誰がゲームの設定に従うと思いまして?

矢島 汐

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 アンブロジオ殿下は、元々たくさんの人々に囲まれている存在だった。
 傲慢さすら魅力になる美貌とカリスマ性を持ち合わせ、学園卒業後は優秀な魔術騎士としていずれ騎士団総長に上り詰めるだろうとまで噂されていた。
 その溢れる才に見合う自信と冷静さも兼ね備えていた殿下には、誰からも好かれる親しみやすさはない。兄君である王太子殿下のように人に愛され支えられるのではなく、人に憧れを抱かせ従わせる方だ。
 そんな彼が、私はとても眩しい方に思えた。真っ直ぐに自らの道を進む彼の生き方が、眩しかった。

 麗しいかんばせに不敵な笑みを乗せて、颯爽と人を連れ歩く殿下。
 遠目からそれを眺めながら、ひとりでいることを好む私。
 その距離が変化したのは、私と殿下が学園に入学した年の秋のことだった。

 今でも鮮明に思い出せる。私が彼を『殿下』としてではなく、ひとりの男性として意識した日のことを。
 我が辺境伯家の領地には世界一の大図書館があり、無類の本好きとして育った私はよく学園内の図書館に入り浸っていた。
 その日も私は本の背表紙をなぞりながら知らないタイトルを探していて、歩き回るうちに殿下に会ったのだ。

 彼は供も連れずにひとりで人気のない席に座り、古い文学書を読んでいた。
 ただページを捲り、時折文字へ指を滑らせる。彼のいる空間は静謐そのもので、自然と目を奪われた。
 いつもの華やかな雰囲気を潜めた彼に近づいてみたい、話をしてみたい。私は他人に対してはじめてそう思ったのだ。

 そんな邂逅が何度かあり、冬が終わる頃に話しかけてきたのは彼の方からだった。
 私と彼の交流は静かに重ねられた。本のこと、学園の課題のこと、外国のこと、時には宗教や経済や音楽のこと。
 充実した時間だった。静謐な空間は優しかった。図書館に行くのが何よりの楽しみだった。
 彼は努力を外に見せるのを好まない人だったが、私との時間だけは勤勉さを隠すこともなかった。
 そんな彼の一助となれることがとても誇らしく、私は彼のことを知る度に少しずつ好意を積もらせていったのだ。

 私の恋心は元より期間限定のものだった。
 殿下には婚約者がいる。幼少時から決められた、他国の皇女だ。
 学園を卒業したら結婚することは、この国の貴族全てが知っている。
 だから私も卒業までにこの恋心を眠らせて、いつか家を継ぐ時のために伴侶を見つけよう。そう思っていた。

「……私といるなど、お前の時間を無為にするだけだろうに」

 自信に満ちあふれていつでも眩しかった殿下が、こんな、自らを卑下するようなことを言うようにならなければ。

 彼が変わってしまったのには、大きな理由がある。
 ――アンブロジオ殿下は、悪役だ。
 主人公たるキシュタールの前に幾度となく立ちはだかり、キシュタールを見下す嫌味で陰険な王子。

 あのゲームについては、男性の脇役に対しての待遇で少し評価を下げる人もいた程、その扱いがぞんざいだ。
 親友枠の青年はいつの間にか消えてエンディング前にほんの少し登場するだけ。ライバル枠の王子もはじめこそ気合いの入った登場で大物感があったのだが……だんだんと頭が悪くなったように失敗ばかりで小物に成り下がり、主人公に嫌がらせを繰り返すようになる。最終的に悪役らしく学園内の夜会で断罪され表舞台から消えていく。
 そこまでの扱いなら、むしろ男性キャラクターを登場させるべきではなかったのではとまで言われていた。

 現実のアンブロジオ殿下は、もちろんそのような愚は犯さなかった。
 ただの生徒同士の交流と親密な付き合いは違う。キシュタールの距離の詰め方はあまりにも無作法だった。
 他国に婚約者がいる王女と密室でふたりきりになり、膝の上に乗せてじゃれ合う。あと一年程で結婚する皇女の肩を抱き、唇が触れそうな位置で内緒話をする。
 そんな男を、殿下は当然のように注意した。
 たとえ言い方がきつく思えようとも、その苦言は常識に照らし合わせたものだった。逆に言えばそれほどにキシュタールの行動はあり得なかったのだ。
 しかし、それがなぜか周囲へは伝わらなかった。
 正確には妹と自らの婚約者の未来を守るための苦言だと、最初は誰もがわかっていた。殿下が言葉を重ねる度に、おかしな噂がまことしやかに囁かれるようになったのだ。

 〝アンブロジオ殿下は婚約者を奪われたくせに嫌味しか言えない〟
 〝妹にすら無視される程立場が弱い〟
 〝試験も実技もキシュタールに劣る落伍者〟
 〝プライドばかり高い駄目王子〟

 殿下の評価は日に日に落とされていった。
 だが彼はキシュタールを大衆の前で注意し続け、少女達にもきつく自制を求め続けた。
 個人的に呼び出さないのはなぜ? 同じようなことを言うばかりで他の手段を取らないのは?
 もしかしたら殿下にも私と同じように現実がゲームに引きずられているのではないか。
 その考えに至って諫めようとしても、殿下は苦い顔で無言になり、逆に図書館へ近づかなくなってしまった。

 そして、いつしか殿下の周りには誰もいなくなった。

「殿下といる時間が有益ではないなど、あり得ません」
「少なくとも今のお前の益にはならん。皆の憧憬そのものである『秋薔薇の淑女』の行動としては相応しくないだろう」
「そのように面映ゆいばかりの名、今この場では意味のないものです」

 私を含めた主要ヒロイン達には、それぞれ気恥ずかしい名がつけられている。
 ……薔薇と称されるのなら彼こそ相応しいのに。

 学園の片隅にしか行き場がなくなってしまっても、彼の麗しさに陰りはない。
 しかし眩しい程の自信は薄れ心が折れかけてしまっているのが、言葉でも態度でもありありとわかるのだ。

「アンブロジオ殿下、同じ事をお話いただくのは心苦しいのですが……」
「何度言われようとも、私はあの男に負けた。それだけだ。弁明の機会など、あるはずもない」

 殿下がキシュタールと争ったことはない。
 キシュタールや周りの少女達が勝手に定期試験を勝負としただけだ。
 学年が違うのだから試験内容も違う。優劣を決めること自体が無理なのに、なぜかそれがゲームと同じようにまかり通ってしまった。
 しかも殿下はちょうど学外での公務が重なっていて不在だった。それが少女達により敵前逃亡と声高に宣言され……

「なぜ、弁明なさらないのですか。これはあなた様の正当な評価ではないと言うのに」

 私は殿下の隣に座ってからずっと、同じ問いかけをしている。
 しつこいのはわかっている。だが、納得できるはずがない。

「私に構うな。お前の価値が下がる」
「価値、など……どなたがわたくしの価値を決めているのですか?」
「私だ」

 短いその言葉に、こくりと唾を呑んだ。

「シェライラ・ヒメネスという、私が見た中で最高の淑女の価値を下げたくない。学園での地位すら保てなかった愚かな私を、お前が気にかける必要はない」
「そんな……」

 それは嬉しくも、あまりに悲しい響きを持って私の耳を揺らした。
 私をそのように思ってもらえたことより、彼にこんなことを言わせてしまう現状が悲しくて、つらくて。

「お前に見苦しい様を晒しているだけでも苦痛だが……私にはもう、それを拒否できる程の気概もないのだ」

 私の眩しい方。彼ばかりが苦しめられるのは間違っている。
 それがまかり通る世界なんて、ゲームとのリンクなんて、全てなくしてしまいたい。

「アンブロジオ殿下」

 彼の顔を覗き込むようにして、しっかり視線を合わせる。
 殿下は秀麗な顔を歪めていた。それは図書館に来なくなってしまった時より更に苦しげで。

「わたくしは何があってもあなた様をお支えします。ですからどうか、そのお心の内にあるものをお話しください。わたくしを少しでも信用していただけるのでしたら、どうか」

 たとえ今話してもらえなくても、私はずっとこの温室に通い続けるだろう。
 この方に幸せになってもらいたいのだ。ずっと輝いていてほしいのだ。
 そのためなら、私は自分が持てる力全てを使うことも厭わない。

「不確かなことを言うのは、好まん」
「今だけはそれを曲げていただきたいのです。わたくしのわがままを、どうかお許しください」

 そうして数秒か、数分か。
 ふとため息をついた殿下が、軽く手を振る。
 意図を察して前のめりになっていた身体を元に戻せば、彼は視線を前に向けたまま口を開いた。

「……お前には滑稽に聞こえるかもしれんが」

 二ヶ月かかってようやく聞ける、彼の本音。

「己が心であるのに、どうしても制御できんのだ……あの男が、キシュタールが強者であり全てにおいて正しいのだと、私が下にいるべき存在なのだと、理由もなく思ってしまう」

 ゲームの大前提となる主人公と悪役のバランス。

「それなのに、奴を見つけると馬鹿の一つ覚えのように罵倒してしまいたくなる。どうにかそれを抑えても、惰弱な注意に留めるのが関の山だ」

 ゲームの設定である悪役としての関わり方。
 それらはまるで……〝悪役は主人公に刃向かい敗れる〟というルールに縛られているよう。

「……殿下自ら、関わりたいとは思っていらっしゃらない?」
「ハッ……あり得んな。仕事でもないのに話の通じない輩と言葉を交わすことすら苦痛だ。だが、勝手にそうなってしまう。敵わないと思いながらも牙を剥こうと、まるで弱者のごとく貧相な考えに支配される」

 眉根を寄せて苦悩する殿下は、やはり私と同じだ。
 キシュタールを起点として、己の考えとは違う思い込みに支配される。耐えていても漏れ出してしまう程、それは強いのだ。
 私も殿下も、抗う人間だ。それなら……

「殿下も、わたくしと同じだったのですね」
「何……」
「わたくしも、感情は違えどおかしな考えに支配されるのです」
「だがお前は……いつもと変わらないように思えるが」
「それは件の彼がいないからです……わたくしは、恋していない彼に恋をしていると思い込まされるのです」
「は……?」

 想い人にこのようなことを打ち明けるのはどうかと思った。
 しかし、彼と私は同士なのである。この学園でたったふたりだけ、現状の異常性に抗おうとする者。
 力を合わせて何が悪いのだ。

「――と、わたくしの方はこのような事態になっております。今までのことを鑑みるに、キシュタールさんは不可思議な強制力を持っていると思った方がよいでしょう」
「ヒメネス嬢」
「どうかされましたか?」
「お前は、本当にそれが恋情ではないと断言できるのか」

 隣に座ろうとも拳一つ分は空いていた距離が、唐突に詰まる。
 いつの間にか彼は私の肩に手を置いていて、そんな場合ではないのに頬に熱がのぼりそうになった。

「できます」
「なぜだ」
「わたくしは、キシュタールさんが現れるよりも早く、恋をしておりますので」

 一瞬見開かれた青い瞳の中に、私が映っている。
 濃い橙色の瞳を持つ、長い黒髪の女。うっすらと笑みを紅潮させ、常より口元をほころばせて。
 ああ、こんな顔をしていたら、私の想いがはっきりわかってしまうではないか。
 そう思ってもなかなかいつもの笑みに戻せない。彼がはじめて触れてくれたことが、嬉しくて。

「……お前がそのような顔をするなど、想像できなかった」
「するつもりは、ありませんでした」

 期間限定と自ら銘打った恋。
 諦められるかはわからないけど眠らせ隠すことならできる。そう言い訳して彼に恋をした。
 文武両道でカリスマ性溢れる殿下と、幼い頃から神童と噂されていた皇女。良縁に恵まれたふたりが結婚し、王太子殿下を支え国を盛り立てる。そんな次世代を夢見ていたからこそ、言い訳ができたのだ。

 しかし、その夢が叶うことはない。
 アンブロジオ殿下の評判がどうという話ではなく、相手の皇女が婚約破棄されるのに相当な侮辱をしてしまっているからだ。
 他国の王族の婚約者としてその婚約者の母国へ留学している身でありながら、他の男性と親密な関係になり、婚約者を貶めるような発言を繰り返す……不敬なことこの上ないし、不貞を疑われても仕方がない。

 王族の婚姻は純潔が必須である。
 少女達が皆キシュタールと口づけを交わしていたのを、私を含め少なくない生徒が幾度も目撃している。
 たとえ事実純潔を保っていようとも、疑われるような行為を公に知られていることが既に大きな瑕疵なのだ。
 学園外にこの現状は伝わっていないようだが……もしこれを知った場合、フォルトス王家は婚約継続を許しはしないだろう。

 隣に誰が立つかもわからなくなったアンブロジオ殿下。
 そんな殿下を知って、私が恋を諦める必要など、ない。
 違う。私は諦めたくない。この方の隣に立てる可能性がわずかでも生まれてしまったのなら、それに賭けたいのだ。

「アンブロジオ殿下、叶うことなら……」
「ジオでよい」

 するり、と顎に手がかかる。
 息がかかりそうな距離で、深く青い瞳がゆらめく。
 深く澄んだ湖を覗き込んだら、きっとこのような色なのだろう。そんなことをぼんやりと思った。

「……己の心より立場を選んで、これまで慎んでいた」
「殿下……?」
「決して地位を失ったから縋るのではないと、それだけは理解しろ……いや、わかってくれ」

 唇に、冷たい指が触れる。
 それに隔てられたまま、彼の唇が私に近づいた。
 わずかに湿った音を立ててから、離れていく秀麗な顔。

 何が起こったのか、理解するのにずいぶん時間がかかった。

「で、んか……」
「直には触れん。私は奴らと違い、未だ婚約が継続しているうちに不義理な真似はしない」
「ですがこれは少し……き、きわどいのでは」
「ハッ……充分自制している。一年以上そうしてきたのだからな」

 うまく頭が回らず、言葉が出てこない。
 私こそ、弱っている彼につけこんだと見られてもおかしくない。
 だけど彼は信じてくれた。私の顔を見て、これが本気であると理解してくれた。
 そして返答として与えられたのは、愛称の許可と……指越しの口づけ。

 つまり、つまりだ。
 彼の心は私と同じだと、そう思ってもよいのだろうか。
 交流を重ねていたあの時から、同じ気持ちだと……

「わたくしを望んでくださるのなら、どうかライラと」
「……ライラ。私でよいのか」
「わたくしの心を知って、それをおっしゃるのですか? ジオ様こそ、わたくしと共にいる意味をわかっておいでですか。わたくしは次期……」
「ああ、理解している。私は兄上の予備だからな」

 自虐的な言い方にもの申したくなったが、あまりに至近距離に彼の美貌があって押し黙ってしまう。
 その瞳に映る私は、先程より更に熱に浮かされていて、恥ずかしくなった。
 思わず逸らそうとしたが、再び顎に手をかけられ固定される。

「どんな時も慈愛の笑みを崩さん女だと思っていた」
「そうではなくて……失望されましたか?」
「いいや、よく見ろ」

 見ろと言われても、あなたの顔しか見えない。
 蕩けたような笑みを見せる私を映した青い瞳と、わずかに色づいた目元、が……

「お前の瞳に映る今の私は、滑稽な程に心を隠せていない」

 言葉もなく、ただそれだけが想いの証左であると。
 雄弁に語るその表情に、私はようやくこの心を諦めなくてよいのだと安心できた。
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