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一章:可愛いキノコ、愛しい殺人鬼
凹凸の巡り合わせ 10*
しおりを挟むバンツの合わせ目から屹立を取り出し頬擦りすると、司破を見上げて、シ、ヨ、と囁いた。
「そういうの、何処で覚えてくんだよ。キノコの癖に」
面白くねえ、と呟いて明紫亜の頭を掴み、彼の口唇に亀頭を押し付ける。
ゆるゆると明紫亜の唇が開いていく。
覗いた舌が先端をチロリと舐めた。
チロリ、チロリ、と仔猫のように舌を這わせる。
焦れったく柔い刺激にしかならない。
「もっと、口開けろ。やる気あんのかよ」
明紫亜の目が大きく見開いて、司破を下から窺った。
彼はくちゃり、と唇を舐めて湿らせると、徐ろに亀頭を舌で包む。
くちゅ、くちゅ、と水音を立て先端からカリへと下降し、カサの中まで綺麗に丹念に舐めていく。
悪戯に笑んで、明紫亜は竿を下から上へと舐め上げた。
上目遣いで熱に浮かされた視線を司破に送る。
「おまっ、えな! 気道突いてやらねぇぞ」
司破が腰を引き、逸物を明紫亜から遠ざけようとすれば、ヤダー、と彼は声を張り上げて、今まで舐めていたものを掴んだ。
明紫亜の唇が大きく開かれて、司破の亀頭はその中にと消えていく。
亀頭を舐め回しながら、奥に奥にと呑み込み、喉の最奥に先端が当たる。
「んがっ、ぁがっ、ぐっぁ、んぐっ、っ、んぐぐ、っ、っ」
司破の屹立が、空気の通り道を塞ぐように、ぴたりと、喉ちんこにくっつく。
そして、そのまま司破の腰が動き始める。
これ以上進まないのに頭を押さえ込まれ、ぐっぐっ、と押し込まれる感覚に、ひぐっ、と呻き、それでも明紫亜は熱くなる体をどうにも出来ずにいた。
空気は殆ど遮断され、酸欠のようにクラリと眩む中、がっがっ、と喉奥を打ち付けられる。
苦しくて苦しくて、このまま喉を抉じ開けられ、司破の逸物に貫かれて死ぬのだと、認識した途端、堪らない快感が全身を巡った。
頬が上気し目頭が熱くなる。
目が潤んで視界が霞んだ。
既に興奮して勃ち上がっていた愛しい息子が解放を訴えてくる。
早くイカせて、と目線だけ上げ、明紫亜を快感に引き摺り込む鬼畜に潤んだ瞳で訴えた。
「イケよ、変態」
いつものように意地悪く囁かれて、一段深く強く、それこそ喉が破けると思うぐらいの衝撃を喉奥に感じ、キツく目蓋を閉ざし、明紫亜は体を何度もビクつかせてパンツの中に精を放つ。
もう一度強く、奥を叩かれて、司破の欲望も放たれた。
んむぅ、はぅう、と屹立に犯された口の隙間から、ダラダラと精液を垂らし、焦点の合わぬまま、ずるりと口から男根が抜けていく。
「ぁ、……汚れちゃったー。ティッシュ下さい」
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