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第十三章 激化する呪い
たとえ運命を敵に回したとしても……
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「つまり君達がシロを人間らしくすることは、広い意味で考えるとシロを殺す事と変わりないんだよ。といっても、その頃君達はもう死んでるわけだから、関係ないんだろうけど。ほんと無責任だよね」
私がしていることは、シロにとっていけない事だったんだ。
優しさや譲り合う精神を教えてはいけなかったんだ。
「これでも君はまだそんな中途半端な気持ちで、コハクとシロの隣に居るの? 君は一度、コハクを大きく傷付けた。今の君を見てコハクはさらに傷付くよ。そして今度はシロまで傷付けるの? 傷が浅いうちに別れてあげてよ。君には君を大事に思って支えてくれる人間が傍に居るじゃない。その幼馴染み君やあの気の強い友達が。恩返しはもう、それで十分でしょ」
「私は……っ」
シロの足枷でしかなかったんだ。なんて事をしてしまったんだろう。
動揺を露わにする私に、クレハは柔らかな笑みを浮かべて諭すように話しかけてきた。
「試して分かった。君達は僕が見てきた、自分さえよければいいクズじゃない。他人のために自分を犠牲に出来るバカな人種だ。だから、真実を教えてあげた。シロのためを思うならどうするのが最善か、優しい桜ちゃんなら分かるよね?」
クレハが私達を試していたのは、シロの隣に居るのが相応しいかどうかじゃない。
コハクが傷付けられているのを悟った時点で彼は最初から、どうやって私達をシロから引き離すのが効果的なのかを探っていたんだ。
こうやって話をしてくれるのは、選択肢を与えるためなのだろう。
私達が自らの意志でシロから離れるか、クレハの手によって強制的に離されるかを。
今ここで「それでもシロから離れたくない」と言えば、クレハは私達をこの場に置いたまま去るか、あるいは直接手を下してきてもおかしくない状況だ。
なぜなら彼は、優しい顔して微笑んでいるように見えるけど、瞳の奥は笑っていない。
有無を言わせない支配者のように、恐ろしく冷めた目で私を見下している。
クレハにとってシロとコハクは、本当に大切な弟みたいな存在なのだろう。
「私は、シロの傍に居ては……いけない……」
シロにとっての長い一生の中で、私と過ごす時間など微々たるものだ。
彼の未来を思うなら、私は彼の隣で寄り添ってはいけない。
こんな二股をかけたような中途半端な気持ちのままなら尚更、だめだ。
胸が引き裂かれそうになるほど苦しいけれど、私の我儘でシロの一生を駄目にするわけにはいかない。
「そう、正解」と優しく頷いて相づちを打つクレハを見て、自分の考えは間違ってないと無理矢理自分に言い聞かせた。
「君はシロを怒らせて、妖怪の本質を思い出させてあげなければならない。方法は簡単だ。今までの絆が偽りである事を、知らしめてあげればいい。そして人間は人間同士、絆を深めればいいんだ」
クレハの言葉に深く頷いた瞬間、横から耳をつんざくような轟音が聞こえた。
壁には大きな穴が空いており、舞い上がる粉塵の中から姿を現したのはシロだった。
無事でよかったと安心したのも束の間、シロを突き放さないといけない現実に心が悲鳴をあげる。
「やっと見つけたぞ、クレハ! 散々回りくどい事しやがって! あの擬人の群れは何の嫌がらせだ! 切った瞬間分離して増えるとか、どんな鬼畜仕様だよ、ったく!」
「へぇ~よくここまで来れたね。シロにしては中々上出来だ。いい修行になったでしょ?」
「相変わらずえげつないな、ほんとお前の術は」
肩で息をするシロの衣服は所々乱れており、赤く染まっている箇所がある。
クレハの作り出した幻術を相手に、かなりの激戦を余儀無くされたのだろう。
「ほんの肩慣らしだよ。あれくらいでへばってるようじゃ僕に勝てるわけないでしょ。それで桜ちゃん、君の答えは?」
にんまりと不気味な笑顔を浮かべたクレハに促され、私はシロに呼び掛けた。
私の顔を見たシロは安心したようにほっと表情を緩め、優しく微笑んだ。
その笑顔に胸が締め付けられるように苦しくなるも、一時の情に流されてだめだと自分に言い聞かせ、私は口を開く。
「シロ……ごめんね。私、カナちゃんが好きなの。だから、もう貴方の傍には居れない。約束、守れなくてごめんなさい……っ」
途端にシロの顔から笑顔が消え、切れ長の瞳を大きく見開いて驚いたようにこちらに詰め寄ってきた。
「桜? 何を言っている? 急に何故そんなこと……」
「僕が教えてあげたんだよ、シロ。君が隠していた秘密をね」
不敵に笑うクレハを見て、苦虫を噛み潰したような表情へと変わるシロ。
「桜」と大きな声で名前を呼ばれ思わず「はい」と返事をすると、シロは私の両肩にガシッと手を置いて、真っ直ぐな瞳でこちらを見つめてきた。
あまりにも真剣な面持ちに、視線を逸らす事も許されない気がしてそのまま見つめ返すと、シロはおもむろに口を開く。
「……たとえ運命を敵に回したとしても、お前や西園寺にどれだけ罵倒されようと、それでも俺はお前が好きなんだ。だから、桜の隣は誰にも譲らない。お前が西園寺に惚れたと言うなら答えは簡単、奪い返すまでだ」
先程のクレハの話といまいち噛み合わない事を言うシロに、謎が生まれるも、向けられた眼差しは嘘偽りがなく誠実なもの。
それに加えて気持ちのこもった言葉に、私は心臓を矢で射抜かれたように動けなくなった。
そっと私から離れたシロは「桜を頼む」とカナちゃんに目配せして、私達を庇うように前に立ちクレハと対峙する。
凍てつくような絶対零度のオーラをシロが身に纏うと、辺りの温度が急激に下がっていくのがわかった。
すかさずカナちゃんが隣で結界を張ってくれて、寒さは収まったものの一瞬即発な空気に緊張感が走る。
「クレハ、いつまで俺を子供扱いすれば気が済むのだ。俺はもうあの頃のままじゃない。横から余計な事してんじゃねぇよ!」
怒りを露わにしたシロは、クレハに手をかざして冷気のようなオーラ飛ばす。
地面を凍らせながら放たれたそれは、クレハの放った黒い炎の前で打ち消されて消えた。
「へぇ~すっかり牙抜かれちゃったかと思ってたけど、ちゃんと出来たんだ? やはり、君を強くするのは怒りだね」
「片寄った考えしかねぇ妖界じゃ得られないもんが、こっちにはたくさんある。それが全て弱点になるわけじゃねぇってこと、教えてやるよ。いいとこ取りした俺は、昔とは比べ物にならないくらい強くなったぞ」
最大限に口角を上げて不敵に笑うシロをクレハは楽しそうに眺めて、口元に薄い笑みを浮かべる。
ニヒルな笑みで睨み合う二人は、端から見ればだいぶ怖い。
「そう……じゃあ、試してあげるよ。ここだと味気ないから明日、君を僕の箱庭へ招待しよう。シロ、そこで僕に勝てたら桜ちゃんの呪いを解いてあげる。ただしもし負けたら、君の一番大切にしているものを壊すよ」
「望むところだ、かかってこい」
「勇ましいのは口だけじゃないといいけど。それじゃあ、楽しみにしているよ」
フフフと不気味な笑いを残して、クレハは黒い霧に包まれ消えた。
私がしていることは、シロにとっていけない事だったんだ。
優しさや譲り合う精神を教えてはいけなかったんだ。
「これでも君はまだそんな中途半端な気持ちで、コハクとシロの隣に居るの? 君は一度、コハクを大きく傷付けた。今の君を見てコハクはさらに傷付くよ。そして今度はシロまで傷付けるの? 傷が浅いうちに別れてあげてよ。君には君を大事に思って支えてくれる人間が傍に居るじゃない。その幼馴染み君やあの気の強い友達が。恩返しはもう、それで十分でしょ」
「私は……っ」
シロの足枷でしかなかったんだ。なんて事をしてしまったんだろう。
動揺を露わにする私に、クレハは柔らかな笑みを浮かべて諭すように話しかけてきた。
「試して分かった。君達は僕が見てきた、自分さえよければいいクズじゃない。他人のために自分を犠牲に出来るバカな人種だ。だから、真実を教えてあげた。シロのためを思うならどうするのが最善か、優しい桜ちゃんなら分かるよね?」
クレハが私達を試していたのは、シロの隣に居るのが相応しいかどうかじゃない。
コハクが傷付けられているのを悟った時点で彼は最初から、どうやって私達をシロから引き離すのが効果的なのかを探っていたんだ。
こうやって話をしてくれるのは、選択肢を与えるためなのだろう。
私達が自らの意志でシロから離れるか、クレハの手によって強制的に離されるかを。
今ここで「それでもシロから離れたくない」と言えば、クレハは私達をこの場に置いたまま去るか、あるいは直接手を下してきてもおかしくない状況だ。
なぜなら彼は、優しい顔して微笑んでいるように見えるけど、瞳の奥は笑っていない。
有無を言わせない支配者のように、恐ろしく冷めた目で私を見下している。
クレハにとってシロとコハクは、本当に大切な弟みたいな存在なのだろう。
「私は、シロの傍に居ては……いけない……」
シロにとっての長い一生の中で、私と過ごす時間など微々たるものだ。
彼の未来を思うなら、私は彼の隣で寄り添ってはいけない。
こんな二股をかけたような中途半端な気持ちのままなら尚更、だめだ。
胸が引き裂かれそうになるほど苦しいけれど、私の我儘でシロの一生を駄目にするわけにはいかない。
「そう、正解」と優しく頷いて相づちを打つクレハを見て、自分の考えは間違ってないと無理矢理自分に言い聞かせた。
「君はシロを怒らせて、妖怪の本質を思い出させてあげなければならない。方法は簡単だ。今までの絆が偽りである事を、知らしめてあげればいい。そして人間は人間同士、絆を深めればいいんだ」
クレハの言葉に深く頷いた瞬間、横から耳をつんざくような轟音が聞こえた。
壁には大きな穴が空いており、舞い上がる粉塵の中から姿を現したのはシロだった。
無事でよかったと安心したのも束の間、シロを突き放さないといけない現実に心が悲鳴をあげる。
「やっと見つけたぞ、クレハ! 散々回りくどい事しやがって! あの擬人の群れは何の嫌がらせだ! 切った瞬間分離して増えるとか、どんな鬼畜仕様だよ、ったく!」
「へぇ~よくここまで来れたね。シロにしては中々上出来だ。いい修行になったでしょ?」
「相変わらずえげつないな、ほんとお前の術は」
肩で息をするシロの衣服は所々乱れており、赤く染まっている箇所がある。
クレハの作り出した幻術を相手に、かなりの激戦を余儀無くされたのだろう。
「ほんの肩慣らしだよ。あれくらいでへばってるようじゃ僕に勝てるわけないでしょ。それで桜ちゃん、君の答えは?」
にんまりと不気味な笑顔を浮かべたクレハに促され、私はシロに呼び掛けた。
私の顔を見たシロは安心したようにほっと表情を緩め、優しく微笑んだ。
その笑顔に胸が締め付けられるように苦しくなるも、一時の情に流されてだめだと自分に言い聞かせ、私は口を開く。
「シロ……ごめんね。私、カナちゃんが好きなの。だから、もう貴方の傍には居れない。約束、守れなくてごめんなさい……っ」
途端にシロの顔から笑顔が消え、切れ長の瞳を大きく見開いて驚いたようにこちらに詰め寄ってきた。
「桜? 何を言っている? 急に何故そんなこと……」
「僕が教えてあげたんだよ、シロ。君が隠していた秘密をね」
不敵に笑うクレハを見て、苦虫を噛み潰したような表情へと変わるシロ。
「桜」と大きな声で名前を呼ばれ思わず「はい」と返事をすると、シロは私の両肩にガシッと手を置いて、真っ直ぐな瞳でこちらを見つめてきた。
あまりにも真剣な面持ちに、視線を逸らす事も許されない気がしてそのまま見つめ返すと、シロはおもむろに口を開く。
「……たとえ運命を敵に回したとしても、お前や西園寺にどれだけ罵倒されようと、それでも俺はお前が好きなんだ。だから、桜の隣は誰にも譲らない。お前が西園寺に惚れたと言うなら答えは簡単、奪い返すまでだ」
先程のクレハの話といまいち噛み合わない事を言うシロに、謎が生まれるも、向けられた眼差しは嘘偽りがなく誠実なもの。
それに加えて気持ちのこもった言葉に、私は心臓を矢で射抜かれたように動けなくなった。
そっと私から離れたシロは「桜を頼む」とカナちゃんに目配せして、私達を庇うように前に立ちクレハと対峙する。
凍てつくような絶対零度のオーラをシロが身に纏うと、辺りの温度が急激に下がっていくのがわかった。
すかさずカナちゃんが隣で結界を張ってくれて、寒さは収まったものの一瞬即発な空気に緊張感が走る。
「クレハ、いつまで俺を子供扱いすれば気が済むのだ。俺はもうあの頃のままじゃない。横から余計な事してんじゃねぇよ!」
怒りを露わにしたシロは、クレハに手をかざして冷気のようなオーラ飛ばす。
地面を凍らせながら放たれたそれは、クレハの放った黒い炎の前で打ち消されて消えた。
「へぇ~すっかり牙抜かれちゃったかと思ってたけど、ちゃんと出来たんだ? やはり、君を強くするのは怒りだね」
「片寄った考えしかねぇ妖界じゃ得られないもんが、こっちにはたくさんある。それが全て弱点になるわけじゃねぇってこと、教えてやるよ。いいとこ取りした俺は、昔とは比べ物にならないくらい強くなったぞ」
最大限に口角を上げて不敵に笑うシロをクレハは楽しそうに眺めて、口元に薄い笑みを浮かべる。
ニヒルな笑みで睨み合う二人は、端から見ればだいぶ怖い。
「そう……じゃあ、試してあげるよ。ここだと味気ないから明日、君を僕の箱庭へ招待しよう。シロ、そこで僕に勝てたら桜ちゃんの呪いを解いてあげる。ただしもし負けたら、君の一番大切にしているものを壊すよ」
「望むところだ、かかってこい」
「勇ましいのは口だけじゃないといいけど。それじゃあ、楽しみにしているよ」
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