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おうちでコスプレえっち♡
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しおりを挟む身体を反転させられ、両足を跨いだ格好で今度は対面に座らせられる。
背中からももの温もりが消え少し寂しく感じたが、顔がちゃんと見えるので気持ち的には断然こっちの方がいい。
「あ、あっ、んん!これ、いいっ、あぁ、きもちいっ」
対面で座ったことで、焦らされてギリギリ勃ったままの僕の性器がちょうどもものそこに当たっているのだ。
我慢できずに腰を大きく揺らし、目先の快感を追うように必死に擦り合わせる。
ももの身体をつかって勝手に自慰しているようでそれすらも興奮した。
しかしその快感も長く続かず、ももは僕の腰を抑えると身体を後ろに引いた。
「あっ? や、なんでっ、なんでとめちゃうの…!い、イきたい、いきたいよぉ…っ」
「かわいい、ゆき…。でも、俺の身体でオナニーして1人で気持ちよくなろうとするなんていけない子だなぁ。ほら見てよ、俺のパンツ、ゆきの先走りでびしょびしょになっちゃった」
「っ、ぁ……」
「ゆきがえっちだからいっぱい溢れてきちゃうんだよ。 それでもイきたいイきたいって擦りつけてきて、こんなにシミつくってさぁ、本当ゆきって見かけによらず淫乱だよね?」
「ご、ごめ、なさ……」
その証拠を見せつけられながら、優しい口調でももに責められる。
恥ずかしくて自分でもどうかしてると思うのに、それでも身体の奥でくすぶる熱は冷めることなく疼いたままだ。
「はっ、はぁ、もも……」
「なぁに?」
「ちゃんといい子にするからっ、おねがい、もも、しよ……?」
「あは、しょうがないなぁ。こんなにかわいくてえっちな店員さんにおねだりされてるんだもん、最後まで残さず食べてあげないとね…?」
そしてすぐに自分の猛った性器を取り出し、僕の下着をずらすと奥まった秘部にそれをあてがった。
「あ、え、まって、ゴムしてない、」
「うん、あとで一緒にお風呂はいろ?」
「ふぇ、あっ、あ、っ~~~……!!」
ぐちゃぐちゃになるほど濡れていたそこは、昨日したばかりというのもあってか慣らさずとも難なくももの性器を受け入れた。
イスに座っているため自重でさらに深くまで貫かれ、昨日とは違った性感帯を刺激されて声も出せずに悶える。
「っ、ふ、はぁ、ゆきの中、すっごい…。きゅうきゅう締めつけてくる、……ゆき?」
「ぁ、っ、ひ」
「わ、ゆき今のでイっちゃった? すご、顔まで飛んでるよ……んっ、ていうか、ちょっと奥はいっちゃったかも…?」
奥、とは結腸のことだろうか。
なんとなくそんな感じはしたが、気持ちよすぎてふわふわとする意識の中ではもう何も考えられなかった。
断続的に襲いくる快感の波にびくびくと身体を震わせ、それから逃れようとももの身体にしがみつく。しかし力をいれればいれるほど、その行動すらも身体を苛むので自分ではもうどうすることもできない。
「ゆきっ、ちょっと、もう少し力抜いて…っ」
「む、むりぃ、んっ、あっ」
「ずっとこのままじゃ、ゆきだってつらいでしょ…? 右側空けるから膝かけて」
「んっ、あ、っ、ひ、ああぁっ!?」
体勢を変えるための助言だったのだろうが、膝をかけるスペースなんてほとんどなく一瞬逃れられた快楽は膝が滑り落ちたことで数倍にもなって返ってきた。
「ん、くっ…!………ゆき、またイった…?」
「ももっ、さっき、みぎってゆったぁ…!」
「ごめ、っ、ゆきから見て右って意味だったんだけど」
「んぁっ、や、だめ、これっ、もうだめぇ……!!」
「っ、うぁっ、」
何度も抜き挿しされ、そのたびにぎゅぽぎゅぽと卑猥な音をたてていた媚肉の最奥に、ももの性器の先がぐっぽりとはまってしまっていた。
一瞬の衝撃に身体を硬直させ、ぎゅうっと強く締まったことでギリギリだったもものそれが暴発し、僕の中に熱い精子が注がれる。じんわりと広がっていく感覚に心が満たされていく感じがした。
声も出せずに感じ入っていると、休む間もなく下から突き上げられた。
「はぁ、っ、もう、急に締めつけるからうっかり出ちゃったじゃん…!」
「あっ、もう、やっ…」
「ゆきは出さないままでイけたんだね……ほら、びくびくしながら震えてるよ…? かわいい…ゆき…っ」
「んうっ、ひ、ぅあっ!?」
挿入されたまま身体をテーブルの方に向かされ、ももの上に乗せられたまま今度は背後から責め立てられる。
反動で身体が前に傾き、テーブルに伏せるように倒れた。
その拍子に食べかけのパンケーキが視界にはいり、鼻を掠める甘酸っぱいストロベリーソースの香りに無意識に快感が高まった。焦らされている間、記憶に残った香りについ身体が反応しているのだ。
これからずっとお店でパンケーキのにおいを嗅ぐたびに、こんなふうになったらどうしよう。
思考がとまった頭の片隅でそんなばかなことを考えてしまう。
「はぁ、はっ、ゆき、ゆき…!」
「んや、ぁっ、ももっ、あん、ああぁっ…」
ぐちゅぐちゅと響くいやらしい音と一緒に、2人分の荒い呼吸がだんだんと早くなる。
もうむり、もうだめ、と必死にもがいて足を伸ばしても、つま先は床に届かないまま空を掻く。
ゆきはほんとにばかだね、と余裕のない愛おしむような声で笑うと、ももは腰を強く打ちつけそのまま僕の中に精を放った。連動するように僕の性器から少量の精液が飛び散って床を汚す。
さっきのももの言葉が僕の弱々しい抵抗に対して言ったものなのかは分からないが、向けられる愛がこのパンケーキよりどろどろに甘いことだけは知っているので、結局僕はいつものようにももを受け入れることしかできなかった。
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