59 / 145
57 たまには女子らしい相談話――うん、多分そう(不安)
しおりを挟む
「えと――やっぱり、堅砂くんと最近仲が良いから、なのかな」
部屋に入ってもらって、レーラちゃんを起こさないよう、少し離れた所で木製の椅子に座り合い向き合って、私達は話していた。
まずは私・八重垣紫苑の話から、という事になり、改めて簡単に状況を説明すると酒高ハルさんはそう言った。
「た、多分そうだと思う――確証はないんだけど」
「今日名前で呼んでたしね、1回だけだけど」
「……うう、やっぱり、気づく人は気づくんだね――」
気をつけてたつもりだったんだけど、ポロッと『一くん』と口にしてしまっていたのは自覚しておりました。
今日は正直色々な事があり過ぎて、自分で思っている以上に気分が高揚しているのかもしれないなぁ……一回死んじゃうって普通はない体験だもんね。
「えと、その、実際どうなのかな? 堅砂くんと付き合ってたり――」
「ななな、ないないないないない、ありません」
私は全力で手を横に振って否定する。
「わ、わわわ、私はともかく、そんなの一くんに――失礼だからね、うん」
普通に名前呼びをしてしまったが、今更だし酒高さんならいいだろうと私はそのまま言っちゃいました。
酒高さんはそういうことを吹聴する人じゃないのは知っておりますから、ええ。
「私はともかく? 八重垣さんは付き合ってもいいって思ってるんだ」
「あ、いや、その、えと、その、言葉の綾でございます」
なんとなく恥ずかしくなって、私は手で顔を隠す。
そんな私に、酒高さんは珍しく意地悪げな笑みを向けた。
「えー? ホントに?」
「ほ、ホントです。
――わ、私はあんまり男の子が喜ぶような女子じゃないから、付き合わせるのは申し訳ないですし」
偏見かもしれないけど、同世代の男子は、私の趣味であるヒーロー系の創作から一歩引いてる人が多い気がする。
勿論好きな人はちゃんといるんだけど主流の流行りじゃないと思うし。
さらに言えば、どうせ語るのなら楽しく話せる相手が良いに決まってるよねぇ。
だから私のように暗めな女子だと敬遠されるだろう――そう思って言ったんだけど、何故か酒高さんは私の上から下までに視線を送った上で、何とも言えない表情を浮かべていた。
「う、うーん、イタズラした人達、多分八重垣さんのそういう所も引っかかるんだろうなぁ――」
「???」
「――あー、えっと。じゃあ、やっぱり2人付き合ってるわけじゃないんだ」
「う、うん。ただ、このマズい状況を良くする為に互いに協力し合おうって約束しただけだから。
名前呼びにつきまして――まぁ、その、事情がありまして。
でも、悪戯した人達が思ってるような理由じゃないのは間違いないから」
約束については伏せているわけではないので躊躇わずに話した。
酒高さんはそういう事を吹聴する人じゃないしね、うん(二回目)。
「そうなんだ――あれ、ってことは堅砂くんは名前の事了解してるんだよね?」
「うん。そういうのってやっぱりちゃんとしっかりバッチリ許可貰っとかないと」
「普通は名前呼びするのってそこまで硬い感じじゃないと思うんだけど――でも、そっか……あの堅砂くんが……なるほどぉ」
そう呟くと酒高さんはなんだか楽しそうな笑みを零し――途中でハッとした様子で咳払いした。
「――ごほん。
あー、えと、それで、どうするの? 誰がやったかを探してみる?
もしよかったら手伝うけど――」
「あ、ありがとう。でも……その、ご、ごめんね。
誰かを探すのは、いいかなって思ってる。
今はただでさえドタバタな状況だから――放置しようとは思わないけど、ガス抜きになるんならそれもいいかなって」
「八重垣さんはそれでいいの?」
ほんの少し強めの口調で尋ねる酒高さん。
怒ってくれている――心配してくれている事に心の中で感謝しながら、私は言った。
「被害が私だけならそれでいいかなって思う。
で、ででで、でも、他の誰か――レーラちゃんやこの部屋の両隣りの酒高さんや両里さんを巻き込むんなら断固とした対応を取るよ」
「うーん、なんでその憤りとか行動力を自分には発揮しないかなぁ――」
「な、なんというか、こういう時、私自分の事はあんまり気にならないんだ。
こんなだから、この間も一くんに怒られちゃったんだけど」
「……なるほど。ふふ」
「酒高さん?」
私の言葉で何かに納得したらしい酒高さんは、小さく苦笑して見せた。
「えと、どうかした?」
「ううん、なんでもない。
ただ――私が話を聴くって言っておいてなんだけど、この事は堅砂くんに相談するのが一番いいと思う」
「う、うーん、自分を好ましく思ってる女子のこういう行動を本人に話していいものかなぁ」
「それこそ、あの堅砂くんだから、冷静にかつ真剣に対応してくれるんじゃないかな」
「……それは確かに」
もし私達の推測が当たっていて、今回の事が一くんに好意を向けている女子によるものなら――彼はそういう事を一番怒りを覚えるんじゃないかな。
基本的に我関せずの彼だからこそ、自分を理由にして他の人に迷惑をかける事は許さないような、そんな気がした。
ただ、それはそれとして。
「じゃあ、いよいよとなったらちゃんと堅砂くんに相談してね?」
酒高さんがなんというか、どことなく、小さな子の初めてのお使いを見守っているご両親的な視線をこちらに向けているような気がががが。
いや、まぁ確かに良い解決策の一つも浮かばなかった私なので、そう見られてしまうのは当然ではある、のかもしれないですね、ええ。
ただ、それが一番良いだろう事、そして酒高さんが私を心配してくれているのは思いっきり伝わっております。
うう、私なんぞの事をこんなに心配してくれるなんて……酒高さん良い人過ぎです、ええ。
だから私はコクコクと素直に頷いてから言った。
「……うん、そ、そうさせてもらおうかな。ありがとう、酒高さん」
「どういたしまして」
「じゃ、じゃあ、次は酒高さんの番だね。訊きたい事って何かな」
そう問い掛けると、酒高さんは先程までの明るさから、ほんの少し光量を落としたような調子でこう言った。
「さっきの皆での話し合いの中で――八重垣さんはどうして、私の事を話さなかったの?
私が、皆の必要としてる『贈り物』を持ってるんだって」
部屋に入ってもらって、レーラちゃんを起こさないよう、少し離れた所で木製の椅子に座り合い向き合って、私達は話していた。
まずは私・八重垣紫苑の話から、という事になり、改めて簡単に状況を説明すると酒高ハルさんはそう言った。
「た、多分そうだと思う――確証はないんだけど」
「今日名前で呼んでたしね、1回だけだけど」
「……うう、やっぱり、気づく人は気づくんだね――」
気をつけてたつもりだったんだけど、ポロッと『一くん』と口にしてしまっていたのは自覚しておりました。
今日は正直色々な事があり過ぎて、自分で思っている以上に気分が高揚しているのかもしれないなぁ……一回死んじゃうって普通はない体験だもんね。
「えと、その、実際どうなのかな? 堅砂くんと付き合ってたり――」
「ななな、ないないないないない、ありません」
私は全力で手を横に振って否定する。
「わ、わわわ、私はともかく、そんなの一くんに――失礼だからね、うん」
普通に名前呼びをしてしまったが、今更だし酒高さんならいいだろうと私はそのまま言っちゃいました。
酒高さんはそういうことを吹聴する人じゃないのは知っておりますから、ええ。
「私はともかく? 八重垣さんは付き合ってもいいって思ってるんだ」
「あ、いや、その、えと、その、言葉の綾でございます」
なんとなく恥ずかしくなって、私は手で顔を隠す。
そんな私に、酒高さんは珍しく意地悪げな笑みを向けた。
「えー? ホントに?」
「ほ、ホントです。
――わ、私はあんまり男の子が喜ぶような女子じゃないから、付き合わせるのは申し訳ないですし」
偏見かもしれないけど、同世代の男子は、私の趣味であるヒーロー系の創作から一歩引いてる人が多い気がする。
勿論好きな人はちゃんといるんだけど主流の流行りじゃないと思うし。
さらに言えば、どうせ語るのなら楽しく話せる相手が良いに決まってるよねぇ。
だから私のように暗めな女子だと敬遠されるだろう――そう思って言ったんだけど、何故か酒高さんは私の上から下までに視線を送った上で、何とも言えない表情を浮かべていた。
「う、うーん、イタズラした人達、多分八重垣さんのそういう所も引っかかるんだろうなぁ――」
「???」
「――あー、えっと。じゃあ、やっぱり2人付き合ってるわけじゃないんだ」
「う、うん。ただ、このマズい状況を良くする為に互いに協力し合おうって約束しただけだから。
名前呼びにつきまして――まぁ、その、事情がありまして。
でも、悪戯した人達が思ってるような理由じゃないのは間違いないから」
約束については伏せているわけではないので躊躇わずに話した。
酒高さんはそういう事を吹聴する人じゃないしね、うん(二回目)。
「そうなんだ――あれ、ってことは堅砂くんは名前の事了解してるんだよね?」
「うん。そういうのってやっぱりちゃんとしっかりバッチリ許可貰っとかないと」
「普通は名前呼びするのってそこまで硬い感じじゃないと思うんだけど――でも、そっか……あの堅砂くんが……なるほどぉ」
そう呟くと酒高さんはなんだか楽しそうな笑みを零し――途中でハッとした様子で咳払いした。
「――ごほん。
あー、えと、それで、どうするの? 誰がやったかを探してみる?
もしよかったら手伝うけど――」
「あ、ありがとう。でも……その、ご、ごめんね。
誰かを探すのは、いいかなって思ってる。
今はただでさえドタバタな状況だから――放置しようとは思わないけど、ガス抜きになるんならそれもいいかなって」
「八重垣さんはそれでいいの?」
ほんの少し強めの口調で尋ねる酒高さん。
怒ってくれている――心配してくれている事に心の中で感謝しながら、私は言った。
「被害が私だけならそれでいいかなって思う。
で、ででで、でも、他の誰か――レーラちゃんやこの部屋の両隣りの酒高さんや両里さんを巻き込むんなら断固とした対応を取るよ」
「うーん、なんでその憤りとか行動力を自分には発揮しないかなぁ――」
「な、なんというか、こういう時、私自分の事はあんまり気にならないんだ。
こんなだから、この間も一くんに怒られちゃったんだけど」
「……なるほど。ふふ」
「酒高さん?」
私の言葉で何かに納得したらしい酒高さんは、小さく苦笑して見せた。
「えと、どうかした?」
「ううん、なんでもない。
ただ――私が話を聴くって言っておいてなんだけど、この事は堅砂くんに相談するのが一番いいと思う」
「う、うーん、自分を好ましく思ってる女子のこういう行動を本人に話していいものかなぁ」
「それこそ、あの堅砂くんだから、冷静にかつ真剣に対応してくれるんじゃないかな」
「……それは確かに」
もし私達の推測が当たっていて、今回の事が一くんに好意を向けている女子によるものなら――彼はそういう事を一番怒りを覚えるんじゃないかな。
基本的に我関せずの彼だからこそ、自分を理由にして他の人に迷惑をかける事は許さないような、そんな気がした。
ただ、それはそれとして。
「じゃあ、いよいよとなったらちゃんと堅砂くんに相談してね?」
酒高さんがなんというか、どことなく、小さな子の初めてのお使いを見守っているご両親的な視線をこちらに向けているような気がががが。
いや、まぁ確かに良い解決策の一つも浮かばなかった私なので、そう見られてしまうのは当然ではある、のかもしれないですね、ええ。
ただ、それが一番良いだろう事、そして酒高さんが私を心配してくれているのは思いっきり伝わっております。
うう、私なんぞの事をこんなに心配してくれるなんて……酒高さん良い人過ぎです、ええ。
だから私はコクコクと素直に頷いてから言った。
「……うん、そ、そうさせてもらおうかな。ありがとう、酒高さん」
「どういたしまして」
「じゃ、じゃあ、次は酒高さんの番だね。訊きたい事って何かな」
そう問い掛けると、酒高さんは先程までの明るさから、ほんの少し光量を落としたような調子でこう言った。
「さっきの皆での話し合いの中で――八重垣さんはどうして、私の事を話さなかったの?
私が、皆の必要としてる『贈り物』を持ってるんだって」
0
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

器用貧乏の底辺冒険者~俺だけ使える『ステータスボード』で最強になる!~
夢・風魔
ファンタジー
*タイトル少し変更しました。
全ての能力が平均的で、これと言って突出したところもない主人公。
適正職も見つからず、未だに見習いから職業を決められずにいる。
パーティーでは荷物持ち兼、交代要員。
全ての見習い職業の「初期スキル」を使えるがそれだけ。
ある日、新しく発見されたダンジョンにパーティーメンバーと潜るとモンスターハウスに遭遇してパーティー決壊の危機に。
パーティーリーダーの裏切りによって囮にされたロイドは、仲間たちにも見捨てられひとりダンジョン内を必死に逃げ惑う。
突然地面が陥没し、そこでロイドは『ステータスボード』を手に入れた。
ロイドのステータスはオール25。
彼にはユニークスキルが備わっていた。
ステータスが強制的に平均化される、ユニークスキルが……。
ステータスボードを手に入れてからロイドの人生は一変する。
LVUPで付与されるポイントを使ってステータスUP、スキル獲得。
不器用大富豪と蔑まれてきたロイドは、ひとりで前衛後衛支援の全てをこなす
最強の冒険者として称えられるようになる・・・かも?
【過度なざまぁはありませんが、結果的にはそうなる・・みたいな?】

転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!

無能と呼ばれた魔術師の成り上がり!!
春夏秋冬 暦
ファンタジー
主人公である佐藤光は普通の高校生だった。しかし、ある日突然クラスメイトとともに異世界に召喚されてしまう。その世界は職業やスキルで強さが決まっていた。クラスメイトたちは、《勇者》や《賢者》などのなか佐藤は初級職である《魔術師》だった。しかも、スキルもひとつしかなく周りから《無能》と言われた。しかし、そのたったひとつのスキルには、秘密があって…鬼になってしまったり、お姫様にお兄ちゃんと呼ばれたり、ドキドキハラハラな展開が待っている!?
Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――
金斬 児狐
ファンタジー
ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。
しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。
しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。
◆ ◆ ◆
今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。
あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。
不定期更新、更新遅進です。
話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。
※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

同級生の女の子を交通事故から庇って異世界転生したけどその子と会えるようです
砂糖流
ファンタジー
俺は楽しみにしていることがあった。
それはある人と話すことだ。
「おはよう、優翔くん」
「おはよう、涼香さん」
「もしかして昨日も夜更かししてたの? 目の下クマができてるよ?」
「昨日ちょっと寝れなくてさ」
「何かあったら私に相談してね?」
「うん、絶対する」
この時間がずっと続けばいいと思った。
だけどそれが続くことはなかった。
ある日、学校の行き道で彼女を見つける。
見ていると横からトラックが走ってくる。
俺はそれを見た瞬間に走り出した。
大切な人を守れるなら後悔などない。
神から貰った『コピー』のスキルでたくさんの人を救う物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる