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第3章 スライム5兆匹と戦う男編
第30話 無責任な男
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第30話 無責任な男
背負われたまま悶々としている男の後ろから、ライムが声をかけてきた。
「おはよう。遅いお目覚めね。ひひ」
「酷いじゃねえか。いきなり五感奪うとか。どこの暗黒魔術師だよ。これからはライム様って呼ぼうと思ってたけど、やっぱやめるわ」
「はあ? なによそれ。ライムでいいわよ気持ち悪い」
「いやでも、すげえ魔法だった!」
レンジは興奮がよみがえってきていた。
「第10階梯魔法なんて、ホントにあるんだって思って、感動した!」
「あら。素直ね。私の凄さがわかってもらえて嬉しいわ」
「正直、比べる物差しがしょぼすぎて、どのくらい凄いのかよくわからないくらいだけどな」
そこでレンジは急に黙った。なにか考え込んでいるようだった。
「なによ。どうかした?」
「いや……。ちょっと魔法でな。気になってることがあって」
「言ってみなさいよ。あなたよりたいていの魔法は詳しいわぁ。あら、ちょっと奥ゆかしすぎたかなあ」
レンジは、ゆっくりと口を開いた。
「最後、あの扉のとこで、俺の護衛だった子たちがさ……。ほかの子もそうだけど。死霊魔術っての? 魔神が使ってたやつ。燃えて炭みたいになっちまった人間の手が動いて、俺に剣を刺そうとしてきたんだ。あんな状態になってまで。ゾッとしたよ。本当に死者の意思なんて関係ないんだなって思って。あれって、死者の意思を、じゃなくて、要するに死体を好き勝手に操る魔法なんだろう?」
「そうよ。死霊魔術は近代魔法協定で禁忌(タブー)指定されてるから、今じゃまともな魔法使いは使わないわね」
「でも魔神はそんなの関係ないから、容赦なく使ってきた」
「まあ、もう倒したんだから大丈夫よぉ。魔神の死体も燃やしたしね」
不安がってるらしいレンジのふくらはぎを、ライムはポンと叩いた。なにしろ2メートルのバレンシアに背負われているので、背伸びしてもレンジの肩には届かない。
そのレンジはなにか言いたげに黙っている。
「どうしたの。なにが気になるの」
「いや、山脈を抜けたらさ。俺がいよいよ古代の超範囲魔法・ボルトで、5兆匹のスライムを倒しにいくわけじゃん」
「そうよぉ。とうとうあなたの出番ってわけ。金貨千枚分の働きはしてもらうわよ」
「魔王軍の連中だってさ、そんな、人間たちが勝手に作った近代魔法協定なんて守る気ないだろ。もし、俺が倒したスライムたちを、倒した先からどんどん死霊魔術で復活させられちまったら、って思ってさ」
「ふうん。あなたも一応ちゃんとシミュレーションしてるのねぇ。でも大丈夫よ。スライムは体のほとんどが水分でできているから、雷系の魔法を食らうと、熱で蒸発してカスみたいな残骸しか残らない」
「あ、そうか。そうだった。その状態だと死霊魔術がきかないのか」
レンジはホッとして息を吐いた。
「それにしても、あの河童雷神太鼓って、すげえ魔法だな。東方魔術なんてどうやって習ったんだよ」
「そんなの企業秘密に決まってるでしょ。でもまあ、私のお師匠様がそっちの出身だったからねぇ」
「ふうん。でもあれさあ。実質防御不能だろ。相手はあのとんでもない威力の雷魔法を連発で食らうわけじゃん」
「まあね」
ライムは、マントの下の薄い胸を心なしか反らして答えた。
「あれ、魔王も倒せるんじゃないの」
「魔王を?」
ライムは目を見開いた。
「やってみなきゃわからない、って言いたいところだけどぉ。まあ無理でしょうね」
「どうして」
「魔王は強力な魔法を使うそうよ。スライムもそうだけど、配下にいるとんでもない数の魔物を、その魔力で支配してるのよ。魔法使いとして、はるかに格上の存在だわ。勝てるとは思えないわねぇ」
「そもそも魔王とまともに戦ったやつって、今までにいるの?」
「いるわよ。私が生まれるはるか前の話だから、半分伝説みたいなものだけどぉ。西の国の魔術師ギルド、灰の夜明けのグランドマスター、キノットと魔王セベリニアの千日戦争って、有名な戦いがあるわ」
「レベル200とかいう魔法使いか。どっちが勝ったんだ」
「引き分けね。決着がつかなかったらしい。西方諸国はそれ以来、魔王軍との本格的な戦闘は避けているという話よ」
「ていうか、そのキノットとかいうジイさんがすげえ」
「あなた、壁越えの魔法使い舐めてるわねぇ。この大天才の私がレベル150の壁で止まってるのよ。魔法使いのレベル200なんて、どんな化け物なのか、あなたも魔法使いなら想像できるはずよ」
そう言われても、万年レベル6のレンジには天上界の話過ぎて、さっぱりわからなかった。
「そもそも、伝説の大魔法使いキノットだからこそ、魔王とのタイマンに持ち込めたのよ。説明したでしょお。1か月前の魔王城襲撃作戦。北方諸国の精鋭が奇襲をかけたのに、魔王にたどり着くこともできなかった」
それを聞いて、レンジは考え込んだ。今、なにか引っかかるものがあったからだ。
「もし、だよ。もしライムが魔王の前に立てたら、河童雷神太鼓で倒すこともできるかも知れないんじゃないか」
「あのね、話聞いてた? その魔王の前にたどり着くのがまず至難の技なんだって」
「魔王はずっと魔王城にいるのか」
「そうよ。出てこないわ」
「仮に、スライム5兆匹丸焦げ作戦がうまくいってさ。本当に全滅させられたらさ。魔王はどうするかな」
「どうするって……」
「5兆匹のスライムだぜ。どうやったって人間が勝てるわけがない。押しつぶされていくのを待ってるだけでいいはずなのに。急にそのスライムが全滅した。魔王はどうする? 気になるよな。どうしてスライムが全滅したのか」
ライムはハッとした。そして、一言ひとこと、確かめるように言った。
「気になって、様子を、見にくる……?」
「と、思うんだよな。そこに、身を隠していた聖白火騎士団が突如姿を現して奇襲をかける。騎士たちが特攻して、ライムは後方から必中の極悪東方魔術をぶっぱなす」
「おいおい。アタシら特攻役かよ」
背中でレンジが勝手なことを言っているのを聞きとがめて、バレンシアが口を挟んだ。
「でも、ちょっと、それ、アリかも」
ライムは真剣な表情になり、親指の爪を噛んだ。無意識の癖らしい。
そして、おもむろに顔を上げ、レンジに言った。
「私たちは目の前に迫ってるスライムのことしか考えられなかった。あなたの無責任な発想が、本当の意味で私たちを救うなんてことが、あるのかも知れないわね」
バレンシアの背中で揺られながら、レンジは言った。
「無責任は余計だ」
背負われたまま悶々としている男の後ろから、ライムが声をかけてきた。
「おはよう。遅いお目覚めね。ひひ」
「酷いじゃねえか。いきなり五感奪うとか。どこの暗黒魔術師だよ。これからはライム様って呼ぼうと思ってたけど、やっぱやめるわ」
「はあ? なによそれ。ライムでいいわよ気持ち悪い」
「いやでも、すげえ魔法だった!」
レンジは興奮がよみがえってきていた。
「第10階梯魔法なんて、ホントにあるんだって思って、感動した!」
「あら。素直ね。私の凄さがわかってもらえて嬉しいわ」
「正直、比べる物差しがしょぼすぎて、どのくらい凄いのかよくわからないくらいだけどな」
そこでレンジは急に黙った。なにか考え込んでいるようだった。
「なによ。どうかした?」
「いや……。ちょっと魔法でな。気になってることがあって」
「言ってみなさいよ。あなたよりたいていの魔法は詳しいわぁ。あら、ちょっと奥ゆかしすぎたかなあ」
レンジは、ゆっくりと口を開いた。
「最後、あの扉のとこで、俺の護衛だった子たちがさ……。ほかの子もそうだけど。死霊魔術っての? 魔神が使ってたやつ。燃えて炭みたいになっちまった人間の手が動いて、俺に剣を刺そうとしてきたんだ。あんな状態になってまで。ゾッとしたよ。本当に死者の意思なんて関係ないんだなって思って。あれって、死者の意思を、じゃなくて、要するに死体を好き勝手に操る魔法なんだろう?」
「そうよ。死霊魔術は近代魔法協定で禁忌(タブー)指定されてるから、今じゃまともな魔法使いは使わないわね」
「でも魔神はそんなの関係ないから、容赦なく使ってきた」
「まあ、もう倒したんだから大丈夫よぉ。魔神の死体も燃やしたしね」
不安がってるらしいレンジのふくらはぎを、ライムはポンと叩いた。なにしろ2メートルのバレンシアに背負われているので、背伸びしてもレンジの肩には届かない。
そのレンジはなにか言いたげに黙っている。
「どうしたの。なにが気になるの」
「いや、山脈を抜けたらさ。俺がいよいよ古代の超範囲魔法・ボルトで、5兆匹のスライムを倒しにいくわけじゃん」
「そうよぉ。とうとうあなたの出番ってわけ。金貨千枚分の働きはしてもらうわよ」
「魔王軍の連中だってさ、そんな、人間たちが勝手に作った近代魔法協定なんて守る気ないだろ。もし、俺が倒したスライムたちを、倒した先からどんどん死霊魔術で復活させられちまったら、って思ってさ」
「ふうん。あなたも一応ちゃんとシミュレーションしてるのねぇ。でも大丈夫よ。スライムは体のほとんどが水分でできているから、雷系の魔法を食らうと、熱で蒸発してカスみたいな残骸しか残らない」
「あ、そうか。そうだった。その状態だと死霊魔術がきかないのか」
レンジはホッとして息を吐いた。
「それにしても、あの河童雷神太鼓って、すげえ魔法だな。東方魔術なんてどうやって習ったんだよ」
「そんなの企業秘密に決まってるでしょ。でもまあ、私のお師匠様がそっちの出身だったからねぇ」
「ふうん。でもあれさあ。実質防御不能だろ。相手はあのとんでもない威力の雷魔法を連発で食らうわけじゃん」
「まあね」
ライムは、マントの下の薄い胸を心なしか反らして答えた。
「あれ、魔王も倒せるんじゃないの」
「魔王を?」
ライムは目を見開いた。
「やってみなきゃわからない、って言いたいところだけどぉ。まあ無理でしょうね」
「どうして」
「魔王は強力な魔法を使うそうよ。スライムもそうだけど、配下にいるとんでもない数の魔物を、その魔力で支配してるのよ。魔法使いとして、はるかに格上の存在だわ。勝てるとは思えないわねぇ」
「そもそも魔王とまともに戦ったやつって、今までにいるの?」
「いるわよ。私が生まれるはるか前の話だから、半分伝説みたいなものだけどぉ。西の国の魔術師ギルド、灰の夜明けのグランドマスター、キノットと魔王セベリニアの千日戦争って、有名な戦いがあるわ」
「レベル200とかいう魔法使いか。どっちが勝ったんだ」
「引き分けね。決着がつかなかったらしい。西方諸国はそれ以来、魔王軍との本格的な戦闘は避けているという話よ」
「ていうか、そのキノットとかいうジイさんがすげえ」
「あなた、壁越えの魔法使い舐めてるわねぇ。この大天才の私がレベル150の壁で止まってるのよ。魔法使いのレベル200なんて、どんな化け物なのか、あなたも魔法使いなら想像できるはずよ」
そう言われても、万年レベル6のレンジには天上界の話過ぎて、さっぱりわからなかった。
「そもそも、伝説の大魔法使いキノットだからこそ、魔王とのタイマンに持ち込めたのよ。説明したでしょお。1か月前の魔王城襲撃作戦。北方諸国の精鋭が奇襲をかけたのに、魔王にたどり着くこともできなかった」
それを聞いて、レンジは考え込んだ。今、なにか引っかかるものがあったからだ。
「もし、だよ。もしライムが魔王の前に立てたら、河童雷神太鼓で倒すこともできるかも知れないんじゃないか」
「あのね、話聞いてた? その魔王の前にたどり着くのがまず至難の技なんだって」
「魔王はずっと魔王城にいるのか」
「そうよ。出てこないわ」
「仮に、スライム5兆匹丸焦げ作戦がうまくいってさ。本当に全滅させられたらさ。魔王はどうするかな」
「どうするって……」
「5兆匹のスライムだぜ。どうやったって人間が勝てるわけがない。押しつぶされていくのを待ってるだけでいいはずなのに。急にそのスライムが全滅した。魔王はどうする? 気になるよな。どうしてスライムが全滅したのか」
ライムはハッとした。そして、一言ひとこと、確かめるように言った。
「気になって、様子を、見にくる……?」
「と、思うんだよな。そこに、身を隠していた聖白火騎士団が突如姿を現して奇襲をかける。騎士たちが特攻して、ライムは後方から必中の極悪東方魔術をぶっぱなす」
「おいおい。アタシら特攻役かよ」
背中でレンジが勝手なことを言っているのを聞きとがめて、バレンシアが口を挟んだ。
「でも、ちょっと、それ、アリかも」
ライムは真剣な表情になり、親指の爪を噛んだ。無意識の癖らしい。
そして、おもむろに顔を上げ、レンジに言った。
「私たちは目の前に迫ってるスライムのことしか考えられなかった。あなたの無責任な発想が、本当の意味で私たちを救うなんてことが、あるのかも知れないわね」
バレンシアの背中で揺られながら、レンジは言った。
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