6 / 11
神は進化を望む
ダンジョンってなんすか?
しおりを挟む
さて、荷物もまとめたし帰りますか。
相変わらず朝と同じく車道は渋滞でクラクションがピーピーとうるさくなっているので耳を塞いで帰路につく。
その間に歩きながら今日のことを振り返る。
「今日って休校だったんだなぁ…あいつらこんな時に黒魔術同好会を抜けやがって絶対に許さねぇ」
そうだあいつらのこと呪ってやろうかな?
なぁにがダンジョンだよ?
ダンジョンに行くので同好会を抜けますとか抜かしやがってよ。
「…ん?ダンジョン?そんなのあるのか…ちっとインターネットで確認してみるか」
えぇっとダンジョンとは、昨日なんやかんやで地上に洞窟状の物体が現れそれをダンジョンと呼ぶ人が多いため『ダンジョン』と呼ばれる。
正式名称は『神の挑戦権』とされておりそこでは色々な生物が確認されており襲ってくる。
それを倒すことで経験値というものが貰えレベルアップすることで人離れした能力を持つことができるとのこと。
また、ダンジョンに入ることでスキルという特殊能力を獲得することもあるらしい。
今の人類の中での最大レベルは3とのことだ。
人類の平均レベルは2となっている。
「へぇ~なんかすごいことになってんじゃん。面白そうだな…おっ?えぇっとダンジョン内でモンスターから獲得できる魔石と呼ばれる物質は一つ100円で売れる。ねぇ」
これはよく本で読んでいた職業が現実になるんじゃないか?
それだったらまだ就職先が決まっていない俺は狙ってみるべきじゃないかな?
「ここから一番近いダンジョンは…徒歩で10分か。家からは30分あれば着くかな」
そういえば朝やっていた法律の改訂についてやっていたな。
…神の挑戦権について第一条、神の挑戦権内での武器の使用を可能とする。
第六条、武器を神の挑戦権で使う場合は世界ダンジョン機関への個人登録が必要。
第十二条、二十歳未満は神の挑戦権内に入場できない。
「大事そうなのはこれぐらいかな?個人登録はインターネットでも可能か…」
身体能力テストとかはまだ無いらしい。
今のうちに登録しておこっかなぁ?
そうして家につきいつも通り俺は「ただいま」というが返ってくる声はないので自分の部屋に行く。
…大学にもう行かなくても良いんだっけか。
一応赤坂教授に明日来ないことをメールしておくか。
『ピロン』
メールを送って数秒後すぐにメールの返事が返ってきた。
メールの内容は『もう来なくて良い』。
その一言だけだった。
なんだかそこまで言われると涙出てくるよねぇ。
「まぁ出るはずないんだけど」
さて、明日の準備でもしますか。
Amozonでなんとなく買ったよく切れるサバイバルナイフとペットボトルを二本。
そして乾パンの缶を一つポシェットの中に入れる。
これで明日はいつでも行っても大丈夫そうだな。
俺は今日はそのまま風呂に入り今日を終えるためベットに寝っ転がった。
いやぁダンジョンかぁ。
楽しみでしょうがないなぁ。
『ジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリッ!』
いつも通りうるさい目覚ましが俺の快眠を邪魔する。
全くうるさい目覚ましだ。
誰だよこんなのつけたやつ絶対許さんからな。
「だからうるせぇって言ってんだろッ!」
目覚ましに向かって右ストレートを入れる。
吹き飛ばされる目覚まし。
しかし糸が目覚ましと天井にくっついており殴っても振り子のように戻ってきて俺の頭にぶつかる。
「いてぇ…まじなんなん?」
自分の部屋を出て一階に降りて席に着く。
今日の朝ごはんは米と納豆と味噌汁。
ザ・和食というべき物だろうが俺は一つ許せないものがある。
それは納豆だ。
なんでこんなにネバネバしているんだこれ?
「あ、そうだ母、妹…俺さぁ今日からダンジョン行ってくるわ」
そういうと母は洗濯物を下に落とし妹は食べていた納豆を下に落とした。
あぁ汚い。
あれを掃除するのめんどくさいんだよなぁ。
においが床についちまうし。
とりあえずチィッシュで納豆の粒をとるか。
「お、お兄ちゃん!本当にダンジョン行くの!?」
急に話しかけられて俺は少し後退りする。
俺は妹に「急にどうしたんだ?」というと妹は俺に顔を近づけて言う。
「ダンジョンってあれでしょ!?昨日できたやつ。あんなの危ないよ行かない方が良いよ!」
俺はそのまま喋り続ける妹の話を聞きつつ母を見る。
母は何故かこちらを怒った表情をしている。
これはなんか嫌な予感がする。
「と、とりあえず行ってくるから!じゃ、じゃあお先に!」
そう言って俺は急いで食器を片付けて歯を磨き家を出て行く。
その間にも妹が追っかけてきて俺のことを説教してくるが俺は適当に返事をして家を飛び出した。
ここから30分歩く。
それにダンジョンでモンスターとも戦うのだから少しでも体力を消費しないように移動しなければ。
「フフフフ楽しみだなぁ」
相変わらず朝と同じく車道は渋滞でクラクションがピーピーとうるさくなっているので耳を塞いで帰路につく。
その間に歩きながら今日のことを振り返る。
「今日って休校だったんだなぁ…あいつらこんな時に黒魔術同好会を抜けやがって絶対に許さねぇ」
そうだあいつらのこと呪ってやろうかな?
なぁにがダンジョンだよ?
ダンジョンに行くので同好会を抜けますとか抜かしやがってよ。
「…ん?ダンジョン?そんなのあるのか…ちっとインターネットで確認してみるか」
えぇっとダンジョンとは、昨日なんやかんやで地上に洞窟状の物体が現れそれをダンジョンと呼ぶ人が多いため『ダンジョン』と呼ばれる。
正式名称は『神の挑戦権』とされておりそこでは色々な生物が確認されており襲ってくる。
それを倒すことで経験値というものが貰えレベルアップすることで人離れした能力を持つことができるとのこと。
また、ダンジョンに入ることでスキルという特殊能力を獲得することもあるらしい。
今の人類の中での最大レベルは3とのことだ。
人類の平均レベルは2となっている。
「へぇ~なんかすごいことになってんじゃん。面白そうだな…おっ?えぇっとダンジョン内でモンスターから獲得できる魔石と呼ばれる物質は一つ100円で売れる。ねぇ」
これはよく本で読んでいた職業が現実になるんじゃないか?
それだったらまだ就職先が決まっていない俺は狙ってみるべきじゃないかな?
「ここから一番近いダンジョンは…徒歩で10分か。家からは30分あれば着くかな」
そういえば朝やっていた法律の改訂についてやっていたな。
…神の挑戦権について第一条、神の挑戦権内での武器の使用を可能とする。
第六条、武器を神の挑戦権で使う場合は世界ダンジョン機関への個人登録が必要。
第十二条、二十歳未満は神の挑戦権内に入場できない。
「大事そうなのはこれぐらいかな?個人登録はインターネットでも可能か…」
身体能力テストとかはまだ無いらしい。
今のうちに登録しておこっかなぁ?
そうして家につきいつも通り俺は「ただいま」というが返ってくる声はないので自分の部屋に行く。
…大学にもう行かなくても良いんだっけか。
一応赤坂教授に明日来ないことをメールしておくか。
『ピロン』
メールを送って数秒後すぐにメールの返事が返ってきた。
メールの内容は『もう来なくて良い』。
その一言だけだった。
なんだかそこまで言われると涙出てくるよねぇ。
「まぁ出るはずないんだけど」
さて、明日の準備でもしますか。
Amozonでなんとなく買ったよく切れるサバイバルナイフとペットボトルを二本。
そして乾パンの缶を一つポシェットの中に入れる。
これで明日はいつでも行っても大丈夫そうだな。
俺は今日はそのまま風呂に入り今日を終えるためベットに寝っ転がった。
いやぁダンジョンかぁ。
楽しみでしょうがないなぁ。
『ジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリッ!』
いつも通りうるさい目覚ましが俺の快眠を邪魔する。
全くうるさい目覚ましだ。
誰だよこんなのつけたやつ絶対許さんからな。
「だからうるせぇって言ってんだろッ!」
目覚ましに向かって右ストレートを入れる。
吹き飛ばされる目覚まし。
しかし糸が目覚ましと天井にくっついており殴っても振り子のように戻ってきて俺の頭にぶつかる。
「いてぇ…まじなんなん?」
自分の部屋を出て一階に降りて席に着く。
今日の朝ごはんは米と納豆と味噌汁。
ザ・和食というべき物だろうが俺は一つ許せないものがある。
それは納豆だ。
なんでこんなにネバネバしているんだこれ?
「あ、そうだ母、妹…俺さぁ今日からダンジョン行ってくるわ」
そういうと母は洗濯物を下に落とし妹は食べていた納豆を下に落とした。
あぁ汚い。
あれを掃除するのめんどくさいんだよなぁ。
においが床についちまうし。
とりあえずチィッシュで納豆の粒をとるか。
「お、お兄ちゃん!本当にダンジョン行くの!?」
急に話しかけられて俺は少し後退りする。
俺は妹に「急にどうしたんだ?」というと妹は俺に顔を近づけて言う。
「ダンジョンってあれでしょ!?昨日できたやつ。あんなの危ないよ行かない方が良いよ!」
俺はそのまま喋り続ける妹の話を聞きつつ母を見る。
母は何故かこちらを怒った表情をしている。
これはなんか嫌な予感がする。
「と、とりあえず行ってくるから!じゃ、じゃあお先に!」
そう言って俺は急いで食器を片付けて歯を磨き家を出て行く。
その間にも妹が追っかけてきて俺のことを説教してくるが俺は適当に返事をして家を飛び出した。
ここから30分歩く。
それにダンジョンでモンスターとも戦うのだから少しでも体力を消費しないように移動しなければ。
「フフフフ楽しみだなぁ」
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
人生フリーフォールの僕が、スキル【大落下】で逆に急上昇してしまった件~世のため人のためみんなのために戦ってたら知らぬ間に最強になってました
THE TAKE
ファンタジー
落ちて落ちて落ちてばかりな人生を過ごしてきた高校生の僕【大楽 歌(オオラク ウタ)】は、諦めずコツコツと努力に努力を積み重ね、ついに初めての成功を掴み取った。……だったのに、橋から落ちて流されて、気付けば知らない世界の空から落ちてました。
神から与えられしスキル【大落下】を駆使し、落ちっぱなしだった僕の人生を変えるため、そしてかけがえのない人たちを守るため、また一から人生をやり直します!
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる