仮面を被る鬼陛下と結婚したら溺愛される

葉月 友梨奈

文字の大きさ
上 下
5 / 7

第5章 アリアの新しい家族と生活

しおりを挟む
2週間後に舞踏会がある。
その時にアレンはアリアとの結婚の事を発表することにした。

ドレスを何着か選んで寸法を測り新しいドレスをつくった。
アレンもお揃いの色を何着かつくった。

ダンスのレッスンをした。
改めて規則を習った。王室の規則がある。正式な挨拶も習った。

アレンはアリアにプロポーズをした。
城内の花畑で片膝付いて、
「アレン=クランベルはアリア=クランベルを生涯心の底から愛し守り抜くこと幸せにすることをここに誓います。
アリア、俺と結婚してください」
アレンはアリアの左手の薬指にキスをした。
アリアは赤くなりドキドキしていた。「宜しくお願いします」と承諾した。
アリアの左手の薬指に指輪を嵌めた。
アレンもアリアにお揃いの指輪を嵌めてもらった。

毎日、規則と王妃としての勉強がある。
「あまり無理するなよ」アレンはアリアを気遣った。
特別にアレンは顔に傷があるとかではないのに、舞踏会やイベントやパーティーには上半分を隠す面をする。
冷たい態度と人嫌いのような振る舞いをする。
そこから、皆んなが怖がり[仮面を被る鬼の陛下]とあだ名が付いた。
その陛下が結婚したとなると皆んなが驚くだろう。相手は誰かと噂が立つ。

<舞踏会当日>
昼からバタバタしていた。

3時ごろからアレンとアリアは舞踏会の用意をした。
アレンは白色と紅色の軍服を着た。
胸に金色のチェーンとバッチを付けていた。仮面を被った。
アリアはローズ色のプリンセスドレスを着てた。プラチナのダイヤのピアスとネックレスを付けていた。
アリアもお面を付けるように言われた。
薬指には婚約指輪をしていた。

アレンの腕にアリアは手を添えて腕を組んできた。
皆んなが注目した。

「誰?顔が見えませんわ」令嬢
「あの噂を知って結婚したの?」
皆んながコソコソと話をしていた。

「気にしなくていいし、勝手に言わせておけばいい」アレンは耳打ちした。
「はい」アリアは頷いた。

「本日はアレンの結婚を報告する為に開いた舞踏会だ。」ダイナス国王
「紹介しよう。先ずはアレン陛下をこの度、次期国王に任命する」国王はアレンに王冠と襷を掛けた。
「そして、ここに居られる、アリア=クランベルを次期王妃に任命する」国王はアリアにティアラと襷を掛けた。
アレンとアリアは正式な挨拶をした。
「そして、アレン次期国王とアリア次期王妃はつい最近結婚した。」
「私の息子と娘だからこれからもお見知りおきを。」国王

アレンとアリアはもう一度正式な挨拶をした。

そこへ騎士の目を盗んで、ジュリア嬢が入ってきた。
皆んなの間を抜けてきた。

国王と王妃と次期国王と次期王妃の前に来て言い放った。
「この次期王妃は無理矢理アレン次期国王さまを誑かして色気で落とした。
騙して結婚したのよ。こんな人が次期王妃でいいのかしら。不幸になるだけよ。今なら間に合いますわ、アリアを離縁して私が次期王妃になります。考え直してください。アリアに騙されないで、目を覚ましてください」ジュリアは自分が正しいように言った。

アレンはジュリアに向かって言った。
「手紙だけではお気に召さなかったかな?」
「前日はアリア妃を私の妻をわざわざ私の宮廷まで乗り込んできて、妻を侮辱して暴力行為をした。」
「もうアリア妃は君の妹ではない、縁を切ったんだ。」
「何十年もの間、妹にアリア妃に対する暴言暴力行為で妻は心も体もズタズタなのだ!金輪際、近づくな!」
「王室に関わる事も舞踏会もパーティーも禁止命令が出ているだろう。それとも男漁りをしにきたか?金輪際、王室関係者や舞踏会やパーティーで男性たちを騙すのは禁止する」アレンはジュリアに大勢の前で言い放った。
「こいつを摘み出せ!」アレンは騎士に向かってジュリアを追い出すように言い放った。

皆んながヒソヒソ話していた。
「妹に暴言暴力行為?酷い」
「次期王妃に暴力行為?」
「男性を騙して男漁り?酷い、最低」

ジュリアは騎士に連れられて抱えられて外へ連れ出された。

「何よ!失礼よ!私を誰だと思っているの!」ジュリアは騎士とパーティー会場に向かって叫んだ。
ジュリアはイラつきながら歩いて家路の着いた。










しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

お母様が国王陛下に見染められて再婚することになったら、美麗だけど残念な義兄の王太子殿下に婚姻を迫られました!

奏音 美都
恋愛
 まだ夜の冷気が残る早朝、焼かれたパンを店に並べていると、いつもは慌ただしく動き回っている母さんが、私の後ろに立っていた。 「エリー、実は……国王陛下に見染められて、婚姻を交わすことになったんだけど、貴女も王宮に入ってくれるかしら?」  国王陛下に見染められて……って。国王陛下が母さんを好きになって、求婚したってこと!? え、で……私も王宮にって、王室の一員になれってこと!?  国王陛下に挨拶に伺うと、そこには美しい顔立ちの王太子殿下がいた。 「エリー、どうか僕と結婚してくれ! 君こそ、僕の妻に相応しい!」  え……私、貴方の妹になるんですけど?  どこから突っ込んでいいのか分かんない。

聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい

金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。 私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。 勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。 なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。 ※小説家になろうさんにも投稿しています。

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら

夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。  それは極度の面食いということ。  そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。 「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ! だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」  朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい? 「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」  あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?  それをわたしにつける??  じょ、冗談ですよね──!?!?

私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】

Lynx🐈‍⬛
恋愛
 ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。  それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。  14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。 皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。 この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。 ※Hシーンは終盤しかありません。 ※この話は4部作で予定しています。 【私が欲しいのはこの皇子】 【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】 【放浪の花嫁】 本編は99話迄です。 番外編1話アリ。 ※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。

白い結婚は無理でした(涙)

詩森さよ(さよ吉)
恋愛
わたくし、フィリシアは没落しかけの伯爵家の娘でございます。 明らかに邪な結婚話しかない中で、公爵令息の愛人から契約結婚の話を持ち掛けられました。 白い結婚が認められるまでの3年間、お世話になるのでよい妻であろうと頑張ります。 小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。 現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。 どうぞよろしくお願いいたします。

美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました

市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。 私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?! しかも婚約者達との関係も最悪で…… まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!

処理中です...