161 / 234
【意味怖】経験人数教えてよ。
しおりを挟む
俺には付き合ったばっかりの彼女がいる。
初めて付き合った子なのに、もうこの子の事しか考えられない。
でも、この子は本当に俺で良かったんだろうか。
これだけ可愛くて、性格も良くて、オマケに頭も良い。
そして、この前聞いた話だと、彼女も俺と同じく
まだ、【夜の経験】が無いらしい。
俺がこの20年間経験が無いのは仕方ないとして
これだけ全てそろってるのに、夜の経験が無いなんて流石に信じられない。
だから、今日俺は仕掛けてみることにした。
ピンポーン!
「お邪魔します」
こんな夜中に平気で男の家に来るあたり、慣れてる感じがしちゃうんだよな。
いや、別に彼女が初めてだろうが、初めてじゃなかろうが、別にどうでもいいんだ。
俺が彼女の事を愛している事には変わりないし、嘘をついていたとしても
それはそれで、俺の事を気遣ってくれているんだと思えば愛おしい。
「じゃ、カンパーイ!」
程よく酔いが回ったところで俺は仕掛けた。
「俺と君との間に大きな事件が起きる可能性がある年齢を占いたいんだけどさ」
彼女は大きな瞳をパチクリさせている。
「面白い占いがあってね。別れか、もしくは結婚か、大きな事がある年齢を占えるんだ」
「へぇー、面白そう!教えて!」
「オーケー、じゃあね・・・。」
俺はゴクリと唾を飲み込み語り始めた。
「2~9までで好きな数字を一つ思い浮かべて」
彼女はOKのポーズをとる。
「その数字に9をかけてみて」
目をつぶりながら計算しているようだ。
「出た答えの一桁目と2桁目を足してみて」
コクリと小さく頷く。
「出た答えに2をかけて見て」
再度OKのポーズをとる。
「出た答えに君がヤッた事のある男の数を足してみて」
彼女は一瞬ドキッとしたような顔をしたが
冷静になったみたいでOKのポーズをした。
「これで質問は終わりっ!数字はいくつになった?」
「ええと、多分だけど48位・・・かな。48歳まで私達進展が無いって事・・・?」
「よ・・・四十八!?」
「ってことは・・・、30人もヤッたことあるの・・・???」
流石に引いた。
いくらなんでも30人も経験があるのに、夜の経験が無いって嘘をつくのはひどすぎる。
何か裏があるんじゃないだろうか。
「え・・・、なんで・・・知ってるの・・・?」
「いやいやいや、なんでじゃないよ、流石にひどいでしょ」
「へぇー・・・。知ってて私を部屋に上げたんだ・・・。」
「い、いや、別にやましい意味はないけどさ、ずっと気になってて・・・」
「じゃあ、こうなることも解ってたんじゃないの・・・?」
彼女は自分の服の首に手を回すと、上着を脱ぎ始めた
「い、いや、そ、そんな事は・・・え!?」
次の瞬間。
妖艶な身体に絡みつくブラジャーと胸の隙間に、小さくたたみこまれたナイフは
俺の喉に突き刺さった。
初めて付き合った子なのに、もうこの子の事しか考えられない。
でも、この子は本当に俺で良かったんだろうか。
これだけ可愛くて、性格も良くて、オマケに頭も良い。
そして、この前聞いた話だと、彼女も俺と同じく
まだ、【夜の経験】が無いらしい。
俺がこの20年間経験が無いのは仕方ないとして
これだけ全てそろってるのに、夜の経験が無いなんて流石に信じられない。
だから、今日俺は仕掛けてみることにした。
ピンポーン!
「お邪魔します」
こんな夜中に平気で男の家に来るあたり、慣れてる感じがしちゃうんだよな。
いや、別に彼女が初めてだろうが、初めてじゃなかろうが、別にどうでもいいんだ。
俺が彼女の事を愛している事には変わりないし、嘘をついていたとしても
それはそれで、俺の事を気遣ってくれているんだと思えば愛おしい。
「じゃ、カンパーイ!」
程よく酔いが回ったところで俺は仕掛けた。
「俺と君との間に大きな事件が起きる可能性がある年齢を占いたいんだけどさ」
彼女は大きな瞳をパチクリさせている。
「面白い占いがあってね。別れか、もしくは結婚か、大きな事がある年齢を占えるんだ」
「へぇー、面白そう!教えて!」
「オーケー、じゃあね・・・。」
俺はゴクリと唾を飲み込み語り始めた。
「2~9までで好きな数字を一つ思い浮かべて」
彼女はOKのポーズをとる。
「その数字に9をかけてみて」
目をつぶりながら計算しているようだ。
「出た答えの一桁目と2桁目を足してみて」
コクリと小さく頷く。
「出た答えに2をかけて見て」
再度OKのポーズをとる。
「出た答えに君がヤッた事のある男の数を足してみて」
彼女は一瞬ドキッとしたような顔をしたが
冷静になったみたいでOKのポーズをした。
「これで質問は終わりっ!数字はいくつになった?」
「ええと、多分だけど48位・・・かな。48歳まで私達進展が無いって事・・・?」
「よ・・・四十八!?」
「ってことは・・・、30人もヤッたことあるの・・・???」
流石に引いた。
いくらなんでも30人も経験があるのに、夜の経験が無いって嘘をつくのはひどすぎる。
何か裏があるんじゃないだろうか。
「え・・・、なんで・・・知ってるの・・・?」
「いやいやいや、なんでじゃないよ、流石にひどいでしょ」
「へぇー・・・。知ってて私を部屋に上げたんだ・・・。」
「い、いや、別にやましい意味はないけどさ、ずっと気になってて・・・」
「じゃあ、こうなることも解ってたんじゃないの・・・?」
彼女は自分の服の首に手を回すと、上着を脱ぎ始めた
「い、いや、そ、そんな事は・・・え!?」
次の瞬間。
妖艶な身体に絡みつくブラジャーと胸の隙間に、小さくたたみこまれたナイフは
俺の喉に突き刺さった。
0
お気に入りに追加
27
あなたにおすすめの小説

【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。



【厳選】意味怖・呟怖
ねこぽて
ホラー
● 意味が分かると怖い話、ゾッとする話、Twitterに投稿した呟怖のまとめです。
※考察大歓迎です✨
※こちらの作品は全て、ねこぽてが創作したものになります。
本当にあった怖い話
邪神 白猫
ホラー
リスナーさんや読者の方から聞いた体験談【本当にあった怖い話】を基にして書いたオムニバスになります。
完結としますが、体験談が追加され次第更新します。
LINEオプチャにて、体験談募集中✨
あなたの体験談、投稿してみませんか?
投稿された体験談は、YouTubeにて朗読させて頂く場合があります。
【邪神白猫】で検索してみてね🐱
↓YouTubeにて、朗読中(コピペで飛んでください)
https://youtube.com/@yuachanRio
※登場する施設名や人物名などは全て架空です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる