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109 決戦の日――封じて、穿つ
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「私の全霊を込めて――穿孔一貫ッ!!!」
私・八重垣紫苑は、今出来る最高の身体駆動で神域結晶球へとヴァレドリオンを突き立てる。
「これまでは今この時の為に―――氷界漸凍縛獄牢」
同時に、聖水を飲み干した瓶を放り捨て、魔杖・フーオルリーブを構え、堅砂一くんも魔力を解き放った。
「は、ぁぁぁぁぁぁっ!!」
神域結晶球の纏う黒いオーラとヴァレドリオンの魔力刃の激突が文字どおり火花を散らす。
オーラによって本体に魔力刃が届いていないので、まずはオーラを貫かねばならないんだよね……!
今ここに至っては刃の大きさは然程必要ない――今必要なのはオーラを、そして結晶球そのものを破壊し得る魔力の密度。
なので、私は大剣ほどの魔力刃をより圧縮、長剣ほどのサイズにした上で魔法攻撃力を高める。
それにより、そして私がより押し込める力を注ぐ事で刃はオーラを少しずつ少しずつ貫き、結晶球本体へと進んでいく。
よしよしよし、いいぞいいぞー!
『おのれ、このまま易々と――ぐ……動きが、とれなく――?!』
神域結晶球を破壊しようとする私を排除するべく自ら噛み砕こうとしていた屍赤竜。
だけど、その動きは徐々に緩慢になり――同時に全身への凍結が進行していた。
それを為したのは――私の……素敵な相棒たる堅砂一くんの放った大魔術ですよ、ええ(ドヤァ。
『馬鹿、な、空間、そのものを凍結させる――高等魔術、だと……?
あり得ぬ――かの魔杖の力を借りようとも、汝程度の力量の魔術師には……!
いや、そもそも多少回復した所で魔力が絶対的に不足するはずだ――!!』
「正確には疑似空間凍結止まりだ。
まぁ、それでも本来は使用不可能な事に変わりはない」
魔術を放ち終えたので構えを時、杖を地面に突き刺した堂々とした佇まいで一くんは悠々と答えた。
「だから、いくつかの事前準備で使用条件を緩くしておいた。
沼化や氷や水の魔術を多用する事でこの場所そのものの水気を高めておいたり、
作った沼の中に、氷属性の魔石を沈めておいたり、
この結界領域に入る前に結界領域を囲む形で魔石を仕込んだりな」
そう、一くんは様々な、ある程度の状況を見越して、幾つもの準備を事前に済ませ、そして事が進む中で進めていたのです。
魔石。
魔術師が使用する杖などに埋め込まれる、魔力が込められた石や結晶、宝石などの総称だ。
人や魔族の手によって魔力が注がれ、魔術文字を刻まれ、後天的に作り出されるものや、
所謂ダンジョンなどの魔物の活動、魔力の使用が多い場所で自然に発生するもの、
形成されるまでには様々な違いがあるが、なんらかの魔力的効果を発生させる石であるという点があれば、それらは魔石である。
なので、神域結晶球も一応広義では魔石の一種となるのかな。
さておき、一《はじめ》くんは対ドラゴンゾンビ――今にして思えばより強大な敵と戦う可能性も見越していたと思う――想定、馬鹿正直に戦うのは危険だとして、拘束や動きを鈍らせる方法を様々に模索していたんだよね。
経過の中で幾つもの術を生み出しつつ、最終的に一くんが辿り着いたのが、空間そのものを凍結させる事で根本的な動きを封じる大魔術だった。
だけど、今現在の一くんが知っている初級から中級の魔術文字では呪文が長くなり過ぎるし、魔力も不足、その他幾つか条件的に厳しく、発動が難しかった。
普通なら諦めてもおかしくないんだけど、そこで一くんは『その場で即座に発動しようと思うから出来ないだけ』だと思考を切り替えたんだよね。
つまり、今の一《はじめ》くんでも積み重ねれば最低限の発動は出来るよう、発動条件を事前に満たそうと考えたわけです。
属性的な未熟さは、道具屋さんで購入した――なるべく使わず貯めていた金貨をここぞとばかりに使用して――たくさん水や氷の属性魔石を結界内外に仕込む事でカバー。
空間そのものを凍結させ得るほどの氷に必要な水気は、戦いながら水気の多い魔術をそれとなく使用する事で満たす。
魔力的な不足は――ここに至るまでに使用した氷の魔術使用において、大魔術使用の為の呪文もその中に組み込み、それを重ねる事でクリア。
そうして、まるでパズルのピースを組み合わせるかのように準備を進め、最後の発動、起爆の為の魔力を今ここで当て嵌め――今ここに、使用不可能なはずの大魔術は発動を成功させていた、ということなのです。
『バカな――!!
これほどの魔術の使用を可能にする準備など、一朝一夕では出来ぬ……!
最初からこの状況を想定していたというのか――?!』
「生憎とこちらはアンタとは違って神ならぬ身だからな。
最初から全部が分かっていたわけじゃあない――
だが、状況や条件を調べ上げた上で絞っていき、ある程度起こる事を予測すれば……そうそう大外れなんて事はない。
それに一朝一夕でなんとかならずとも、地道な努力で必要なものを積み重ねればどうにかなるもんだ。
――受け売りだから、俺が自慢する事じゃあないけどな。
と、話す事で多少の時間稼ぎも出来た。
同時進行で他の準備も進んでる。
お付き合いどうも」
『お、おのれ――――!!』
そうしているうちに屍赤竜のほぼ全身が凍り付いていく。
流石に神域結晶球への魔力の供給は続いている……その影響で、凍結が解けていく部分もありはするし、そこから凍結を解こうとしている屍赤竜は流石と言わざるを得ない……だけど――!
「ありがと、一くんっ! ハァァァァッ!!」
今この瞬間が屍赤竜が身体を動かせない状況には変わりない。
全魔力は神域結晶球に注ぎ、物理的な巨体による攻撃は一《はじめ》くんの魔術で封じられた今こそ好機。
私は全力を振り絞って全身に力を巡らせ、それを大地を踏みしめる脚と、ヴァレドリオンを振るう腕に、手に、指先に注ぐ。
そうしてついに――!!
「届いたぁっ!!」
黒いオーラの先、神域結晶体にヴァレドリオンの切っ先が到達する。
触れた瞬間感じたのは、硬さと分厚さだった。
鉄製の壁を殴ったような感覚、その数十倍どころじゃない比較できない硬質さと厚みですよ、これ。
魔力を最大限に凝縮したヴァレドリオンでもそう易々とは突き刺さらない事からも、それは分かる。
『――ついに、ここまで来た事、見事だと言っておこう』
一時は殆ど凍結された状態を徐々に回復、今は半ば程解除した状態で屍赤竜がこちらに語り掛ける。
『だが、それが汝らの限界だ……我が魔力を込めた神域結晶体は破壊されん――!!』
確かに、凄まじい硬さだ……黒いオーラは徐々に斬り裂いて進めたけれど今は一ミリ進む事さえ容易くない。ままならない。
だけど――!
「こ、こっちだって、皆から託してもらった魔力なんです――!!
神域結晶体、破壊させていただきます……!」
こんな時の為の準備は、私も準備をしてきてるんだよね――!!
「その為のヒントは、私が尊敬している正義の味方達からもらってますから……!」
そう叫んで私は両里さんから貰ったスペシャルなドリンクのお陰で回復した分の魔力を魔力刃に込める。
――その魔力が為すのは、刃の変形と回転……!!
「これぞ奥の手、穿孔一貫・廻――!!」
ヒーローたちから借り受けた発想による必殺技、今こそ見せてあげますよー!
私・八重垣紫苑は、今出来る最高の身体駆動で神域結晶球へとヴァレドリオンを突き立てる。
「これまでは今この時の為に―――氷界漸凍縛獄牢」
同時に、聖水を飲み干した瓶を放り捨て、魔杖・フーオルリーブを構え、堅砂一くんも魔力を解き放った。
「は、ぁぁぁぁぁぁっ!!」
神域結晶球の纏う黒いオーラとヴァレドリオンの魔力刃の激突が文字どおり火花を散らす。
オーラによって本体に魔力刃が届いていないので、まずはオーラを貫かねばならないんだよね……!
今ここに至っては刃の大きさは然程必要ない――今必要なのはオーラを、そして結晶球そのものを破壊し得る魔力の密度。
なので、私は大剣ほどの魔力刃をより圧縮、長剣ほどのサイズにした上で魔法攻撃力を高める。
それにより、そして私がより押し込める力を注ぐ事で刃はオーラを少しずつ少しずつ貫き、結晶球本体へと進んでいく。
よしよしよし、いいぞいいぞー!
『おのれ、このまま易々と――ぐ……動きが、とれなく――?!』
神域結晶球を破壊しようとする私を排除するべく自ら噛み砕こうとしていた屍赤竜。
だけど、その動きは徐々に緩慢になり――同時に全身への凍結が進行していた。
それを為したのは――私の……素敵な相棒たる堅砂一くんの放った大魔術ですよ、ええ(ドヤァ。
『馬鹿、な、空間、そのものを凍結させる――高等魔術、だと……?
あり得ぬ――かの魔杖の力を借りようとも、汝程度の力量の魔術師には……!
いや、そもそも多少回復した所で魔力が絶対的に不足するはずだ――!!』
「正確には疑似空間凍結止まりだ。
まぁ、それでも本来は使用不可能な事に変わりはない」
魔術を放ち終えたので構えを時、杖を地面に突き刺した堂々とした佇まいで一くんは悠々と答えた。
「だから、いくつかの事前準備で使用条件を緩くしておいた。
沼化や氷や水の魔術を多用する事でこの場所そのものの水気を高めておいたり、
作った沼の中に、氷属性の魔石を沈めておいたり、
この結界領域に入る前に結界領域を囲む形で魔石を仕込んだりな」
そう、一くんは様々な、ある程度の状況を見越して、幾つもの準備を事前に済ませ、そして事が進む中で進めていたのです。
魔石。
魔術師が使用する杖などに埋め込まれる、魔力が込められた石や結晶、宝石などの総称だ。
人や魔族の手によって魔力が注がれ、魔術文字を刻まれ、後天的に作り出されるものや、
所謂ダンジョンなどの魔物の活動、魔力の使用が多い場所で自然に発生するもの、
形成されるまでには様々な違いがあるが、なんらかの魔力的効果を発生させる石であるという点があれば、それらは魔石である。
なので、神域結晶球も一応広義では魔石の一種となるのかな。
さておき、一《はじめ》くんは対ドラゴンゾンビ――今にして思えばより強大な敵と戦う可能性も見越していたと思う――想定、馬鹿正直に戦うのは危険だとして、拘束や動きを鈍らせる方法を様々に模索していたんだよね。
経過の中で幾つもの術を生み出しつつ、最終的に一くんが辿り着いたのが、空間そのものを凍結させる事で根本的な動きを封じる大魔術だった。
だけど、今現在の一くんが知っている初級から中級の魔術文字では呪文が長くなり過ぎるし、魔力も不足、その他幾つか条件的に厳しく、発動が難しかった。
普通なら諦めてもおかしくないんだけど、そこで一くんは『その場で即座に発動しようと思うから出来ないだけ』だと思考を切り替えたんだよね。
つまり、今の一《はじめ》くんでも積み重ねれば最低限の発動は出来るよう、発動条件を事前に満たそうと考えたわけです。
属性的な未熟さは、道具屋さんで購入した――なるべく使わず貯めていた金貨をここぞとばかりに使用して――たくさん水や氷の属性魔石を結界内外に仕込む事でカバー。
空間そのものを凍結させ得るほどの氷に必要な水気は、戦いながら水気の多い魔術をそれとなく使用する事で満たす。
魔力的な不足は――ここに至るまでに使用した氷の魔術使用において、大魔術使用の為の呪文もその中に組み込み、それを重ねる事でクリア。
そうして、まるでパズルのピースを組み合わせるかのように準備を進め、最後の発動、起爆の為の魔力を今ここで当て嵌め――今ここに、使用不可能なはずの大魔術は発動を成功させていた、ということなのです。
『バカな――!!
これほどの魔術の使用を可能にする準備など、一朝一夕では出来ぬ……!
最初からこの状況を想定していたというのか――?!』
「生憎とこちらはアンタとは違って神ならぬ身だからな。
最初から全部が分かっていたわけじゃあない――
だが、状況や条件を調べ上げた上で絞っていき、ある程度起こる事を予測すれば……そうそう大外れなんて事はない。
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と、話す事で多少の時間稼ぎも出来た。
同時進行で他の準備も進んでる。
お付き合いどうも」
『お、おのれ――――!!』
そうしているうちに屍赤竜のほぼ全身が凍り付いていく。
流石に神域結晶球への魔力の供給は続いている……その影響で、凍結が解けていく部分もありはするし、そこから凍結を解こうとしている屍赤竜は流石と言わざるを得ない……だけど――!
「ありがと、一くんっ! ハァァァァッ!!」
今この瞬間が屍赤竜が身体を動かせない状況には変わりない。
全魔力は神域結晶球に注ぎ、物理的な巨体による攻撃は一《はじめ》くんの魔術で封じられた今こそ好機。
私は全力を振り絞って全身に力を巡らせ、それを大地を踏みしめる脚と、ヴァレドリオンを振るう腕に、手に、指先に注ぐ。
そうしてついに――!!
「届いたぁっ!!」
黒いオーラの先、神域結晶体にヴァレドリオンの切っ先が到達する。
触れた瞬間感じたのは、硬さと分厚さだった。
鉄製の壁を殴ったような感覚、その数十倍どころじゃない比較できない硬質さと厚みですよ、これ。
魔力を最大限に凝縮したヴァレドリオンでもそう易々とは突き刺さらない事からも、それは分かる。
『――ついに、ここまで来た事、見事だと言っておこう』
一時は殆ど凍結された状態を徐々に回復、今は半ば程解除した状態で屍赤竜がこちらに語り掛ける。
『だが、それが汝らの限界だ……我が魔力を込めた神域結晶体は破壊されん――!!』
確かに、凄まじい硬さだ……黒いオーラは徐々に斬り裂いて進めたけれど今は一ミリ進む事さえ容易くない。ままならない。
だけど――!
「こ、こっちだって、皆から託してもらった魔力なんです――!!
神域結晶体、破壊させていただきます……!」
こんな時の為の準備は、私も準備をしてきてるんだよね――!!
「その為のヒントは、私が尊敬している正義の味方達からもらってますから……!」
そう叫んで私は両里さんから貰ったスペシャルなドリンクのお陰で回復した分の魔力を魔力刃に込める。
――その魔力が為すのは、刃の変形と回転……!!
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