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一章:覚醒した悪魔
エスの目覚め 15*
しおりを挟むどくどく、と脈打つ肉欲は更に膨らみ、男の直腸を圧迫する。
「あはは、はは、っ、血が滲んでる。あー、どうしよう。めちゃくちゃに痛め付けたいなあ。ナイフで切り刻んだら、どんな声で鳴いてくれますか? 一本づつ指を切り落とすのも愉しそうですね。あー、どうしよう。犯すだけじゃなく、もっともっと、陵辱の限りを尽してしまいたいなあ。そうしたら、僕は……」
口の中に広がる若干の鉄の味に興奮が最高潮に達する。
容赦なく腰を力任せに打ち付けると、ぱつんぱつん、と肉がぶつかる音が響いた。
五体満足の肉体を故意に欠損させる行為は許されることではないだろう。
禁忌だと思えば更に強く犯したくなってしまう。
純を支配する邪な感情は、本人ですら完璧には認識できず、ただただ他人の権利を握り潰し、壊れていく様に興奮を覚えている。
今は欲求を満たすことしか考えられなかった。
「ねえ、先生。指ぐらいなら、死んだりしませんよね? 少しだけ、一本ぐらい、いいですよね?」
想像しただけではち切れそうになる欲望を、ずるり、と雄膣から抜き、磔台まで移動すると下に転がるナイフを掴んだ。
はあはあ、と興奮に息を荒くしながら逃げようと襖を開ける三條の肩を掴む。
「ああ、先生」
放たれた襖の向こう側に勢い余り転がる三條の体躯を押さえ付け、尻の狭間に滾って膨張した怒張を押し当て、力任せに捩じ込んだ。
「ひっ、っ、ぃあ、っ、ぐっ、ぅ、う」
苦痛に満ちた呻きが純の興奮を更に高めていく。
俯せで床に爪を立て前に這い出そうと藻掻いている三條の髪を掴み上に引き上げる。
刃先を頬に、ぴたり、と宛てると「いやだあ!」と泣き叫び、連動するかの如く直腸が、ぎゅう、と締まった。
あまりにも惨めに喚く姿にも煽られ、堪らずに純の雄は果ててしまう。
「あっ、……っ、ああ、先生。そんなに締めて、怖いんですね。可哀想に」
鈴口から白濁液を吐き出す度に、ビクンビクン、と体躯が痙攣し、その拍子に三條の頬をナイフが掠め血が垂れていく。
皮膚を走った痛みにナカがひくつき、射精している肉欲を、ぎゅむぎゅむ、と締め上げる。
腰を振り立て最後の一滴まで残らずにゴムにと吐き出し、ゆっくりと体を引いた。
ずるり、と陰茎を抜き、呆然としている三條の尻を高く上げさせ、尻たぶをナイフで叩く。
「自分で開いて処女喪失した雄穴を見せて下さいよ」
ニタニタと笑いが止まらない顔で太腿の付け根に刃を食い込ませた。
一筋の血が流れ、三條の口から小さな悲鳴が漏れる。
緩慢な動きで伸びてきた手に尻が左右に開かれ、後孔が晒される。
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