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しおりを挟む「つ、ついに届いたああぁ…!」
自室に1人正座して、目の前にあるなんの変哲もない段ボール箱を前に、光成は歓喜した。
段ボール箱の真上に貼ってある伝票の品名には「アニメグッズ」と印字されている。
ブツを注文する際にカモフラージュとして自分で記入したものだ(なお、光成にオタク趣味はなく、その時点でカモフラージュになっていないことは本人は全く気付いていない)。
サイトで謳っていたとおり、他に余計な文言が記されていないあたり信用できるサイトとして今後も利用していけるだろう。
待ちきれないと言わんばかりの性急さで段ボール箱を開けると、傷がつかないようひとつひとつ丁寧に梱包されたそれらは、梱包材の外側から見ても妖しい雰囲気を放っている。
ガサガサと梱包材を解くとサイトで見たそれと変わらぬ全貌を現し、光成の興奮はますます高まった。
「おぉ…!こないだAVで見た手錠と一緒だ…」
シャラ…、と軽い金属音を立てて淡いピンク色のファーがついた手錠を手に取った。
間で繋がっている鎖は10cmほどの長さがあり、想像していたよりは自由が利きそうだ。
セット内容としては小さい鍵が2つ、手錠とは別に鍵のサイズに合わせたビニール袋に入っているだけなので今すぐにでも使えるだろう。
「……兄ちゃん、今日帰ってくんの夕方になるって言ってたもんな…」
時刻は13時過ぎ。
兄と2人暮らしのアパートの一室ではあるが、ありがたいことに光成には自分の部屋がある。
共有スペースならアウトだったかもしれないが、兄は兄で自室があるので今ここで光成がナニをしようが自由なはずだ。
というか、やるなら今しかない!
自然と力がこもった拍子に、手の中にあったピンク色の手錠が同調するようにジャラッと音を立てた。
◆◆◆
それから30分後。
段ボール箱の中にあったすべての道具を取り出し、これから始める行為の準備を整えた光成は己の下半身に手を伸ばした。
道具と一緒に購入した温感ローションを手に取り、まだ兆していない性器に直接かける。
垂らした瞬間は心なしかひやりとした冷たさを感じたが、手のひらの温度に馴染ませるよう塗り込んでいけばすぐに温かくなった。
「んぅ、っ、ぁっ…」
さすが温感、といってもローション自体初めて使う光成には普通のローションとの違いは分からないが、人肌より温かく感じるこれのおかげでいつものオナニーの時より感度が上がっているのは気のせいではないだろう。
期待からか行為に及ぶ前から半勃ちはしていたものの、数十秒擦った程度で明らかに先程よりも硬く芯を持ち反りかえっていた。
ぐちゅぐちゅと次第に大きくなっていく卑猥な音が、ローションだけでなく亀頭から滲み出る先走りが増していることを物語っている。
「っ、はぁ、ふ、あぅ…っ」
光成の性器はすでにガチガチになっていて、このまま射精するだけでも十分気持ちいいことは分かりきっていたが、それではわざわざ兄がいない時間を狙ってオナニーしている意味がない。
途中、何度か誘惑に負けそうになり、いっそのこと一度出してしまった方がいいのではなどと思いながらも光成は耐えた。
男子高校生という性欲真っ盛りな時期の、米粒ほどもない理性を必死に拾いかき集めてやっとの思いでそれから手を離した。
はふはふと乱れた呼吸を整え、もう2.3度しごけば暴発してしまいそうな性器を落ち着かせ、さっきからチラチラと視界に入っていたピンク色の手錠に胸を高鳴らせた。
そうだ、今日はずっと待ち侘びていた新境地のオナニーをやっと実践できるんだ!
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