仮面を被る鬼陛下と結婚したら溺愛される

第7章 新しい家族と幸せな生活

結婚して1年が過ぎた。

アリアは妊娠して、もうお腹も大きくなっていた。
アレンはアリアのお腹をさすりながら
「大丈夫？もう直ぐ生まれるな。楽しみだな」アレンは優しく微笑んだ。


それから数週間がすぎて､アリアは陣痛がきて出産をした。
少し時間がかかったが無事に産まれた。男の子だった。
「産まれました」助産師
アレンが慌ててアリアのとこへ来た。
「アリア！大丈夫か？」アレンは横に座った。
「はい、男の子です」アリア
「そうか。よく頑張った。抱いていいか？」アレンは嬉しそうだった。
「はい、勿論です」アリアは微笑んだ。
アレンはそっと抱いた。
「ん、俺に似ているな」アレン
「まだ分かりません」アリアは笑った。
「でも､俺とアリアの子供だろ」アレン
「はい、そうですね」アリア

それから4年がすぎた。
今日は舞踏会がある。
子供は4歳になった。
名前はケビン=クランベル。
アレンに似ていた。
髪色はアリアに似ている。
「舞踏会では大人しくお母さまとお父さまの言うことを聞くんだよ」アレン
「はい、お父さま」ケビン

ケビンは舞踏会デビューをした。
この時初めてアレンとアリアも仮面を外して素顔を見せることにした。

ダイナス国王が紹介した。
「本日は我が家の舞踏会に出席してもらいありがとうございます。」
「本日は我が息子である次期国王アレン=クランベルと次期王妃アリア=クランベル。そして2人のご子息であるケビン=クランベルをお披露目いたします」ダイナス

皆んなが騒ついた。
アレン次期国王とアリア次期王妃の素顔を初めて見たからだ。そしてご子息のデビューで騒ついた。

「えっ！アレン次期国王さま､あんなに美貌だったの？」
「次期王妃さま､お美しい方なのね」
「鬼どころか､優しそうな顔立ち」
「あんなイケメンで優しい方なら､私が結婚したかった」

ケビンは、まだ慣れないのもあり､何でも興味津々だった。
「ケビン！」ケビンが走り回るのを見て､アリアが追いかけた。
「大人しくしてと言ったでしょう」
そこへアレンが来てケビンを抱っこした。
「大人しくしなさい。私たちの側から離れないこと。いいね」アレンは優しく言った。
「食べたいの？」アリア
「うん､いい？」ケビン
「仕方ないな」アレンは優しく微笑んだ。
料理やデザートが並んでいた。
アリアが皿に少しずつ取ってあげた。
フォークをケビンに渡した。
国王と王妃のいるとこへ連れていき､前にテーブルを置いてもらい。
国王と王妃に見てもらっていた。
ケビンは大人しくそこで食べていた。

アレンとアリアは挨拶回りをした。

「アレン次期国王さまがアリア次期王妃さまに告白なされた」
「アレン次期国王さまがアリア次期王妃さまに一目惚れした」
「アレン次期国王さまが口説いたのでしょう。」
「いいな。愛されているんですね」
「アレン次期国王さまがアリア次期王妃さまに結婚を申し込まれた」
「今でも新婚生活をされているみたい」
皆んなが羨ましがっていた。

慌しいなか舞踏会は終わった。

それからはアレンとアリアは幸せな生活をしていた。いつまでも新婚生活が続いて仲がよかった。
それから2人の間にはケビンを入れて5人の子供ができた。

＜20年後＞
ダイナス国王が亡くなり
カレン王妃は王妃を退き､アレン次期国王とアリア次期王妃を国王と王妃になるように命じた。

＜宣言式＞
「ここにアレン新国王とアリア新王妃を任命します。」カレン

アレン国王とアリア王妃が誕生して､これからもこの国は平和な暮らしが続くことを願う。


　　　　　　　完