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mittyan13

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6 一匹狼の挽歌

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 どんな人間にも一人になりたい時がある。そう思っておかないと、あたい泣いちゃう!とか言いそうなんで…
 よく『モンハンシリーズ』をやっているけど、オンラインでやったことがほぼない。1回だけ甥っ子とやったけど、色々邪魔が入って結局何もせずに終わってしまった気がする。知り合いからも一応誘われるけど、どのタイミングで合流できるかわからないので、実際のところは『オンライン未経験』と言い切っちゃったほうが良いと思う。
 ここ数年、出るゲームの大半が何らかの形でオンライン化している。更新データとかの関係もあって、まるっきりオフラインでできるゲームというのもある意味珍しい存在かもしれない。
 そんななか、時代をもろに逆行している自分は一体…としんみりしてしまったが、逆に思うのです、皆さんよくそんなに集まれるよね?と。
 平日は仕事が上がってからなんだろうとは思うが、独身でもない限り絶対に制約はあると思うのです。相方や家族とご飯を食べたり風呂に入ったり、当然寝かしつけるとかもある。休みの日はそういう状況がもっと増えることになる。結婚とか家族を持つとかって、そういう制約ありきで日常生活を送るわけだし、むしろ一人の時間のほうが少なくなるのが普通でしょう。
 そういう条件下でもオンラインプレイをやっている人は、どうやって時間を工面しとるのでしょうか?家族の理解のもとにやれてるのか?それとも「じゃあゲームの時間だから!」と、『自分の時間』と『家族の時間』を完全別管理してそれが受け入れられているのだろうか?
 ルームを作ってそこに何時までに集合!というのがオンラインゲームの一般的な集まり方だとは思いますが、ノーリスクでいつも全員無事集合できているのであろうか?すごく気になるのです。
 まあ結局今に至るまでオンラインプレイをやったことがないという、ある意味時代錯誤と言ってもいいのではないか?という自分ですが、家庭や家族を顧みずになんかそういう時間を無理くり工面した挙げ句、決して明るくない未来がお待ちしている気がしてならないのですが…まあ余計な一言ですね、はい。
 一応『フリーでやって知らない人に混ぜてもらう』というのも選択肢としてはあるのだが、オンラインの暗黙のルールが良くわかっていない、プレイに没頭して人との交流や声かけができない等、コミュ症全開の男にはハードルが高すぎて『罰ゲームで告白してこい!』よりも無理かもしれない…
 あとなんかやなのが『人が集まらないとクリアーできないクエストやタスクがある』ということ。ことと次第によってはずっとクリアできないことすらある。とても困る。
 アプリゲームの方で『ポケGO』をやっているけど、実際前述のようなタスクが最後まで残りやすい。この前ニュースでやってた仙台のイベントでも『フレンドを作る』というタスクがあったらしく、なぜか最後のほうに出てきてロンリープレイヤーたちを困らせた、という情報があった。
 現在自分を悩ませているのが『フレンドと交換をする』『チームを組んでタスクをクリアする』といった、『みんなでやっつけてやろーぜ!』系のやつ。世の中がそんなにパリピばかりだと思うなよ!と声を大にして言いたい。近所にフレンドなんかいねーよ!みんな掲示板で募集した人ばっかりだぜ!と、悪いことなんか何もしてないのに自然と猫背になってしまうじゃないですか…
 しょうがないので『子供たちにモンハンの面白さを教えて、自分専用のゲーム機を買ったらオンラインプレーをしてくれるような教育を施す』『子供にスマホをもたせたら、真っ先にポケGOを入れてもらう』といった計画を水面下で進めています。いや、何年計画なんだよアンタ…
 今回の表題はモンハンのクエスト名より。最も思い入れのあるイャンガルルガのクエスト名でございますな。最近やってるRISEシリーズに出てこないのがちょっと悲しいぐらい、ガルルガシリーズの武具には愛着がある。任天堂贔屓の自分にはアイスボーンとかはできないんすよ…関係ないけど『挽歌』って、中二病っぽいよね。
 ちなみに表題の候補としては『冥王計画ゼオライマー』のエンディング曲『紅のロンリネス』もあった。どっちにしろ「わかんねーよ!」と突っ込まれるのがオチか…
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