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2. 社長降臨
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「やぁ、悪いね!待たせたかい?」
と凛とした声がした。声のした方に顔をむけるとパンツスーツの長身の女性がいた。思わず立ち上がってしまうと、目が合った。
「君が神谷(かみや)か?私は園宮だ。」
ツカツカとヒールを鳴らし俺の近くへ来る。八頭身というのか、めちゃくちゃスタイルがいい。
「あ、すみません。はい。僕がそうです。神谷です。」
思わずぼーっとしてしまった。
「お忙しい中、お時間ありがとうございます。サポートの急募を見てきました。」
と頭を下げる。
「うん。電話でも聞いているし、宇崎(うさぎ)の言った通りだな。」
確かに、アポ電の時も言った気がする。でも今、なんか変な事言わなかったか?兎の言ってた通りって?なんだ?喋る兎でもいるのか?と思っていると
「神谷、サポートの急募なんだが、ちょっと普通とは違うんだ。それでもいいか?」
と声をかけられる。学生時代ずっとパシリのような生活を、送ったいたんだから普通と違うことなんてやり慣れている。
「はい!大丈夫です!」
しゃんと背筋を伸ばして社長の目を見る。そんな俺を見て、社長は目を細め、口角を上げた。そして顎に手を当て頷くと
「採用だ。来い、サポートする奴らを教えよう。」
と言い歩く社長。それに俺も続く。カウンター付近に来ると社長が
「あ」
と声を漏らしカウンターに肘をつく。そして黒髪ロングの、リアル貞子らしき子の目線の木目にコンコンと爪を鳴らす。リアル貞子らしき子が少し顔を上げると
「甲斐神(かいかみ)、テキトーに片付けて、7のレッスン室な。」
と言った。リアル貞子らしき子は頷いたのか
「分りました……あと数分して誰も来なかったら行きます。あ、次って確かひなみ、でしたっけ?」
顔を下げながら言う。声ちっさ!ちょいちょい聞こえなかった。
「わからん。ちなみにどれだけ時間がかかるかも予想できない。」
と言いレッスン室へ向かう。俺も受付のリアル貞子、もといカイカミ?さんに会釈して、社長へついていった。
と凛とした声がした。声のした方に顔をむけるとパンツスーツの長身の女性がいた。思わず立ち上がってしまうと、目が合った。
「君が神谷(かみや)か?私は園宮だ。」
ツカツカとヒールを鳴らし俺の近くへ来る。八頭身というのか、めちゃくちゃスタイルがいい。
「あ、すみません。はい。僕がそうです。神谷です。」
思わずぼーっとしてしまった。
「お忙しい中、お時間ありがとうございます。サポートの急募を見てきました。」
と頭を下げる。
「うん。電話でも聞いているし、宇崎(うさぎ)の言った通りだな。」
確かに、アポ電の時も言った気がする。でも今、なんか変な事言わなかったか?兎の言ってた通りって?なんだ?喋る兎でもいるのか?と思っていると
「神谷、サポートの急募なんだが、ちょっと普通とは違うんだ。それでもいいか?」
と声をかけられる。学生時代ずっとパシリのような生活を、送ったいたんだから普通と違うことなんてやり慣れている。
「はい!大丈夫です!」
しゃんと背筋を伸ばして社長の目を見る。そんな俺を見て、社長は目を細め、口角を上げた。そして顎に手を当て頷くと
「採用だ。来い、サポートする奴らを教えよう。」
と言い歩く社長。それに俺も続く。カウンター付近に来ると社長が
「あ」
と声を漏らしカウンターに肘をつく。そして黒髪ロングの、リアル貞子らしき子の目線の木目にコンコンと爪を鳴らす。リアル貞子らしき子が少し顔を上げると
「甲斐神(かいかみ)、テキトーに片付けて、7のレッスン室な。」
と言った。リアル貞子らしき子は頷いたのか
「分りました……あと数分して誰も来なかったら行きます。あ、次って確かひなみ、でしたっけ?」
顔を下げながら言う。声ちっさ!ちょいちょい聞こえなかった。
「わからん。ちなみにどれだけ時間がかかるかも予想できない。」
と言いレッスン室へ向かう。俺も受付のリアル貞子、もといカイカミ?さんに会釈して、社長へついていった。
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