時間を要した。
「な、お、お前、女人質にとられてんのに動くのか?!」
「お前等がコイツを傷つけるより速く倒せるからな」
早乙女君の身体の周りに赤いオーラのようなものが見える。あれは一体……
時代劇に出てくる忍者のように、早乙女君は持っていたナイフを男めがけて投げた。顔面スレスレを掠めたそれに、男は短い悲鳴を上げる。
「そ、そんな馬鹿なことが……」
「自分の力量も分かってねぇのに粋がるからそうなんだよ。覚悟は出来てんだろうな?」
指をコキコキと鳴らしながら、早乙女君は前へ進む。
「す、すまなかった! 謝るから許してくれ!」
リーダー格の不良が必死に叫ぶ。
「寝言は寝てから言えよ」
だけど、早乙女君の歩みは止まらない。
「ひ、ひぃぃいいいっ!」
早乙女君はあっという間に残りの不良をやっつけてしまった。
その様子を一言で表すと、強さの次元が違う。
スピードもさることながら、一撃で相手を気絶させるパワー。相手の攻撃を見切る桁外れの動体視力と、洗練されたしなやかな動き。
色んなものが相まって常人離れした強さを持っているのが分かる。
不良が兎だとしたら、早乙女君はライオン。それくらい圧倒的な力の差を見せつけられた気がした。
「おい、怪我はないか?」
「……うん、大丈夫。助けてくれてありがとう」
「巻き込んだのは俺の方だ。すまなかった」
月光に照らされる早乙女君の顔が、どこか悲しそうに見えた。
正直、驚いた。
早乙女君の圧倒的な強さは勿論だけど、素直に謝罪の言葉を口にしたことが。
今までの彼の言動からは、到底想像出来ないものだったから。
「何呆けてやがんだ、帰るぞ」
「だって、早乙女君が謝ったんだよ? 明日雪が降るかも」
「お前、喧嘩打ってんのか?」
「ううん、純粋に驚いただけ」
「俺だってな、自分が悪いと思う事に対しては謝罪もする。俺と居なければ、そんな怖い思いさせずにすんだろうし」
ほらと言って、早乙女君は手を差し出してきた。
どうやら思っていたより私の体はショックを受けていたようで、腰が抜けて足にうまく力が入らない。
それに気づいて手を貸してくれるらしい。意外と優しい所もあるんだなと少し見直した。
「ごめんね、ありがとう」
手を借りて何とか立ち上がると、あることに気づいた。
所々にマメがあり、ゴツゴツした早乙女君の大きな手。毎日何かを必死に頑張ってきた証なのだろう。
「早乙女君も何か楽器やってるの?」
「急に何だよ」
いきなり変な話題をふったせいか、早乙女君は訝しげにこちらを見た。
「努力の勲章をその手に感じたからさ。何か頑張ってるのかなと思って」
早乙女君は驚いたように瞳を丸くした後、ぶっきらぼうに口を開いた。
「俺は龍さんにドラム習ってんだよ。ちなみに、三琴はベースやってる」
「そうなんだ! ねーねー、今度演奏聞かせてよ」
「は? 嫌なこっだ」
「けちー」
「言ってろ、バーカ」
その後、音楽の話をしながら夜道を二人で帰った。
そこで早乙女君はロックが好きだと判明。よく洋楽を聞いているけど、一番好きなのはやはり『リクレ』の曲らしい。
話しているうちに、いつの間にか最初に感じていた気まずさは感じなくなっていた。
むしろ、 話していると色々刺激になって楽しいとさえ感じている。
「ありがとう、家まで送ってくれて」
「ああ、じゃあ」
使命は果たしたと言わんばかりに、ポケットに手を突っ込んだまま早乙女君は踵を返した。
彼らしいなと思うのは、少しだけ仲良くなれた証だろうか。
遠ざかる背中を眺めながら、思わず笑みがこぼれた。
「次の角、右に曲がってもらえるかな?」
「ああ」
たまに道を指示するだけで、お互い無言のまま歩いている。
正直言って、かなり気まずい。何の罰ゲームなんだよと言いたくなるこの緊迫感。
これならまだ、スパイスの素晴らしさを語ってくれていた方がマシだったかもしれない。適当に聞き流しておけばいいから。
──ドン
そんなことを考えていたせいで、私は早乙女君が立ち止まっていることに気付かなかった。
「ごめん、考え事してたらぶつかっちゃった」
素直に謝ってみるが返事がない。
数秒の沈黙が流れた後、早乙女君が口を開いた。
「成海、走れるか?」
「え、うん」
「こっちだ」
早乙女君はそう言うなり、私の手首を掴んで走り出した。
「え、ちょ、どうしたの?」
「話は後だ、とにかく付いてこい」
訳が分からないまま、私は早乙女君に付いていくしかなかった。
ぐいぐい引っ張られる手首が痛い。
この日分かったのは、こいつはかなり足が速いということだった。
だめだ、もう、限界。
足がもつれてうまく走れない──倒れるっ!
硬い地面にぶつかる衝撃に備えて思わず目を瞑る。
しかし次の瞬間感じられたのは、程よく弾力があって温かい布の感触だった。
「大丈夫か?」
どうやら私は、早乙女君に助けられたらしい。
「あ、ありがとう」
肩で息をしながら、何とかお礼の言葉を口にした。
「愛の逃避行は楽しかったかい?」
「まったく、ガキの癖に生意気なこっで」
その時、後ろから聞きなれない声が聞こえた。
振り返ると、柄の悪い人が五人ほど立っている。中にはバッドや木の棒などを持っているなんとも物騒な人達が……
「チッ、懲りもせずに」
舌打ちしながら、早乙女君が庇うように私の前に立った。
「早乙女君、危ないよ。逃げよう」
「お前、もう走れねぇだろ?」
「が、頑張ればまだいける」
「じゃあ、俺が隙を作る。合図したらお前はあっちへ逃げろ」
「早乙女君は?」
「いいから、合図したらとにかく走れ」
そう言って早乙女君は私から視線を逸らした。
「生憎、彼女逃がす気はないよ?」
リーダー格の不良がナイフをチラつかせながら不気味な笑みを浮かべた。
「こいつは関係ねぇ。いいからかかってこいよ」
「あんまりなめた口きいてっと容赦しねぇぞ!」
早乙女君の言葉に逆上したのか、不良の一人がこちらへ走ってきた。
そして、振り上げたバッドを早乙女君に向かって降り下ろす。
「早乙女君!!」
──カキン、カラカラカラ
次の瞬間、地面にひれ伏していたのは襲ってきた不良だった。
信じられない事に、早乙女君はバッドを左腕で弾き飛ばし、強烈な右ストレートを繰り出していた。
「今だ、行けっ!」
「でも!」
「いいから、行けっ!」
「……っ! 誰か連れて来るから!」
苦渋の決断だった。私がその場にいても足手まといになるだけだ。
それなら、誰かに助けを呼びに行こう。私は一目散に駆け出した。
しかし、その道はすぐに遮られた。
「おっと、そうはさせないよ」
後ろにも彼らの仲間が待ち構えて居たのだ。
駆け出した体は簡単に止めることが出来ず、そのまま捕まってしまった。
「彼女を傷物にしたくなかったら、動くなよ」
そして、私の喉元に刃物が突き立てられた。もし喉を怪我したら……もう歌えなくなる?!
それは流維兄との約束も果たせなくなるわけで、私はただ恐怖に怯えることしか出来なかった。
前方に四人、後方に三人、左右は壁に囲まれ、まさに四面楚歌。
夕日が沈み、辺りが少しずつ闇に包まれていく。
「俺はな、テメェ等みたいな馬鹿が一番嫌いなんだよ」
俯いたまま、早乙女君は静かにそう呟いた。
彼の纏う空気が、一瞬のうちに冷たくなるのを感じた。
「奇遇だな、俺達もお前みたいなクソガキが大嫌いなんだ」
「分かんねぇのか? 手加減してやってたのが」
顔を上げた早乙女君は不良に視線を合わせ、見下すような冷笑を浮かべた。
「は? そんな負け惜しみを誰が信じるって──」
風を切るような音が聞こえた。気がつけば、喉元からナイフが消えていて、私を拘束していた男が倒れていた。
目の前には、男から奪ったらしいナイフを指先でクルクルと回して弄ぶ早乙女君の姿がある。
どうやら不良が喋り終わるより速く、早乙女君は私を拘束していた不良と横に居た二人を倒してしまったようだ。
あまりに一瞬の出来事で、私は何が起こったのか把握するのに数秒の時間を要した。
「な、お、お前、女人質にとられてんのに動くのか?!」
「お前等がコイツを傷つけるより速く倒せるからな」
早乙女君の身体の周りに赤いオーラのようなものが見える。あれは一体……
時代劇に出てくる忍者のように、早乙女君は持っていたナイフを男めがけて投げた。顔面スレスレを掠めたそれに、男は短い悲鳴を上げる。
「そ、そんな馬鹿なことが……」
「自分の力量も分かってねぇのに粋がるからそうなんだよ。覚悟は出来てんだろうな?」
指をコキコキと鳴らしながら、早乙女君は前へ進む。
「す、すまなかった! 謝るから許してくれ!」
リーダー格の不良が必死に叫ぶ。
「寝言は寝てから言えよ」
だけど、早乙女君の歩みは止まらない。
「ひ、ひぃぃいいいっ!」
早乙女君はあっという間に残りの不良をやっつけてしまった。
その様子を一言で表すと、強さの次元が違う。
スピードもさることながら、一撃で相手を気絶させるパワー。相手の攻撃を見切る桁外れの動体視力と、洗練されたしなやかな動き。
色んなものが相まって常人離れした強さを持っているのが分かる。
不良が兎だとしたら、早乙女君はライオン。それくらい圧倒的な力の差を見せつけられた気がした。
「おい、怪我はないか?」
「……うん、大丈夫。助けてくれてありがとう」
「巻き込んだのは俺の方だ。すまなかった」
月光に照らされる早乙女君の顔が、どこか悲しそうに見えた。
正直、驚いた。
早乙女君の圧倒的な強さは勿論だけど、素直に謝罪の言葉を口にしたことが。
今までの彼の言動からは、到底想像出来ないものだったから。
「何呆けてやがんだ、帰るぞ」
「だって、早乙女君が謝ったんだよ? 明日雪が降るかも」
「お前、喧嘩打ってんのか?」
「ううん、純粋に驚いただけ」
「俺だってな、自分が悪いと思う事に対しては謝罪もする。俺と居なければ、そんな怖い思いさせずにすんだろうし」
ほらと言って、早乙女君は手を差し出してきた。
どうやら思っていたより私の体はショックを受けていたようで、腰が抜けて足にうまく力が入らない。
それに気づいて手を貸してくれるらしい。意外と優しい所もあるんだなと少し見直した。
「ごめんね、ありがとう」
手を借りて何とか立ち上がると、あることに気づいた。
所々にマメがあり、ゴツゴツした早乙女君の大きな手。毎日何かを必死に頑張ってきた証なのだろう。
「早乙女君も何か楽器やってるの?」
「急に何だよ」
いきなり変な話題をふったせいか、早乙女君は訝しげにこちらを見た。
「努力の勲章をその手に感じたからさ。何か頑張ってるのかなと思って」
早乙女君は驚いたように瞳を丸くした後、ぶっきらぼうに口を開いた。
「俺は龍さんにドラム習ってんだよ。ちなみに、三琴はベースやってる」
「そうなんだ! ねーねー、今度演奏聞かせてよ」
「は? 嫌なこっだ」
「けちー」
「言ってろ、バーカ」
その後、音楽の話をしながら夜道を二人で帰った。
そこで早乙女君はロックが好きだと判明。よく洋楽を聞いているけど、一番好きなのはやはり『リクレ』の曲らしい。
話しているうちに、いつの間にか最初に感じていた気まずさは感じなくなっていた。
むしろ、 話していると色々刺激になって楽しいとさえ感じている。
「ありがとう、家まで送ってくれて」
「ああ、じゃあ」
使命は果たしたと言わんばかりに、ポケットに手を突っ込んだまま早乙女君は踵を返した。
彼らしいなと思うのは、少しだけ仲良くなれた証だろうか。
遠ざかる背中を眺めながら、思わず笑みがこぼれた。
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