おうちで♡

雑田

文字の大きさ
上 下
7 / 10
おうちでコスプレえっち♡

3

しおりを挟む


「ほら、食べさせて?」


にこりと笑うももに、やっぱりこれが目的だったんじゃないかと内心してやられたと思ったが仕方ない。
どうにか切り抜くことはできないかと頭を回転させながらパンケーキにナイフをいれた。一口大に切った真っ赤なパンケーキの欠片にフォークをさして、それをももの口の前まで持っていく。


「うん、おいし~!もう一口ちょうだい?」
「あ、あとは旦那様が自分で食べてください」
「もう、言うこと聞けない子はこうだぞ!」
「ひゃあっ」


いきなり素肌のままの内腿を触られ、下着の際のところをすりすりと撫でられる。
どう言いくるめようとそればかり考えていたので、突然のイタズラに過剰に反応してしまい恥ずかしくなった。
一方、対するももは嬉々としてこの状況を楽しんでいて、最初の真剣な説得はなんだったんだと恨むほどだ。


「すごい敏感なんだねぇ。こういうことされるの初めて?」
「は、はじめて、ではないですけど…!あのっ、旦那様、こういうことはあんまり」
「へぇ、初めてじゃないんだ…? 純粋そうな見た目してるし、もしかして俺以外のお客さんにもこういうことされてるんじゃない?」


言いながら下着の上から僕のそこを確かめるように撫でられ、形に沿って人差し指と中指で挟められた。


「やっ…」
「あ、ちっちゃいけどやっぱりついてる。かわいいから本当は女の子なんじゃないかと思ってたけど、ちゃんと男の子なんだねぇ」
「ひ、あっ」
「でも男の子なのにこんな短いスカート穿いてさぁ、ほら、もう下着見えちゃってるよ…?」


自分だって仕事のときスカート穿いてるくせに!
なんだったら僕よりえっちなコスプレしてるくせに!

そんなふうに言い返しても、きっとももは何食わぬ顔で僕を責め返すんだろう。
この服を着ることを認めてしまった時点で、とっくに僕の負けは決まっていたのか。やっぱりももには一生勝てないなと改めて思い知らされた気分だった。
 するすると少しずつスカートの裾を上に持ち上げられ、下着が半分見えるか見えないかのところでとまった。


「あ……」
「下着、ちゃんと男の娘用のつけてるんだ。えっちだなぁ」
「ん、んぁ、だ、旦那様っ」


挟んだ指で全体を優しく撫でたり、かりかりと引っ掻かれたり、中途半端な刺激に身体をびくつかせながらつい縋ってしまう。


「あ、パンケーキ食べないとね? ごめんごめん、ほらフォークしっかり持って」
「あぅ、ど、どうぞ、っ」


二口目、三口目と食べさせている間も、性器への愛撫はとまらない。
撫でられたり、引っ掻かれたり、軽く扱かれたり。
たまに内腿を撫でられたと思ったら、思わせぶるようにお尻を触られたり。
それでも決定的な刺激をくれることはなく、火照り始めた身体は焦らされるばかりだ。

もどかしくて身体が揺れるたびに、昨夜散々いじられた乳首が服の下で擦れて甘い刺激が走る。おかげで見なくても分かるほど下着の中はぐちゃぐちゃだ。
逃げ場のない快感に射精したくてしょうがないのに、僕はなぜももにパンケーキなんか食べさせているんだろう。


「は、ふっ、んん…っ」
「ん、ちょっとぉ、よそ見してるからソースこぼれちゃったじゃん」
「あ、ご、ごめんなさい…」


咎められ、ももの口端に垂れた赤くて甘そうなソースを見た瞬間、僕の中で何かのスイッチがはいった。
衝動的に顔を近づけ、犬が飼い主にするようにぺろぺろとソースを舐めとる。
発情したように何度も舐めあげ我慢できずにそのままキスをすると、最初はびっくりしていたももも隙間から挿しこんだ舌に応えてくれた。
さっきのソースに媚薬でもはいっていたのだろうか。
そう思ってしまうほど一気に身体が熱くなり、抑えられない性衝動に普段の僕では考えられないほど積極的なことをしていると思う。


「んっ、んぅ、ふはっ」
「はぁ、どうしたの、ゆき、我慢できなくなっちゃった……?」
「はっ、はあっ、もも、ももぉ…!僕、もうしたいよ、イきたいぃ」
「本当にえっちなメイドさんだね。こっち座って、ゆき」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

隠れSubは大好きなDomに跪きたい

みー
BL
⚠️Dom/Subユニバース 一部オリジナル表現があります。 ハイランクDom×ハイランクSub

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

童話パロディ集ー童話の中でもめちゃくちゃにされるって本当ですか?ー

山田ハメ太郎
BL
童話パロディのBLです。 一話完結型。 基本的にあほえろなので気軽な気持ちでどうぞ。

普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。

山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。 お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。 サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。

就職するところがない俺は男用のアダルトグッズの会社に就職しました

柊香
BL
倒産で職を失った俺はアダルトグッズ開発会社に就職!? しかも男用!? 好条件だから仕方なく入った会社だが慣れるとだんだん良くなってきて… 二作目です!

二本の男根は一つの淫具の中で休み無く絶頂を強いられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

営業活動

むちむちボディ
BL
取引先の社長と秘密の関係になる話です。

疲弊した肉体は残酷な椅子へと座らされる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...