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100 決戦の日――懸念材料はたくさんだけど、これはいける……って、あれぇ?
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「「「「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」」」」」
うーん、やっぱりそういう反応になるよね。
周辺の、至る所から驚きと困惑の声が上がる。
上げたのは私・八重垣紫苑のクラスメート達。
――私達が領主・ファージ様から引き受けた依頼を見届ける為に来た、レートヴァ教・聖導師長ラルエルことラルは、少し驚いた様子の後何故か小さく笑っていた。
状況的には、皆が大きな声を上げた方が納得、というかラルの表情の方が不思議だよね。
さておき、皆も堅砂一くんの【思考通話】で私達の考えを聞いてくれたようだ。
一くん自身嘆いている事だけど、現在の【思考通話】は一対一が基本。
つまり多数での話し合いには向いていないのだけど―― そんな中で多数を同時にやり取りしている一《はじめ》くんがすごいというかなんといか。
本人曰く正確には同時じゃなくて、一つの会話が連続してる感じらしいけど、それはそれで頭がこんがらないのが不思議。
さておき、【思考通話】での連絡は、リアルタイムではほぼ同時に行われたみたい。
その結果が、ほぼ同時のみんなの叫びなんだろう。
実際、皆が叫びたくなるのも分かり過ぎるほどに分かります。
何故ならこの事態収拾の為に私が、私達が提案したのが――神域結晶球の破壊なのだから。
先程屍赤竜は自身の存在について『神域結晶球とは無関係ではないが、半ば独立した存在』だと語っていた。
実際、神域結晶球の機能を停止しても彼の存在には影響はないのだろう。
さっきコーソムさんの古代語で大幅に弱体化したが――おそらく屍赤竜の干渉がなくても、言葉どおり存在はし続けていたんじゃないかな。
だけど、決して無関係じゃない。
でなければ、そもそも機能封印による弱体化など起こるはずもないがないからね。
屍赤竜の存在は負の怨念主体かもしれないけど、それそのものが神域結晶球の存在ありきなのは間違いないはずです。
であるならば、神域結晶球を破壊すれば――当然、屍赤竜も存在し得なくなるはずだ。
そうでなくとも、今よりも遥かに弱体化するのは間違いない。
魔力や体力を大幅に消耗した私達が、屍赤竜を確実に止められるとすれば、最早これ以外にないんじゃないだろうか。
ただ、問題が一つある。
それは、神域結晶球が国宝級の代物だということ。
他ならぬラルが断言していたのだ――破壊したら確実に死刑だ、と。
如何に緊急状況とは言え、そんなことをやらかしてしまったら私達の今後は暗い、どころの騒ぎじゃないよね、うん。
――――だけど、それでも、そうしないとたくさんの人が死んでしまう。
この世界に暮らす冒険者でない、荒事に関わらない人がどれくらい蘇生契約をしているかも分からない以上、
もし屍赤竜が人々を、街を、国を襲おうものなら、取り返しのつかない事になる。
仮にみんな生き返れるのだとしても、街――建物や畑、仕事……人々の生活基盤が壊されてしまう。
『まぁ俺個人としては、こうなるに至った具体的な犯人に全責任があり、そいつらを突き出せばいいと思っているが……
現実、そうもいかないことはわかってる――まったく難儀な事だ』
一くんが溜息をつく。
今回の事のそのそもそものきっかけは――過去を含めた私達異世界人であり、現在の私達のクラスに他ならない。
そこまでの事態になった際、具体的に誰が行ったとか、そんな事は被害を受けた人達にとって些事でしかないだろう。
私達もまた、誰が主体となって行っていようといまいと無関係じゃあいられない。
私達は出来る限りこの状況を被害最小限で食い止め、その上で今回の事の責任を取る必要がある。
その為に、神域結晶球を破壊する他ない――それが私と一くんによる、一致した意見だ。
ふふふ、意見が一致したの結構嬉しい……と、それはさておき。
それ――神域結晶球の破壊の責任については、全員である必要はないと私は思ってるんだよね。
『そもそも、神域結晶球は破壊できないんじゃないか――そういう意見もあるが……』
『一くん、お願い』
皆の意見をこちらに伝える一《はじめ》くんに私はお願いした。
その為の手段として提示した私の考えを、皆に相談する事を。
すなわち、私が使用している魔循兵装・ヴァレドリオンに、みんなの魔力をありったけ注いで叩きつける、というアイデアを。
ヴァレドリオンは魔力を放出した光の刃、刀身を具現化する事が出来る。
そして、その際に注ぎ込める魔力の上限が存在しない……少なくとも今まで限界に到達した事がないらしい。
そこに私達、魔力に関してだけは世界トップクラスの人々さえも越える異世界人全員が魔力を注げば――神域結晶球を破壊するだけの威力を生み出せるんじゃないかと、私は考えたのです。
不安はある。
ラルは人の手では絶対に破壊できないと言っていたしね。
そして問題点もある。
いかにして攻撃を当てるのか、そして私達全員の魔力にヴァレドリオンは耐えられるんでしょうか。
だけど私達全員の魔力を注げば――思い上がりのつもりはないけど、人の域を越えた一撃を生み出せる、かもしれない。
それに、神域結晶球を破壊できずとも、屍赤竜に多少のダメージを与える事はできるんじゃないかな。
私はともかく、強化ありの守尋くんは頑健な皮膚を切り裂く事が出来た――であるならば、皆の魔力を結集すればそれぐらいなら可能のはず、うん。
攻撃を当てる手段については――どうにかするしかない。
正直、私はあまり浮かばないので申し訳ないのだけど――いや、今も考えてはいるんだけど全然思いつかないんです。
そしてヴァレドリオンが、人の域を超えるかもしれない魔力を注いでも耐えられるかどうかは――本当にやってみないと分からないよね。
現状、分の良さと悪さが交じり合っていて、正直良い結果に辿り着けるかの保証は全然ない。
だけど――出来ると私は思っている。
私一人の力はたかが知れている。
けれど、みんなで協力し合った事でここまで持ち堪える事が出来たんだから。
みんなでなら……きっと出来ると思える。
私はともかく、みんなはすごいからね、うん。
その為にも――みんなには憂いを断ってもらった上で、全力を注いでもらいたい。
だから、私は一くんにお願いした皆への伝言に、もう一つ付け加えてもらっていた。
すなわち、ヴァレドリオンを振るうのは私・八重垣紫苑であり――神域結晶球破壊についての罪もまた、私がきっちり背負う所存だ、と。
これなら皆も遠慮なく魔力を注ぐのに力を貸してくれる――そう思っていたんだけどね。
『―――紫苑、生憎だが反対多数だ』
『ええっ!?』
思わぬ反応に私は驚きを隠せませんでした。
えー!? 割と私にしては自信ある(超絶珍しく)プランだったんだけどなぁ……!?
うーん、やっぱりそういう反応になるよね。
周辺の、至る所から驚きと困惑の声が上がる。
上げたのは私・八重垣紫苑のクラスメート達。
――私達が領主・ファージ様から引き受けた依頼を見届ける為に来た、レートヴァ教・聖導師長ラルエルことラルは、少し驚いた様子の後何故か小さく笑っていた。
状況的には、皆が大きな声を上げた方が納得、というかラルの表情の方が不思議だよね。
さておき、皆も堅砂一くんの【思考通話】で私達の考えを聞いてくれたようだ。
一くん自身嘆いている事だけど、現在の【思考通話】は一対一が基本。
つまり多数での話し合いには向いていないのだけど―― そんな中で多数を同時にやり取りしている一《はじめ》くんがすごいというかなんといか。
本人曰く正確には同時じゃなくて、一つの会話が連続してる感じらしいけど、それはそれで頭がこんがらないのが不思議。
さておき、【思考通話】での連絡は、リアルタイムではほぼ同時に行われたみたい。
その結果が、ほぼ同時のみんなの叫びなんだろう。
実際、皆が叫びたくなるのも分かり過ぎるほどに分かります。
何故ならこの事態収拾の為に私が、私達が提案したのが――神域結晶球の破壊なのだから。
先程屍赤竜は自身の存在について『神域結晶球とは無関係ではないが、半ば独立した存在』だと語っていた。
実際、神域結晶球の機能を停止しても彼の存在には影響はないのだろう。
さっきコーソムさんの古代語で大幅に弱体化したが――おそらく屍赤竜の干渉がなくても、言葉どおり存在はし続けていたんじゃないかな。
だけど、決して無関係じゃない。
でなければ、そもそも機能封印による弱体化など起こるはずもないがないからね。
屍赤竜の存在は負の怨念主体かもしれないけど、それそのものが神域結晶球の存在ありきなのは間違いないはずです。
であるならば、神域結晶球を破壊すれば――当然、屍赤竜も存在し得なくなるはずだ。
そうでなくとも、今よりも遥かに弱体化するのは間違いない。
魔力や体力を大幅に消耗した私達が、屍赤竜を確実に止められるとすれば、最早これ以外にないんじゃないだろうか。
ただ、問題が一つある。
それは、神域結晶球が国宝級の代物だということ。
他ならぬラルが断言していたのだ――破壊したら確実に死刑だ、と。
如何に緊急状況とは言え、そんなことをやらかしてしまったら私達の今後は暗い、どころの騒ぎじゃないよね、うん。
――――だけど、それでも、そうしないとたくさんの人が死んでしまう。
この世界に暮らす冒険者でない、荒事に関わらない人がどれくらい蘇生契約をしているかも分からない以上、
もし屍赤竜が人々を、街を、国を襲おうものなら、取り返しのつかない事になる。
仮にみんな生き返れるのだとしても、街――建物や畑、仕事……人々の生活基盤が壊されてしまう。
『まぁ俺個人としては、こうなるに至った具体的な犯人に全責任があり、そいつらを突き出せばいいと思っているが……
現実、そうもいかないことはわかってる――まったく難儀な事だ』
一くんが溜息をつく。
今回の事のそのそもそものきっかけは――過去を含めた私達異世界人であり、現在の私達のクラスに他ならない。
そこまでの事態になった際、具体的に誰が行ったとか、そんな事は被害を受けた人達にとって些事でしかないだろう。
私達もまた、誰が主体となって行っていようといまいと無関係じゃあいられない。
私達は出来る限りこの状況を被害最小限で食い止め、その上で今回の事の責任を取る必要がある。
その為に、神域結晶球を破壊する他ない――それが私と一くんによる、一致した意見だ。
ふふふ、意見が一致したの結構嬉しい……と、それはさておき。
それ――神域結晶球の破壊の責任については、全員である必要はないと私は思ってるんだよね。
『そもそも、神域結晶球は破壊できないんじゃないか――そういう意見もあるが……』
『一くん、お願い』
皆の意見をこちらに伝える一《はじめ》くんに私はお願いした。
その為の手段として提示した私の考えを、皆に相談する事を。
すなわち、私が使用している魔循兵装・ヴァレドリオンに、みんなの魔力をありったけ注いで叩きつける、というアイデアを。
ヴァレドリオンは魔力を放出した光の刃、刀身を具現化する事が出来る。
そして、その際に注ぎ込める魔力の上限が存在しない……少なくとも今まで限界に到達した事がないらしい。
そこに私達、魔力に関してだけは世界トップクラスの人々さえも越える異世界人全員が魔力を注げば――神域結晶球を破壊するだけの威力を生み出せるんじゃないかと、私は考えたのです。
不安はある。
ラルは人の手では絶対に破壊できないと言っていたしね。
そして問題点もある。
いかにして攻撃を当てるのか、そして私達全員の魔力にヴァレドリオンは耐えられるんでしょうか。
だけど私達全員の魔力を注げば――思い上がりのつもりはないけど、人の域を越えた一撃を生み出せる、かもしれない。
それに、神域結晶球を破壊できずとも、屍赤竜に多少のダメージを与える事はできるんじゃないかな。
私はともかく、強化ありの守尋くんは頑健な皮膚を切り裂く事が出来た――であるならば、皆の魔力を結集すればそれぐらいなら可能のはず、うん。
攻撃を当てる手段については――どうにかするしかない。
正直、私はあまり浮かばないので申し訳ないのだけど――いや、今も考えてはいるんだけど全然思いつかないんです。
そしてヴァレドリオンが、人の域を超えるかもしれない魔力を注いでも耐えられるかどうかは――本当にやってみないと分からないよね。
現状、分の良さと悪さが交じり合っていて、正直良い結果に辿り着けるかの保証は全然ない。
だけど――出来ると私は思っている。
私一人の力はたかが知れている。
けれど、みんなで協力し合った事でここまで持ち堪える事が出来たんだから。
みんなでなら……きっと出来ると思える。
私はともかく、みんなはすごいからね、うん。
その為にも――みんなには憂いを断ってもらった上で、全力を注いでもらいたい。
だから、私は一くんにお願いした皆への伝言に、もう一つ付け加えてもらっていた。
すなわち、ヴァレドリオンを振るうのは私・八重垣紫苑であり――神域結晶球破壊についての罪もまた、私がきっちり背負う所存だ、と。
これなら皆も遠慮なく魔力を注ぐのに力を貸してくれる――そう思っていたんだけどね。
『―――紫苑、生憎だが反対多数だ』
『ええっ!?』
思わぬ反応に私は驚きを隠せませんでした。
えー!? 割と私にしては自信ある(超絶珍しく)プランだったんだけどなぁ……!?
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