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一章:秘められた情事
パパのお注射 03*
しおりを挟む頭が理解する前に、窄まりに湿った感触を感じた。
ぺちょぺちょ、と舐める音が耳に届き、はじめて汚い場所を舌で解されていると気付く。
舌先が襞を刺激する度にひくついてしまうのを自覚すると羞恥に涙が止まらなくなる。
ちゅぷり、と舌先が穴を抉り、中にと入り込んだ。
気持ち悪さに腰が跳ねれば、パパの手に押さえられてしまう。
「きっ、もち、わる……いよお」
身を左右に揺らし嫌がると、片手が会陰を撫で上げ、そろり、と未成熟な性器にと触れた。
くにくに、と揉みしだく合間に、中で舌が蠢いていく。
「ひっ、ぃ……ぁ、や、ゃ、ぁ」
肉襞を嬲る肉厚な舌が、徐々に奥にと侵入し、気持ち悪さの中にも、じんわりと体が熱くなる感覚を覚えた。
ぴょこり、と上を向く小さな雄芯をパパの大きな指先に摘まれ上下に扱かれる。
ずくん、と腰を直接襲う快感に目を見張った。
ただただ恐怖に体が震えてしまう。
まだ幼い僕には、快感がヤケに恐ろしく感じられたのだ。
まるで自分ではない自分になってしまうようで、その感覚が嫌だった。
「はぅう、パッ、パ、ダメぇえ」
必死で訴えてもパパの動きは激しくなるばかりでやめる気配もない。
僕は涙を流してされるがままに体を嬲られる。
舌で拡げた秘部に節膨れた指が一本侵入してきた。
その太さに息を詰めても責苦は止まらない。
軽く抜き差しした指は一度抜けて質量を増やして戻ってくる。
二本の指が狭い肉壁の隙間を抉っていく。
感じたこともない圧迫感と異物感が直腸を行き来し、僕はただ苦しい息を吐き出すしか出来なかった。
はふはふ、と犬のような呼吸を繰り返す。
性急に拡げられる内部が異物を押し出そうと蠢く度に指の形を意識してしまう。
別々の動きをみせる二本の指に、ぐい、と中を拡げられる感覚に、ひぅ、と息が漏れた。
徐々に柔らかくなっていく媚肉に、ぐちゅり、と音を立てながら指が抜けていく。
ひくん、と震える僕を見下ろして笑うパパの顔は意地悪く歪んでいる。
「口開けろ」
唐突に命令口調で告げられ、僕はおずおずと口唇を開いた。
パパの手が足首に引っ掛ったままのブリーフパンツを引き抜く。
茫然とその様を見ていた僕の口内に、丸められたパンツが突っ込まれた。
「ふぐっ!?」
驚いて舌で外に追いやろうとするも上手くいかず、ただただブリーフの布地を濡らすだけに終わる。
ひたり、と先程まで指を呑み込んでいた秘処に硬いモノが宛てがわれた。
ぐぬぅ、と異物を拒もうと収縮する襞を掻き分けて、その熱くて硬い太さのあるモノは侵入を進める。
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