王宮の裏でおきた双子の兄弟が1人の女性を取りあい

葉月 友梨奈

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騎士団長との恋

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ジェイベリアはレンガでできた家やロッジ風の家がある。高台には高級な住宅地もあり、街中や高台の中間にはロッジ風の家もあった。城下から坂道を上がりきったところの一番上にジェイベリア宮廷がある。お城と大きな皇室の宮廷だった。ジェイベリアの国王と王子もここの城に住んでいる。
城門があり柵と壁で取り囲んであり、周りを騎士が守っていた。
この国は騎士団と警察が守っている。城下を見回りしていた。

宮廷には5人の王子がいて、5人とも独身でイケメンで結婚適齢期だった。この国の令嬢や他の国の令嬢も狙っていた。
5人の王子達は、セレブ感たっぷりの令嬢達が嫌いだった。人を見下すことが嫌だった。
結婚しない理由はそれだった。
一般人にいるような、普通の女性が好みだった。小さい頃から規則や決まりに縛られてきたからだと思う。
時々、ジェイベリア宮廷のイベントが街の広場である。
アンドレとアリスは、もうこの時は、電話番号とメール交換をして、電話とメールをして、時々デートしていた。
アンドレはアリスに、何となく自分の気持ちを伝えてはいた。アリスはアンドレの気持ちを受け止めていいのか、戸惑いもあった。

イベントは3日間開催される。
アンドレとアリスも忙しいから会う事ができない。
アンドレは騎士団の仕事がある。
団長なので部下に指示しながら、街を巡廻して警護していた。
アンドレは店に寄ることも電話もできない。
アリスはフランティス[洋菓子店]が忙しい。
店の前にはアンドレの部下に護衛を2人見張らせていた。
夜19時
アリスの店が閉店する。
イベントは3日あり、無事に終わった。

[次の日]
アリスは仕事がいつものように、19時に終わった。
アンドレは店の反対側で待っていた。
「終わった?」アンドレは聞いた。
「うん」アリスは赤くなり答えた。
アンドレはアリスを見ながら「イベント忙しかったよな」
「仕方ないよ。仕事だし」アリスはニコッとした。
「アリスに会えなくて、ストレス溜まりそうで、狂いそうだった。」アンドレは赤くなり拗ねた。
「大袈裟」アリスは笑った。
2人は買い物して、アリスのアパートに行き数時間過ごした。
アンドレはこの時はまだアリスに指一本触れていない。
アンドレは夜中に宮廷に帰った。

[3日後]
アンドレはこの日は休みだった。
アリスの店へ行った。
アリスは休みだった。
アンドレは店の店員に聞いた。「アリスは?」
ナタリーはびっくりした。「休みです」
「風邪?」アンドレは心配した。
「はい」ナタリーは頷いた。
「ありがとう」とアンドレは言い片手を上げてニコッとした。
店を出て行った。
「今のそうだよね?」レイラとリリーも赤くなっていた。
2人は頬染めてびっくりして心臓が高鳴っていた。

アンドレはアリスに電話していた。
「アリス大丈夫?直ぐ行くよ。もう着くから」
アンドレは食材と飲み物と薬と氷を買い、アパートに向かった。
「アリス、俺 アンドレ開けて」
アリスはふらつきながらドアを開けた。アンドレは部屋に入り鍵をかけた。床に荷物を置いて、アリスを横抱きに抱えて、ベッドに連れて行った。
「ごめん歩けないよな、寝ていて、何か食べた?」
アリスはぼんやりしていた。「ん、まだ」
顔色が悪かった。
「軽いのがいいよな」アンドレは、お粥と特製ジュースを作った。
「ありがとう」アリスは赤くなって心臓が鳴っていた。
アンドレは心配していた。
「起きれる?」
アリスはアンドレを見て「少しなら」と言い起き上がった。
アンドレが手伝った。アリスが食べるのを見ていて、アンドレはスプーンを取った。
「食べれるよ」アリスは赤くなった。
アンドレは優しく「いいから」
「少しでも食べないとな」食べさせてくれた。
「ありがとう」アリスは体が火照り、また熱が上がりそうだった。
アンドレは覗いて「もういい?」
半分食べた。特製ジュースを渡されて「特性ジュース、風邪にいいから、少しでも飲んで」
「うん」ジュースを少し飲んだ。
アンドレは手伝いながら「横になったほうがいい」「熱を測って」と体温計を渡された。
アリスは熱を測った。
「38.9℃ 高いな」
「薬飲んだ?」アンドレは額に手を当てた。
「ん、まだ」アリスは答えた。
アンドレが買ってきた薬をアリスは飲んだ。
「寝た方がいい、俺はここにいるから、ゆっくり寝て」
アリスは暫く眠った。ぐっすり眠れた。
アンドレはアリスを付きっきりで看病した。氷を買ってきていたので、タオルを氷水に冷やしてアリスの額に当てた。
(これは、、夢?それとも、、)
アリスは頭が熱でボンヤリしている中で、目の前にアンドレが居て、看病してくれている。胸が高鳴る中で朧げに見て安心して眠りについた。

<18時ごろ>
アンドレはアリスが食べられそうな夕食を作り、テーブルに並べて、何品かは冷蔵庫に入れた。
<19時ごろ >
アリスが目を覚ました。
外は暗かった。
アリスは少し楽になっていた。「あれ?今何時?」
アンドレはベッドの横にいた。
腕時計を見て「19時」
「大丈夫?」アリス。
「俺よりアリスだろ」と笑った。
この日アンドレはアリスの部屋に泊まった。
アンドレは優しく髪を触り「夕飯は食べられそう?」
「うん、少しなら」アリスは赤くなっていた。アリスは5割くらい食べた。
「フルーツゼリー食べる?」とアンドレは聞いた。
「うん」アリス。
「食べられるだけね」アンドレに、少しだけガラスの器に入れてもらい食べた。
食べ終わり、アンドレは体温計を渡して「測って」アリスは熱を測った。
「37.9℃ 高いね、横になって」
アンドレは氷水につけたタオルを額にのせた。
アンドレはアリスの頭を優しく撫でていた。
アンドレはベッドの横に座り
「いい機会だから言っておく。そのまま聞いてて、アリスはけっこう告白されるだろ?今までも断ってきたんだろうけど、これからも全部断ってね。」
アンドレは言った。
「ん?何で?」アリスは聞いた。
アンドレはアリスの髪を触り「ん、アリスの結婚相手は決まっているから」
「えっ?」アリスは驚いた。
アンドレは優しく微笑み「両親の許可も貰っている」
「誰と?」アリスは胸が高鳴った。
「これまでの流れで分かるだろ」アンドレは赤くなり照れていた。
「えっ?」アリス。
「アリスは鈍感か」とアンドレは赤くなりながら微笑んだ。
「聞いてない」アリスは身体の芯から火照り真っ赤になった。
「今初めて言った」アンドレも真っ赤になってニコッとした。
「いつ、そんな話」アリスは胸が高鳴り聞いた。
「3ヶ月前かな」
「俺が一目惚れしたのは、アリスがフランティスに働き出した時」
アンドレは赤くなりながら話した。
「一目惚れ!?」アリスは驚いた。
「そう、両親にはお見合いの話はしているから、宮廷からの見合い受けてね。相手は俺だよ。」ニコッとした。
「まぁ、両親もお姉さんも妹さんも驚いていたけど。」 アンドレは苦笑いした。
「実家には誰が行ったの?」アリス
「俺が直接行った。場所は聞けばわかるから、だって俺は騎士団長だぞ」アンドレは微笑んだ。
「俺が直接話に行ったから、余計に驚いたのかもね」アンドレは苦笑いした。
「俺がアリスと結婚したいから押し通した。ごめんね。選択肢は1つだけ、この見合いを進めないなら、宮廷を出てから一般人に戻るから、アリスの為なら、地位も名誉も権力も全て捨てていいよ。そんなの必要ないから。それでもアリスと結婚したいから。」アンドレはニコッとした。
「ダメだよ。そんな簡単に捨てたら」アリス。
「俺はアリスが居てくれたら、それでいいから、元々、俺とリアムは小さい時は普通の家庭で育っているから、両親が亡くなった時に、王室の家庭に引き取られた。リアムとも、中学生の時に学校で久しぶりに会ったんだ。お互いに同じ学校にいて驚いたよ。俺は反発していたから、その時はね。リアムは本当のことを知っていた、俺は何も知らなかったから、勝手にリアムを許せなかったんだ。でも、本当の事を聞いて、高校を卒業する前くらいに理解してきた。時々、リアムとは喧嘩するけど、まぁ、2人きりの兄弟だしな。今は別に普通だよ。リアムを嫌っているわけじゃない。リアムは1人で何かを抱え込んでいる。時々、考え込んでいる時がある。聞いても、何でもないと言うしな。いつもの調子でね。そのうち話してくれると思う。」
「そうなんだ。何か悩み事でもあるのかもね」アリスは言った。
「まぁ、いつかは話すと思うよ。無理に聞いても話さないから」アンドレ
「そうだね」アリスはニコッとした。
「それに、アリスは俺の権力や立場や地位とか必要だと思う?」アンドレ。
「そんなのいらないし、必要ないけど」アリス。
「アリスなら、そう言ってくれると思った」とアンドレは言い優しく微笑んだ。ベッドの横のマットの上に片足を立てて座り、枕元に片手を添えてアリスの頬を触りながら話した。
「今は、結婚の事は、そんな話がある事を分かっていて」アンドレは優しくニコッとした。
「うん」アリスは頷いた。
「俺は本気だから、嫉妬深いし独占欲も強いし独り占めしたいから、触れられるのも他の男の匂いが付くのが嫌だから、アリスを誰かに傷つけられるのは嫌だから、側に寄って話しただけでイラつく。下心でアリスに近づいて告白する奴も許さないから、それにアリスを手放すのは、死んでも嫌だから、いいね。」アンドレは赤くなりながら言った。
「アンドレ」アリスは胸が高鳴った。
「これからも、俺とアリスは恋人だから、今までも、そのつもりだったけど」赤くなりながら言った。
アンドレは軽くキスをした。
「ごめん、つい、、アリスのファーストキスなのに」アンドレはアリスを優しく包み込むように額と額をくっつけた。
「知っていたの?」アリスは赤くなった。
「アリスしか見てこなかったから」とアンドレはニコッとした。
「もう、アンドレ、、」赤くなった。
「俺は一途だよ、浮気はしない」
「浮気するなよ」アンドレは赤くなっていた。
「うん」赤くなって心臓が高鳴っていた。
「よそ見しないで、俺だけ見ていて、それに俺のこと信じてね。いつでも側にいるし、俺は何があってもアリスの見方だから。」
「うん」赤くなった。
アンドレは照れながら「もしかしたら、職場にバレたかも。アリスが居なくて、店に立ち寄って聞いたから」
「そうなの?」アリス。
「うん、いいけどね、バレても、
ごめん、話しすぎた。寝ていいよ。ゆっくり寝て、俺はここにいる、側にいるから。」
アンドレはアリスに軽くキスをして、優しく頭を撫でた。
「風邪が移るよ」アリス
「俺に移したら治るかも」アンドレ
「ダメだよ」アリス
「いいから、寝て」アンドレ
ベッドの横にアリスの枕元に手を添えて、片手はアリスの身体の上に優しく乗せて、枕元の手で頭を優しく撫でながら添い寝した。
(アンドレが側に居てもらうと、何か安心するし癒される。最初は夢かと思った。違ったんだ、私だけの特別な我儘な時間、アンドレといる時が1番好き。夢から覚めないで)と思った。
アンドレの手が心地よかった。
アリスはホッとしてぐっすり眠った。アンドレもそのまま添い寝した。

<早朝6時ごろ>
アリスは起きた。
目の前にアンドレが居て、一緒に寝ていた。(アンドレだ。付き添ってくれたんだ。朝からこんな我儘ができるなんて、、綺麗な顔、、そういえば、昨日アンドレは、2人は今日から恋人と言った。皆んなの憧れのアンドレ王子と恋人、、いいのかな?)アリスは考え事をしていた。アンドレが気配で起きた。
アリスを覗いて「おはよう」
「朝から考え事?何?」アンドレは聞いた。
「ん、何でも、だいぶ楽になった気がする」アリスは誤魔化した。
アンドレは不服そうだった。
アンドレはアリスの額に手をあてて、
「熱は下がったかな」
体温計を渡した、アリスは測った。
「36.5℃、下がったね。着替えていいよ」アンドレはニコッとした。
アリスは化粧室で着替えて用意した。
アンドレのチェックが入った。
「濃ゆい」と言い、ティッシュでおさえて「よし」と言い軽くキスをしてニコッとした。
アンドレはアリスを抱きしめて
「これは日課だから、チェックはする、慣れてね」照れていた。アリスは身体が火照り赤くなった。
「朝食作る」
アンドレは朝食を作っていた。

<7時前>
アパートのドアをノックされた。
アンドレがドアを開けた。
男が立っていた。
「誰?」とアンドレは男を睨んだ。
アリスをチラッと見た。
アリスは首を横に振った。
(アンドレが居てくれて、良かった)(何?誰?知らないよ、あんな人、、)とアリスは思い恐怖心がわいた。
「あんたこそ誰?」男はアンドレを睨んだ。
「恋人」アンドレは言った。
「はぁ!いないよ、恋人は」男。
「いるよ、ここに!」アンドレは男を睨んでいた。
「アリスが怖がっている。危害加えたらタダじゃおかない。」とアンドレ。
男がナイフを振り翳した。
アンドレはスルッと抜けて、ナイフを持っている手首を握り後ろに捻った。
「痛てっ!」と男は顔を顰めた。
アンドレは男の耳元で
「物騒なものを持って、、アリスが1人だったら、どうする気だった?潰されたいか?アリスには手を出すな!今度したら、宮廷の牢獄に入れて、次の罰則は死刑にするぞ」と恐怖と気力と冷酷で鬼のような顔をして低い声で言った。 アリスにはその顔が見えないようにした。ナイフを取り上げて抑えつけていた。
「何で、そんな権限が、、」男は引きつりながら、アンドレに吐き捨てた。
「出来るよ、俺の指示で動くから、これでも騎士団長だからな。」アンドレ
「騎士団長⁉︎ まさか、、」男はアンドレを見て青ざめた。
「気づかなかったのか?取り敢えず、警察だな、そうだ、改めまして、騎士団長のアンドレ=リッカルドだ。アリスの恋人でもある。だから、アリスはジェイベリアのプリンセスだよ。俺のプリンセスだ。覚えとけ、アリスは騎士団が宮廷が守る、俺も守っている。手を出して傷つけたら、えらい目に遭うぞ。心しておけ!さっき言ったことも、忘れるな!」アンドレは男に言った。
アンドレは自分の携帯で警察と宮廷に電話した。
「あっ、警察?騎士団長のアンドレ=リッカルドだけど、ストーカーを捕まえた。住所は、、」とアンドレは警察に電話した。
「ジル?アンドレ、悪いが騎士を4人ここに来るように伝えて、団長命令だから。ある人を守って貰いたい、事情は後で話す。住所は、、頼むよ」アンドレは電話を切った。
その時、警察が来て、アンドレを見て、
「アンドレさま、、どうして騎士団長がここに?」警察は驚いていた。
アンドレが説明して、警察に渡した。
「お預かりします。ここの警備は?」警察はアンドレに聞いた。
「あっ、宮廷の騎士団でするよ。プリンセスだから」アンドレはアリスを見て言った。
「承知しました」警察は犯人を連れて行った。
そこへ、騎士団の騎士が来た。
アンドレの部下だった。
「団長」騎士
「悪いが、ここの見張りをしてくれ、」アンドレは指示した。
アンドレの部下が4人来た。
「承知しました」騎士。
「彼女はアリス=ジュリアナ、俺のプリンセスだ」
「宜しくお願いします」騎士
「アリス、俺の部下、見張りに付けるから」アンドレはアリスに紹介した。
「宜しくお願いします」アリス
(団長の恋人?団長のプリンセスか。綺麗で可愛い人)騎士は思った。

「ドアの前と下に見張りを、それと通勤と仕事帰りとどこか行く時も見張っていろ。団長命令だ」アンドレは指示した。
騎士は敬礼して「承知しました」
アンドレはアリスに「いつでも呼んでいいから、直ぐに来るよ」
「うん」ニコッとした。
騎士はアパートの下へ行った。
「こんなこと初めて?」アンドレ
「初めて」アリス
「これからは、俺が守るよ。心配ない、今まで以上に来るから」アンドレは優しく微笑んだ。
「ありがとう」アリスはニコッとした。

「朝食食べよ」アンドレ
「うん」アリス
2人はアンドレが作った朝食を食べた。

暫くして
「そういえば、昨日、私と会ったのはフランティスが初めてって言ったけど、違うよ。その前に私は知っていた。」アリスは教えた。
「えっ?いつ?」アンドレと驚いた。
「3年前」アリス。
「ごめん、覚えてない」アンドレは謝った。
「そりゃそうだよ。私が、17歳の時だよ」アリスはニコッとした。
「私が、路地裏で、待ち合わせしている時に、2人の男に襲われている時、助けてくれた。あの時は騎士としてね。
少し話をして友達が来たから、アンドレは友達に説明した。その後に立ち去った。それだけだよ。その時かな、私がアンドレに憧れたのは。覚えてないのも当たり前。」アリスは頷いた。
「ごめん、どこの高校?」アンドレ。
「高校はクラシアル、いいの、一市民だし、ファンの1人だから、アンドレは騎士として助けただけ。仕事だから」アリスは頷いた。
「3年前なら、俺が大学生か」アンドレは考えて答えた。
「でも自分で言うのもなんだけど、俺はファンとは話をしないから、何でその時はアリスと話をしたのかな」アンドレは考えてアリスを見た。
「私に聞かれても、たぶん、私が怖い目にあったからかな?」とアリスは言った。
「忘れていたけど、また、3年後に出会って恋に落ちた。やっぱり運命的だよ。」アンドレはニコッとした。
「アンドレが運命だなんて、意外だった。信じるんだなって、女性はわかるけど」アリスは赤くなり笑った。
「いいじゃん。アリスとはそうだろう。」とアンドレは赤くなって拗ねた。
「もしそうなら、私は死ぬほど嬉しいけど」アリスは赤くなった。
「うん、絶対そうだよ」アンドレは頷いた。
「アリスは気づいてないけど、アリスより俺の方が想いは強いし大好きだよ。」アンドレは赤くなっていた。
「アンドレ、ありがとう」とアリスは赤くなり胸が熱くなり高鳴った。
「大丈夫、俺を信じて」アンドレは、額に額をくっつけて赤くなっていた。
アンドレはアリスを抱き寄せた。
「少しは緊張取れた?」アンドレは優しく言った。
「えっ」アリスは驚いた。
「分かるよ。さっきまで怖い思いをしていたんだし。」アンドレは優しく包み込むように抱きしめた。
「こうしていたら安心する」アリスは安心していた。
「なら、いつでも抱きしめるよ」アンドレは照れていた。
「うん」アリスは赤くなった。
「その顔は反則だよ」アンドレは赤くなりながらキスをした。
「俺がどれだけアリスに惚れているんだろう。片時も離れたくない」アンドレは赤くなっていた。
「アンドレ、、」アリスは体が火照り赤くなった。
「アリス、俺に惚れ薬飲ませた?アリスだけを惚れる薬」アンドレは赤くなり膨れた。
「何それ」アリスは吹き出した。
「そうかもね」とアリスは笑った。
「あっ有り得ないと思った」アンドレは赤くなり膨れた。
「そんな秘薬があるなら欲しいよね」アリス笑っていた。
「本気にしてない」アンドレは膨れた。
「だって」アリスは照れていた。
「今日は一度帰るの?」アリスは聞いた。
「いや、そのまま部下と見張る」アンドレは言った。
「見張るなら、出来るだけ怖い顔はしないでね。」アリスは苦笑いした。
「どうして?」アンドレは聞いた。
「お客さんの半分が、男性客だから」とアリスは苦笑いした。
「考えただけでムカつくし、イラッとする」とアンドレは赤くなりムスッとして膨れた。
「なるべく、抑えてね」アリスは苦笑いした。
「分かっている」アンドレは赤くなり思いきり拗ねた。

アリスはケーキを持って仕事へ行った。
「行ってらっしゃい」アンドレは優しく頭を撫でた。
「行ってきます」アリスはニコッとした。

<フランティス>
「熱は?」レイラはアリスに聞いた。
ナタリーも心配して「大丈夫?」
アリスは皆んなを見て「もう大丈夫、ごめんね。」
リリーは思い出したように「そういえば、昨日いつものあの人がアリスを訪ねてきたよ。」
アリスはギクっとした。「そうなんだ」苦笑いした。
レイラは探るように「アンドレさまだよね?」
「えっ」アリスはギクっとした。
ナタリーも探るように「バレているよ」苦笑いした。
アリスは仕方なく「う、、うん」ひきつった。
アンドレとの出会いの事や、これからの事を話した。
騎士の見張りの事を言った。
「付き合っている?恋人だよね」レイラは聞いた。
「昨日、見舞いに来て、食事作って看病してくれて、ほとんど、私は高熱で寝ていた。38.9℃あったし、夜に熱が少し下がった時、話せる時に言うって、俺とアリスは恋人だから、もうすぐ見合いもするし、両親の許可も貰っているから、もう結婚相手も決まっている。相手は俺だから、選択肢は一つだけ、聞いてないって言ったら、今話したって、宮廷からの見合いは受けてねと言われた。」アリスは苦笑いした。
リリーは苦笑いして「けっこう一方的?アリスの意見聞いてないよね?」
アリスは罪悪感があった。
「うん、いくら私がファンでも、勝手に決められた気がして。でも、想いが強いのは分かる、本気だって。ごめんね。」謝った。
「いいよ。今更」リリーは言った。
「そうだ、これブルベリーケーキ、アンドレの手作りだよ」アリスは苦笑いした。
レイラは嬉しそうに「本当に、やった。昼に食べる」袋を掴んだ。
リリーも喜んだ。「マジで、ありがとう」
ナタリーは「ありがとう」と笑った。
ケーキは昼に食べた。
「ケーキは3つしかなかったけど」レイラ。
「私は家にあるから、昨日の料理とフルーツゼリーもあるし」アリスは言った。
アリスは仕事をして終わり、

[夜の19時]
リリーはアリスを見ながら「お疲れさま」
レイラも「お疲れさま」
ナタリーはアリスに「ケーキ美味しかったですって伝えて」
レイラとリリーも「美味しかったですって」
「うん、分かった」アリスはニコッとした。
皆んなと別れて

アンドレがビルの影から出てきた。「終わった」アンドレ。
「うん、聞こえた?」アリスはアンドレに聞いた。
「うん、良かった、そんなに美味しかったんだ。アリスは冷蔵庫にあるから」アンドレは頷いた。
アリスは赤くなり「うん」

買い物をして、
夕飯は昨日の残りと少し炊いた。
「料理上手ね」アリス。
アンドレは照れながら「ありがとう、好きで作っていたら、できるようになった。」
アリスは食べて「美味しい」
アンドレは嬉しそうに「ありがとう」
料理を食べて、片付けをして、くつろいでいた。
テーブルに昨日のフルーツゼリーと紅茶を置いていた。ケーキは食べた。
アンドレの料理を食べれるのは、アリスだけかもしれない。

アンドレとアリスはベッドで暫く話していた。
アンドレは熱いキスをした。アリスはビクンとした。何度もキスをされて力が抜けた。アンドレに凭れ掛かって、アンドレは耳元で低い声で囁くように
「アリスは俺以外と、こんな事しないでね。恋人なんだから、約束だよ」
アンドレはアリスに、もう一度キスをした。「愛している」アンドレ。そのまま推し倒された。
「勿論、アリスは初めてだよな?」アンドレはキスしながら聞いた。
「うん」アリスは赤くなり頷いた。
「大丈夫だよ。最初だから手加減する。アリスは俺に任せていればいい、体の力を抜いてね」「怖くないから」アンドレは優しく微笑んだ。頭を撫でた。
何度も熱いキスをした。服を脱がせた。アンドレは首から下へと這わせていき、肩のところと、太ももと背中にキスマークを付けた。「俺のものだって証だよ」アンドレは言った。
舌と指で攻められた。アリスはビクビクしながら、アンドレの言いなりだった。アンドレの片腕を握りしめて「アンドレ、、」アリスは赤くなり恥じらった。アンドレに体の半分は抑えられて身動きが取れなかった。
「ん、、気持ちいい?素直に感じていいよ。アリスにこんな事できるのは俺だけ」アンドレは興奮していた。
アンドレはアリスの突起を舐めながら、脚の間に手をやり、蜜部に指を挿れて烈しく動かしていた。アリスは堪らず体を捻っていた。「あっ、、ダメ、、アン、、ドレ、、ぁああ」
「ほら、、気持ちいいよな、我慢しなくていいから、、大丈夫、俺しか見てない、、慣れないと、、これでも手加減しているんだよ」アンドレは攻め立てていた。
そのまま下へとキスを落としていき、アリスの両脚を拡げて、抑えつけて、
蜜部に顔を推しあてて、最初はゆっくりと、アリスはビクンとした。段々とアリスが感じる度に烈しく舐めまわして、舌を段々と角度を変えて吸い付いたり舐めたり、中に出し入れしたりしていた。
アリスはトロトロになっていた。
アンドレが舐める度に体液が垂れていた。「ぁああ、、やぁ、、アンドレ、、んん、、」体を捻っていた。ビクビクしながら感じた。
「いってごらん。堪らないだろ、欲しいな。俺の舌欲しい?この動き堪らないだろ。ここがいいかな?アリスの急所だな、欲しがって、素直に感じて、アリス、、」アンドレは烈しく動かして舐めまわした。アリスは昇天していた。
あまりの気持ちよさに絶倫しそうだった。「ぁああ、、」アリスはビクビクビクンと電流が走り昇天して絶倫してアンドレの前でたくさんの噴射した。
「最高だった?気持ちよかったな」
「今日はここまで、いきなり全部最後までしたら、体が驚くよ。でも、次は途中で止めないから」アンドレはアリスに熱いキスをした。
アンドレはアリスを抱き寄せて「愛している」と囁いた。

それから、2か月アリスの周りは騎士が守っていた。
アンドレとも、毎日電話があり、週1で会っていた。

































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