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一章:傲慢王子は呪われ奴隷を飼う
奴隷と水浴び 16*
しおりを挟む「出せばいいだろ?」
熱い息を吐き出したシヴァの動きが更に激しくなり、掴んでいる腕に爪を立てていた。
「やっ、水が、っ、汚れ、る……だ、め、っ、それは、だめ! ぁ、あ、っ、あつ、い……王子の、あつくて、っ、っ、変、に……なっちゃ、っ!」
抗議するように立てた爪で皮膚を引っ掻くも、メシアの腰は無意識に揺れてしまう。
シヴァの手に不規則な力で扱かれ、陰茎同士が擦れ合う快感に思考が働かない。
強まる射精感に亀頭をシヴァの先端に押し付けていた。
びくんびくん、と体躯は痙攣し達することしか考えられなくなる。
それでも泉の中で吐精するのだけは嫌で、唇を噛み締めて必死で本能に抗う。
「……そんなに嫌か? もう限界だってココは言ってるが?」
ぐり、と濡れた鈴口に爪が食い込む。
普段ならば痛みを感じるだろう行為に、この時はその痛みすら快感になっていた。
とろり、と粘度の高い液が溢れてシヴァの手を汚す。
「やっ、も……っ、いじわる、ッ、すんな! おねが、っ、中は、やだ」
懇願しながらも自身を追い詰めてくる男を非難するように頭で何度もシヴァの胸を叩いた。
彼は息を詰めると、ゆっくりと呼気を吐き出す。
ふっ、と笑い、メシアの脇に手を差し入れた。
体が持ち上がり、ざばり、と水から出た体躯は、岸辺に横たわる形で落ち着く。
膝から下だけが泉に浸かっている。
立ち上がった司破も岸辺に上がり、メシアの上に押し掛かり、下半身を密着させた。
「これで心置きなくイケるだろ?」
「ひっ、……ぃあ、ぁ、っ、ん、っ、ゃめ、っ、や、だあ、っ」
また陰茎同士が擦れ合い、互いの先走りが混ざり、ぐちぐち、と卑猥な水音を立てる。
水の中でするよりも、逸物の熱さや形をより鮮明に感じる。
二本の雄芯を握り込む大きな手に先端を嬲られながら腰を動かされ、メシアは堪え切れない射精感を抑え込むことが出来ない。
「あっぁ、あぅ、あ、ぁ、でちゃ、っ」
ふるふる、と首を左右させる度にキノコのようなフォルムの髪が揺れ動く。
びくびく、と真っ赤に膨らんだ亀頭が微動し、鈴口からは白濁液が飛び散った。
シヴァの手と腹を汚し、自身の腹や胸にも掛かる。
「沢山出たな。処理ちゃんとしてんのか?」
「ひぅ、や、っ、もっ、おわ、っ、て、よぉ」
ダラダラと精液を垂らす陰茎をシヴァの硬い男根に刺激され泣き言を漏らせば、腰を振る男に笑われた。
ひくつく先端を人差し指に弾かれ、背を反らし身悶える。
「自分だけスッキリして終われる訳ないだろ。俺はまだイッてない」
メシアの吐き出した精を塗り付け更に激しく扱かれた。
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