ハーケンクロイツ

褐色館

「ドイツの為に創造し戦うこと。彼らの原動力は揺るぎない信仰である。彼らの成し遂げたことで彼らの価値を測れ。」
～ラインハルト・ハイドリヒ～


私は長官に呼ばれミュンヘンにある褐色館へ行くことになった。私は親衛隊(SS)の内部組織、親衛隊保安部（SD)に所属している
長官が言っていた集合時間は13:30だった為私は急いでいった。褐色館に入った頃には12:25を指していたため私は焦っていた。長官の部屋に入る前に私は息を整えた。
「失礼します。ハイドリヒ長官」そうゆうと長官は時計を見て
「時間どうりに来てくれましたね。でもせめて5分前行動を意識して行動してくださいね。ジャック中尉」そういうハイドリヒ長官に私は
「すみません。昨日まで任務でベルリンにいたものでして、遅れてしまいました。任務はベルリン警察協力の下成功しました。」そう言うとハイドリヒは
「そうですか良かったです。これでドイツの治安が少しでも良くなるといいですね。本題ですが、貴方に頼みたいことがあります。」
そう言うとハイドリヒ長官は一息おいてからその言葉を言った「突撃隊(ＳＡ)の排除に我々は乗り出そうと思っています。それでですね、次の突撃隊とナチ党との会合の際のレーム司令の護衛はジャック中尉、貴方ですよね？」そう言われ私は「はいそうです。レー厶司令に頼まれました。」そう言うと長官は「単刀直入に言います。貴方にはレーム司令の逮捕をしていただきたいと思っています。」そういった長官に私は「え・・・今なんておっしゃりましたか」そう聞くと「レーム司令の逮捕をお願いします。本作戦は私の意思ではなくヒトラー首相の意思です。ただ突撃隊の殲滅に元突撃隊の貴方に関わらせたいと思った理由は、殲滅後に貴方に親衛隊内で疑いの目を向ける者がいるかもしれません。それを未然に防ぎたいと思いました。」
そう言う長官に私は「分かりました。司令の逮捕は心苦しいですが、その任務私に任せてください。必ずや成し遂げてみせます。」そう言うとハイドリヒ長官は「そう言ってくれると思いました。話は異常です」そう言われ私は「総統万歳」と敬礼し退室した。