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 誰にも教えてあげない③

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「ンゥ~~っ、…っふ……ッ、ん゛……ンゥ」

先程の自分の動きはまさに児戯であったと示すように、パンッパンッと激しい肌膚の音が鳴る。
乳頭を押し潰しながら胸をもみくちゃに揉まれ、もう何がなんだかわからない。
舐められ吸われ、揉まれ潰され、擦られ圧され、途方もないような快感が恐ろしくなる。

「ヒャッ、ぐぅ……ッヒ、ア……ッア゛ア゛……ンンゥッ」

溢れる涙が頬を伝って口内に入り、交わる舌に絡めとられる。



――――そのときだった。




ゴリッ




「――――~~~~ッ゛ッ゛ッ゛!?」



子宮から胸まで熱杭で突き刺されたのではないかと思うほどの衝撃が走り、思わず舌を吸われながら声なき声を上げた。
目を開けているのに目の前にあるライムグリーンに焦点が合わず、パチパチと弾けるような錯覚と、排泄感にも似た快感が鳩尾から下に揺蕩っている。

ねっとりとしたぶ厚い舌が私の口から離れていき、各々の舌先を繋ぐ粘糸が音もなく消えた。

「ハアァ……ハッ、ハァ……ッ、ん、ハァ……」
「ッハハ」

だんだんと焦点は戻ってきてはいるがまだ快復しきっていない。
さっきの快感の余韻が色濃く残っていて、ピクッ、ピクッと体を痙攣させてしまう。――――すると何故か、自分の体とレナード様の間にひどく濡れた感触を覚えた。

「アンナはしょうがない子だな…」
「っん、…ぇ?」
「俺の腹にこんなに漏らすだなんて………なぁ、アンナ」
「っひゃ」

またもや反転する視界。
そしてこの数時間で見慣れてしまったレナード様を見上げる光景にはしたなくも子宮が疼いた。

「そんなにさっきのところ、…よかった?」
「え…?」
「ほら、ココ」
「ヒャアア゛ッ゛」

またもや自分の内臓から響くゴリッとした音と貫かれるような快感に目を見開いた。
自分でも知り得なかった自分の弱点を、レナード様はたった1回で完璧に覚えてしまったらしい。今からそこを刺激され続けてしまうのか、――――そう思うと恐怖にも似た悦びを感じた。

そんな私をドロリと昏い笑みを浮かべて見つめるレナード様が、私のせいで濡れた腹に指を這わせそれをペロリと舐めた。
少々偏った性知識を身に着けているために、初めての経験だが自分が何を漏らしてしまったのか、そして今レナード様が何を舐めたのかわかっている。

「まさか初めてのアンナが潮を噴いてしまうだなんて…」
「…っ、…レナァ、ドさま……ご、めんなさ」
「なぜ謝る?俺は嬉しいんだよ。こんなにも悦び溢れているんだ。あぁ…俺のアンナはなんて素晴らしい…。そろそろも切れるころだし、一度これで終わりにしようと思っていたのにここで煽ってくるとはな…。アンナ、最後までトぶなよ?」
「へ……? ――――ンヤァァ゛ッ゛!!?」




予想していた私の弱いところをまたゴリッと押し潰された後はもう、快楽地獄だ。





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