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おうちでおしおきえっち♡
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しおりを挟む「んんっ、あ、んっ、ふあぁ…っ」
「っ、はあっ、この、ばかゆき…!次やったらほんとに許さないからね…っ」
「あっ、あっ、や、ごめ、ごめんってばあっ、ももぉ……!」
あのあと私服に着替えてお店を出ようとしたところを、うしろからももに声を掛けられ引き止められた。
振り向いてばっちりと合ってしまったももの目は、薄暗く燃える嫉妬の炎を湛えていた。
「今日、うち来るよね」
「………はい」
有無を言わせない強引さで手首を掴まれ、そのまま引っ張られるように連れて行かれる。
もものアパートの部屋にはいってリビングに着いた途端、大きめのソファに身を投げ出された。そのまま手首を押さえつけられ、噛みつくようにキスをされる。
「も、ももっ、んんぅ、ふぁ…!」
「ん、はぁ、またあの気持ち悪い男に絡まれて、なに平気で触られてんの!?」
「ちがっ、だってあれは急に…」
「急じゃないよね? 先週だってお尻触られてたし、手ぇ握られたりもしたじゃん。ゆきは無防備すぎなんだよっ」
「ごめん…。でも今日はちゃんとやめてもらうよう注意しようとして…」
「俺が助けに行かなかったら下着の中に手ぇ突っ込まれてたよ!あんな奴に何度も身体触られて……俺言ったよね? 次何か変なことされたら許さないって」
「ごめん、もも、ほんとに次は気をつけるからっ」
「だめ、許さない。さすがに懲りたと思って前は手加減したけど、今日は覚悟してね」
「やっ…もも…っ!」
そういってももは僕の服に手をかけ、強引に脱がし始めた。
これまでの流れでなんとなく察しているかもしれないが、僕とももは恋人同士だ。
僕が今のバイトを始めたとき教育係として担当したのがももで、なんやかんやありお店には内緒で付き合うことになった。
まぁ、その話は追い追いするとして。
恋人になって知ったことなのだが、ももはすごく嫉妬深い。
見た目はかわいい系でお店ではその通りかわい子ぶったりしてるけど、本来の性格は真逆も真逆。むしろ好戦的でそこらへんの男より男前だった(僕はその罠にまんまとはまって、気付いたときにはぺろりと食べられてしまったわけだが)。
仕事上、男性客やお店の従業員と接触するのは仕方ないのでなんとか我慢しているそうなのだが、どうしても目について耐えられないこともあるらしい。
そんな日の夜は、必ずといっていいほどタガが外れたようにめちゃくちゃに抱いてくるのだ。
最近は専ら件の男性客が原因で、感情をそのままぶつけられるようなセックスばかり強いられていた。
かといって乱暴に扱われたりぶたれたりすることはなく、ももから溢れんばかりの愛を感じるので本気で嫌がることはできずされるがままになっているのだが…。
「もも…これなに……?」
服を脱がされ全裸にさせられると、脱いだシャツで不意に後ろ手に縛られソファの背にもたせかけられた。
さらに見たこともない機械のようなものを剥き出しの亀頭にはめられ、困惑気味にももを見遣った。
「ゆきはこういうの疎いから分かんないか。先っぽいじられるの大好きなゆきのために買ったんだよ。まさかこんなふうに使うなんて思いたくもなかったけど」
「ま、まって、まさか、」
僕が最後まで言う前に、無情にもそのスイッチをオンにされた。
「あっ、んんん……!!ひあっ、これ、なか、へん…っ」
無数のトゲが右に左にと不規則に回転して僕の弱いところをついてくる。
竿全体を擦られているときのような気持ちよさではなく、どちらかというとくすぐったいという感覚だ。
けれど行為の最中ももにわざとそこだけ擦られることもあり、その独特な快感を覚えてしまった身体はしっかりと昂ぶってしまっていた。
「あっ、あ、や、ももっ、これはずしてよぉ…!も、つらいぃ…っ」
「だめ。今日はゆきがやめてって言ってもやめないから。俺が今までどれだけ我慢してたのか分からせてあげる」
「ひ、あっ!?」
亀頭にはまっているバイブの強さをいきなり上げられ悲鳴をあげる。
もしかしたら今日は、本当に前回のおしおきなんて目じゃないくらいに責め立てられるのかもしれないという予感がした。
「んんっ、あっ、あぅ、ああっ…」
それでも決定的な刺激はなく、先っぽからじりじりとした熱を感じながら腰をうねらせる。
我慢できず膝を擦り合わせるように内股にすると、すかさずももが足の間に入ってきてそれを阻んだ。
すると何やら下の方でごそごそし始めたももが、その手にT字型の黒いもの持って僕の中に埋めようとしていた。
「えっ、それまって、それは、やっ、んんっ…!」
こちらに目線もよこさないまま、何も言わずにそれを一気に押し込んだ。
見た目は細く頼りない形のそれだが、自分にとってはどれだけの脅威なのか僕は身をもって知っていた。
「ふあ、あっ、ああぁっ、や、あっ、あぁ…!」
案の定、焦れて柔くうごめいていた肉壷はなんなくそれを飲みこみ、凝りを掠めとった固い先端が間断なくそこを擦りつけてくる。
「ひうっ、んんぅ、んああぁ!やあっ、ももっ、これやだぁ……!」
「ゆき、これ使うと頭バカになっちゃうもんね。でも俺が満足するまで外してあげない」
「ぁあんっ、そんな、むりぃ…!あっ、あっ、あっ、ひぁああ…!」
先っぽでぶるぶると震えるバイブに連動して、エネマグラを咥えこんだ穴がきゅうぅ、ときつく締まる。
力を緩めたくとも無意識にそうなってしまうので、前立腺への刺激がさらに強まり快楽のループからいつまでたっても抜け出せない。
バイブの中から滴り落ちる先走りがとろとろと伝い、竿全体をいやらしく光らせる。
ソファにまともに座ることもできず、縛られた両手と震える足を支えに腰を少しだけ浮かすと、まるで目の前のももに触ってほしいとねだるような格好になってしまった。
「わぁ、すごい。ゆきのえっちな汁、おしりの方にまできてるよ…?」
流れに沿って優しく竿をなぞられ、びくりと身体が跳ねる。
普段の僕であれば羞恥で耐えられなかったろうが、今はそれを恥ずかしがる余裕もなく少しでも快楽を逃そうと必死だった。
けれどそんなことをしても余計に力がはいるだけで、僕は強まる快感に身悶えることしかできなかった。
「気持ちよさそうな顔しちゃってさぁ…。これおしおきなんだけど、分かってる?」
「ひあっ!? ああっ、おさないでぇっ」
ちょうど前立腺の外側に当たっていたエネマグラの取っ手の部分を、ぐりぐりと押しつけてくる。
「んあぁっ!だめぇ、ああっ、や、イっ………!!」
いっぺんに責められ、足をがくがくと痙攣させながら射精した。
かぶせられたバイブの隙間から、こぷこぷと白濁の液が溢れ出る。
ぴゅ、ぴゅ、と残滓を放っている間もバイブの動きは止められることはなく、エネマグラを抜かれる様子もない。
「、ぁっ、なんでっ? ももっ、僕もういったから…!どっちもはずして、これっ、ももぉ…っ」
ぐずぐずと子供のようにグズりはじめた僕が何度も名前を呼んでいるのに、ももはにこりともせず胸元をまさぐっているだけだ。
「あぁ、んっ!そこぉ、いま、なめないでぇ…!」
射精してより敏感になった乳首を甘噛みされ、びりびりと腰にくる気持ちよさに背を反らす。
ももはそのまま挿入するような体勢で、ズボンを履いたままの股間を押しつけてきた。
お腹で僕の性器を押しつぶすようにぴったりと密着してきて、ぐっぐっと腰を動かされる。
酷いことをされているはずなのに、とてつもなく甘やかされている気分になって眼前にあるももの髪の毛に鼻先を埋めるようにすり寄った。
彼も興奮しているのか、いつも纏っている甘い香りがより一層強く感じられた。
「んあっ、あ、くる、ももぉ、あれ、出ちゃうぅ」
「ん、出していいよ? 俺が、見ててあげる」
「ぅん、ももっ、でちゃう、あっ、くる、ひあ、ああぁっ!」
乳首を強く噛まれた瞬間、僕は勢いよく潮を吹いた。
ももの服やソファにシミをつくりながら、ももの身体を足で挟むようにしがみつく。
衝撃でバイブがずれ、中に埋まったままのエネマグラと一緒にやっと外される。
一瞬意識が飛んでいるうちに腕の拘束も解かれたが、くたりとしたまま身体は言うことを聞かなかった。
余韻にふわふわとしながら浅い呼吸を繰り返していると、力の入らない僕の身体をうつ伏せに倒し腰を高く持ち上げられた。
思考が追いつかずされるがままになっていると、なんの前触れもなくいきなり最奥を貫かれた。
「ひ、~~~~……っ!!」
「っ、はぁ、気持ちよくなって忘れてるみたいだけど、まだおしおきはおわってないからね…?」
「や、もうむりっ、もう反省したからぁ…!もういけないよぉ…っ」
「だぁ、めっ」
「ああぁあっ……!」
さんざんいじめ抜かれた前立腺をすり潰すように通り過ぎ、その奥の突き当たりまで一気に挿入される。
2度、3度と突かれるたびに、出し切ったはずの精液がソファの上に飛び散った。
上半身は相変わらず役に立たず、高く持ち上げられている腰はがっちりと固定されているため逃げようにも逃げられない。
もっと奥へと言わんばかりに打ちつけられるその行為は、セックスというより交尾だ。誰にも盗られないように、自分のものだと主張するためのマーキングそのものだった。
こういうときいつも思うのだが、こんなことをしなくても僕はももだけのものなのに。誰のところにもいかないし、ましてやあんな男のこと好きになんてならないのに。
そう思う反面、ももの怖いくらいの嫉妬が本当は嬉しいとも思っている。
だからこそ自分は逃げもせず、おとなしくももに強引に抱かれているのだ。
いつか、その燃えさかる嫉妬の炎に僕自身が燃やされてしまうことがあったとしても、僕はきっとそれすらも受け入れてしまうのだろう。
「っ、ぁ、もも、すき…。ほんとに、ももだけだよ、ん、あっ…」
「………ゆき……」
「ごめんね、っ、つぎはほんとに、気をつけるから…」
「……ほんとに? 俺だけ? もうあいつに触らせたりしない…?」
「う、うんっ…、あっ、ほんとに、しないからぁ…」
「……うん、ありがと、ゆき。俺も大好き、ゆき、ゆきっ」
「ああっ、あっ、ん、僕も、んあっ、ももぉ……!」
ももは腰を掴んでいた手を僕の手にかぶせ、僕もそれに応えるように指を絡めた。
それに合わせるようにももの腰つきが早くなり、2人分の呼吸が忙しなく響く。
そして僕の手をぎゅう、と握りしめるとももは僕の中に精を放った。
どくどくと注がれるものに心を満たされ、僕の空っぽになった性器が最後にびくりと震えた。
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