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いやらし天狗
監禁されて恥ずかしいことをされる
しおりを挟む酔いからさめたら、暗い地下室の部屋へ監禁されていた。しかも木の板に縛られて身動きもできない。うすっぺらい浴衣姿の海斗を取り囲んだ男たちが、なめまわすように見ている。
ひとりの老人がはりつけにされた海斗の足元へ進みでた。小さい老人の顔は茶色く、同じくらい日焼けした手は細く血管が浮いている。しわの多い顔をさらにくちゃくちゃにしてニタニタと笑う。
「ひひっ、今年のニエは生きがいいのう」
その声は聞き覚えがあった。たしか宿で山川の腰元を触っていた助平という爺だ。爺は手を伸ばして海斗の太もも辺りをさすり、少しずつ浴衣の裾をめくり上げる。
「やめろっ! 俺にさわるなっ!!」
海斗が叫ぶと助平はますます嬉々とした表情になった。まわりの男たちは誰ひとりとして止めない、それどころかいやらしい笑顔を浮かべて、捲られる浴衣のすそを眺めている。
「まあまあ、海斗くん落ち着いて」
こんな状況なのに巴那河が優しそうな声をかけてきて、海斗は腹のそこから怒りが湧きあがる。
「あんたらっ、こんなの犯罪だぞっ!! 警察に――」
「そんなに癇癪をおこしたら身体に悪いですよ。木下さん、アレを持ってきてください」
返事をした男は箱を持って戻った。箱を開けると小さな棒のような物が収まってる。巴那河は手に持った棒を近づけ、よく見たら男の性器の形をしていた。
海斗が頭をふって抵抗すると誰かが頭を押さえて、棒を口へ入れられた。
「んむむっ! ン――っ!! 」
縄で口元を縛られ棒を吐きだせない、噛むとゴムのような感触の棒から、独特の風味の液体が染みだして苦みが舌へひろがる。喉の奥がかすかに熱くなった。
「んもっ! うむむっ! 」
「ほほほ、嬉しそうに頬ばってますね。心配いりません、しゃぶっていると落ちつきますよ」
太ももを触っていた助平の手が浴衣の帯をほどいた。ハラリと前が開き下半身が露わになる。着せ替えられた時に脱がされたのか、下着さえ身につけてない。
「ひひっ、ふるえて萎えておる。可愛い息子だのう」
「んんっ……」
しわくちゃの手が海斗のペニスへ触れて、小さな子をあやすように撫でる。ビクリと身体が反応して、助平の口から下卑た笑い声がもれた。
「助平さんっ、私も早く触りたいのですぞっ」
いろいろな話をしてくれたフクベだった。笑みをたたえていたエビス顔の目は血ばしり、鼻息荒く海斗へ顔を寄せてくる。
「フクベさん落ちついてください。清めも終わり用意もできた事ですし、みなさん祭りの準備を始めましょう」
巴那河がロープを引くとカラカラと音が鳴り、海斗は再び仰向けに倒された。
棗ほどの大きさの陶器の入れ物が手渡しで回されている。男たちは容器から透明なゼリーの塊を手の平にとった。
呆然とその様子をながめていたら、男たちは仰向けの海斗へ群がった。テラテラと光る沢山の手が肌を撫でまわし、手についたゼリーを全身に塗りたくる。
「んっ、んむむっ」
足の先や指のあいだ、脇と背中にも男たちの手が伸びた。いつのまにか浴衣は取り払われ、無防備な裸体へ男たちの手が縦横無尽に這う。内ももの付け根や尻の割れ目の際どいところを何度も往復する。
乳首へ男たちの手が当たり海斗が反応したら、ゼリーを塗り広げるふりをした手が何回もそこを刺激して、胸の突起は充血して硬くなった。
「ここも丹念に塗って差しあげましょう」
巴那河が容器からたっぷりゼリーを取り出し、海斗の陰茎に塗り始めた。
ぬるぬると刺激されて、気持ちよくなり陰茎は起ちあがる。股間をのぞき込んでいた男たちから歓声があがり、恥ずかしくなって顔を背けると助平の顔が目の前にあった。
「ぅむ……」
懇願するように目を向けると、助平がゲスな笑みを浮かべる。
「いい顔だなぁ、ここもぷっくり起ってスケベな身体じゃ! かわいい乳首にもしっかりなじませねばなぁ」
助平はそう言うとゼリーを指ですくい海斗の乳首へ盛った。そのまま親指と人差し指でつまみ、くりくりと転がすようにねじる。
「ひひっ、どうじゃ、どうじゃ? 」
「んむっ! んんっ……! 」
ねっとりした責めに快感が身体中をかけめぐる。先端へ気持ちのいい感覚が集まりツンと尖った。
「こっちも凄いですぞ! 」
鼻息を荒くしたフクベが海斗の股間へ顔を寄せている。X形の板へ張り付けられて、足を閉じる事もできない。何人かが集まって、じっくり観察するように海斗の股間を覗く。
巴那河の手で丹念にゼリーを塗り込められた股間は反りかえっていた。
「はち切れんばかりですなぁ! 」
「……ぅっ……むぅんっ」
フクベの指先が張り詰めた陰嚢をつつく。海斗が溜まっているものを出してしまいたくなって、無意識に腰を左右へうごかせば股間を見ていた男たちは歓呼する。
「海斗くん、まだ出してはいけませんよ」
尿道口に冷やりとした感触があり、なにか細長いものを尿道へ入れられた。
「ン――――ッ!! 」
そのまま赤い色の縄ではち切れんばかりのペニスと陰嚢を縛られる。吐き出したくても吐き出せない状況で、腰を左右へ振るたびに男たちは喜ぶ。
カラカラとふたたび音が鳴り、今度は足側が上がった。
「んほぉ! よく見えますなぁ」
尻の割れ目が持ち上げられ、集まった男たちの目に晒される。乳首をいじっていた助平も移動して股間を覗いていた。
「ワシがさっき風呂場できれいに清めた場所じゃあ、ういういしい穴じゃろう? 」
「ほぉー、初物ですか!? いやしかし、マエ様のものは知っておる穴ではないのですか? 」
「マエ様はこの世のものではないゆえ、初物と変わらぬでしょう」
男である海斗の尻を見てこのような会話が交わされるなど尋常ではない。口々に聞こえる声に涙が出そうになりながらも精一杯抵抗するため身体を動かす。
しかし、はち切れそうになっているペニスが揺れて男たちを喜ばすだけだった。
「物欲しそうに腰をふるとは、けしからん若者ですなぁ! は、はやく味わいたい! 」
「フクベさん焦ってはいけません。彼は天狗様への捧げもの、ワシらはおこぼれに与るだけですよ」
笑顔の巴那河は容器からゼリーを掬い、海斗の尻の穴へ擦りつけた。窄まりの襞へ指の腹を使いひとつひとつ丹念に塗りこめる。入り口の襞から少しずつ指が侵入して、浅いところを刺激される。
こらえきれない吐息を鼻からもらすと、見ていたフクベの鼻息がますます荒くなって太ももへ吹きかけられた。敏感になった股間は息を吹きかけられる息にも反応する。
「さあ、みなさん。中もしっかり塗ってあげてください」
巴那河のひと声で、複数の指がいっせいに窄まりへ侵入した。
「ン――――っ! んぅっ――ンンッ!! 」
節くれだった指や太い指がたくさん出し入れされて、ゼリーを奥まで塗り込める。海斗は妖しく身体をくねらせて、村人たちの狂宴は意識がなくなるまでつづいた。
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