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 誰にも教えてあげない④

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ドチュンッ、ドチュ、ドチュッ、ドチュ、ドチュッ
グポッ、グポッ、グポッ
ブシャァッ


「~~~~ッ゛、ひっ、アア゛ッ゛!……っん゛、っぁ、ひぃ、…っぐぁ」
「ッハァ…また突かれながら漏らして……ハハッ、本当に可愛いな」
「ッヒ、ァ……ひゃっ、ぁあ゛……ッッ゛!」

互いの体を濡らす潮をまた指で拭って舌に擦りつけるように舐めあげる。
その間、腰の動きは一切止まない。

「ッ゛~~~、ま……ってぇ……ィイ゛ッ…ひゃか、らぁ…!」
「あぁ、知ってるよ。イキながらイッてるもんな?アンナのナカがずーーーっと、痙攣してる」
「ハッ…ひぃ……ッンン゛…ぅあっ、……ヒァ゛あ゛っ!」

イッたと伝えても、待ってとお願いしても、泣き叫んでも、レナード様は止まってくれない。
それどころか溢れ出た愛液と白濁液が混ざった液体で濡れた花芯をクニクニと捏ねだし、どこまでも私を堕としにきた。

「~~~ッ゛ッ゛……でちゃっ……ッ゛、出ちゃ、ぅっ……またィっちゃ…ィ゛くっ……イグッ、…~~っっ」

苦しみ喘ぐ私を恍惚に見下ろし、律動は止むどころかスピードを速め、花芯を捏ね、しまいには尖りっぱなしの乳首も捏ねだした。
何の抵抗もできるはずもなく、ただ喘ぎ、ただ泣いて、ただただ愛された。

「レナッ…レナァ、さまぁあ……っ!ぁっ、…アァ!」
「あぁ、俺のアンナ。俺だけのアンナ。愛して止まない、愛し尽くしたい、愛し潰したい、愛し壊したい………俺のアンナ」
「うぅ゛っ、…は、……ンン゛~~~」
「アンナ。…俺だけを見て、俺に愛されて、もっと俺に堕ちてきて、俺で満たされながら、―――俺から逃げずに、一生俺に囚われて……イッて?」



囁き落とすようなその低い声に、涙した。



この世の愛と甘さを濃縮に濃縮したような、そんな声を一身に浴びて絶頂する、快感。


こんなものを浴びさせて、逃げようなどと思うわけがない。
これはこの世でただ1人、私だけの快感。


誰にも言ってあげない。
誰にも教えてあげない。
誰にもあげない。


汗と、色と、艶と、淫と、熱に濡れたレナード様を、絶対に誰にも渡しなどしない。





「イ゛グッ!ぉっき、ぃの……きちゃ、ぁああ……ッヒッ、……っ!ィク、イッ……ィイ、ちゃぁあ゛……ッ゛、―――~~~~ッ゛ッッ゛!!」
「……っぅ、ぐ」


頑健な体を挟み込む脚の力が強まって、丸めた爪先がシーツを滑る。

法悦の余韻を色濃く残すようなキスが襲い、大して動きもしない舌を絡めとられては飽くことなく子宮が締まる。

臍下が、胎の奥が熱く、どことなく重い。
そして瞼も、ひどく重い。


だけど寝るのが惜しいと思うほど濃い快感の余韻に揺蕩ってしまう。








「アンナ、眠いか…?」
「ん、ぅん…」
「いいよ、眠っても。それともまだ俺としたい?」
「レナ…さ、ま…と、……ぉしゃべり、した、ぃ…」
「あぁ、もう。なんでこんな可愛いんだ…。アンナ、俺たちはずっと一緒にいるんだから起きたあとでもおしゃべりできるよ?だから今は眠りな?」
「…、ん」

濃い眠気をさらに増やすようにレナード様が私を抱きしめながら頭を撫でてくる。

「アンナ、裸のまま俺も一緒に眠ってもいいか?」
「…ぅん」
「アンナが眠っている間に体を拭いてあげてもいいか?」
「…ぅん」
「アンナが眠っている間もこのまま体を繋げてていいか?」
「…ぅん……ぇ?」
「アンナの体を拭く前に、また体を舐めてもいいか?」
「……ダメ、です」
「舐めるのはダメか…」

舐めるだけじゃなくてもう1つ前のもダメ、と言いたいがあまりに眠すぎてもう口が回らない。
あぁ、もうなんでもいいや。
レナード様の好きにされて体がどうなろうとも、それは起きたときの自分に任せよう。


微笑みながらフワリとキスをしてくれたレナード様の顔をゆっくりと瞼を落としながら見て、そのまま意識を手放した。







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