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第一章
冒頭 はじまり
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忘れようにも忘れられない、忌々しい罪がある。
遠い昔のように感じられるような、つい最近あったことのように感じられるような。
暫く離れて忘れていたはずなのに、それは時に悪夢として襲いかかるものだ。
あぁ、またこうして夢となって襲いかかって来る。
あの日聞いた、クラクションの音と共に。
「────!!」
「……る」
「……うぅ…ん……」
「……蛍、もう終わったよ」
──午後3時30分。何か、鋭利なもので肩を突つかれる感触に、ゆっくりと頭を起こす。
徐々に開かれていく視界。もしかしてボクは寝てたのだろうか。
しかも、何か後味の悪い夢を見ていたのか、なんとなく体が重たく感じている。
手元を見れば、開かれたままの教科書とノート。握ったままのシャープペンシル。
右隣を見れば、気だるげな目つきでボクを見る銀髪赤目のマスクイケメン── 黒崎 影人さん。
彼はボクの隣の席の男子であり、かれこれ一年からの付き合いである「友達」だ。
その手には、芯が出たままのシャープペンシル。芯の方向は、バッチリボクに向いている。
……まさかこいつ、ボクを起こす時それで刺してたとでもいうのだろうか。
いや、せめて芯はしまって起こせ。万一深く刺さって怪我でもしたらどうしてくれるんだ……と、突っ込みたい心境であったが、そこまでの元気は今のボクにはまだなかった。
「珍しいね、蛍が居眠りするなんて」
「うーん……そうですね、なんか先生の話聞いてる途中でふっと意識が落ちたような感じといいますか……」
「5限目の体育で張り切りすぎたんじゃない……? 50メートル走、新記録出すぞとか言ってたし……」
「あ~……結局出なかったですけどね、10.5秒……」
ううん、とうなりながら伸びをする。ボクの足にはまだ疲労感が残っていて、足も少し重みを感じている。
……5限目の体育、体力測定だからと馬鹿みたいに張り切りすぎたのが悪かったのかもしれない。
元々体育会系でもないボクが全力で走ったところで、そう大した記録を出せるわけでもなかったのだ。
「静かにしろー、ホームルームを始めるぞ」
授業が終わって気が緩んだのか、ざわつき始める教室内。担任の教師が声をかけて教室に入っても、しばらくは人の声が止まなかった。
静かになったのは、教師が何度か「静かにしろ」と言って、ようやくといった様子。それまでの間、ボクと影人さんは「うるさいな」と、小さく呟いていたのは内緒だ。
「では、まず明日の連絡事項だが……」
教師が連絡事項を口にしながら板書を始める。
この時話すのは、主に明日の朝の予定・町や学校からのお知らせ、不審者情報等だ。
ホームルーム自体は早く終わって欲しいと思ってはいるが、この連絡事項だけは聴き逃したくない。
ボクはすぐさまノート広げ、教師の話や板書の内容を書き綴った。
このホームルームが終わると、後は部活か帰宅かになる。
授業というのはみんな嫌いなのだろう、ボクや影人さん以外の生徒は友達同士でこの後どうするかの話や部活の話で持ちきりだ。
先生の声が聞こえなくならない程度にだが、新作のスイーツがどうとか帰りにゲーセン寄ろうぜだとか、そんな声が聞こえる。
「……では、ここまで。みんな気をつけて帰れよ、部活に行く人はケガ等ないように」
「…よし、終わりましたねぇ」
「はぁ、今日もだるかった……」
言葉通り、だるそうに荷物をカバンに詰めていく影人さん。詰め終えるなり、片手でひょいっとカバンを持ち上げて席を立つ。
少し出遅れたボクは慌てて荷物を詰め、同じく席を立つ。置いていくよ……という影人さんの声に、机にぶつかりながら慌ただしく後に続く。
影人さんの後を追うように歩く中、周りを見ると……頬を赤らめながら影人さんを見つめる女子がひとり、ふたり、さんにん……多数。
ただ見ているだけの人もいれば、きゃーきゃー言いながら眺めている人もいる。こういった反応を示す女子は……はっきり言えば、全員彼のファンだ。
さっきも言った通りだが、影人さんは銀髪赤目のイケメンである。
普段マスクをしているから口元は見えないけれど、細く切れ長な目元だけ見ても「あ、こいつは顔が良いんだろうな」というのが容易に想像できるくらいだ。
それだけじゃない。彼のよーーく整った顔立ちに加え、幻想的な背景が似合いそうな儚げな見た目の雰囲気に、ささやくような聞き心地の良い低音ボイス。
ファンタジーな世界観にいても違和感のなさそうというか、ボクから見たら下手なモデルよりずっと格好いい男だと思っている。
生まれ持ってのチート容姿だと言いたいくらい見た目最高の彼なのだ、夢中にならない女子生徒の方が少ないのが現状である。
一年付き合いのあるボクが知る限りでも、今みたく彼の周りに女子生徒が寄らなかった日は、一日たりともなかった記憶しかない。
そうして女子たちの視線を浴びつつ帰ろうとした矢先、見ていただけのはずだった二人の女子が影人さんの元へ歩み寄る。
派手な化粧に、規定以上に膝上まで上げた短いスカート。いわゆるギャルだ。
「黒崎君、これから帰るの? 良かったら一緒にウチらと帰らない?」
「こないだ、黒崎君が好きそうなメニュー見っけたの! 駅前にあるカフェなんだけどさ~……」
彼の周りにいる女子の視界に、ボクの姿は恐らく……というか、絶対に無い。
彼女らの目当てはあくまで影人さんで、ボクは「影人君の後ろになんかいる奴」程度だと思う。
(ボクって、ぶっちゃけお邪魔虫じゃないかなぁ……)
存在無視されるのは正直気持ちの良いことではないけれど、仕方ない。
だってボクは、彼みたいにイケメンでも無いし女子にモテた経験だってない。
寧ろ、ボクが女子の目に一度でも入ったことなんて──
「……る、蛍」
「へ? あ、何でしょう影人さん」
影人さんの声に、ハッと我に返るボク。
気づけば、さっきまでいた女子たちがいない。ボクがぼーっと考え事をしながら女子と影人さんを見ている間に、お話し合いは終わったようだ。
「行くよ」
「え? あの、女子達は」
「めんどくさいから適当にあしらった」
気だるそうに話す影人さん。女子からの誘いを「めんどくさいから適当にあしらった」で済ませられる辺りも、さすがモテ男である。
少し遠くを見れば、さっきの女子達が肩を落としながら歩いていくのが見えた。
……一瞬、ボクを睨んでいた気がしたが、それはきっと気のせいだと思いたい。
「でも、本当に行かなくて良かったんですか? せっかくデートのお誘いだったというのに」
「……あんなうるさい女と一緒にいても楽しくないし……行ったとしても、香水くさいからご飯も不味くなる……」
「うわ、バッサリ~。女子が聞いたら泣きますよ~、コンチクショウめ!」
このこの、と言いながらふざけて肘で影人さんを突つく。しかし彼は無言で、微動だにせず。
なんだそのリアクションは、非常につまらない。せめて「うるさい」とか言って欲しかった。
ボクは突つくのを止め、歩き出した影人さんの隣まで小走りで寄った。
「さて、女子のお誘いを断った影人さん。今日はどうするんです?」
「……。今日の夕飯と明日の朝ご飯を買って帰る」
「分かりました。いつものコンビニで?」
「うん」
歩みを進めるたびに感じる女子の視線が痛いと感じつつ、ボクと影人さんは下駄箱から靴を出す。
すると、ボクの下駄箱に一つ小さな封筒が入っているのが見えた。
影人さんの下駄箱に手紙が入っていることはよくあったが、ボクの下駄箱に入っているというのは、あまりにも珍しい。
何だろうと思い、ボクはその封筒を手にする。
(誰からだろう……? イタズラとかじゃなければいいけど)
普段は目にすることの無い光景に警戒しつつ、恐る恐る封筒の宛名だけを見る。
そこに書いてあったのは──「窓雪 ケイ」。丸っこい字体からして、恐らく女子だろう。
(え? 女子がボクに手紙? 罠? 罠か? それとも影人さん相手みたいに……いや、まさか!)
「……どしたの、蛍」
「え? あ、い、いやぁなんでも! と、とりあえずパン! パン買いに行きましょう影人さん!」
「俺、パン買うとか言ってないけど……まあいっか」
突然、ボクのもとに舞い降りた……春? 罠? それとも、なんてことないただの連絡事項?
まるでパンドラの箱だ、開けるまでどうなるかはわからない。
けれど、何となく。何となく期待をしてしまうボクがいる。
差出人のことは、全く分からないけれど。
(家に帰ってから開けてじっくり見てみよう……)
貰った手紙を急いでカバンにしまい、影人さんと共に歩き出した。
遠い昔のように感じられるような、つい最近あったことのように感じられるような。
暫く離れて忘れていたはずなのに、それは時に悪夢として襲いかかるものだ。
あぁ、またこうして夢となって襲いかかって来る。
あの日聞いた、クラクションの音と共に。
「────!!」
「……る」
「……うぅ…ん……」
「……蛍、もう終わったよ」
──午後3時30分。何か、鋭利なもので肩を突つかれる感触に、ゆっくりと頭を起こす。
徐々に開かれていく視界。もしかしてボクは寝てたのだろうか。
しかも、何か後味の悪い夢を見ていたのか、なんとなく体が重たく感じている。
手元を見れば、開かれたままの教科書とノート。握ったままのシャープペンシル。
右隣を見れば、気だるげな目つきでボクを見る銀髪赤目のマスクイケメン── 黒崎 影人さん。
彼はボクの隣の席の男子であり、かれこれ一年からの付き合いである「友達」だ。
その手には、芯が出たままのシャープペンシル。芯の方向は、バッチリボクに向いている。
……まさかこいつ、ボクを起こす時それで刺してたとでもいうのだろうか。
いや、せめて芯はしまって起こせ。万一深く刺さって怪我でもしたらどうしてくれるんだ……と、突っ込みたい心境であったが、そこまでの元気は今のボクにはまだなかった。
「珍しいね、蛍が居眠りするなんて」
「うーん……そうですね、なんか先生の話聞いてる途中でふっと意識が落ちたような感じといいますか……」
「5限目の体育で張り切りすぎたんじゃない……? 50メートル走、新記録出すぞとか言ってたし……」
「あ~……結局出なかったですけどね、10.5秒……」
ううん、とうなりながら伸びをする。ボクの足にはまだ疲労感が残っていて、足も少し重みを感じている。
……5限目の体育、体力測定だからと馬鹿みたいに張り切りすぎたのが悪かったのかもしれない。
元々体育会系でもないボクが全力で走ったところで、そう大した記録を出せるわけでもなかったのだ。
「静かにしろー、ホームルームを始めるぞ」
授業が終わって気が緩んだのか、ざわつき始める教室内。担任の教師が声をかけて教室に入っても、しばらくは人の声が止まなかった。
静かになったのは、教師が何度か「静かにしろ」と言って、ようやくといった様子。それまでの間、ボクと影人さんは「うるさいな」と、小さく呟いていたのは内緒だ。
「では、まず明日の連絡事項だが……」
教師が連絡事項を口にしながら板書を始める。
この時話すのは、主に明日の朝の予定・町や学校からのお知らせ、不審者情報等だ。
ホームルーム自体は早く終わって欲しいと思ってはいるが、この連絡事項だけは聴き逃したくない。
ボクはすぐさまノート広げ、教師の話や板書の内容を書き綴った。
このホームルームが終わると、後は部活か帰宅かになる。
授業というのはみんな嫌いなのだろう、ボクや影人さん以外の生徒は友達同士でこの後どうするかの話や部活の話で持ちきりだ。
先生の声が聞こえなくならない程度にだが、新作のスイーツがどうとか帰りにゲーセン寄ろうぜだとか、そんな声が聞こえる。
「……では、ここまで。みんな気をつけて帰れよ、部活に行く人はケガ等ないように」
「…よし、終わりましたねぇ」
「はぁ、今日もだるかった……」
言葉通り、だるそうに荷物をカバンに詰めていく影人さん。詰め終えるなり、片手でひょいっとカバンを持ち上げて席を立つ。
少し出遅れたボクは慌てて荷物を詰め、同じく席を立つ。置いていくよ……という影人さんの声に、机にぶつかりながら慌ただしく後に続く。
影人さんの後を追うように歩く中、周りを見ると……頬を赤らめながら影人さんを見つめる女子がひとり、ふたり、さんにん……多数。
ただ見ているだけの人もいれば、きゃーきゃー言いながら眺めている人もいる。こういった反応を示す女子は……はっきり言えば、全員彼のファンだ。
さっきも言った通りだが、影人さんは銀髪赤目のイケメンである。
普段マスクをしているから口元は見えないけれど、細く切れ長な目元だけ見ても「あ、こいつは顔が良いんだろうな」というのが容易に想像できるくらいだ。
それだけじゃない。彼のよーーく整った顔立ちに加え、幻想的な背景が似合いそうな儚げな見た目の雰囲気に、ささやくような聞き心地の良い低音ボイス。
ファンタジーな世界観にいても違和感のなさそうというか、ボクから見たら下手なモデルよりずっと格好いい男だと思っている。
生まれ持ってのチート容姿だと言いたいくらい見た目最高の彼なのだ、夢中にならない女子生徒の方が少ないのが現状である。
一年付き合いのあるボクが知る限りでも、今みたく彼の周りに女子生徒が寄らなかった日は、一日たりともなかった記憶しかない。
そうして女子たちの視線を浴びつつ帰ろうとした矢先、見ていただけのはずだった二人の女子が影人さんの元へ歩み寄る。
派手な化粧に、規定以上に膝上まで上げた短いスカート。いわゆるギャルだ。
「黒崎君、これから帰るの? 良かったら一緒にウチらと帰らない?」
「こないだ、黒崎君が好きそうなメニュー見っけたの! 駅前にあるカフェなんだけどさ~……」
彼の周りにいる女子の視界に、ボクの姿は恐らく……というか、絶対に無い。
彼女らの目当てはあくまで影人さんで、ボクは「影人君の後ろになんかいる奴」程度だと思う。
(ボクって、ぶっちゃけお邪魔虫じゃないかなぁ……)
存在無視されるのは正直気持ちの良いことではないけれど、仕方ない。
だってボクは、彼みたいにイケメンでも無いし女子にモテた経験だってない。
寧ろ、ボクが女子の目に一度でも入ったことなんて──
「……る、蛍」
「へ? あ、何でしょう影人さん」
影人さんの声に、ハッと我に返るボク。
気づけば、さっきまでいた女子たちがいない。ボクがぼーっと考え事をしながら女子と影人さんを見ている間に、お話し合いは終わったようだ。
「行くよ」
「え? あの、女子達は」
「めんどくさいから適当にあしらった」
気だるそうに話す影人さん。女子からの誘いを「めんどくさいから適当にあしらった」で済ませられる辺りも、さすがモテ男である。
少し遠くを見れば、さっきの女子達が肩を落としながら歩いていくのが見えた。
……一瞬、ボクを睨んでいた気がしたが、それはきっと気のせいだと思いたい。
「でも、本当に行かなくて良かったんですか? せっかくデートのお誘いだったというのに」
「……あんなうるさい女と一緒にいても楽しくないし……行ったとしても、香水くさいからご飯も不味くなる……」
「うわ、バッサリ~。女子が聞いたら泣きますよ~、コンチクショウめ!」
このこの、と言いながらふざけて肘で影人さんを突つく。しかし彼は無言で、微動だにせず。
なんだそのリアクションは、非常につまらない。せめて「うるさい」とか言って欲しかった。
ボクは突つくのを止め、歩き出した影人さんの隣まで小走りで寄った。
「さて、女子のお誘いを断った影人さん。今日はどうするんです?」
「……。今日の夕飯と明日の朝ご飯を買って帰る」
「分かりました。いつものコンビニで?」
「うん」
歩みを進めるたびに感じる女子の視線が痛いと感じつつ、ボクと影人さんは下駄箱から靴を出す。
すると、ボクの下駄箱に一つ小さな封筒が入っているのが見えた。
影人さんの下駄箱に手紙が入っていることはよくあったが、ボクの下駄箱に入っているというのは、あまりにも珍しい。
何だろうと思い、ボクはその封筒を手にする。
(誰からだろう……? イタズラとかじゃなければいいけど)
普段は目にすることの無い光景に警戒しつつ、恐る恐る封筒の宛名だけを見る。
そこに書いてあったのは──「窓雪 ケイ」。丸っこい字体からして、恐らく女子だろう。
(え? 女子がボクに手紙? 罠? 罠か? それとも影人さん相手みたいに……いや、まさか!)
「……どしたの、蛍」
「え? あ、い、いやぁなんでも! と、とりあえずパン! パン買いに行きましょう影人さん!」
「俺、パン買うとか言ってないけど……まあいっか」
突然、ボクのもとに舞い降りた……春? 罠? それとも、なんてことないただの連絡事項?
まるでパンドラの箱だ、開けるまでどうなるかはわからない。
けれど、何となく。何となく期待をしてしまうボクがいる。
差出人のことは、全く分からないけれど。
(家に帰ってから開けてじっくり見てみよう……)
貰った手紙を急いでカバンにしまい、影人さんと共に歩き出した。
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