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いやらし天狗 ~穂波編~
狂宴
しおりを挟む「徳守さん、最近のあなたの行動は目に余ります! 他のニエの若者だって、自分の物のように扱っているそうではないですか? 」
「まあまあ、巴那河さん。そう目くじら立てないで下さい。たまたまですよ。ちょっと口へ尖った物が当たったものですから、ついチュウっと」
「筋蔵にはワシからよく言って聞かせますじゃ。それより皆が待ってますぞ」
穂波は言い争う声を意識のすみで聞いていた。
フワフワした感覚に身を委ねていたら、酢のような匂いを嗅がされて覚醒した。相変わらず牢へ監禁され、木製の椅子に座っていた。椅子と言っても両腕は枷をつけられ、リラックスチェアのようなフットレストへ足も固定されてる。クッション性があって座り心地は悪くないけれど逃げられない。
「山川さん、よくお休みのところ申し訳ありません。しかし祭りは終わってませぬゆえ」
巴那河はおもむろに穂波の胸を揉んだ。軽くタッチした後、手のひらへ力がこめられてムズムズした胸の突起がかたく凝る。
「あっ」
乳首の先から蜜がトロリとこぼれる。にっこり笑った巴那河は、指で蜜をすくい取り口へふくんだ。
「ふふふ、すっかり豊熟な体になられたようですね。いまから皆へ分け与える儀式を始めます」
不気味な笑顔の助平が取っ手の付いたハンドルを回すと、持ち上がった膝が開いてゆく。椅子の高さも上がり、村人たちの目が股座へ集中する。
「やっ、やめろっ、くっ! 」
「ひひっ、無駄じゃ無駄じゃ」
力を入れて抵抗しても足は開いていく。助平がぐるぐるハンドルを回し続けて、膝はほぼ真横へひらき恥ずかしい部分を余すところなく晒された。半起ちになったペニスは、視線に反応して硬さを増す。
「見られただけでこんなになるとは、いやらしい竿じゃのう」
下卑た笑みを浮かべた助平が起った竿を突き、穂波は小さく声をあげた。心とは裏腹に先から蜜があふれて濡れた筋をのこし、舌なめずりをした男たちは目を血走らせた。
「さあ皆さん、蜜をいただきましょう。マエ様の喜びを授けられた秘窪は後ほどじっくりと」
言い終わった瞬間、男たちは穂波へ群がった。まるで小さな天狗たちのように、夢中で奪いあって蜜を吸う。複数の舌が敏感な部分を舐めまわし、脇や足の指にまで濡れた感触が這った。
「へへっキスマークつけて、もう誰かに吸わせたのか? 淫乱な男だなぁ」
近づいてきた村人は、尖らせた唇で胸の突起へ吸いつき歯を立てた。痛みを感じて眉根をよせたら、別の男が押しのけやさしく舐める。舌のざらつきまで感じて穂波が上半身を左右へ捻じれば、笑った男たちは両側から執拗に責める。
「ううっ……あうぅっ――っ」
イキそうになって仰け反ると、白い歯をみせた筋蔵の顔があった。
「山川くぅん、いい顔だねぇ」
穂波が口を開けたまま驚いていたら、筋蔵は唇を強引に合わせた。口を閉じ顔を振って抵抗したが大きな舌をねじ込まれる。
「むうっ――んんぅっ! 」
大きな舌は口内をかき回し、上あごの裏をくすぐる。村の男たちも敏感なところを舐めまわしてチュウチュウ吸った。ぬめった舌が喘ぐ孔秘へ挿しこまれる。助平が尻へ顔を埋めて、穂波の窄まりを弄んでいた。
「んーうぅ、んむ――ふあぁ!! 」
ビクリと身体がふるえて、穂波のペニスから蜜が噴き出した。男たちの歓声が響きわたり、絡められた舌がはなれ唾液が糸をひく。
「山川くん、私にも蜜をくれたまえぇ」
「も、やめっ――あぁっ――あぅあっ」
筋蔵は股間へ顔をよせて、穂波のペニスをねっとり弄りはじめた。嫌悪と快楽が湧きあがり、枷に固定された手足がふるえる。穂波が喜んでいると勘違いした男達は、蜜を出すための奉仕を続けた。
何回イッただろう。意識を失えば楽かもしれないが、体力があるだけにそれも叶わない。穂波は自身が快楽の源となり、快楽の蜜をまき散らす生き物に思えた。
村の男たちは下穿きを脱ぎ捨てて下半身を堂々と晒した。ギラつく目と同じくらいギンギンに起った男根は、皆一様に天井を仰ぎ穂波へ向けられた。
「穴の順番はぁ、どうします? 私が先でもいいですかねぇ?」
「ダメじゃ、ダメじゃ! まずは年長者が先じゃ! 」
荒荒しい息の筋蔵が尋ねると助平はハンドルを高速で回し、自分たちに合う高さへ椅子を下げる。少しほっとしたら、巴那河が目の前へ立った。穂波の尻の高さは、巴那河の股間へ沿うよう調整されていた。
「蜜をたくさん頂いたので、今度は我々の精をお返しせねばなりませんね」
ズプリと巴那河の男根が尻へ突き入れられる。老人にしては硬い男根は規則正しく穂波の尻を突いた。
「あぁっ――あうっ――うああっ! 」
穂波があえいでいると、生温かいものが頬へ当たった。すぐ側に筋蔵がいて、大きくそそり立つ男性器が見えた。亀頭のくびれや皮の下へ何かが埋め込まれ、飾りのように丸く浮き上がっている。
「一粒一粒が天然物の高級パールだよ。私の順番が来るまで、高級ないちもつを君の口で慰めてくれたまえ」
巴那河に突かれて口を開けたせつな、筋蔵のいちもつを入れられてしまった。ムッと雄の匂いがして、舌先へ硬い感触がコロコロと転がる。群がった男達が快感を与えて反応してしまうので、拒もうにも拒めない。
筋蔵の太いイチモツを口に咥えたまま、穂波は男達の愛撫に身もだえる。
「あもっ、ふぅ――むっ――んんっ」
「ほらほら、もっと舌をつかって真珠を転がして」
尻のところでは助平が夢中になって腰を振っている。筋蔵の番になり、さっき咥えていたイチモツを押し込まれた。埋められた真珠が、つぷりつぷりと窄まりを通過して圧迫する。
「――ああっっ!! う――んぐぅっ――むああっ!! 」
別の若者が男根を口へ挿しこみノドを突く。筋蔵の後ろには神輿を担いだ屈強な男達が列をつくり、順番を待っている。
筋蔵が放胆に腰を振りはじめた時、穂波は嬌声とも絶叫ともつかない声をあげた。
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