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安心ってなんだろう…②
しおりを挟む「それにあのまま寝かせるには流石にかわいそうだと思ってな。起きたとき体がベタベタなのは嫌だろ?」
「えっ!私、そんなに汗かいてました?すみません…」
処女を派手に食い散らされたとしても気持ちはまだ処女のときと同じ。
好きな人の前で汗まみれだったであろう自分を恥ずかしいと思うのは当然だろう。
だがレナード様は何故今私が謝ったのかさっぱりわかっていない様子だ。
「汗で濡れたアンナの体を俺がたくさん舐めたからそれでベタベタだったんだよ。ほんとはもっと舐めたかったんだが体が冷えてしまうのはよくないと思ってな」
「あぁ、レナード様が舐めたか、ら………ぇ、え?な、舐め……え?」
思わず振り返ったというよりほぼ真上にあるレナード様の顔を見上げたが、当の本人は「何か?」という涼しい顔をしている。
ちなみにこの間、胸を揉む手は止まっていない。
「ん?どうした?」
「え、いや、どうしたじゃなくて……え、あの、汗、な、舐めたんですか……?」
「愛する女性の体液なんて舐めるに決まってる。安心してくれ。アンナの体は隈なく舐めたよ」
「安心ってなんだろう……」
「意識があった時だって俺はアンナの体を舐めていたじゃないか。今さら何をそんな驚いているんだ?キスをすれば唾液も舐めるし、皮膚を舐めれば汗だって舐める。第一俺はアンナの愛液だって喜んで舐め……」
「うわああぁぁ!へ、変なこと言わないでくださいよ!あと胸揉みすぎ!!」
「アンナにずっと触れていたいんだ。そしてアンナの胸はとても気持ちいいから自ずとここに手が伸びてしまうのは仕方ないことだと思わないか?」
「さっきは特殊性癖なんてないって言ってたけど、レナード様は胸フェチですよね…」
「アンナのだけな。確かに特殊性癖はないが強いて言うならめちゃくちゃ甘やかしたいとは思っている。だが初めてだったからかなかなか思うようにいかなかった。甘やかすとはなかなかに難しいものだな。もっともっとアンナをグチャグチャにしてあげたいというのに…もっと上達するから楽しみにしてくれな?」
「それはもう立派な特殊性癖なのでは…。レナード様って結構エッチですよね」
現に胸を揉む手は一切止まらないし。
緩すぎる快感と一緒にお風呂に入っているということもあって、エッチで気絶したというのになんだか変な気分になってきてしまったじゃないか。
というかさっきのエッチが思うようにできなかったって…。
レナード様が思うように出来たら私死ぬんじゃなかろうか…。
「俺を清廉潔白な男とでも思っていたのか?生憎俺は普通の男で、そして普通の男というのは大抵エロいものさ。他の男と違う点は俺はアンナにだけ欲情するってことだけだ」
「い、今まではどうしてたんですか…?」
「普通に性欲はあったよ。だがアンナに対するような滾った思いにもなったことはないな。今思えばあれは性欲というよりただの生理現象だったんだろう。だからアンナ。俺がこれまで溜めてきた性欲にアンナへの想いをたっぷり加えるから思う存分ぶつけてもいいだろ?」
「いいけど……でもさっきいっぱいぶつけられて気失ったんですけど…」
「だが全然足りない。これっぽっちも足りないんだ。もっとアンナを愛したい。俺の全力の愛情をぶつけようと思ったのにアンナがあまりにも可愛すぎて愛情が増してしまった。これじゃあ追いつかないな。可愛すぎるのもほどほどにしてくれ」
「なんかごめんなさい…?」
「可愛いから許す」
レナード様の言葉が自分にはあまりにもキャパオーバーすぎる。
でも嬉しい。
嬉しすぎて思わず胸を揉む大きな手に自分の手を重ねた。
「ほら、そうやってすぐ可愛いことを。煽っているのなら大いに受け入れるぞ」
「あ、煽ってはいないですけど…でも、レナード様にもっと触れたいなって思って…」
「それを煽っているというんだ。俺もアンナに触れたいよ。こうしてアンナを抱きしめている今ももっとアンナに触れたい。だからもっとたくさん触ってもいいか?揉み足りないし触り足りない。……こことか」
「ヒやぁッ!」
自分の甲高い声が浴室に反響し、思わず口を塞いだ。
温かいお湯に浸かってふやけた乳首を突如として摘ままれたのだ。それまで乳首を触れずに揉まれていたから急に齎された強い刺激に体が過剰に反応してしまった。
口を塞いだ私を揶揄うように笑って、乳首を摘まんだままねっとりと耳を舐め責めてきた。
「ヒッ…ャ、ァア、っ……待っ、…レナ、ァ…さまぁ……」
「アンナのその蕩けた顔、すごく可愛い。あ、硬くなってきた」
「ンン~~~っ、……ヒ、ぁっ…、んぅ」
「ココ、好きだもんな?」
乳首を親指と中指で摘ままれながら、人差し指が先端を引っ掻いてくる。
その刺激がくすぐったいような、気持ちいいような、とにかくたまらない気持ちになってしまう。
そして先程自分を貫いていたものがお尻に当たっている。というより当てられている。
「レ、レナぁ…さ、まっ……き、もち、ぃぃ…ッハゥ…」
「うん。気持ちいいな。ほらもっと触ってあげる」
「ハャァッ……ッンア、……ん、っむぅ」
声が響く。
室温だけじゃない何かが浴室の温度を上げている。
さっきまで処女だったのに。
先程気を失うほどシたのに。
まだ少し体が怠いのに。
胸だけじゃダメ。
胸だけじゃイヤ。
さっきみたいに奥の奥まで侵入して、私を快楽に引きずり込んでほしい。
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