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第033話 上手に狩れました!!
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冬に向けて、餌を漁る小動物達。
リスみたいな小さな動物が足元の実を抱えて走っていったと思えば。
頭上の瑞々しい果実を鳥達が突く。
爽やかな空気に太陽の恵み。
あぁ、幸せだなと思いながら、お裾分けを頂く気持ちで果実をもぐ。
精霊さん達の情報だと、まだまだ森の資源は枯渇には程遠いそうで。
広大な森の懐の深さに感じ入ってしまう。
野生動物達の楽園。
揺籃の地なのだなと改めて思う。
そんなネイチャーな事を考えていた私ですが。
何気なく振り返ると。
そこにはオオカミさんがこんにちは。
いや、積まれているので良いんですが。
流石に、私の身長よりも体長がある肉食獣は怖いです。
でも、お肉も食べられるし、何より毛皮の質が良いそうで。
リサさんのご家族も出来れば狩りたいけど、群れは手強いのです。
人数が少ないので、基本的には避けて通るそうです。
群れから逸れている個体なんかは手を出すそうですが。
その横を見ると、もうねそれ自体が小山のようなクマさん。
あら、クマさん、こんにちはですよ。
お礼に歌いださないとダメですかね。
パンパンに張った腹回りは、森の恵みを蓄えた証拠。
冬眠前に大変だなと思いながら、合掌です。
と、瞑目している間にもリザルトは積まれていく訳で。
「終了!! 終了です!! 処理出来ません!!」
カモみたいな鳥が群れで置かれた辺りで、×サインです。
『しゅーりょー』
『つどえー』
『ねばーえんでぃんぐ!!』
いや、終わりはあって下さい。
少々脱力気味に獲物を眺め。
これもまた村人さん達にお願いするしかないかと、諦めた。
合流したリサさん家族。
大猟だ。
と、美しい鳥を差し出す弓を背負った兄弟に曖昧な笑みを送る。
状況が分かっている父と娘といえば。
黙って結果を見に行き、絶句していた。
そこに合流した兄弟も驚愕の眼差しで眺めてくる。
「魔法ですから」
私の言葉に釈然としない表情をしながらも、担いで移動を始める。
どうもパパンヌの話では。
獲物に関して既に血抜きされているようで。
さくっと、捌くだけで良い感じらしい。
精霊さん達、ご面倒をおかけしました。
美味しい肉料理、頑張るね。
という訳で、狂喜乱舞する村人と手分けして運び込み。
さくっと解体作業に移りました。
鮮度大事。
井戸の周りは解体に勤しむ男性陣に占領され。
そこから離れたテーブルでは、お姉様方が保存食へと加工している訳で。
お肉に関しては、やっぱり特別で。
収穫祭とかの特別な日を除いては、おいそれとは口に出来ないのです。
で、目の前には、肉 ざ ん ま い。
子供達に至っては、踊ってます。
加工に使う塩やハーブは買い込んでいるけど、下手したら足りないくらい。
また行商に行かないといけないなと。
思いながらも、その間に駄目になるお肉がありそうなので。
「お肉パーティー、しちゃいましょうか……?」
ちょっと自信無く提案してみると。
お姉様方の賛成多数で可決されましたとさ。
男性陣?
聞くまでも無いでしょ。
リスみたいな小さな動物が足元の実を抱えて走っていったと思えば。
頭上の瑞々しい果実を鳥達が突く。
爽やかな空気に太陽の恵み。
あぁ、幸せだなと思いながら、お裾分けを頂く気持ちで果実をもぐ。
精霊さん達の情報だと、まだまだ森の資源は枯渇には程遠いそうで。
広大な森の懐の深さに感じ入ってしまう。
野生動物達の楽園。
揺籃の地なのだなと改めて思う。
そんなネイチャーな事を考えていた私ですが。
何気なく振り返ると。
そこにはオオカミさんがこんにちは。
いや、積まれているので良いんですが。
流石に、私の身長よりも体長がある肉食獣は怖いです。
でも、お肉も食べられるし、何より毛皮の質が良いそうで。
リサさんのご家族も出来れば狩りたいけど、群れは手強いのです。
人数が少ないので、基本的には避けて通るそうです。
群れから逸れている個体なんかは手を出すそうですが。
その横を見ると、もうねそれ自体が小山のようなクマさん。
あら、クマさん、こんにちはですよ。
お礼に歌いださないとダメですかね。
パンパンに張った腹回りは、森の恵みを蓄えた証拠。
冬眠前に大変だなと思いながら、合掌です。
と、瞑目している間にもリザルトは積まれていく訳で。
「終了!! 終了です!! 処理出来ません!!」
カモみたいな鳥が群れで置かれた辺りで、×サインです。
『しゅーりょー』
『つどえー』
『ねばーえんでぃんぐ!!』
いや、終わりはあって下さい。
少々脱力気味に獲物を眺め。
これもまた村人さん達にお願いするしかないかと、諦めた。
合流したリサさん家族。
大猟だ。
と、美しい鳥を差し出す弓を背負った兄弟に曖昧な笑みを送る。
状況が分かっている父と娘といえば。
黙って結果を見に行き、絶句していた。
そこに合流した兄弟も驚愕の眼差しで眺めてくる。
「魔法ですから」
私の言葉に釈然としない表情をしながらも、担いで移動を始める。
どうもパパンヌの話では。
獲物に関して既に血抜きされているようで。
さくっと、捌くだけで良い感じらしい。
精霊さん達、ご面倒をおかけしました。
美味しい肉料理、頑張るね。
という訳で、狂喜乱舞する村人と手分けして運び込み。
さくっと解体作業に移りました。
鮮度大事。
井戸の周りは解体に勤しむ男性陣に占領され。
そこから離れたテーブルでは、お姉様方が保存食へと加工している訳で。
お肉に関しては、やっぱり特別で。
収穫祭とかの特別な日を除いては、おいそれとは口に出来ないのです。
で、目の前には、肉 ざ ん ま い。
子供達に至っては、踊ってます。
加工に使う塩やハーブは買い込んでいるけど、下手したら足りないくらい。
また行商に行かないといけないなと。
思いながらも、その間に駄目になるお肉がありそうなので。
「お肉パーティー、しちゃいましょうか……?」
ちょっと自信無く提案してみると。
お姉様方の賛成多数で可決されましたとさ。
男性陣?
聞くまでも無いでしょ。
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