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間隙⑤ ファージ・ローシュ・レイラルドにとって
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攻略には多くの人員が必要になると思われていた『魔窟』。
そんな難所をたった四人で、
しかも事前調査が多少あったとは言え実質一回で主まで倒して攻略を成し遂げた事。
それは彼らが所属していた陣営のみならず、その事実を知った多くの人々から高い評価、賞賛を浴びた。
そうなると、世界は、世間は彼らに更なる躍進を、活躍を望むようになる。
魔窟攻略の許可を出した赤竜王もその一人であった。
魔窟攻略の報告を四人で行った際、赤竜王はご機嫌とまでは言わずとも、
以前許可を貰った時よりも、ごく僅かに高い調子の声であった事をファージ・ローシュ・レイラルドは気付いていた。
『正直、こんなにも早く結果を出すとは思っておらなんだ。
ファージ・ローシュ・レイラルド、見事であった』
「――お言葉ですが、これは私の力ではありません。
ここにいる全員のもので、特に異世界人たる黒須所縁による所が大きいかと」
『ふむ。異世界人を疎んじてさえいた汝がそう言うのだ。
それが真実なのだろうな。
――黒須所縁と言ったか』
「はい」
そう言って進み出た彼女は、恐れる事なく赤竜王を見上げる。
赤竜王もまた彼女を見下ろす形で見据え返した。
数秒後、赤竜王は笑みを浮かべたつもりなのか、歯を剥き出しにしてから告げた。
『なるほど、良い眼をしている。
光と影を程良く混ぜた、意志強き者の眼だ。
それに――他の者達もまた、宿業を背負いながらも己を見失わない眼の持ち主のようだな。
汝らが結んだ縁、実に素晴らしいものだ』
「あ、ありがたきお言葉でございます」
「中々気の利いた言葉くれるじゃないかよ。
神様は好きになれないが、アンタは嫌いじゃないかもだ、赤竜王」
「スカードッ! なんて畏れ多い――!」
『良い。人の言葉など所詮は飾り物。
真に重要な事は、見栄えの良いその中にこそ込められているものだ。
中身こそが美しく、価値あるものでなければ何の意味もない』
「――お言葉ですが、赤竜王。
私はその中身の美醜ではなく、その存在にこそ意味があると思います」
「所縁っ!?」
スカードのみならず所縁までも赤竜王――この世界において神の限りなく近い存在への言葉に遠慮がない事に、ラルエルは大いに狼狽する。
いつも通りの冷静な仏頂面をしているファージでさえ、内心不安を抱いていた。
だが、赤竜王は怒るような様子は見せず、むしろ穏やかに所縁に語り掛けた。
『なるほど、尊い考えだ……気に入ったぞ、所縁。
命そのものに価値を見出す在り方、我は好ましく思う。
だが――それはいずれ汝の足元を掬う考えだ。
本性が真に醜いものは世界そのものを歪め、世界の価値を、美しさを貶める。
そんなものの価値など見出すべきではない……それはおそらく、汝もまた理解している事のはずだ。
汝は、そういう眼をしている』
「――ご推察のとおりです。
ですが、私は……それでも、皆愛されたい、幸せに生きたいだけなのだと思いたいのです」
『そうか。難儀な事だ、人の子よ。
それは神が抱くべき傲慢な思考で、人のみが抱くには重過ぎる。
――我に手を差し出せ、所縁』
赤竜王の言葉に、所縁は頷きつつも、意図を測りかねてか少し不思議そうに手を差し出した。
その手に対し、赤竜王は地面につけていた巨大な手を持ち上げ、その先の鋭利な爪の先端を彼女の掌に突き刺した。
「―――赤竜王様?」
『そう怖い目で睨むなファージ・ローシュ・レイラルド。
ただ、彼女と我の間に繋がりを作っただけだ』
所縁の掌に血が滲んだのは見えなかったが、彼女が少し表情を歪めたのは見えたため、ファージが声を上げた。
それに対し赤竜王はどこか笑いを含んだような声音で答えつつ、自身の手を元の位置へと戻した。
「わぁ――」
所縁の掌には、赤竜王の付けた傷が形を変えた、なんらかの赤い文様――紋章のようなものが浮かび上がっていた。
『神ならぬ身で神に近しい願いを持つものへの、せめてもの祝福だ。
それは汝と我、そして神を繋げるか細い糸。
汝が他者の為に戦う時、それはささやかな効果を汝にもたらすだろう。
――そのささやかな力でどこまでの事が出来るのか、勝手な期待をさせてもらう。
だが、それに汝が応える必要はない』
「え?」
『ささやかな願いのようなものだからな。
悲しいかな、期待とは裏切られるものなのだ。
いつの時代も、どんな相手であったとしても』
遠くを眺めながら赤竜王は呟いた。
不敬かもしれないと思いながらも……威厳ある重々しいその声が、
その時に限っては物寂しい、まるで孤独に生きる老人のように――ファージには思えた。
「いえ、そんなことは――きっと、きっとないはずです!」
所縁もそう聴こえたのだろう。
彼女はそれを覆したいと願うかのように、強く高らかに言葉を紡ぐ。
「お気持ち、僅かながらお察しします――でも、それでも、裏切られない期待だってきっとあるはずです……!
私はそう信じたいのです――!
だから、頑張ってみます……! 貴方の期待を応えられるように――!!」
『――――そうか。
やはり、人の子はいつの時代もそういうものなのだな』
そう呟いて、赤竜王は息を吐いた。
溜息のようにも、何かへの安堵のようにも思える息を。
『であれば、汝の想いは有難く受け取ろう。
いつか汝の道の先に我の望む何かがある事を楽しみにさせてもらう。
だが、その為に生き方を歪める必要はない。
その事だけは心に留め置いてくれ』
「はい、了解しました。そしてお任せください赤竜王様」
所縁はそう答えると、赤竜王を見上げながら自身の胸を叩いて見せた。
きっと大丈夫だと伝える為に、だろう。
その、神に等しい相手にさえも躊躇わず向けられる、優しくも少し不敵な表情が――ファージには眩しく見えた。
……少し何が胸で疼くような、そんな感覚も抱きながら。
『エグザで良い。汝らもそう呼ぶといい。
ここから人が、人の世がもたらすものが良くなる事を、我は切に願う』
そんな赤竜王の言葉を受け取ったから、だけではないが、彼らはこの後、奮闘していく事となる。
多くの者達が寄せる期待に応えようと、それぞれの居場所で。
彼ら四人はこの時の為に選ばれて寄せ集められただけでしかない。
本来はそれぞれ元々の居場所や為すべき事、やりたい事がある。
ゆえに、事が終わればそうなるのが当然であった。
そして、それぞれの陣営の上層部――ファージに言わせ腐敗の根源――が、
他の誰でもなく、自分達が選んだ者こそが成し遂げた偉業に貢献したのだと主張する都合もあり、これ以後彼ら四人が揃う機会は少なかった。
異世界人の所縁だけは、異世界人という括りで縛りは少ないことからある程度は自由に動けた。
だが、彼女は彼女で異世界人全体の増長や暴走をどうにかしようと日々駆け回っていた事で都合を合わせる事が難しい時もあった。
結果、四人が揃って手を携える事が出来たのは、陣営上層部の思惑や都合を越えた難事の時だけだった。
しかし、陣営を越えた彼ら四人の集まりにこそ価値を見出す、期待している者達――それぞれの陣営の一部――もいた。
彼らの繋がりこそが、少しずつ滅びへと向かい、淀んでいく世界のささやかな灯たり得るのではないかと。
それゆえに――そう思う人々の協力もあって彼らは勢揃いでの冒険こそ中々出来なかったが、誰かが欠けた状態で組んだり、会って話したりの機会は度々あった。
その度に、彼らはくだらない面子や意地のせいで思うように動けない事を、思うようにさせてくれない上層部への不満を嘆き合った。
そうして彼らは日々に悪戦苦闘しながらも、それぞれの戦いを、為すべき事を続けていった。
だが結局の所、それらが目に見えての大きな成果を生み出す事は殆どなかった。
彼ら四人は間違いなく逸材であり、彼ら個人に落ち度はない。
だが、四人の結束による結果と同等の結果を各人に求められても応えようがないというのが現実だった。
それでも彼らなりに応えようと、結果を求めて必死だったが多くが空回りとなった。
結果として彼ら四人は大人達に振り回されながら、彼らが満足する程度の――ほどほどで、バラバラの結果しか出せなかった。
そうして彼らが魔窟を共に攻略してから約一年の時が流れ――。
「――久しぶりだな、所縁」
「あ、ファージくん……久しぶり」
領主代行として開いた、レイラルド領が成り立った記念を祝う宴において、ファージ・ローシュ・レイラルドと黒須所縁は再会した――。
そんな難所をたった四人で、
しかも事前調査が多少あったとは言え実質一回で主まで倒して攻略を成し遂げた事。
それは彼らが所属していた陣営のみならず、その事実を知った多くの人々から高い評価、賞賛を浴びた。
そうなると、世界は、世間は彼らに更なる躍進を、活躍を望むようになる。
魔窟攻略の許可を出した赤竜王もその一人であった。
魔窟攻略の報告を四人で行った際、赤竜王はご機嫌とまでは言わずとも、
以前許可を貰った時よりも、ごく僅かに高い調子の声であった事をファージ・ローシュ・レイラルドは気付いていた。
『正直、こんなにも早く結果を出すとは思っておらなんだ。
ファージ・ローシュ・レイラルド、見事であった』
「――お言葉ですが、これは私の力ではありません。
ここにいる全員のもので、特に異世界人たる黒須所縁による所が大きいかと」
『ふむ。異世界人を疎んじてさえいた汝がそう言うのだ。
それが真実なのだろうな。
――黒須所縁と言ったか』
「はい」
そう言って進み出た彼女は、恐れる事なく赤竜王を見上げる。
赤竜王もまた彼女を見下ろす形で見据え返した。
数秒後、赤竜王は笑みを浮かべたつもりなのか、歯を剥き出しにしてから告げた。
『なるほど、良い眼をしている。
光と影を程良く混ぜた、意志強き者の眼だ。
それに――他の者達もまた、宿業を背負いながらも己を見失わない眼の持ち主のようだな。
汝らが結んだ縁、実に素晴らしいものだ』
「あ、ありがたきお言葉でございます」
「中々気の利いた言葉くれるじゃないかよ。
神様は好きになれないが、アンタは嫌いじゃないかもだ、赤竜王」
「スカードッ! なんて畏れ多い――!」
『良い。人の言葉など所詮は飾り物。
真に重要な事は、見栄えの良いその中にこそ込められているものだ。
中身こそが美しく、価値あるものでなければ何の意味もない』
「――お言葉ですが、赤竜王。
私はその中身の美醜ではなく、その存在にこそ意味があると思います」
「所縁っ!?」
スカードのみならず所縁までも赤竜王――この世界において神の限りなく近い存在への言葉に遠慮がない事に、ラルエルは大いに狼狽する。
いつも通りの冷静な仏頂面をしているファージでさえ、内心不安を抱いていた。
だが、赤竜王は怒るような様子は見せず、むしろ穏やかに所縁に語り掛けた。
『なるほど、尊い考えだ……気に入ったぞ、所縁。
命そのものに価値を見出す在り方、我は好ましく思う。
だが――それはいずれ汝の足元を掬う考えだ。
本性が真に醜いものは世界そのものを歪め、世界の価値を、美しさを貶める。
そんなものの価値など見出すべきではない……それはおそらく、汝もまた理解している事のはずだ。
汝は、そういう眼をしている』
「――ご推察のとおりです。
ですが、私は……それでも、皆愛されたい、幸せに生きたいだけなのだと思いたいのです」
『そうか。難儀な事だ、人の子よ。
それは神が抱くべき傲慢な思考で、人のみが抱くには重過ぎる。
――我に手を差し出せ、所縁』
赤竜王の言葉に、所縁は頷きつつも、意図を測りかねてか少し不思議そうに手を差し出した。
その手に対し、赤竜王は地面につけていた巨大な手を持ち上げ、その先の鋭利な爪の先端を彼女の掌に突き刺した。
「―――赤竜王様?」
『そう怖い目で睨むなファージ・ローシュ・レイラルド。
ただ、彼女と我の間に繋がりを作っただけだ』
所縁の掌に血が滲んだのは見えなかったが、彼女が少し表情を歪めたのは見えたため、ファージが声を上げた。
それに対し赤竜王はどこか笑いを含んだような声音で答えつつ、自身の手を元の位置へと戻した。
「わぁ――」
所縁の掌には、赤竜王の付けた傷が形を変えた、なんらかの赤い文様――紋章のようなものが浮かび上がっていた。
『神ならぬ身で神に近しい願いを持つものへの、せめてもの祝福だ。
それは汝と我、そして神を繋げるか細い糸。
汝が他者の為に戦う時、それはささやかな効果を汝にもたらすだろう。
――そのささやかな力でどこまでの事が出来るのか、勝手な期待をさせてもらう。
だが、それに汝が応える必要はない』
「え?」
『ささやかな願いのようなものだからな。
悲しいかな、期待とは裏切られるものなのだ。
いつの時代も、どんな相手であったとしても』
遠くを眺めながら赤竜王は呟いた。
不敬かもしれないと思いながらも……威厳ある重々しいその声が、
その時に限っては物寂しい、まるで孤独に生きる老人のように――ファージには思えた。
「いえ、そんなことは――きっと、きっとないはずです!」
所縁もそう聴こえたのだろう。
彼女はそれを覆したいと願うかのように、強く高らかに言葉を紡ぐ。
「お気持ち、僅かながらお察しします――でも、それでも、裏切られない期待だってきっとあるはずです……!
私はそう信じたいのです――!
だから、頑張ってみます……! 貴方の期待を応えられるように――!!」
『――――そうか。
やはり、人の子はいつの時代もそういうものなのだな』
そう呟いて、赤竜王は息を吐いた。
溜息のようにも、何かへの安堵のようにも思える息を。
『であれば、汝の想いは有難く受け取ろう。
いつか汝の道の先に我の望む何かがある事を楽しみにさせてもらう。
だが、その為に生き方を歪める必要はない。
その事だけは心に留め置いてくれ』
「はい、了解しました。そしてお任せください赤竜王様」
所縁はそう答えると、赤竜王を見上げながら自身の胸を叩いて見せた。
きっと大丈夫だと伝える為に、だろう。
その、神に等しい相手にさえも躊躇わず向けられる、優しくも少し不敵な表情が――ファージには眩しく見えた。
……少し何が胸で疼くような、そんな感覚も抱きながら。
『エグザで良い。汝らもそう呼ぶといい。
ここから人が、人の世がもたらすものが良くなる事を、我は切に願う』
そんな赤竜王の言葉を受け取ったから、だけではないが、彼らはこの後、奮闘していく事となる。
多くの者達が寄せる期待に応えようと、それぞれの居場所で。
彼ら四人はこの時の為に選ばれて寄せ集められただけでしかない。
本来はそれぞれ元々の居場所や為すべき事、やりたい事がある。
ゆえに、事が終わればそうなるのが当然であった。
そして、それぞれの陣営の上層部――ファージに言わせ腐敗の根源――が、
他の誰でもなく、自分達が選んだ者こそが成し遂げた偉業に貢献したのだと主張する都合もあり、これ以後彼ら四人が揃う機会は少なかった。
異世界人の所縁だけは、異世界人という括りで縛りは少ないことからある程度は自由に動けた。
だが、彼女は彼女で異世界人全体の増長や暴走をどうにかしようと日々駆け回っていた事で都合を合わせる事が難しい時もあった。
結果、四人が揃って手を携える事が出来たのは、陣営上層部の思惑や都合を越えた難事の時だけだった。
しかし、陣営を越えた彼ら四人の集まりにこそ価値を見出す、期待している者達――それぞれの陣営の一部――もいた。
彼らの繋がりこそが、少しずつ滅びへと向かい、淀んでいく世界のささやかな灯たり得るのではないかと。
それゆえに――そう思う人々の協力もあって彼らは勢揃いでの冒険こそ中々出来なかったが、誰かが欠けた状態で組んだり、会って話したりの機会は度々あった。
その度に、彼らはくだらない面子や意地のせいで思うように動けない事を、思うようにさせてくれない上層部への不満を嘆き合った。
そうして彼らは日々に悪戦苦闘しながらも、それぞれの戦いを、為すべき事を続けていった。
だが結局の所、それらが目に見えての大きな成果を生み出す事は殆どなかった。
彼ら四人は間違いなく逸材であり、彼ら個人に落ち度はない。
だが、四人の結束による結果と同等の結果を各人に求められても応えようがないというのが現実だった。
それでも彼らなりに応えようと、結果を求めて必死だったが多くが空回りとなった。
結果として彼ら四人は大人達に振り回されながら、彼らが満足する程度の――ほどほどで、バラバラの結果しか出せなかった。
そうして彼らが魔窟を共に攻略してから約一年の時が流れ――。
「――久しぶりだな、所縁」
「あ、ファージくん……久しぶり」
領主代行として開いた、レイラルド領が成り立った記念を祝う宴において、ファージ・ローシュ・レイラルドと黒須所縁は再会した――。
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