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おうちでコスプレえっち♡
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しおりを挟む「ほら、食べさせて?」
にこりと笑うももに、やっぱりこれが目的だったんじゃないかと内心してやられたと思ったが仕方ない。
どうにか切り抜くことはできないかと頭を回転させながらパンケーキにナイフをいれた。一口大に切った真っ赤なパンケーキの欠片にフォークをさして、それをももの口の前まで持っていく。
「うん、おいし~!もう一口ちょうだい?」
「あ、あとは旦那様が自分で食べてください」
「もう、言うこと聞けない子はこうだぞ!」
「ひゃあっ」
いきなり素肌のままの内腿を触られ、下着の際のところをすりすりと撫でられる。
どう言いくるめようとそればかり考えていたので、突然のイタズラに過剰に反応してしまい恥ずかしくなった。
一方、対するももは嬉々としてこの状況を楽しんでいて、最初の真剣な説得はなんだったんだと恨むほどだ。
「すごい敏感なんだねぇ。こういうことされるの初めて?」
「は、はじめて、ではないですけど…!あのっ、旦那様、こういうことはあんまり」
「へぇ、初めてじゃないんだ…? 純粋そうな見た目してるし、もしかして俺以外のお客さんにもこういうことされてるんじゃない?」
言いながら下着の上から僕のそこを確かめるように撫でられ、形に沿って人差し指と中指で挟められた。
「やっ…」
「あ、ちっちゃいけどやっぱりついてる。かわいいから本当は女の子なんじゃないかと思ってたけど、ちゃんと男の子なんだねぇ」
「ひ、あっ」
「でも男の子なのにこんな短いスカート穿いてさぁ、ほら、もう下着見えちゃってるよ…?」
自分だって仕事のときスカート穿いてるくせに!
なんだったら僕よりえっちなコスプレしてるくせに!
そんなふうに言い返しても、きっとももは何食わぬ顔で僕を責め返すんだろう。
この服を着ることを認めてしまった時点で、とっくに僕の負けは決まっていたのか。やっぱりももには一生勝てないなと改めて思い知らされた気分だった。
するすると少しずつスカートの裾を上に持ち上げられ、下着が半分見えるか見えないかのところでとまった。
「あ……」
「下着、ちゃんと男の娘用のつけてるんだ。えっちだなぁ」
「ん、んぁ、だ、旦那様っ」
挟んだ指で全体を優しく撫でたり、かりかりと引っ掻かれたり、中途半端な刺激に身体をびくつかせながらつい縋ってしまう。
「あ、パンケーキ食べないとね? ごめんごめん、ほらフォークしっかり持って」
「あぅ、ど、どうぞ、っ」
二口目、三口目と食べさせている間も、性器への愛撫はとまらない。
撫でられたり、引っ掻かれたり、軽く扱かれたり。
たまに内腿を撫でられたと思ったら、思わせぶるようにお尻を触られたり。
それでも決定的な刺激をくれることはなく、火照り始めた身体は焦らされるばかりだ。
もどかしくて身体が揺れるたびに、昨夜散々いじられた乳首が服の下で擦れて甘い刺激が走る。おかげで見なくても分かるほど下着の中はぐちゃぐちゃだ。
逃げ場のない快感に射精したくてしょうがないのに、僕はなぜももにパンケーキなんか食べさせているんだろう。
「は、ふっ、んん…っ」
「ん、ちょっとぉ、よそ見してるからソースこぼれちゃったじゃん」
「あ、ご、ごめんなさい…」
咎められ、ももの口端に垂れた赤くて甘そうなソースを見た瞬間、僕の中で何かのスイッチがはいった。
衝動的に顔を近づけ、犬が飼い主にするようにぺろぺろとソースを舐めとる。
発情したように何度も舐めあげ我慢できずにそのままキスをすると、最初はびっくりしていたももも隙間から挿しこんだ舌に応えてくれた。
さっきのソースに媚薬でもはいっていたのだろうか。
そう思ってしまうほど一気に身体が熱くなり、抑えられない性衝動に普段の僕では考えられないほど積極的なことをしていると思う。
「んっ、んぅ、ふはっ」
「はぁ、どうしたの、ゆき、我慢できなくなっちゃった……?」
「はっ、はあっ、もも、ももぉ…!僕、もうしたいよ、イきたいぃ」
「本当にえっちなメイドさんだね。こっち座って、ゆき」
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