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孤児の学園生活
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暗殺者を埋めてから数分後ようやく能無しの悪魔は落ち着きを取り戻したようでその場にしゃがみ込んでいた。
その間私は何をしていたかというと…。
まぁさっき使った魔術の魔法陣を眺めていたり召喚のために使った魔法陣の確認していた。
「気を取り直して…さぁ!僕ちゃんにお願いを言ってごらん?なんでも叶えてあげるよッ!」
「…もうないからさっさと帰れ。というか帰すわ」
そう私は言いながら自分の手に持っていた起動中の召喚の魔法陣が描かれた紙に手を翳し魔力を流すのをやめて魔法陣を停止させようとすると能無しの悪魔がコチラへ高速で擦り寄ってきて魔法陣の上に乗せた手を掴んできた。
私はその手を払い除けようとするが…相手はあくまで中級の悪魔。
人間それも少女の腕力如きでは払い除けることさえできない。
というか元々悪魔は人より魔力も身体能力も段違いに強い存在だ。
まぁ…ちょっと工夫すれば倒せないこともないが。
それでも中級の悪魔を相手に取るのはかなーり面倒で痛い目を見る羽目になることだろう。
え、上級だったらどうなるんだって?
そんなん勝てる訳ないだろいい加減にしろ。
魔術や魔法勝負だったら苦戦して多分勝てるだろうけど身体能力での勝負に持ち込まれた瞬間に即死することだろう。
奴らの真面目にやった戦闘は馬鹿みたいにヤバい。
速度は音速を超えた行動をしてその剛腕を振るえば暴風が吹き荒れる…そんなんに勝てるわけなくね?
というわけでここは機嫌を損なわせないよう注意しながらそれでいてコチラが格下だと諭されないよう堂々としながら話を進めよう。
悪魔には舐められないようにコレが一番大事だ。
「ちちちちょっと待ってよ…何も願いを叶えないなら僕は何の為にここに呼ばれたのさ!」
「あ?そんなん知らないよ」
私はそう反論の意を告げると悪魔は「待って待って!」と言い出し自分ができることを披露し始めた。
まず最初に水芸を始め次に種を取り出しそれを成長させ花にしたり逆にそれを種に戻したりと宴会芸のようなことを次々とやり出した。
芸を披露し終わりに近づくたび少しずつ少しずつ顔を青くしていき…そして最後にもう一度最初にやった水芸をやり地に頭をつけた。
「…コレで満足ですよね☆さ、さぁやって欲しいことを欲望を言ってみてください…何でもやりますので」
そう言いながら次は私の足に擦り寄ってきた。
今やっていた中で一番めぼしかったことは…やはりこの悪魔の最初の口上で言っていた種の成長とそれを戻すことが目を見張ったかな?
まぁ今使えるかと言われれば使えないと言えるが。
「あぁじゃあ…その成長と衰退の能力?自由に使いたいなぁなんて」
「え?この能力?使えないこともないけどそのぉ…対価を色付けてくれればいいっていうか?もっと欲しいなぁなんて☆」
悪魔には舐められてはならない。
だが機嫌を損ねさせてもいけない。
変に対価を値切るのもダメだろう…まぁ普通の中級の悪魔が戦闘の際に求めてくる対価の倍を対価としてあげればいけるだろう。
そう思い私は魔法陣に対価となる魔力を流す。
コレにより私の魔力が対価として支払われたはずだ。
「おーキタキタ☆ってそれよく見れば僕の固有の魔法陣じゃんよく持っていたね?」
「はい?」
そう言うと悪魔は空中に魔法陣を描き始めた。
それは私の描いた悪魔召喚の魔法陣とそっくりだがどこか違う模様をしている。
どうやら私が使っている魔法陣はこの無能な悪魔の魔法陣でありこの悪魔が描いた魔法陣が本当の悪魔召喚の魔法陣らしい。
こういうの描く時って大体夜に描いていたから深夜テンションで間違った模様を描いてしまったのだろう。
まぁよくあることだ…頭では火を描こうとしているのに手では光の模様を描いているなんてことよくある。
描いていると没頭しちまって朝まで魔法陣を描き続けていたなんてザラだしな。
にしても悪魔に固有の魔法陣なんてあったんだな初めて知ったわ。
「いやぁよく僕みたいなマイナー中のマイナーな悪魔の固有魔法陣なんて持ってたね感心したよ…さてとそろそろ君の願いを叶えてあげようではないか☆」
そう悪魔が呟くと背に持つ翼を使い低浮上すると手を前に出した。
すると少しずつ黒いモヤのようなものがその手に集まり出し二つの玉が表れた。
「コレが僕の持つ成長と衰退の力を込めた魔玉だよ☆まぁ一度使えば無くなるけど…その時は僕にまた呼んで頼んでね☆」
悪魔は私にその二つの玉を手渡してきた。
コレで成長と衰退の力を手に入れたわけだがこの玉を触った瞬間これについての知識が頭の中に入ってきた。
やはり仮にも悪魔の産物と言ったところなのだろう…規格外の代物だ。
どうやら成長の力は生命のみに力が反映しその生命の成長を促進させるというか代物のようだ。
そして衰退の力は生命のみに力が反映し生命の成長と逆に作用し時が戻るかのようになったりその対象が朽ちて無くなったりする使い方ができる代物らしい。
全ての結果はイメージが大事らしく成長を願えば願った分の成長を起こし衰退を願えば願った形の衰退の形を起こす…らしい。
「んじゃもういいよな?」
「はい…僕は何百年ぶりの対価で満足です☆…では困った時はまた呼んでください☆」
そう言い終わるとなんとも言えない全てやり切ったという清々しい顔をしながらその場に座った。
まさにその顔は悟りを開いた菩薩のような雰囲気を醸しだしており見るからに満足したと言える顔をしている。
「じ、じゃあまたな…召喚解除」
私はその顔を見て悪魔とは思えねぇなと思いながら召喚をようやく解除した。
その間私は何をしていたかというと…。
まぁさっき使った魔術の魔法陣を眺めていたり召喚のために使った魔法陣の確認していた。
「気を取り直して…さぁ!僕ちゃんにお願いを言ってごらん?なんでも叶えてあげるよッ!」
「…もうないからさっさと帰れ。というか帰すわ」
そう私は言いながら自分の手に持っていた起動中の召喚の魔法陣が描かれた紙に手を翳し魔力を流すのをやめて魔法陣を停止させようとすると能無しの悪魔がコチラへ高速で擦り寄ってきて魔法陣の上に乗せた手を掴んできた。
私はその手を払い除けようとするが…相手はあくまで中級の悪魔。
人間それも少女の腕力如きでは払い除けることさえできない。
というか元々悪魔は人より魔力も身体能力も段違いに強い存在だ。
まぁ…ちょっと工夫すれば倒せないこともないが。
それでも中級の悪魔を相手に取るのはかなーり面倒で痛い目を見る羽目になることだろう。
え、上級だったらどうなるんだって?
そんなん勝てる訳ないだろいい加減にしろ。
魔術や魔法勝負だったら苦戦して多分勝てるだろうけど身体能力での勝負に持ち込まれた瞬間に即死することだろう。
奴らの真面目にやった戦闘は馬鹿みたいにヤバい。
速度は音速を超えた行動をしてその剛腕を振るえば暴風が吹き荒れる…そんなんに勝てるわけなくね?
というわけでここは機嫌を損なわせないよう注意しながらそれでいてコチラが格下だと諭されないよう堂々としながら話を進めよう。
悪魔には舐められないようにコレが一番大事だ。
「ちちちちょっと待ってよ…何も願いを叶えないなら僕は何の為にここに呼ばれたのさ!」
「あ?そんなん知らないよ」
私はそう反論の意を告げると悪魔は「待って待って!」と言い出し自分ができることを披露し始めた。
まず最初に水芸を始め次に種を取り出しそれを成長させ花にしたり逆にそれを種に戻したりと宴会芸のようなことを次々とやり出した。
芸を披露し終わりに近づくたび少しずつ少しずつ顔を青くしていき…そして最後にもう一度最初にやった水芸をやり地に頭をつけた。
「…コレで満足ですよね☆さ、さぁやって欲しいことを欲望を言ってみてください…何でもやりますので」
そう言いながら次は私の足に擦り寄ってきた。
今やっていた中で一番めぼしかったことは…やはりこの悪魔の最初の口上で言っていた種の成長とそれを戻すことが目を見張ったかな?
まぁ今使えるかと言われれば使えないと言えるが。
「あぁじゃあ…その成長と衰退の能力?自由に使いたいなぁなんて」
「え?この能力?使えないこともないけどそのぉ…対価を色付けてくれればいいっていうか?もっと欲しいなぁなんて☆」
悪魔には舐められてはならない。
だが機嫌を損ねさせてもいけない。
変に対価を値切るのもダメだろう…まぁ普通の中級の悪魔が戦闘の際に求めてくる対価の倍を対価としてあげればいけるだろう。
そう思い私は魔法陣に対価となる魔力を流す。
コレにより私の魔力が対価として支払われたはずだ。
「おーキタキタ☆ってそれよく見れば僕の固有の魔法陣じゃんよく持っていたね?」
「はい?」
そう言うと悪魔は空中に魔法陣を描き始めた。
それは私の描いた悪魔召喚の魔法陣とそっくりだがどこか違う模様をしている。
どうやら私が使っている魔法陣はこの無能な悪魔の魔法陣でありこの悪魔が描いた魔法陣が本当の悪魔召喚の魔法陣らしい。
こういうの描く時って大体夜に描いていたから深夜テンションで間違った模様を描いてしまったのだろう。
まぁよくあることだ…頭では火を描こうとしているのに手では光の模様を描いているなんてことよくある。
描いていると没頭しちまって朝まで魔法陣を描き続けていたなんてザラだしな。
にしても悪魔に固有の魔法陣なんてあったんだな初めて知ったわ。
「いやぁよく僕みたいなマイナー中のマイナーな悪魔の固有魔法陣なんて持ってたね感心したよ…さてとそろそろ君の願いを叶えてあげようではないか☆」
そう悪魔が呟くと背に持つ翼を使い低浮上すると手を前に出した。
すると少しずつ黒いモヤのようなものがその手に集まり出し二つの玉が表れた。
「コレが僕の持つ成長と衰退の力を込めた魔玉だよ☆まぁ一度使えば無くなるけど…その時は僕にまた呼んで頼んでね☆」
悪魔は私にその二つの玉を手渡してきた。
コレで成長と衰退の力を手に入れたわけだがこの玉を触った瞬間これについての知識が頭の中に入ってきた。
やはり仮にも悪魔の産物と言ったところなのだろう…規格外の代物だ。
どうやら成長の力は生命のみに力が反映しその生命の成長を促進させるというか代物のようだ。
そして衰退の力は生命のみに力が反映し生命の成長と逆に作用し時が戻るかのようになったりその対象が朽ちて無くなったりする使い方ができる代物らしい。
全ての結果はイメージが大事らしく成長を願えば願った分の成長を起こし衰退を願えば願った形の衰退の形を起こす…らしい。
「んじゃもういいよな?」
「はい…僕は何百年ぶりの対価で満足です☆…では困った時はまた呼んでください☆」
そう言い終わるとなんとも言えない全てやり切ったという清々しい顔をしながらその場に座った。
まさにその顔は悟りを開いた菩薩のような雰囲気を醸しだしており見るからに満足したと言える顔をしている。
「じ、じゃあまたな…召喚解除」
私はその顔を見て悪魔とは思えねぇなと思いながら召喚をようやく解除した。
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