才能無しが異世界にて才能開花

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「お前ってほんとに何もできないんだな…」

昔からそうだった…
俺は、スポーツも出来なきゃ勉強も、人付き合いも、普通の人なら難なくこなすようなことがろくに出来ない。

周りからは何をやっても出来ない無能野郎と罵られ蔑まれ呆れ果てられていた。

「俺だって好きでこんな風になってるわけじゃないのに…っ……」

何もかもが嫌になって、生きることすら放棄しようとしたその時、俺の意識は別世界へと飛んだ。

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