いやらし天狗

風見鶏ーKazamidoriー

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いやらし天狗 ~穂波編~

マヨイデラ

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 ストレッチのきいた薄手うすでのシャツを上からでまわされる。天狗の手は脇から胸元をたどり、硬くなった突起とっきを見つけた。手のひらでこすられて、気持ちのいいうずきが隆起りゅうきした部分へあつまる。

「ククク、よく鍛えられた身体じゃ。こっちはどうかな? 」

 黒天狗くろてんぐの指が胸の突起をつまみ、穂波ほなみの両乳首へ電流がはしった。

「んむうっ! 」
「口が止まっておるぞ、もっと舌を動かすのだ」
「――むぐっ、んんっっ」

 鼻のコブが口の中でぬるぬると動き、舌の上をすべる。鼻をいっぱいに頬張ほおばった口のすきまからうめき声がもれた。

重い石でものせられているかのようだ。せめてもの抵抗で身をよじっていたら、天狗の指は胸の突起を強くつまんで伸ばし穂波の動きをふうじる。

「うぐぅっっ! 」

 背がゆみなりにると、天狗の口から低い笑い声がひびいた。太い指は弾力を楽しむように乳頭を引っいて、つまんでねじじる。乳首へ与えられる快感に身悶みもだえ、反った上半身を左右へうごかした。

その様子に満足したのか、天狗は穂波の口から鼻を抜いた。

「っ……げほっ……はぁはぁ……」

「こちらもとっくと鍛えねばならぬ! 」

 黒天狗は穂波のズボンへ手をかけ、あっという間に脱がせた。中にいていたスパッツも引きかれる。

「っ!? ……やめろっ!」

 穂波は足をバタつかせたが、強い力で足首をにぎられひらかれる。股間のものはすぐにはあばかれず、プロテクターによって保護されていた。しかしパンツ代わりのスパッツもやぶられてしまい、プラスチックの容器が前だけ隠し、後ろはのバンドだけで尻が丸出しの恥ずかしい姿だ。

「ほう? なものをつけておるな。このような貞操帯ていそうたいではきくもんがよぉく見えてしまうぞ」

 興味深々きょうみしんしんの天狗は、前をおおっているプラスチックを指ではじく。足を大きく広げられ、ひざが胸元へつくほど体を折り曲げられた。日焼けしていたがスパッツを履いていた部分は白く、尻のれ目へヒンヤリした風が当たる。

黒天狗がプロテクターをずらした時、ポロリと中のいちもつがこぼれ落ちた。

「なかなか良いものを持っておるではないか」
 天狗の目がむらさきに光った。気持ちいい感覚が下半身へ集まり、またたく間に穂波の股間はりかえった。

「くぅっ!? 」

 そり返ったものへ天狗は鼻をよせ匂いをぐ。いびつな鼻でもてあそばれ、ゴツゴツした部分がペニスの裏を刺激して穂波は声をあげた。

「ククク、いやらしい匂いをこんなにまきらして」

「あっ! やめっ……うっ……はぁっ」

 チャンバラするように天狗の長い鼻が穂波のペニスを打つ。逃れるため身をひねるが天狗の力は強く、ただただ体をふるわせ身じろぐ。もてあそばれるうち、強烈な快感が根元のふくらみから突きあげ先へ到達した。

「ああぁっ!! 」

 全身が弓なりに反ってこわばり、先端から白い液体が飛んだ。ほうけていると天狗の笑い声が聞こえる。



「こらえ性のないカラダよのう」

「ぅ……さわるなっ……くううっ!」

 ゴツゴツした鼻がイッたばかりのペニスを再びこすりはじめる。前より敏感になった部分はすぐに硬度を取りもどす。

かたく引きまった場所へ、ぬるりと指が挿入そうにゅうされた。抵抗できなくて恥ずかしい姿をさらす穂波の尻を黒天狗はこねくりまわす。

「ぁぐっ……やめろっ……ぅっ」

 れられてるうちすべりよくなった指が穴の中をかきまわす。異物感いぶつかんで気持ち悪かったのに、ムズがゆい快感へ変化していく。

内側の1点を指で押されて、陰嚢いんのうがキュッと上へあがった。

「くうっ……あぁっ!! 」
 穂波のペニスから白濁液はくだくえきが飛びだした。仰向あおむけに尻を持ち上げられ折り曲げられた格好だったので、自分の吐き出した液体が顔へかかった。

「すぐにたっしてしまうとは、情けない男茎おはせよのう。もっと修行が必要じゃ! 」

 聞こえた声に穂波は下唇をんだ。その気も無いのに弄ばれ身体はいいように反応する。



 すぼまりへ指より太い物が侵入した。黒天狗の大きな鼻が穂波の尻へし込まれ、いびつな形のコブが窄まりをし広げる。

「うああっ――! 」

 信じられない表情で叫び声を上げる穂波の尻を天狗は長い鼻で犯す。息が苦しいほど体を折り曲げられ、人に見せない谷間の奥までさらされた。

天狗は激しく顔を動かして尻の穴を突く。

「ああ"っ――いぎぃっ――あぐぅ! 」

「ククッ、そうれっそうれっ、こらえよっ」

 笑い声がお堂へひびき、こぶの先が身体の奥を蹂躙じゅうりんする。足をひろげたあられもない姿で天狗の鼻に突かれつづけた。

弾力のあるコブが奥へ到達して穂波の内ももは痙攣けいれんした。強制的に弱い部分をめられて、反ったペニスの先からだらしなく白濁液が流れおちる。腹から胸元へれたすじをのこし、穂波の目尻からも涙がつたい懇願こんがんする。

「……お願いです……も……やめて……ください」

 ねっとりと鼻を引きぬいた天狗が無慈悲むじひな笑い声をだして立ち上がった。天高々あまたかだかあおぐいちもつが、ひぃと声を上げる穂波をあざ笑うかのように押し当てられる。マラはズプリとまったとたん引き抜かれ、窄まりを開いたり閉じたり往復する。

「うぁっ……ああっ……やぁ」

 置かれた状況とはうらはらに穂波の窄まりはもどかしくうずいた。身をよじっていると太い先端はふかく埋まり、大きなコブがせまい部分を無理やりひろげて進む。

「ひぃっ――う"ああっ!! 」
「クククッ、男を知らぬまりのよい穴よのう」

 黒天狗のマラの先は浅い部分をらし抽挿ちゅうそうをくりかえす。ヌルヌルと抜き挿しされる瘤状こぶじょう亀頭きとうに責められて穂波は苦しそうにあえいだ。

天狗が腰を動かすうち、尻の中の異物感はちいさな痛みから快感へと変化する。

「あぁっ!? 」

 下半身から全身へ電流がはしり、穂波は仰け反った。口元に笑みを浮かべた黒天狗は一気にマラを突き入れた。

「やっ――あうんっ――ひあぁっ! 」
「そうれそうれ、よくなってきたのだろう? 正直な身体だ」

 恥ずかしい格好のまま黒天狗のマラにかき回される。いびつで太いマラは穂波の最奥さいおうまで到達して、さらにその奥へ進もうとしていた。
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