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54 頼ってもいいけど頼り過ぎは良くないよね――しっぺ返しはお約束なので
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「結局依頼は達成できなかったけど――ちょっと状況は好転した、って事でいいのかな」
クラスのみんな――寺虎くん達を除く――が集まった食堂。
今日の出来事も含めた現在の状況について皆で報告し合った末、守尋くんが呟いた。
それに対し、一くんが渋い顔で異を唱える。
「何故そうなる」
「あー、その」
「あ、えと、わ、私の事は気にしないで話してくれていいから」
守尋くんがチラリと私・八重垣紫苑の方を見て言葉に詰まる様子から、少し前の事件についてなんだろうなぁと思う。
まあ正直口にし難い状況だし、うん。
まあ私的には心の整理も……まだ複雑だけど、大部分はついたから、気にしなくていいんだけどね。
だからそんな考えを伝えるべく、気持ち悪くならないように気を付けながら笑みを浮かべておきます……うぐぐ、ふ、普通に笑っているよね、多分。
それを見て守尋くんは何故か少し顔を赤くしつつ、謝罪の意味なのか、私に手を合わせてから会話を再開した。
……見てて恥ずかしくなるようなひどい笑みだったのだろうか――自然に笑うって難しいなぁ。
「その――八重垣さんの一件で領主の息子はこっちに手出しできなくなったんだろ?
だったら次は楽に依頼達成できるんじゃないかって思ったんだよ」
「確かに息子はそうだろうな。だが寺虎達はそうじゃない」
「は? アイツらはあのクソ息子からの依頼で――って、そうじゃなくてもするって言ってたわね」
そうそう、伊馬さんの言葉どおり、阿久夜澪さんが確かに言っていたもんね。
多分寺虎くんも同調するだろうねぇ。
寺虎くんがそうであれば彼と仲の良い二人も賛成するだろうし。
であるならば多数決でこちらへの妨害を希望する側に傾くんじゃないかな、うん。
「そういう事だ。
であるなら状況は正直楽観視できない――というか十中八九あいつらは関係なく妨害してくるだろう。
だが、次は勝つ」
「おお? 堅砂がそう言うって事は、勝つ算段が立ったって事だよな」
「少なくとも今回前面奴らならどうにかできる……そうだな?」
「え、うん、多分――私ができるわけじゃない対策で申し訳ないけど、どうにかできると思う。
寺虎くん達は『贈り物』に頼り過ぎてると思うから」
何事も『ある一つ』に頼り過ぎたり、傾きすぎたりはよくないよね。
私はそれを多少の実経験と、私の憧れたる正義の味方達の物語で学んでおります。
簡単に手に入った力に酔ってるとしっぺ返しはお約束ですからね、ええ。
「それを言えば俺達もだなぁ」
「あ、いやいやいや、そ、その、そういうわけではなくてでございまして――!?」
守尋くんの言葉に、誤解があったのではと少し慌て気味に声を上げる私。
その様子が面白かったのか、皆がクスリと笑みを零す―――皆様の潤滑油になれたなら幸いです……ちょっと恥ずかしいけど。
「ごめんごめん、冗談だよ。
八重垣さん達の戦い方、遠目からだけど見させてもらってたからね。
戦闘向きじゃない『贈り物』であれだけ戦えるの見たら、頼り過ぎは良くないなって思ったよ、うん」
「俺達の師匠は鬼のように、というか鬼だ。厳しいどころの騒ぎじゃないんでな。
得意な事だけに頼るような戦いは許さないんだよ」
私達を鍛えてくれているスカード師匠の鍛錬方針は、どんな時、どんな状況でも戦えるスタイルで確実に生還する、というのが主体だ。
だから私は魔法のみだけでなく体術や武器の使用について精進させてもらっているし、
一くんも魔術だけでなくしっかり身体を動かせるように鍛錬させている。
最終的には得意分野を封じられても、その際の8割の力を発揮できるように、というのが目標である。
それでいて得意分野もしっかりのばすように、という鍛錬もするので、鍛錬のいたちごっこで私達は得意も苦手も交えて全体的に強くなっている――と思う。
一《はじめ》くんはともかく、私は少し自信ないけどね。
「実際、そういうのがいいんだろうなぁ。
全部どうにかできる万能の力なんてそうそうないし」
「『贈り物』で全体的に強化されるお前がそれを言うとな――」
守尋くんの【心燃】は云わば全体超強化なので、鍛え方・状況次第では万能の力になるかもしれないからなぁ。
一くんのツッコミは納得ではある、うん。
「いやいや、それにしたって全部鍛えなきゃだろうしな。
今度俺もその人紹介してくれないか?」
「そうね、私もすごく鍛えてほしい」
守尋くんと伊馬さんの言葉を皮切りに、皆が俺も私もと手を上げるが――。
「う、うーん、しょ、紹介したいようなすべきじゃないような。
師匠の鍛錬は正直相当に厳しいよ……?」
「一応話すだけ話していいんじゃないか? 全体的な強化は悪い事じゃないしな――ふふふ」
うわぁ……一くんが悪そうな顔をしてるぅ……!
私でもなんとかついていけるから大丈夫……とは言い難いなぁ――どうにかこうにか意地でついていってるだけだし。
でも言葉の内容そのものは間違ってはないから否定も出来ないので、私は何とも言えない表情を浮かべるしかなかった。
その、なんというかごめんなさい。
もし皆がアレなことになった時は土下座します、はい。
「ああ、そうだ。その八重垣さん、一つ訊きたい事があったんだ」
「な、ななな、何かな、守尋くん」
「えっと、ちょっと訊き難い事なんだけど――死ぬって、相当辛かった?」
その言葉に、皆の視線が私に集まる。
ああ、そっか、死んだのは私がクラス初だからね。
そりゃあ気になると思う。
なので私は深く考え込んだ上で、私なりの感想を真剣に呟いた。
「私も相当辛いと思ってたんだけど――――その5億倍位辛かったよ、うん」
「そ、そう」
「5億倍はすごいな――」
でも、皆の表情は何とも微妙というか、今一つ伝わらなかったようだ。あれぇ?
「――五億倍は若干頭が悪そうな言語と数字のチョイスだと思うぞ」
「そんな真剣な顔でフォローされると割と凹むんですが、一くん……
でも、その、わ、わわ、私の表現はともかく、本当にキツかったから、皆なるべく死なないように気をつけてね、うん」
「そりゃそうだ。大いに気をつけるよ
ところで死後の世界ってどういう感じだったんだ?」
「俺も気になるな――傾向と対策を練りたい所だ」
「それは確かに。知らないと知っているじゃ雲泥の差だからね――八重垣、教えてくれ」
そうして守尋くん、一くん、河久くんの言葉から、私は暫し質問攻めされる事となった。
陰キャたる私はそんな状況に馴染めるはずもなく、私は言葉を返すのにただただいっぱいいっぱい&一生懸命でございましたよ。
――それゆえに、私は気付かなかったんだよね。
私を冷ややかに眺めていた、いくつかの視線に。
ううっ、陰キャのくせにクラスの人気者に絡んで、調子乗っちゃってマジすみません――!
クラスのみんな――寺虎くん達を除く――が集まった食堂。
今日の出来事も含めた現在の状況について皆で報告し合った末、守尋くんが呟いた。
それに対し、一くんが渋い顔で異を唱える。
「何故そうなる」
「あー、その」
「あ、えと、わ、私の事は気にしないで話してくれていいから」
守尋くんがチラリと私・八重垣紫苑の方を見て言葉に詰まる様子から、少し前の事件についてなんだろうなぁと思う。
まあ正直口にし難い状況だし、うん。
まあ私的には心の整理も……まだ複雑だけど、大部分はついたから、気にしなくていいんだけどね。
だからそんな考えを伝えるべく、気持ち悪くならないように気を付けながら笑みを浮かべておきます……うぐぐ、ふ、普通に笑っているよね、多分。
それを見て守尋くんは何故か少し顔を赤くしつつ、謝罪の意味なのか、私に手を合わせてから会話を再開した。
……見てて恥ずかしくなるようなひどい笑みだったのだろうか――自然に笑うって難しいなぁ。
「その――八重垣さんの一件で領主の息子はこっちに手出しできなくなったんだろ?
だったら次は楽に依頼達成できるんじゃないかって思ったんだよ」
「確かに息子はそうだろうな。だが寺虎達はそうじゃない」
「は? アイツらはあのクソ息子からの依頼で――って、そうじゃなくてもするって言ってたわね」
そうそう、伊馬さんの言葉どおり、阿久夜澪さんが確かに言っていたもんね。
多分寺虎くんも同調するだろうねぇ。
寺虎くんがそうであれば彼と仲の良い二人も賛成するだろうし。
であるならば多数決でこちらへの妨害を希望する側に傾くんじゃないかな、うん。
「そういう事だ。
であるなら状況は正直楽観視できない――というか十中八九あいつらは関係なく妨害してくるだろう。
だが、次は勝つ」
「おお? 堅砂がそう言うって事は、勝つ算段が立ったって事だよな」
「少なくとも今回前面奴らならどうにかできる……そうだな?」
「え、うん、多分――私ができるわけじゃない対策で申し訳ないけど、どうにかできると思う。
寺虎くん達は『贈り物』に頼り過ぎてると思うから」
何事も『ある一つ』に頼り過ぎたり、傾きすぎたりはよくないよね。
私はそれを多少の実経験と、私の憧れたる正義の味方達の物語で学んでおります。
簡単に手に入った力に酔ってるとしっぺ返しはお約束ですからね、ええ。
「それを言えば俺達もだなぁ」
「あ、いやいやいや、そ、その、そういうわけではなくてでございまして――!?」
守尋くんの言葉に、誤解があったのではと少し慌て気味に声を上げる私。
その様子が面白かったのか、皆がクスリと笑みを零す―――皆様の潤滑油になれたなら幸いです……ちょっと恥ずかしいけど。
「ごめんごめん、冗談だよ。
八重垣さん達の戦い方、遠目からだけど見させてもらってたからね。
戦闘向きじゃない『贈り物』であれだけ戦えるの見たら、頼り過ぎは良くないなって思ったよ、うん」
「俺達の師匠は鬼のように、というか鬼だ。厳しいどころの騒ぎじゃないんでな。
得意な事だけに頼るような戦いは許さないんだよ」
私達を鍛えてくれているスカード師匠の鍛錬方針は、どんな時、どんな状況でも戦えるスタイルで確実に生還する、というのが主体だ。
だから私は魔法のみだけでなく体術や武器の使用について精進させてもらっているし、
一くんも魔術だけでなくしっかり身体を動かせるように鍛錬させている。
最終的には得意分野を封じられても、その際の8割の力を発揮できるように、というのが目標である。
それでいて得意分野もしっかりのばすように、という鍛錬もするので、鍛錬のいたちごっこで私達は得意も苦手も交えて全体的に強くなっている――と思う。
一《はじめ》くんはともかく、私は少し自信ないけどね。
「実際、そういうのがいいんだろうなぁ。
全部どうにかできる万能の力なんてそうそうないし」
「『贈り物』で全体的に強化されるお前がそれを言うとな――」
守尋くんの【心燃】は云わば全体超強化なので、鍛え方・状況次第では万能の力になるかもしれないからなぁ。
一くんのツッコミは納得ではある、うん。
「いやいや、それにしたって全部鍛えなきゃだろうしな。
今度俺もその人紹介してくれないか?」
「そうね、私もすごく鍛えてほしい」
守尋くんと伊馬さんの言葉を皮切りに、皆が俺も私もと手を上げるが――。
「う、うーん、しょ、紹介したいようなすべきじゃないような。
師匠の鍛錬は正直相当に厳しいよ……?」
「一応話すだけ話していいんじゃないか? 全体的な強化は悪い事じゃないしな――ふふふ」
うわぁ……一くんが悪そうな顔をしてるぅ……!
私でもなんとかついていけるから大丈夫……とは言い難いなぁ――どうにかこうにか意地でついていってるだけだし。
でも言葉の内容そのものは間違ってはないから否定も出来ないので、私は何とも言えない表情を浮かべるしかなかった。
その、なんというかごめんなさい。
もし皆がアレなことになった時は土下座します、はい。
「ああ、そうだ。その八重垣さん、一つ訊きたい事があったんだ」
「な、ななな、何かな、守尋くん」
「えっと、ちょっと訊き難い事なんだけど――死ぬって、相当辛かった?」
その言葉に、皆の視線が私に集まる。
ああ、そっか、死んだのは私がクラス初だからね。
そりゃあ気になると思う。
なので私は深く考え込んだ上で、私なりの感想を真剣に呟いた。
「私も相当辛いと思ってたんだけど――――その5億倍位辛かったよ、うん」
「そ、そう」
「5億倍はすごいな――」
でも、皆の表情は何とも微妙というか、今一つ伝わらなかったようだ。あれぇ?
「――五億倍は若干頭が悪そうな言語と数字のチョイスだと思うぞ」
「そんな真剣な顔でフォローされると割と凹むんですが、一くん……
でも、その、わ、わわ、私の表現はともかく、本当にキツかったから、皆なるべく死なないように気をつけてね、うん」
「そりゃそうだ。大いに気をつけるよ
ところで死後の世界ってどういう感じだったんだ?」
「俺も気になるな――傾向と対策を練りたい所だ」
「それは確かに。知らないと知っているじゃ雲泥の差だからね――八重垣、教えてくれ」
そうして守尋くん、一くん、河久くんの言葉から、私は暫し質問攻めされる事となった。
陰キャたる私はそんな状況に馴染めるはずもなく、私は言葉を返すのにただただいっぱいいっぱい&一生懸命でございましたよ。
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