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一章:学園の闇
謎の同級生 07*
しおりを挟む「ぅあああぁぁあっ! いたっ、いたいよ、イツ! やめっ、やめっ」
「ひっははは! よくなるよおぉお! 昇天しちゃうおぉお。真哉ぁあっ!」
痛みしか感じない。
入ってきた人差し指がぐいぐいと曲がったり、ぐりんと回されたりする。
痛い筈なのに、真哉の陰茎はとろとろとよだれをたらしながら存在を主張していた。
薬の効果なのか、頭がぼんやりとする。
体が燃えるように熱かった。
じゅぼん、と指が抜けて、代わりに指よりも質量があり堅いものが触れた。
十分に慣らされていないアナルを押し退けて、佚のペニスが入ろうとする。
真哉の手が何かを掴もうと動くも、冷たいコンクリートの上だ。
掴めるものなどなかった。
めりっ、と音がしたかと思えば、ずんっと佚の腰が進んだ。
亀頭がめり込んでいる。
ずっずっ、と更に奥に入れようと、佚の腰が揺れた。
真哉のアナルからは血が滲んでいる。
「ぃっあっ、ひっいぃい、いつ、ダメっ、いやっ、いぁっあ」
痛い筈なのに、麻薬で無理矢理に快感を与えられ、真哉はおかしくなりそうだった。
イヤイヤと首を横に振り、佚の背中に手を回す。
「……っんや! し、んや。好きだ、好き」
一瞬、佚の理性が戻ったかのように思えた。
耳元で熱い吐息が掛かる。
「佚っ! もっ、め! 出ちゃっ」
「……っ……」
真哉のペニスから白濁の液が迸った。
真哉の肛門がぎゅうぅぅと締まる。
その衝撃に佚も、真哉の中に精液を放った。
どぴゅっどぴゅぴゅ、とペニスが微動しながら吐き出す性が、真哉の内壁にぶつかる。
真哉は其れにさえ感じ入り、目元を染めて体を震わせた。
「しんっ、やあぁあ! あは、ははっ、は」
ぢゅぼ、とペニスが抜け出ていく。
アナルの隙間から、とろぉ、とザーメンが垂れる。
その様に、佚はずっと笑っていた。
狂ったように笑い続けていた。
* * * * * *
がばっ、と体を起こす。
声にならない悲鳴が口を出ていた。
額には汗がびっしょりと浮かんでいる。
息も乱れ、肩が上下していた。
焦点も合ってはいない。
嫌な夢を見た。
親友に無理矢理犯された時の夢だ。
体内に同じ男の性器を挿入され、精液を注がれた。
何よりもショックだったのは、自分も果ててしまったこと。
嫌だった。
それなのに、薬で体がおかしかったとは言え、男に犯され達したのだ。
死にたくなる程の屈辱だ。
真哉は頭を抱えて嗚咽を漏らす。
体を抱き締めた。
がたがたと震えている。
親友に負わされた傷は未だに癒えない。
こうして思い出してしまう。
当の本人は死んでしまったと言うのに。
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