111 / 130
101 決戦の日――胸を打つ、あたたかな想い……なのに私は相変わらずでででで
しおりを挟む
屍赤竜を倒す為には、彼の存在基盤となっている神域結晶球を破壊する以外に方法がない。
でも、その神域結晶球は国宝級の代物で、壊せば確実に死刑が待ち受けているらしいのです。
なので、状況打開の鍵であるヴァレドリオンを振るう私・八重垣紫苑がその責任を負うと皆に知らせてもらったんだけど。
『―――紫苑、生憎だが反対多数だ』
『ええっ!?』
私の――相棒……そう言ってくれるようになって嬉しくて思わず照れますが、うひ、うふふふ……であるところの堅砂一くんからの言葉、皆からの返答は意外なものでした。
思わず驚きの声を漏らした私に、一くんはぶっきらぼうに言葉を続けていく。
『正確に言えば、ヴァレドリオンで神域結晶球を破壊する、までは概ね賛成だ。
だが、君の責任については、そっちに賛成したほぼ全員が反対している。
なんで八重垣さんが全責任負わなくちゃいけないんだ、なしなし――は、守尋。
紫苑がなんで全責任負わなくちゃいけないのよ、なしよなし――は、伊馬。
ここまできてそんな水臭い事はなしだろ八重垣――は、津朝。
気持ちも考えも理解できるけど、流石に納得しかねるよ――は、志基。
そんなの絶対ダメ、怒るよ八重垣さん――は、結。
相変わらずだね紫苑、でも今度は駄目――は、網家。
一人で全責任を負わせたら心証が悪くなるし、公平な視線から許可できない――は、河久』
そうして一くんは反対する人達の意見を私へと伝えてくれた。
一人一人の言葉に、私はすごく胸が締め付けられていく。勿論良い意味&素敵な意味で。
『少なくともそれはお前が負うべき責任じゃないだろ――は、正代。
紫苑ちゃんを失うのは人類の損失過ぎるので絶対になし――は、翼。
それは流石に違うんじゃね? それって専断偏頗ってやつだよ八重垣――は、麻邑』
『――!!』
『それから……責任を取るなら僕こそがそうあるべきだ、むしろ僕が――は、コーソム氏』
『コーソムさんまで――?!』
『以上が反対意見だ。
これは民主主義から鑑みれば、君の犠牲は却下されるべきだろうと思うが?』
そう告げられて、私は――。
「う、うううっ―――みんなぁ――――っ」
そんな状況ではないかもしれないけれど、思わず……クラスメートのみんなへと視線を送った。
目頭が熱くなって、視界が歪んでおります。
そんな私に、みんながそれぞれに頷いたり、手を振ったり……それぞれに意志を示してくれた。
そもそも、なんだけど。
私が全部背負って済む問題じゃないかもしれない事は、なんとなく分かっていた。
だけど、せめてその大部分を背負いたかったのです。
素敵な人達ばかりだから、クラスメートだから、同胞だから、友達だから――そうしたかった。
私なんかに出来る事は、それぐらいしかないと思ったから。
……出来るだけ『私なんか』とか思わないようにしようと思ってるけど、それを抜きにしてもそうしたかったのです。
だけど、そういう人達だからこそ、私の事をそのままにするはずがなかった。なかったんだ。
『――あと、これはどちらとも言えない意見だが。
大丈夫、私が何とかするわ。全てを丸く収めて見せるから。勿論貴女も私も犠牲にならずにね。
だから紫苑、貴女は貴女の思うままに――は、ラルさん』
『ラル――!』
視線を向けると、彼女はただ微笑んでいた。ただ迷いなくこちらを見据えて。
『それから――どうあったとしても、どうなったとしても俺は君に最後まで付き合う……相棒だからな。
嫌とは絶対に言わせない』
『―――――― 一くん……!』
『俺とは言ってないが。まぁ、判断は任せる。
ともあれ、責任の所在は後で考える、でいいんじゃないかと思うぞ、俺は。
あと一つ、ついでに言っておくが、出来るだけちゃんとしてくれるんだろ?』
瞬間浮かび上がる。
星明りの下で交わした会話と、出来るかどうかは自信がないけれど、忘れまいと誓った言葉を。
振り向いて、視線が合う―― 一くんは何も言わない。
ただ、杖に魔力を注ぎ――屍赤竜の拘束を強めた。
でもそれこそが――彼の意思だと、私を信じてくれているのだと、強く伝わってきて。
「―――うぅっ……!」
涙が、零れた。
悠長な事をしている状況じゃないのは分かっていたけれど……それでも堪えきれなかったのです。
私がそうして動揺している時間を稼ぐために、一くんが拘束を強めてくれたのだと思うと、耐えられなかった。
動けずにいる私に、皆が何も言わずにいてくれる事に、ただ只管に胸を締め付けられております。
――私なんかになんでそんな、という染み付いた思考と、そう思っちゃ駄目だという思いがせめぎ合う。
私は陰キャでいなければならない……その在り方は、簡単には抜けきらない。変えられない。
私はかつて驕り高ぶって失敗したのだから、そういう生き方でしか生きるのを許されないんじゃないかって、ずっと思ってた。
でも、そうだとしても―――今、私は……ちゃんとしなくちゃいけない、ううん、ちゃんとしたい――!!
陰キャだとしても、やらなくちゃいけないことくらいやってのけなくちゃ!
『一《はじめ》くん、私……ちゃんと、するから――!』
だから私は涙を強引に拭い去って――その際これまで駆け回った事で腕に付着していた泥や血もついちゃったかもしれないけれど――立ち上がって、叫んだ……!
「みんな、お待たせしちゃってごめんなさい――!
今はとにかくまずドラゴンを倒そう……!
その為に、皆の力を貸してくださヒィッ!!」
だというのに。
肝心要の所で、ちゃんと気持ちを伝えなきゃという緊張ゆえに、私は声を裏返らせてしまった。しまいました。
『―――――――――――――――』
皆が声を発してなかったのは変わらずだったけど、私には分かる。
これはやらかしたがゆえに訪れた沈黙の方だと。
気のせいか屍赤竜まで沈黙してるような。
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?
私っ! 私ぃぃぃっ!? 私のバカぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?
なんでここで!? どうしてここで?!
申し訳なさといたたまれなさと恥ずかしさで、顔面どころか全身が熱くなり、脳内でのたうち回る。
うふふふふ、やっぱり私に存在価値は……いや、うん、今はそれ、やめとこう。
が、がんばりますとも、ええ。
ともあれ、ロスしてしまった時間は埋めなくちゃならないんで、私は顔が真っ赤なままヴァレドリオンを握って駆け出した。
だけど、まぁ。
「ど、ドンマイ八重垣さん! 力はちゃんと貸すから、うん」
「えと、まぁ、緊張したら噛むわよね、ドンマイ紫苑! 皆でドラゴン倒しましょう!」
「八重垣らしいじゃないか、うん、気にせずいこうぜ」
「いや、渉、それは逆に――と、とにかくドラゴンを倒そう!」
「が、がんばろー!」
皆の思いを一つにする事に少しでもささやかにでも貢献出来たのなら、うん、それもまた――うう、やっぱり恥ずかしいけど――うん、よしとしよう。よしとしてください。お願いします。
「――まぁ、そんな時もある。気に病むな」
横を通り抜けざま、一くんが私に魔力回復用の聖水を渡しつつストレートに優しい声を掛けてくれる。
「あ、ありがと……」
そんなにも沈痛な面持ちをされると、嬉しいんだけど、複雑です。
思わず消え入りそうな声になってしまっておりました、
ま、まあ、なにはともあれ――――為すべき事は定まったね、うん。
「……そ、そそそ、それじゃあ、皆。よろしくお願いします――っ!」
「ん」
「ああ!」
「ええ!」
「おおとも!」
「うん」
「おー!」
私の呼びかけにクラスの皆が応えてくれて、この僅かな間に一くんが練り上げてくれた作戦の下、それぞれの配置についていく。
そして私は伊馬さんの結界の近くに立ち、一くんからもらった聖水で魔力を回復――全身の強化魔法を施した後、ヴァレドリオンに、正真正銘最後となるだろう魔力を注ぎ込み始めた……!!
さあ、最後のあがき、精一杯やってみますか――!
でも、その神域結晶球は国宝級の代物で、壊せば確実に死刑が待ち受けているらしいのです。
なので、状況打開の鍵であるヴァレドリオンを振るう私・八重垣紫苑がその責任を負うと皆に知らせてもらったんだけど。
『―――紫苑、生憎だが反対多数だ』
『ええっ!?』
私の――相棒……そう言ってくれるようになって嬉しくて思わず照れますが、うひ、うふふふ……であるところの堅砂一くんからの言葉、皆からの返答は意外なものでした。
思わず驚きの声を漏らした私に、一くんはぶっきらぼうに言葉を続けていく。
『正確に言えば、ヴァレドリオンで神域結晶球を破壊する、までは概ね賛成だ。
だが、君の責任については、そっちに賛成したほぼ全員が反対している。
なんで八重垣さんが全責任負わなくちゃいけないんだ、なしなし――は、守尋。
紫苑がなんで全責任負わなくちゃいけないのよ、なしよなし――は、伊馬。
ここまできてそんな水臭い事はなしだろ八重垣――は、津朝。
気持ちも考えも理解できるけど、流石に納得しかねるよ――は、志基。
そんなの絶対ダメ、怒るよ八重垣さん――は、結。
相変わらずだね紫苑、でも今度は駄目――は、網家。
一人で全責任を負わせたら心証が悪くなるし、公平な視線から許可できない――は、河久』
そうして一くんは反対する人達の意見を私へと伝えてくれた。
一人一人の言葉に、私はすごく胸が締め付けられていく。勿論良い意味&素敵な意味で。
『少なくともそれはお前が負うべき責任じゃないだろ――は、正代。
紫苑ちゃんを失うのは人類の損失過ぎるので絶対になし――は、翼。
それは流石に違うんじゃね? それって専断偏頗ってやつだよ八重垣――は、麻邑』
『――!!』
『それから……責任を取るなら僕こそがそうあるべきだ、むしろ僕が――は、コーソム氏』
『コーソムさんまで――?!』
『以上が反対意見だ。
これは民主主義から鑑みれば、君の犠牲は却下されるべきだろうと思うが?』
そう告げられて、私は――。
「う、うううっ―――みんなぁ――――っ」
そんな状況ではないかもしれないけれど、思わず……クラスメートのみんなへと視線を送った。
目頭が熱くなって、視界が歪んでおります。
そんな私に、みんながそれぞれに頷いたり、手を振ったり……それぞれに意志を示してくれた。
そもそも、なんだけど。
私が全部背負って済む問題じゃないかもしれない事は、なんとなく分かっていた。
だけど、せめてその大部分を背負いたかったのです。
素敵な人達ばかりだから、クラスメートだから、同胞だから、友達だから――そうしたかった。
私なんかに出来る事は、それぐらいしかないと思ったから。
……出来るだけ『私なんか』とか思わないようにしようと思ってるけど、それを抜きにしてもそうしたかったのです。
だけど、そういう人達だからこそ、私の事をそのままにするはずがなかった。なかったんだ。
『――あと、これはどちらとも言えない意見だが。
大丈夫、私が何とかするわ。全てを丸く収めて見せるから。勿論貴女も私も犠牲にならずにね。
だから紫苑、貴女は貴女の思うままに――は、ラルさん』
『ラル――!』
視線を向けると、彼女はただ微笑んでいた。ただ迷いなくこちらを見据えて。
『それから――どうあったとしても、どうなったとしても俺は君に最後まで付き合う……相棒だからな。
嫌とは絶対に言わせない』
『―――――― 一くん……!』
『俺とは言ってないが。まぁ、判断は任せる。
ともあれ、責任の所在は後で考える、でいいんじゃないかと思うぞ、俺は。
あと一つ、ついでに言っておくが、出来るだけちゃんとしてくれるんだろ?』
瞬間浮かび上がる。
星明りの下で交わした会話と、出来るかどうかは自信がないけれど、忘れまいと誓った言葉を。
振り向いて、視線が合う―― 一くんは何も言わない。
ただ、杖に魔力を注ぎ――屍赤竜の拘束を強めた。
でもそれこそが――彼の意思だと、私を信じてくれているのだと、強く伝わってきて。
「―――うぅっ……!」
涙が、零れた。
悠長な事をしている状況じゃないのは分かっていたけれど……それでも堪えきれなかったのです。
私がそうして動揺している時間を稼ぐために、一くんが拘束を強めてくれたのだと思うと、耐えられなかった。
動けずにいる私に、皆が何も言わずにいてくれる事に、ただ只管に胸を締め付けられております。
――私なんかになんでそんな、という染み付いた思考と、そう思っちゃ駄目だという思いがせめぎ合う。
私は陰キャでいなければならない……その在り方は、簡単には抜けきらない。変えられない。
私はかつて驕り高ぶって失敗したのだから、そういう生き方でしか生きるのを許されないんじゃないかって、ずっと思ってた。
でも、そうだとしても―――今、私は……ちゃんとしなくちゃいけない、ううん、ちゃんとしたい――!!
陰キャだとしても、やらなくちゃいけないことくらいやってのけなくちゃ!
『一《はじめ》くん、私……ちゃんと、するから――!』
だから私は涙を強引に拭い去って――その際これまで駆け回った事で腕に付着していた泥や血もついちゃったかもしれないけれど――立ち上がって、叫んだ……!
「みんな、お待たせしちゃってごめんなさい――!
今はとにかくまずドラゴンを倒そう……!
その為に、皆の力を貸してくださヒィッ!!」
だというのに。
肝心要の所で、ちゃんと気持ちを伝えなきゃという緊張ゆえに、私は声を裏返らせてしまった。しまいました。
『―――――――――――――――』
皆が声を発してなかったのは変わらずだったけど、私には分かる。
これはやらかしたがゆえに訪れた沈黙の方だと。
気のせいか屍赤竜まで沈黙してるような。
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?
私っ! 私ぃぃぃっ!? 私のバカぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?
なんでここで!? どうしてここで?!
申し訳なさといたたまれなさと恥ずかしさで、顔面どころか全身が熱くなり、脳内でのたうち回る。
うふふふふ、やっぱり私に存在価値は……いや、うん、今はそれ、やめとこう。
が、がんばりますとも、ええ。
ともあれ、ロスしてしまった時間は埋めなくちゃならないんで、私は顔が真っ赤なままヴァレドリオンを握って駆け出した。
だけど、まぁ。
「ど、ドンマイ八重垣さん! 力はちゃんと貸すから、うん」
「えと、まぁ、緊張したら噛むわよね、ドンマイ紫苑! 皆でドラゴン倒しましょう!」
「八重垣らしいじゃないか、うん、気にせずいこうぜ」
「いや、渉、それは逆に――と、とにかくドラゴンを倒そう!」
「が、がんばろー!」
皆の思いを一つにする事に少しでもささやかにでも貢献出来たのなら、うん、それもまた――うう、やっぱり恥ずかしいけど――うん、よしとしよう。よしとしてください。お願いします。
「――まぁ、そんな時もある。気に病むな」
横を通り抜けざま、一くんが私に魔力回復用の聖水を渡しつつストレートに優しい声を掛けてくれる。
「あ、ありがと……」
そんなにも沈痛な面持ちをされると、嬉しいんだけど、複雑です。
思わず消え入りそうな声になってしまっておりました、
ま、まあ、なにはともあれ――――為すべき事は定まったね、うん。
「……そ、そそそ、それじゃあ、皆。よろしくお願いします――っ!」
「ん」
「ああ!」
「ええ!」
「おおとも!」
「うん」
「おー!」
私の呼びかけにクラスの皆が応えてくれて、この僅かな間に一くんが練り上げてくれた作戦の下、それぞれの配置についていく。
そして私は伊馬さんの結界の近くに立ち、一くんからもらった聖水で魔力を回復――全身の強化魔法を施した後、ヴァレドリオンに、正真正銘最後となるだろう魔力を注ぎ込み始めた……!!
さあ、最後のあがき、精一杯やってみますか――!
0
お気に入りに追加
27
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。
運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。
憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。
異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。
器用貧乏の底辺冒険者~俺だけ使える『ステータスボード』で最強になる!~
夢・風魔
ファンタジー
*タイトル少し変更しました。
全ての能力が平均的で、これと言って突出したところもない主人公。
適正職も見つからず、未だに見習いから職業を決められずにいる。
パーティーでは荷物持ち兼、交代要員。
全ての見習い職業の「初期スキル」を使えるがそれだけ。
ある日、新しく発見されたダンジョンにパーティーメンバーと潜るとモンスターハウスに遭遇してパーティー決壊の危機に。
パーティーリーダーの裏切りによって囮にされたロイドは、仲間たちにも見捨てられひとりダンジョン内を必死に逃げ惑う。
突然地面が陥没し、そこでロイドは『ステータスボード』を手に入れた。
ロイドのステータスはオール25。
彼にはユニークスキルが備わっていた。
ステータスが強制的に平均化される、ユニークスキルが……。
ステータスボードを手に入れてからロイドの人生は一変する。
LVUPで付与されるポイントを使ってステータスUP、スキル獲得。
不器用大富豪と蔑まれてきたロイドは、ひとりで前衛後衛支援の全てをこなす
最強の冒険者として称えられるようになる・・・かも?
【過度なざまぁはありませんが、結果的にはそうなる・・みたいな?】
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
ボッチはハズレスキル『状態異常倍加』の使い手
Outlook!
ファンタジー
経緯は朝活動始まる一分前、それは突然起こった。床が突如、眩い光が輝き始め、輝きが膨大になった瞬間、俺を含めて30人のクラスメイト達がどこか知らない所に寝かされていた。
俺達はその後、いかにも王様っぽいひとに出会い、「七つの剣を探してほしい」と言われた。皆最初は否定してたが、俺はこの世界に残りたいがために今まで閉じていた口を開いた。
そしてステータスを確認するときに、俺は驚愕する他なかった。
理由は簡単、皆の授かった固有スキルには強スキルがあるのに対して、俺が授かったのはバットスキルにも程がある、状態異常倍加だったからだ。
※不定期更新です。ゆっくりと投稿していこうと思いますので、どうかよろしくお願いします。
カクヨム、小説家になろう、エブリスタにも投稿しています。
追放された武闘派令嬢の異世界生活
新川キナ
ファンタジー
異世界の記憶を有し、転生者であるがゆえに幼少の頃より文武に秀でた令嬢が居た。
名をエレスティーナという。そんな彼女には婚約者が居た。
気乗りのしない十五歳のデビュタントで初めて婚約者に会ったエレスティーナだったが、そこで素行の悪い婚約者をぶん殴る。
追放された彼女だったが、逆に清々したと言わんばかりに自由を謳歌。冒険者家業に邁進する。
ダンジョンに潜ったり護衛をしたり恋をしたり。仲間と酒を飲み歌って踊る毎日。気が向くままに生きていたが冒険者は若い間だけの仕事だ。そこで将来を考えて錬金術師の道へ進むことに。
一流の錬金術師になるべく頑張るのだった
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる