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いやらし天狗 ~穂波編~
山道で転んで助けられて
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生まれてこのかた他人には触れられた事もない部分を太い天狗のマラでかき回される。挿入された異物感はしだいに快楽へと変わり、穂波は知らないうちに甘い喘ぎ声をもらしていた。
「ああっ……ふぅんっ」
ゴムのように弾力をもつマラは腹の中を満たし奥へ奥へと突き上げる。ゴツゴツした亀頭がもっとも奥まった場所へ到達した。
「あぅっ! うああっ――いやだっ!! 」
長く伸びたマラは最奥の狭い部分をこじ開けて侵入した。さらに下半身を持ちあげられ跨った黒天狗が腰を落とし、奥まで犯され穂波は苦悶と快楽にみちた表情で叫び声をあげる。
「そうれ、ワシの印を受け取るがよい! 」
「――――ああああぁっ!! 」
腹の奥に強烈な肉悦を感じて、穂波の先から白い粘液がとび散った。なま温かい液体は腹へ垂れて筋をのこす。
普段から鍛えていてケンカなど多少の荒事は問題もないのに、黒天狗には通用しなかった。為されるがまま犯され、しかもそれは甘美な快感をともなって下半身から全身へつたい胸元の突起もかたく凝った。
「ククク、健康な乳首よのう。檜皮のようじゃ」
「くうぅっ……はっ……やめ……」
荒く呼吸をくり返していたら、カリカリと指先で引っ掻かれて両乳首を弄ばれる。黒天狗は口を近づけて突起を啄ばみはじめた。凝り起った部分は敏感になって、穂波は上半身をよじって声をもらす。
笑った天狗は尻を抱えて両足を肩へかけた。先ほどまで犯されていた窄まりへ再度イチモツをあてがわれ、ビクリと反応した穂波は黒天狗へ赦しを乞うが、無慈悲なマラは窄まりを押しひろげた。
「おぬしには、ワシの四十八手も授けてやろうぞ」
「はひぃ――ゆるし――あうぁっ!! おぉんっ!! 」
ズンズンと下から突き上げられ、よだれを垂らした穂波は口から悲鳴にも似た嬌声をあげて体を揺さぶられる。反り返ったペニスからは、とめどなく精液が流れつづけた。
どれほどの時間が過ぎたのだろう、目を覚ました穂波は惚けた表情で辺りを見まわす。散々もてあそばれた体は快楽の余韻が後を引き、恍惚とした気分だった。
「あ……ああ? 」
ここへ来た時の格好でお堂へ寝転がっていた。衣服を身に着けていて、破られたはずのスパッツも履いている。
お堂の中は暗く、祭壇のあった場所は闇が渦巻いているように見えた。おびえた穂波は立ち上がり、おぼつかない足取りで扉へ向かう。階段へ置いてあった軽いザックを引きずるように歩いた。
なにげなくふり返れば、さっきまであった寺は跡形もなく消えて森が広がっていた。
「え……? 」
混乱したまま、フラフラと崖道を下りる。ぼんやり歩いていたら村へ続く山道を見つけて穂波は思わず走ったが、慌てていたせいで足を滑らせて転んだ。
「あ……つっ! ……痛い……まいったな」
座った状態で上半身を起こし痛い場所を確認すれば、足首を軽く捻ってジンジン痛む。歩けないほどではなかったので足を引きずりながら山道を登った。
柵をこえて大きな杉の木までたどり着くと神社が見えた。ぐうぜん倉庫から出てきた宮司と目が合って、向こうから駆け寄ってくる。
「山で落ちたのですか、大丈夫かね!? 」
土埃にまみれた穂波を見て驚いた宮司は手を取ると、神社の中にある建物へ連れていった。
「いや~驚いた。ケガが酷くなくて良かった」
「ご迷惑おかけしました。ほんとうにありがとうございます」
氷を入れた袋が足首へ当てられ、ひんやりと気持ちいい。巴那河と名乗った宮司は奥の部屋から湿布を持ってきて、穂波の足元をのぞいた。足首の腫れは引いて痛みもなくなっている。
「しばらく無理をしない方がいい。山川さん、今日はどちらへお泊りに? 」
「これから山を越えて、町のホテルへ帰る予定だったんですが……」
巴那河と話していると遠くで雷鳴がひびき雨が降ってきた。ポツポツと落ちる雨粒は徐々に激しくなり、吹き込んだ風が唸る。
「天候が不安定ですね、いまから山へ入られなくてよかった」
巴那河は窓の外で風にゆれる木々を眺めた。
南西諸島に台風が近づいているのは知っていたが、来るのはまだ何日も先だったはず。穂波は急に変化した天候に眉をしかめる。
「ケガもしているし危ない、今日はここへ泊っていきなさいな」
「でも……」
「ここはお参りをする方の宿泊所になっていますし、心配いりませんよ」
優しい笑顔で巴那河がほほえんだ。
外は視界が見えないほど大雨が降って、車を走らせるのも危険だろう。不可解な出来事で心身が憔悴していたので、宮司の言葉に甘えることにした。スマートフォンを取りだし、泊まる予定だったホテルをキャンセルする。
巴那河に案内されて渡り廊下を歩いた。空は黒い雲におおわれて生き物みたいにビュウビュウうねっている。
「うわ……本当に大雨だぁ」
「さあ山川さん、こちらです」
真ん中にテーブルが置かれた和室はノスタルジックな雰囲気だ。全体的に古びているが畳は張り替えられて新しく清潔感がある。昔ながらの給湯ポットが置かれ、テレビや姿見がある質素な部屋だ。
「まずはお湯へ入られたらいかがですか? 」
お茶を飲んでホッとひと息ついた穂波へ巴那河の話しかける声がした。山道で派手に転んだ為あちこちに泥や土がついて畳の上にも落ちていた。崖であんなことがあって気がまわらず、やらかしてしまった。
「あっ、すみません! 」
頬の赤くなった穂波が頭を下げると、巴那河はほほ笑みを浮かべた。廊下へ顔を出し誰かを呼び、ほどなくして1人の老人が現れた。
「彼が案内してくれます。宿泊所の管理をしている桃井さんです。私はこれから神社のお勤めがありますのでまた後ほど」
巴那河は丁寧にあいさつすると部屋を出ていった。目の前にはニコニコと微笑むお爺さんが正座している。歳は巴那河よりずいぶん上のようだ。長めの白髪にスラリとした佇まいで肌にもツヤがある。
「桃井です。よろしくおねがいします」
「山川です、お世話になります。あの……部屋に土が……」
「掃除しておきますので、心配いりません。お風呂へどうぞ」
ややシュンとした穂波は背中を丸め、桃井の後をついていった。
「ああっ……ふぅんっ」
ゴムのように弾力をもつマラは腹の中を満たし奥へ奥へと突き上げる。ゴツゴツした亀頭がもっとも奥まった場所へ到達した。
「あぅっ! うああっ――いやだっ!! 」
長く伸びたマラは最奥の狭い部分をこじ開けて侵入した。さらに下半身を持ちあげられ跨った黒天狗が腰を落とし、奥まで犯され穂波は苦悶と快楽にみちた表情で叫び声をあげる。
「そうれ、ワシの印を受け取るがよい! 」
「――――ああああぁっ!! 」
腹の奥に強烈な肉悦を感じて、穂波の先から白い粘液がとび散った。なま温かい液体は腹へ垂れて筋をのこす。
普段から鍛えていてケンカなど多少の荒事は問題もないのに、黒天狗には通用しなかった。為されるがまま犯され、しかもそれは甘美な快感をともなって下半身から全身へつたい胸元の突起もかたく凝った。
「ククク、健康な乳首よのう。檜皮のようじゃ」
「くうぅっ……はっ……やめ……」
荒く呼吸をくり返していたら、カリカリと指先で引っ掻かれて両乳首を弄ばれる。黒天狗は口を近づけて突起を啄ばみはじめた。凝り起った部分は敏感になって、穂波は上半身をよじって声をもらす。
笑った天狗は尻を抱えて両足を肩へかけた。先ほどまで犯されていた窄まりへ再度イチモツをあてがわれ、ビクリと反応した穂波は黒天狗へ赦しを乞うが、無慈悲なマラは窄まりを押しひろげた。
「おぬしには、ワシの四十八手も授けてやろうぞ」
「はひぃ――ゆるし――あうぁっ!! おぉんっ!! 」
ズンズンと下から突き上げられ、よだれを垂らした穂波は口から悲鳴にも似た嬌声をあげて体を揺さぶられる。反り返ったペニスからは、とめどなく精液が流れつづけた。
どれほどの時間が過ぎたのだろう、目を覚ました穂波は惚けた表情で辺りを見まわす。散々もてあそばれた体は快楽の余韻が後を引き、恍惚とした気分だった。
「あ……ああ? 」
ここへ来た時の格好でお堂へ寝転がっていた。衣服を身に着けていて、破られたはずのスパッツも履いている。
お堂の中は暗く、祭壇のあった場所は闇が渦巻いているように見えた。おびえた穂波は立ち上がり、おぼつかない足取りで扉へ向かう。階段へ置いてあった軽いザックを引きずるように歩いた。
なにげなくふり返れば、さっきまであった寺は跡形もなく消えて森が広がっていた。
「え……? 」
混乱したまま、フラフラと崖道を下りる。ぼんやり歩いていたら村へ続く山道を見つけて穂波は思わず走ったが、慌てていたせいで足を滑らせて転んだ。
「あ……つっ! ……痛い……まいったな」
座った状態で上半身を起こし痛い場所を確認すれば、足首を軽く捻ってジンジン痛む。歩けないほどではなかったので足を引きずりながら山道を登った。
柵をこえて大きな杉の木までたどり着くと神社が見えた。ぐうぜん倉庫から出てきた宮司と目が合って、向こうから駆け寄ってくる。
「山で落ちたのですか、大丈夫かね!? 」
土埃にまみれた穂波を見て驚いた宮司は手を取ると、神社の中にある建物へ連れていった。
「いや~驚いた。ケガが酷くなくて良かった」
「ご迷惑おかけしました。ほんとうにありがとうございます」
氷を入れた袋が足首へ当てられ、ひんやりと気持ちいい。巴那河と名乗った宮司は奥の部屋から湿布を持ってきて、穂波の足元をのぞいた。足首の腫れは引いて痛みもなくなっている。
「しばらく無理をしない方がいい。山川さん、今日はどちらへお泊りに? 」
「これから山を越えて、町のホテルへ帰る予定だったんですが……」
巴那河と話していると遠くで雷鳴がひびき雨が降ってきた。ポツポツと落ちる雨粒は徐々に激しくなり、吹き込んだ風が唸る。
「天候が不安定ですね、いまから山へ入られなくてよかった」
巴那河は窓の外で風にゆれる木々を眺めた。
南西諸島に台風が近づいているのは知っていたが、来るのはまだ何日も先だったはず。穂波は急に変化した天候に眉をしかめる。
「ケガもしているし危ない、今日はここへ泊っていきなさいな」
「でも……」
「ここはお参りをする方の宿泊所になっていますし、心配いりませんよ」
優しい笑顔で巴那河がほほえんだ。
外は視界が見えないほど大雨が降って、車を走らせるのも危険だろう。不可解な出来事で心身が憔悴していたので、宮司の言葉に甘えることにした。スマートフォンを取りだし、泊まる予定だったホテルをキャンセルする。
巴那河に案内されて渡り廊下を歩いた。空は黒い雲におおわれて生き物みたいにビュウビュウうねっている。
「うわ……本当に大雨だぁ」
「さあ山川さん、こちらです」
真ん中にテーブルが置かれた和室はノスタルジックな雰囲気だ。全体的に古びているが畳は張り替えられて新しく清潔感がある。昔ながらの給湯ポットが置かれ、テレビや姿見がある質素な部屋だ。
「まずはお湯へ入られたらいかがですか? 」
お茶を飲んでホッとひと息ついた穂波へ巴那河の話しかける声がした。山道で派手に転んだ為あちこちに泥や土がついて畳の上にも落ちていた。崖であんなことがあって気がまわらず、やらかしてしまった。
「あっ、すみません! 」
頬の赤くなった穂波が頭を下げると、巴那河はほほ笑みを浮かべた。廊下へ顔を出し誰かを呼び、ほどなくして1人の老人が現れた。
「彼が案内してくれます。宿泊所の管理をしている桃井さんです。私はこれから神社のお勤めがありますのでまた後ほど」
巴那河は丁寧にあいさつすると部屋を出ていった。目の前にはニコニコと微笑むお爺さんが正座している。歳は巴那河よりずいぶん上のようだ。長めの白髪にスラリとした佇まいで肌にもツヤがある。
「桃井です。よろしくおねがいします」
「山川です、お世話になります。あの……部屋に土が……」
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